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資金運用表作成手順 ファイナンス入門(試験対策版).

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1 資金運用表作成手順 ファイナンス入門(試験対策版)

2 ワタミの比較貸借対照表から資金運用表を作る

3 回答欄

4 資金運用はそれだけキャッシュが減少する 資金調達はそれだけキャッシュが増える

5 まずは,長期資金の運用を考える

6 有形固定資産の増加 2,396百万円

7 資金運用表(長期資金の部)の作成 有形固定資産の増加2,396万円を長期資金の部に記入する。

8 減価償却費(減価償却実施額) 2,251百万円 これと有形固定資産増加額2,396百万円の合計額4,647百万円が設備投資額となる。

9 資金運用表(長期資金の部)の作成 減価償却費(減価償却実施額) 2,251百万円を長期資金の部に記入する。これと有形固定資産増加額2,396百万円の合計額4,647百万円が設備投資額となる。 4,647 2,251

10 無形固定資産の増加 54百万円

11 その他の固定負債の減少 15百万円 固定負債が増加していれば資金運用表右側の資金調達の部に記入すべきだが減少は「運用」欄に記入する。例えば借入金を返済すればキャッシュは減っているから。

12 資金運用表(長期資金の部)の作成 無形固定資産の増加54百万円とその他の固定負債の減少15百万円を長期資金の部に記入する。
固定負債の減少は運用(キャッシュ・インフロー)だったことを思い出しておこう。

13 つぎに,長期資金の調達を考える

14 剰余金等の増加 69百万円

15 減価償却費(減価償却実施額) 2,251百万円 これと先の剰余金等増加額69百万円の合計額2,320百万円が内部資金の額となる。

16 資金運用表(長期資金の部)の作成 剰余金等増加額69百万円減価償却費(減価償却実施額)2,251百万円の合計額2,320百万円が内部資金の額となる。

17 増資は「資本金の増加1百万円+資本準備金の増加1百万円」の合計 2百万円となる。

18 長期借入金の増加 5,500百万円

19 投資その他の資産の減少767百万円 固定資産が増加していれば資金運用表左側の資金運用の部に記入すべきだが減少は「調達」欄に記入する。投資の減少つまり株式を売ったらキャッシュが増えるだろう。つまり資金調達となる。

20 資金運用表(長期資金の部)の作成 増資,長期借入金の増加額,投資その他の減少額を長期資金の調達欄に記入する。そして調達合計額を計算する。

21 長期資金のゆとりを短期資金へ ここでは,長期資金調達合計の方が運用合計より多い。そこで,調達合計8,589百万円より運用合計4,716百万円との差額3,873百万円は長期資金のゆとりを表しており,これは短期資金の源泉として短期資金に運用されるであろう。

22 さらに,短期資金の運用を考える

23 売上債権( ここでは売掛金しかないが)の増加 147百万円

24 在庫(すなわち棚卸資産)の増加 77百万円

25 短期借入金の返済300百万円 流動負債が増加していれば資金運用表右側の資金調達の部に記入すべきだが減少は「運用」欄に記入する。借金を返せばキャッシュは減少するだろう。

26 現金預金の増加 4,593百万円

27 資金運用表(短期資金の部)の作成 短期資金のそれぞれの運用額を記入し,その合計額を計算する。

28 そして,短期資金の調達を考える

29 買入債務(仕入債務とも言う。ここでは買掛金しかないが)の増加 193百万円

30 その他の流動負債の増加 836百万円

31 その他の流動資産の減少214百万円 流動資産が増加していれば資金運用表左側の資金運用の部に記入すべきだが減少は「調達」欄に記入する。つまり何らかの資産を売ってキャッシュが入ったのだろう。

32 短期資金の部の完成へ あらかじめ,長期資金のゆとり部分が短期資金の資金源として右側調達欄に記入しておいて,それぞれの項目について金額を記入すると,左右の金額は一致するであろう。ここでは四捨五入に関係で誤差が生じているが。

33 ワタミの資金運用表の完成(解答)


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