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初回授業オリエンテーション 理科(生物) 大野 智久.

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1 初回授業オリエンテーション 理科(生物) 大野 智久

2 話題① 授業で大切にしていること 話題② 教員の役割 話題③ 授業の組み立て 補足  考える材料の提供 

3 話題① 授業で大切にしていること

4 今起こっていること 起ころうとしていること
「大学受験」重視の弊害  適切な学びが保障されない可能性 他責傾向→他責社会 「絶対解」のない世界への不適応 こういう世界でどう生きていくか? 結果として考えられること ●「受験」でしか力を見ていない 本当に適性のある人間が適切な場で学べない →大きな損失 ●他責傾向→他責社会 うまくいかないことを周囲のせいにする。 →「幸せの感受性」が低下する。 ●「絶対解」のない世界への不適応 ※トレーニングすればできるはず

5 3要素の関係性 マインド 知 識 スキル 何を知っているか 何がわかっているか 何ができるか どう捉え、 どう感じ、 どう考えるか

6 コンテンツベースの場合 マインド 知 識 スキル ※現行の大学入試で要求される力に対応

7 コンピテンスベースの場合 マインド 知 識 スキル ※今後の大学入試で要求される力に対応

8 ※「将来的」「長期的」な活躍に何が必要か?
社会で求められる力とは? マインド 知 識 スキル ※「将来的」「長期的」な活躍に何が必要か?

9 推薦入試、入社試験では? マインド 知 識 スキル ※「能力」と「資質」、どちらかが重要?

10 授業で大切にしていること 幸せの感受性を高める 自分の目で見て、自分の頭で考える 多様性と共生(皆が皆を面白がる)
 多様性と共生(皆が皆を面白がる)  関係性の構築(軸、折り合い、謙虚さ) 自分の目で見て、自分の頭で考える  クリティカルシンキング

11 多様性と共生 「ふつう」はどこにもない 「正しさ」はどこにもない 「みんなちがって、みんないい」 =皆が皆を面白がれる集団
※「ふつう」は「異質」を排除する 「正しさ」はどこにもない ※「正しさ」は「正しくないもの」を排除する 「みんなちがって、みんないい」 =皆が皆を面白がれる集団

12 良い関係性の構築のために 信念を持ち、それを貫く強さ 状況によって他人と折り合いをつけられるしなやかさ
他人を認め、学び、吸収しようとする謙虚さ ※主体的に人生を切り拓くために信念や軸が必要

13 クリティカルシンキングの必要性 自分の目で見て、自分の頭で考える そのためには・・・ 「受動」から「能動」へ
「個別の知識・理解」から「汎用的スキル」へ 「絶対解」から「納得解」へ そのためには・・・ 自分の目で見て、自分の頭で考える

14 クリティカルシンキングとは 自分の目で見て、自分の頭で考える 自分の目で見る =鵜呑みにしない「つっこみ力」 自分の頭で考える
 =鵜呑みにしない「つっこみ力」 自分の頭で考える  =納得解へのプロセス

15 よりよい意思決定・行動選択のために クリティカル思考 意思決定 行動選択 知識・概念の獲得 (受動的・能動的) 選択可能性 科学的思考
(能力・法) 科学的思考 科学的スキル クリティカル思考 自分の目で見て 自分の頭で考える 価値観 多様性・相対化 多眼的思考 メタ思考 意思決定 行動選択

16 話題② 教員の役割

17 授業における教員の役割 「場」の提供  アクティブラーニング 「世界」の提示  先に生まれ、生きてきたものとして

18 内発的動機付け 「~ねばならない」 VS 「~したい」 外発的動機付け・・・報酬、罰で行動 make them think critically 内発的動機付け・・・内的な欲求で行動 let them think critically

19 内発的動機付け エドワード・デシの「自己決定理論」 自律性の欲求 = 「えらべる」 有能感の欲求 = 「できる」
自律性の欲求 = 「えらべる」 有能感の欲求 = 「できる」 関係性の欲求 = 「つながれる」 ※報酬も罰も外発的動機付けであることに注意

20 アクティブラーニングの利点 多様な選択肢と選択の自由=「えらべる」 対話の中での学び=「つながれる」 到達段階に応じた学び=「できる」

21 理解の4段階 ①わからないことがわからない ②わからないことがわかる ③わかった気になる ④本当にわかる ※論語の「学」と「習」 大きな
転換 大きな 転換

22 ラーニングピラミッド 講義 読書 視聴覚 演じ 対話 体験 他人に教える

23 社会人基礎力①

24 社会人基礎力②

25 社会人基礎力③

26 アクティブラーニングの効用 コンテンツの理解 方法選択の自由 「教える方」も「教えてもらう方」も得 ・コンピテンシーの獲得
 方法選択の自由   「教える方」も「教えてもらう方」も得 ・コンピテンシーの獲得  社会人基礎力etc…  一方向の授業で得られない「体験」 「学びの協働化」「学びのプロジェクト化」

27 「学校」「授業」の価値 大野の考えていること 「集団で、同じ時間と空間を共有する」 =学校、授業で得られる最大の価値
ネットで知識を獲得できる時代 「知」は開かれ、一部の人間が独占する時代は終わった では、学校の意味は?? 大野の考えていること 「集団で、同じ時間と空間を共有する」  =学校、授業で得られる最大の価値 ※「大学の価値」は何か?

28 「世界」の提示 自分の考える「価値あるもの」を提示 「知」へのショートカット ※「強要」ではない。自分で「選択」すればよい
 ※「強要」ではない。自分で「選択」すればよい 「知」へのショートカット 私がより遠くまで見渡せたとすれば、それは巨人の肩の上に乗ることによってです(ニュートン)

29 話題③ 授業の組み立て

30 「目的」と「目標」 豊かな人生 DNA タンパク質 健康 環境

31 授業の基本構造 ●テーマ・目的 目指すべきゴール ●課題 ゴールに向かうための道しるべ ●発展課題 創造性、思考の深化

32 「目的」の定型文 知る = know わかる = understand 説明できる = explain 考察する = think

33 「自由」な学びの時間・空間 学びのセーフティーネット 集団で広げる、個人で深める 「問の創造」とその探究 あらゆる可能性を保証する「場」

34 創造性とは クリエイティビティとは、何かと何かをつなぐことにすぎない(スティーブ・ジョブズ) 知識と経験と創造性の違いについて
クリエイティビティとは、何かと何かをつなぐことにすぎない(スティーブ・ジョブズ)

35 発展①ディスカッション課題 多様性から価値観の相対化へ 単眼的思考から複眼的思考へ 年に数回設定 ex)生態系の保全、遺伝子検査
「わかる」ではなく「知る」「考察する」

36 発展②「授業作成」の課題 「幹」と「枝」の区別 多様な視点の獲得 「テーマ」と「目的」の設定 「課題」と「補足資料」の作成
「確認テスト」の作成 「幹」と「枝」の区別 多様な視点の獲得

37 発展③個人でのプレゼン 情報収集・情報整理・プレゼン技術 「聞く」から「聴く」へ 「つっこみ力」と建設的批判 脱「あさって俺俺ソクラテス」
 ※生産的な対話とは何か?

38 発展④プロジェクト型の学び 「ビジョン」と「ゴール」に基づく ※ゴールは「提案型の成果物」 集団としての納得解
 対話の重要性、「折り合い」の経験 様々なキーコンピテンシーの獲得

39 補足 考える材料の提供

40 「理科」と「科学」 「科学は役に立つか?」という調査  科学=Science  理科=Science?? 日本の理科にある“自然観”

41 主体性について 「自主性」 VS 「主体性」 どちらも能動的ではあるが・・・ 自主性・・・「期待されるもの」で行動
「自主性」 VS 「主体性」 どちらも能動的ではあるが・・・ 自主性・・・「期待されるもの」で行動 主体性・・・「自らの基準」で行動        =クリティカルな思考

42 情報発信について ①個人のHP ②Facebook https://www.facebook.com/tomohisa.ohno.79
授業プリントや各種資料の公開 生物「を」教える視点 生物「で」教える視点 ②Facebook 「ペンギンのイラスト」の大野智久です。


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