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こいや祭り大賞受賞の投票内容分析 吉井 広樹
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目的 こいや祭りでの審査は、一般のお客さんの投票で決定します。つまり、大賞、や準大賞に選ばれるには、プロの評論家や審査員の視点ではなく、こいや祭りのお客さん視点で賛同が得られないと投票して貰えない訳です。この研究では、こいや祭りを見に行ったことがある人を対象に、アンケートを行っていき、みんながどういった点で演舞を見て投票しているかを調べ、こいや祭りを目指しているチームに役に立つ資料を作成する。 が大学生活を通して、もっとも打ち込んだよさこい。このよさこいに関係し、なお且つ、よさこいをやっている人が興味をもつ内容の研究がしたくて、この研究内容を調べようと思いました。鳴子という楽器をもって100人ほどで踊るよさこいは、現在全国でお祭りが開かれており、多くのよさこいチームはそのお祭りに参加しております。中には、集まったよさこいチームの中から、大賞作品や準大賞作品が選ばれる祭りもあります。選ばれたチームは、スポットライトの中、全国放送で放映され、高額な商品が与えられる祭りもあります。そのため、多くのチームはこの大賞や準大賞を目指し、1年間みっちり練習や演舞の作成に精を出します。そこで今回は、関西の学生チームに人気があるこいや祭りを研究対象にし、大賞をとるためにはどういったことが必要か研究していこうと思います
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概要 この研究は、こいや祭りに参加する観客にアンケートを行う。このことにより、審査員でもある観客視点ではどのようなポイントで作品がみられているかを知ることができ、なお且つそのポイントの比率を調べることで優先順位がわかる。この調査により、こいや祭りに参加するよさこいチームが練習や演舞作成の中で参考になる、気をつけるべきポイントを研究調査していきます。それと同時に、優遇投票(演舞以外の要素での投票)をするかしないかを調べることにより、演舞作品だけでの純粋な投票が行えているかどうかがわかる。これらを含めた、調査の結果を総合的に分析し、こいや祭りの今後の展開や審査の仕方も踏まえたことを考察していきたい。
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方法 アンケート調査 目的→祭りの観客がどの点で魅力を感じるかのセグメント分けと集計 ターゲット→こいや祭りを見に行ったことがある人対象
目的→祭りの観客がどの点で魅力を感じるかのセグメント分けと集計 ターゲット→こいや祭りを見に行ったことがある人対象 アンケート人数目標→50人 大賞作品として投票を入れたくなる、入れた、チームの具体的な魅力のポイントを挙げてもらう。 追加備考 投票の決めてのポイントをあげてもらう 演舞以外の要素で投票をおこなうかどうか。(つまり、ひいきするかどうか) 以上もアンケートに組み込む 二次アンケート 目的→この資料を見て参考になったかどうかと、感想を聞いてみる。 ターゲット→前回一次アンケートを実施した人対象
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意義 この研究を通して、こいや祭りでのお客さん視点では、どういったポイントで演舞を審査しているかを明らかにしていきます。こいや祭りに参加するチームが普段知ることができないお客さんの考えを知るきっかけを作るとともに、練習や演舞の作成に役に立つ内容を調査できるように、アンケートを取っていきたいです。また、こいやまつりでは一般のお客さんが審査し投票することにより起こる、演舞以外の要素での投票、つまり、ひいきや優遇投票がないかも調べていき、このことにより、どれぐらいの割合で純粋に演舞が評価されているかも調べて行きます。そして、この優遇する内容もチェックし、こいや祭りでは演舞以外にもどういったことで、チームの魅了を出していかなくてはいけないかを調べていき、こいや祭りに参加するチームへの参考となる内容に仕上がるようにしていきます。
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よさこいとは よさこい踊りというのは、鳴子という楽器を持ち踊る高知が発祥の踊りです。「阿波踊りのような伝統的な踊り」というイメージが強いですが、戦後に高知県の復興のために生まれたお祭りで、「よさこい」という名前には“良い世さ来い(良い世の中よ、やって来い)”という意味が込められているそうです。よさこいは大きく2つに分けられます。ひとつは本場高知のよさこい祭りであり。毎年ものすごい数の参加者が大通りを練り歩きます。もうひとつは毎年札幌で開催されるYOSAKOIソーラン祭り。歴史では、まだまだ高知県の「よさこい祭り」にはかないませんが、参加チームはこの数年間で「よさこい祭り」の倍以上になり、爆発的に成長しているお祭りです。よさこいには「鳴子を持って踊ること」と「民謡の一節を曲にとり入れること」という基本的ルールがありますが、演舞で使用する曲調は、民謡の一節を曲にとり入れていれば、ロックでも、HipHopでも、R&Bでもジャンルは自由です。踊りの振りも同様に鳴子を持って踊れば、どんな振り付けでも大丈夫です。
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アンケート調査 目的 方法 ①質問 あなたがこいや祭りで、チームに投票をする場合、どういったポイントを重要視しますか? ②ターゲット
こいや祭りでは一般のお客さんが投票権をもっています。つまり、一般の投票数が多ければ大賞作品に選ばれる訳です。ここでのアンケートは、こいや祭りに行ったことがある人をターゲットに、自分が投票する際に重要視するポイントをアンケートでとり、集計することにより、こいや祭りでの一般の観客投票のポイントを調査し、分析していきます。また、そのアンケートの集計数が多い順に見ることにより、こいや祭りに参加するチームがこの資料を参考にする際、練習や演舞を作成するときに役に立つ資料となります。 ①質問 あなたがこいや祭りで、チームに投票をする場合、どういったポイントを重要視しますか? ②ターゲット こいや祭りに参加、または見に行ったことがある人。
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アンケート結果
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アンケート2 目的 方法 質問 こいや祭りで、チームに投票する際、演舞作品以外の要素で投票を行いますか? ②ターゲット
こいや祭りでずっと問題視されている優遇投票(ひいき)の信憑性について調査を行っていきます。つまり、演舞以外の要素での投票を行っているかどうかの調査を行っていきます。一般の方が投票できるシステムだけに、100人以上の規模の大型チームOB、OGによる優遇投票の結果、少人数チームのよさこいの演舞作品が純粋に審査、評価されないということが疑問視されてきました。この場を使って、この信憑性があるかどうかも調査していきます。 質問 こいや祭りで、チームに投票する際、演舞作品以外の要素で投票を行いますか? ②ターゲット アンケートを一度とった人対象
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アンケート結果
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新しい提案 この資料作成後、アンケートを取った人を対象にこの資料が、練習や演舞作りに実際参考になるかを調べてみた。調査者32人に対し、参考になる人は26人と過半数を占めた。 この調査を終えて、図2にもあるように、優遇投票(演舞以外の要素で評価)が少ないので、自分のチームには投票できないルールを作った上で、チームでの踊り子からも投票できるようにすれば、投票数の絶対数をあげてなお且つ、大規模チームの票を別のチームに流したりし、より純粋に作品演舞の審査投票が行えるのではないかと思いました
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まとめ 今回の研究は、自身が大学生活を通して関わってきたよさこい祭に関わる研究がしたい思いとこいや祭の目指すチームの人達に為になる資料が作りたくてこのテーマにしました。研究を進めて行くうちに、色んな声があり自分の持っていない違う観点で演舞作品を見ている人に出会うこともありました。その価値観を知る中で、自身のよさこい祭りの楽しみ方が広がったように感じました。またこのアンケート結果などを、アンケート対象者に見せて意見を聞いていく中で、今まで考えもしなかったポイントや観点を発見できたという声もありました。その中で、ちゃんとこいや祭りを目指しているよさこい関係者に有益な内容であったことで、今回の自身の研究が無駄ではなかったことを実感しました。
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