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バスケットボール型 ○○西小学校 3・4年生からの提案 本日はご参会ありがとうございます。

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2 バスケットボール型 ○○西小学校 3・4年生からの提案 本日はご参会ありがとうございます。
あいにくの天候ですので,授業を提供することができません。 申し訳ありません。 15分程度の短い時間ではありますが,本日行うはずだった授業について説明させていただきます。 よろしくお願いします。

3 提案1 多種多様なゲームを 体験するための手だて
○○○型となって・・・ ポートボール            バスケットボール型 ラインサッカー           サッカー型 ハンドベースボール        ベースボール型               加えて バレーボール型 など                  提案1                                              多種多様なゲームを                          体験するための手だて  新学習指導要領では,中学年の「ゲーム」の内容が,特定の競技から「・・・型ゲーム」と変更されました。  ポートボールがバスケット型に,                ラインサッカーがサッカー型に,                ハンドベースボールがベースボール型に・・・。  加えて,バレーボール型を行っても良い となりました。 これは,特定競技にとらわれず,多種多様なゲームを体験させることをねらいとしたものと受け取れます。  そこで,このねらいにむけたてだてを一つの大きな提案としました。

4 バスケットボール型の種類 バスケットボール ハンドボール ポートボール セストボール リングボール チュックボール それらの複合型
         それらの複合型  しかし,バスケット型を例にとっても,ご覧のようにとても多くの形が存在します。

5 ポイントを シュート にしぼっての体験 問題点 そんなにやってる時間がない。
 それらを限られた時間内に消化するには限界があり,                                      その問題をどうとらえるかが一つの大きなポイントになります。                                                                そこで「その競技の最も特徴になると考えられる場面」に焦点を当て,体験させることが効果的方法の一つではないかという提案をします。                                  「バスケットボール型」では一番の特徴を「シュート」と考えました。 ポイントを  シュート           にしぼっての体験

6 ・1チーム4・5名 ・約2~3分 ・シュートの部分だけのゲーム (・今回は6種類を実施)
シュートゲームをしよう (2/8を使って・・・) ・1チーム4・5名 ・約2~3分 ・シュートの部分だけのゲーム     (・今回は6種類を実施)  指導計画8時間のうち,最初の2時間を使って「シュートの場面」のみのゲームを,5種目・6タイプ実施しました。  後ほど,ビデオでご覧いただきます。  子ども達は,いろいろなシュートの活動を体験し,3時間目以降のコートでのゲームを選択します。  本校3・4年生は,山なりのシュートが効果的なリングボールと直線的なシュートが得意なハンドボールにきれいに分かれました。 

7 多種多様なゲームを体験, 自分に合うゲームを決めたら・・・
提案2             自分達によるルール作り        のための手だて           次に問題になるのが,正式な競技ルールと○○型ゲームとのルールの距離です。                                                                                        「自分達に合うルール作り・どこまでをおさえさせ,どのように考えさせるか」      を二つ目の大きな提案としました。  例えば,バスケットを専門に活動された方の中でも,トラベリングは3歩という方と,始めは走ってボールを運ぶ,アメフト型でも良いという方がいられる,理論と実践の交差点を見つけることは大変難しかったです。

8 ルール作成の方針 基本のルールの確認 ・ トラベリング ・ ダブルドリブル ・ スローイン ・ スローアウト ・ ファール
  基本のルールの確認                    ・ トラベリング     ・ ダブルドリブル    ・ スローイン     ・ スローアウト     ・ ファール    第1試合前             の子どもへのなげかけ     ・3歩までしか歩けないよ    ・両手でドリブルはいい?    ・コート・シュートゾーン                の広さは?    ・キーパーに関する              ルールは?  実践としては,まず,最低限の正式ルールと視点を見失なわないための教師の投げかけのから始めました。   次に子どもの意見の寄せ合い・話し合い・決定・ゲームという手順を繰り返しました。  この活動を体育の授業の中では当然できません。  そこで,学校生活の空いた時間でポストイット(事務で使う付箋紙のことです)に意見を書いて貼る,という,子どもにも教師にも負担のないコーナーを作り,みんなでルールを見いだしていけるようにしました。  コートの大きさ・ボールの種類等も考えます。第1試合前は,ハンドボールであれば「トラベリングは3歩しか歩けなくて大丈夫?」と投げかけ,意見を集います。例えば本校では,3年生に「難しい」という意見があり,1歩サービスの「4歩まで歩ける」で開始しました。 最終のルール確認は授業の中で行います。試合をして,さらに次の授業の試合までにポストイットで意見提案をしあい,授業のゲーム前に話し合い・決定となります。

9 ○○西小3・4年生のルール (ハンドボール・第1試合)
○○西小3・4年生のルール    (ハンドボール・第1試合) ・5歩以上はトラベリング ・両手でドリブルもOK ・コートは30M×20M ・シュートゾーンは半径5M ・キーパーはなし ・ボールはソフティ(ソフトバレーボール)  第1回目の試合に向けて,本校3・4年生の作ったルールです。  ハンドボールでは,   ・コートは30M×20M,                  ・シュートゾーンは半径5M,                 ・ボールはソフティ。   ・トラベリングは4歩まで(子どもには「○歩以上は駄目」とい  う表現を使っています)

10 反省は技能・チームワークとともに ルールについても・・・
ゲーム  ゲームを行った後は,必ず反省を仕合います。  その際は,作戦やチームワークの他,ルールについても必ず意見交換を行います。  それを,繰り返していきます。 話し合い その繰り返し

11 吉田西小3・4年生のルール (ハンドボール・第3試合〈本時〉)
吉田西小3・4年生のルール     (ハンドボール・第3試合〈本時〉)                                   ・3年生がシュートしたら2点    ・ゴールの中のリングに                       ふれずに通ったらプラス2点           さわって入ったらプラス1点 教師のねらいとして,本日の授業で行うはずだったルールです。  ハンドボールでは,    ・3年生がシュートできたら2点                ・ゴールにリングをつるし,                         そこをくぐってシュートできたらプラス2点           触って入ったらプラス1点                                         です。                                    ちなみに,第2試合にむけて決まったルールには           ・元気な声を出し合ってプレーできたら先生からボーナス点  ・全員がボールに触れたらプラス1点       などがありました。  リングボールでも,3年生ルールやボーナス点を,また,シュートによっての得点の工夫を話し合う予定でした。。

12 ビデオをご覧ください ここで,今までの授業の様子をビデオでご覧いただきたいと思います。 尚,通常の授業のかたわらで撮影したものです。
 ここで,今までの授業の様子をビデオでご覧いただきたいと思います。  尚,通常の授業のかたわらで撮影したものです。  映像や場面としては,非常に物足りない物ですが,ご容赦いただきたいと思います。

13 児童のジグザグドリブルの伸び  最後に,「楽しい体育」を求めすぎる傾向にあるというご批判もあるのではないかと思います,実は一般的には私もそう思っている一人です。  これは,現4年生が昨年,同じような指導計画のもとでバスケット型を実施したときのデータです。  左側が平均,右側が苦手な児童を抽出したものです。  技能の向上が分かります。

14 ランニング壁パスの伸び  これは,ランニング壁パスのデータです。                                

15 「スポーツが楽しい」 生涯体育へ・・・ ゲームを知る ゲームを選ぶ ゲームを作る
    ゲームを知る                      ゲームを選ぶ                      ゲームを作る  個人的な意見ですが,全ての体育に「楽しさ」を第1に求めるのでなく,                             例えば,この領域では・この単元では「体力向上を」,          この領域では・この単元では「記録向上を」など,    それぞれに種目の特性に応じてねらいを持つことが大切ではないかと考えております。                                                      ボールゲームでは,最も「楽しさ」が味わえる領域の一つではないか,                              そして,「遊び方を知らない」といわれる時代の子ども達が,   このような,自分達でゲームを作っていくという体験から,    将来,「そこにある場所・人・道具」を上手に生かして        楽しくスポーツできる感性・感覚が身に付いてくれたら,                                  という願いをこめて,                      更に,反省と実践を重ねていきたいと考えています。   「スポーツが楽しい」       生涯体育へ・・・                    

16 ありがとうございました  ご静聴 ありがとうございました。


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