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日本における女性インナーウェアについての考察

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Presentation on theme: "日本における女性インナーウェアについての考察"— Presentation transcript:

1 日本における女性インナーウェアについての考察
塚田ゼミナール Eチーム 桑名宏美  平塚佳子 和田江梨子  杉山千尋  谷亜沙子  上野和子 2019/2/24

2 目次 ・はじめに ・第1章 日本のインナーウェアの歴史 ・ 和装から洋装へ ・第2章 ワコールの市場創造 ・ 現在の業績 ・ 成功戦略
・第1章 日本のインナーウェアの歴史    ・ 和装から洋装へ ・第2章 ワコールの市場創造    ・ 現在の業績    ・ 成功戦略 ・第3章 現代の日本における女性インナーウェアに       ついての考察    3-1 アンケートからの考察    3-2 フランスの下着との比較による考察    3-3 現代日本女性の「外見重視」主義    3-4 結論 ・おわりに 2019/2/24

3 はじめに…研究の動機など 平成16年度のブラジャー出荷枚数6653万枚 ○市場はワコールの手によって創造された。
○女性用インナーウェアは、日常着として定着している。   市場規模  7670億円   平成16年度のブラジャー出荷枚数6653万枚 ○市場はワコールの手によって創造された。  →多くの企業が参入してきた市場において未だ圧倒的なシェアを誇っている。 2019/2/24

4 はじめに…研究の動機など ○このような現状において、インナーウェアについて消費者である現代女性はどのような意識を持っているのだろうか?
  それは正しい理解であるのだろうか? 日本においてインナーウェアどのように推移していったかをまとめ、さまざまな分析から現代女性のインナーウェアに対する意識を調べる。 私たちの考える、日本におけるインナーウェアのあり方について考察していく。 2019/2/24

5 第一章  日本のインナーウェアの歴史 2019/2/24

6 日本の下着の歴史 ○下着とは… 「肌に直接つける衣服。または上着の下に着る衣服。(広辞苑より)」 <古代>
 「肌に直接つける衣服。または上着の下に着る衣服。(広辞苑より)」 <古代>  「ふんどし」が日本において古くから使用されていた下着だと推測されている。 2019/2/24

7 <和装の場合> ○小袖(現在の「きもの」) :正装の下に重ねて着るものすなわち下着 小袖を重ね着していた 表着 下着
 :正装の下に重ねて着るものすなわち下着 小袖を重ね着していた   表着                  下着 労働着→貴族の肌着→表着   そこで襦袢が和装の下着を代表するものへ しかし    ファンデーションとしての下着は    日本ではおこらなかった!! 2019/2/24

8 日本における洋装下着の広まり ○日本での洋装化・・・明治時代、男性の服装から始まった。 女性の洋装が認知されたのは約十年後である。
  女性の洋装が認知されたのは約十年後である。   →貴婦人たちは、欧州で調達されたドレスを着るのに必要なコルセットなどを同時に輸入した。 ○ファンデーション導入期におけるコンセプト           「洋服を着こなすための下着」 2019/2/24

9 日本における洋装下着の広まり ○一般女性に洋装下着が普及したのは戦後である。 当初・・・外は洋装、内側は和装下着
 当初・・・外は洋装、内側は和装下着       内外アンバランスの時期が続く。 ブラジャーやコルセットは、しばらくの間は特定の層の特別なものであった。 2019/2/24

10 まとめ ○日本におけるインナーウェアは、 洋装化に伴い、洋服を着こなすために入ってきた
下着本来の役割は「上に着る服をいかすための土台」として身に着けるものであった。 →内側の変化は外側の変化にともなっていった。 2019/2/24

11 第二章 ワコールの市場創造 2019/2/24

12 ワコールの概要 ○日本を代表する女性用インナーウェアメーカー。 ブラジャー(主力商品)の販売枚数 1500万枚
 ブラジャー(主力商品)の販売枚数 1500万枚   →ファンデーション・ランジェリー市場占有率は    国内最大である。 2019/2/24

13 インナーウェア市場のシェア率(2003年。出所:市場占有率2005年版 日本産業新聞社編)
インナーウェア市場のシェア率(2003年。出所:市場占有率2005年版 日本産業新聞社編) ワコール(23.3%) 資本金132億6千万円  連結売上高1609億68百万円営業利益117億66百万円 (2004年度) トリンプ(11.5%) 資本金 26億円 売上高 510億円 営業利益 約50億円 (2004年度) グンゼ(5.5%) 資本金 261億円 売上高 1606億円 営業利益 87億円 (2004年度) 2019/2/24

14 ワコールの成功要因 ○下着がなかった時代に売り出した先発ブランド ○最先端をゆく製品開発力 ○高価格帯の維持 ○広告宣伝力
この4つの要因がワコールの成功の影に存在している。 2019/2/24

15 ワコールの広告宣伝 ○ワコールが広告宣伝に力を入れ始めたのは、1950年代初めのころである。 ○ワコールの広告宣伝の画期的だった点
 ・雑誌などの広告にインナーウェアの意義や必要性を書いた啓蒙記事を掲載したこと。     インナーウェアの知名度を上げた! 結果、インナーウェアの普及につながった。 2019/2/24

16 ワコールの「プロモーション・メイキング」
 1965年5月から行った宣伝活動。 ○1週間に全国の主要新聞9紙に新聞1ページ大の大広告を掲載  →飾りだけのデザインを重視   体型そのものを整える下着の機能を強く訴えたもの。 消費者の意識を転換させるという点において 従来の広告とは一味違うものであった 2019/2/24

17 「プロモーション・メイキング」 ○それまでワコールとしてもコンセプトがはっきりしていなかったインナーウェア。
    体型をつくる、プロポーションをつくるのがファンデーションである  ことにたどり着いた。 以後、ワコールは体そのものを美しく整えるというコンセプトの元、機能性に優れた製品を開発していく。 2019/2/24

18 ワコールの市場創造・・・まとめ ○ワコールは、 ・先発ブランドであること ・特に広告宣伝に力を入れたこと
  ・先発ブランドであること   ・特に広告宣伝に力を入れたこと このような成功要因から、自らの製品を日本の女性に定着させていった。 2019/2/24

19 第三章 現代の日本における女性用インナーウェアについての考察
第三章  現代の日本における女性用インナーウェアについての考察 2019/2/24

20 現代の女性インナーウェア ○ワコールの手によって市場が創造され、インナーウェアは、いまや日常着として定着した。 ○歴史からの考察…
アウターのファッション性につながる ○ワコールの手によって市場が創造され、インナーウェアは、いまや日常着として定着した。 ○歴史からの考察… 本来、インナーウェアとはアウターウェアをよく見せるためのものである。 →ワコールが広告宣伝で強くPRしてきたインナーウェアの機能性とは、アウターウェアをよくするものである。 2019/2/24

21 現代の女性インナーウェア ○しかし、現在では?? 市場では…安価すぎるインナーウェアの登場
 市場では…安価すぎるインナーウェアの登場 多く出回っていることで、消費者に触れる機会が多い。 本来のインナーウェアの意義を忘れて しまっているのではないか?? 2019/2/24

22 現代の女性インナーウェア ○研究において、重要な考えである
「本来インナーウェアの機能性とは、アウターウェアをよくするもの、アウターウェアのファッション性につながるものである」 これを基に、まずは簡単なアンケートを行い、消費者のインナーウェアに対する意識を考察する。 2019/2/24

23 3-1 アンケートからの考察 <アンケート実施内容> ・回答者:東洋大学在学中の女性50名 ・すべて複数回答可とした 問1
3-1 アンケートからの考察 <アンケート実施内容>  ・回答者:東洋大学在学中の女性50名  ・すべて複数回答可とした 問1  あなたにとってのファッション性の高いインナーウェアとはどのようなものですか。 問2  あなたにとっての機能性に優れたインナーウェアとはどのようなものですか。 問3 (ミズノ・ブレスサーモを例に)  このようなインナーウェアは、機能性だと思いますか、ファッション性だと思いますか。そして、それはなぜですか。 2019/2/24

24 参考:ミズノ・ブレスサーモ (http://www.breaththermo.com/warmbiz/biz_c.html)
2019/2/24

25 問1 ファッション性= 外見のデザイン性 2019/2/24

26 機能性= 保温・補正など 2019/2/24

27 問3 ミズノ・ブレスサーモは機能性か? ファッション性か?
問3 ミズノ・ブレスサーモは機能性か?     ファッション性か? <機能性と答えた理由> ・保温(21) ・外見に関する意見(18)  (内訳)   おしゃれでない(1)   かわいくない(5)   着ている姿を見せられない(2)   デザイン性を感じない(5)   地味(1)   シンプル(4) ・スタイルがよくなる(6) ・動きやすさ・実用性(7) ファッション性がないこと= 機能性?? →外見重視の表れ? 2019/2/24

28 3-1 アンケートからの考察…まとめ ○問1・問2から、回答者の考えるものは・・・ ファッション性:インナーウェアそのものの デザイン性
3-1 アンケートからの考察…まとめ ○問1・問2から、回答者の考えるものは・・・  ファッション性:インナーウェアそのものの           デザイン性  機能性:インナーウェアが持つ、補正・保湿など ファッション性と機能性は別なものである。 2019/2/24

29 3-1 アンケートからの考察…まとめ ○問3では、ほぼ全員がミズノ・ブレスサーモを機能性と答えている。
3-1 アンケートからの考察…まとめ ○問3では、ほぼ全員がミズノ・ブレスサーモを機能性と答えている。  問2において、機能性=補正・保温と回答 →私たちの考える「下着の機能性はアウターのファッション性につながるもの」というものとは異なる。 →結果、アウターとインナーは分けて考えられている。 ○問3において、機能性である理由で、デザイン性がないなどのマイナスイメージを持っている人が多い。 →機能性よりもファッション性(=デザイン性)を重視 2019/2/24

30 3-1 アンケートからの考察…まとめ ○結果から… 現代の消費者は、本来のインナーウェアの意義を見失っているようである。 ○要因○
3-1 アンケートからの考察…まとめ ○結果から…  現代の消費者は、本来のインナーウェアの意義を見失っているようである。 ○要因○ 現在の市場にデザイン性だけを重視した商品が多くなったこと 。 その中で大手メーカーが機能性を強く広告し続けたこと。 意義を見失っていることを 重要視していないのではないか? 2019/2/24

31 3-1 アンケートからの考察・・・まとめ ○現代の日本人女性には、おしゃれに関心の高い人が多い。 アウターウェアに限られる。
3-1 アンケートからの考察・・・まとめ ○現代の日本人女性には、おしゃれに関心の高い人が多い。              アウターウェアに限られる。 ○本当におしゃれが好きで、ファッションに関心が高いならばインナーウェアは重要になるはずである。       本来の意義を重視しない。       インナーウェアに関心がない?? 本場・フランスとの比較によって実証する。 しかし! 2019/2/24

32 3-2 フランスとの比較による考察 ○フランス… 現在日本で主流になっているインナーウェアの発祥の地。
3-2 フランスとの比較による考察 ○フランス…  現在日本で主流になっているインナーウェアの発祥の地。  また、ファッションの本場としても有名。 フランスのインナーウェアとの比較によって、日本人のインナーウェアに対する関心度を考察する。 2019/2/24

33 3-2 フランスとの比較による考察 ○フランス ・ランジェリー売り場が広く、開かれている。 (例)パリ・プランタン百貨店…
3-2 フランスとの比較による考察 ○フランス  ・ランジェリー売り場が広く、開かれている。 (例)パリ・プランタン百貨店…         1Fすべてが下着売り場    ギャラリー・ラファイエット…       ショーウインドウに下着が飾られている 2019/2/24

34 3-2 フランスとの比較による考察 ○フランス ・主流・人気商品はほとんどが高級ブランドである (例)
3-2 フランスとの比較による考察 ○フランス  ・主流・人気商品はほとんどが高級ブランドである (例)   ・オーバドゥ…フランスで一番人気があると                   いわれるブランド   ・ラ・ペルラ…イタリアの高級ブランド   他 多くのブランドは、  職人の手作り              素材にこだわり(シルク)など              下着に対するこだわりがある。 2019/2/24

35 3-2 フランスとの比較による考察 ○日本では… ・下着売り場は店内の一角に過ぎない。
3-2 フランスとの比較による考察 ○日本では…  ・下着売り場は店内の一角に過ぎない。  ・価格帯の高いものもあるが、一着1000円以下などの安価すぎる下着も横行。  ・大量生産が主流      インナーウェアに対する関心度の違い      がわかる! 2019/2/24

36 3-2 フランスとの比較による考察 ○フランスにおけるインナーウェア… そのものが「ファッション」である。 主流はランジェリー(装飾下着)
3-2 フランスとの比較による考察 ○フランスにおけるインナーウェア…  そのものが「ファッション」である。  主流はランジェリー(装飾下着) ○日本におけるインナーウェア…  機能性が重要視される。  主流はファンデーション(補正下着) 国の文化的な違いはあるが、それでも日本はインナーウェアに対する関心が低いことがいえる。 2019/2/24

37 3-3 日本人女性の「外見重視」主義 ○比較から、日本では一般にインナーウェアに対する関心が低いことがわかった。
3-3 日本人女性の「外見重視」主義 ○比較から、日本では一般にインナーウェアに対する関心が低いことがわかった。 ○ここから、「アウターウェアには関心が高い」ことについて考察していく。 2019/2/24

38 3-3 日本人女性の「外見重視」主義 ○日本人は、人から見られる部分を重要視する傾向にある。
3-3 日本人女性の「外見重視」主義 ○日本人は、人から見られる部分を重要視する傾向にある。   →アウターウェアをいかに着飾るかというところに重点を置く。   街では外見をブランド物で飾った女性が多く見受けられる。→ブランド物を持つことがステータスになる。 ○顕著な例:(2004年の日本産業経済消費研究所の調査)   日本人の「ルイ・ヴィトン」所有率    現在使用されているルイ・ヴィトン製品 2500万個    国民の5人に1人、    成人女性の2人に1人が所有している! 2019/2/24

39 3-3 日本人女性の「外見重視」主義 以上のデータからも、 現代の日本人女性は、人に見られるところを重要視し、
3-3 日本人女性の「外見重視」主義 以上のデータからも、 現代の日本人女性は、人に見られるところを重要視し、  アウターウェアに関して、関心が高いことがいえるのではないだろうか?? 2019/2/24

40 3-4 結論 ○3-1 アンケートから… 下着のファッション性:外見のデザイン性 機能性:補正や保温など と考えられている。
3-4 結論 ○3-1 アンケートから…   下着のファッション性:外見のデザイン性   機能性:補正や保温など  と考えられている。   インナーとアウターを別と考えている。 ワコールなどの大手メーカーが機能性を押し出した広告を行ってきたこと、デザイン性に特化した安物が多くなったことなどが原因 2019/2/24

41 日本人女性はインナーの意義を見失っていて、
3-4 結論 ○3-2 フランスとの比較から…  日本は閉鎖的であり、インナーへの関心の低さは明らかである。 ○3-3 ルイ・ヴィトンの例から…  外見をブランド物で飾り、外から見える部分に主に投資を続けている。 日本人女性はインナーの意義を見失っていて、 あまり重要視していない 2019/2/24

42 おわりに これは、大きな問題点である。 インナーウェアは直接肌に見につけるものであり、時には体調を左右するほど重要なものである。 しかし!
 インナーウェアは直接肌に見につけるものであり、時には体調を左右するほど重要なものである。 しかし!  現代の女性のインナーウェアへの関心は低く、外見を飾ることを特に重要視している。 2019/2/24

43 おわりに インナーウェア~アウターウェア トータルでのファッションを考える
インナーウェアはアウターウェアのファッション性につながるものである。 →インナーウェアに対してもっと興味を持ち、アウターとインナーの両方に関心を向けることが本当のファッションであり、重要なことである。 インナーウェア~アウターウェア トータルでのファッションを考える 2019/2/24


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