星空案内人資格認定講座 ＮＰＯ法人小さな天文学者の会 （山形大学理学部） 柴田 晋平

Presentation on theme: "星空案内人資格認定講座 ＮＰＯ法人小さな天文学者の会 （山形大学理学部） 柴田 晋平"— Presentation transcript:

1 星空案内人資格認定講座 ＮＰＯ法人小さな天文学者の会 （山形大学理学部） 柴田 晋平
星空案内の実際 星空案内人資格認定講座 ＮＰＯ法人小さな天文学者の会 （山形大学理学部） 柴田　晋平

2 こんばんは ! 再会のよろこび！

3 時間 いま ここに 空間 3千万光年 かなた 6千万光年 かなた 3０00万年昔 光の道筋 ６０00万年昔 過去

4 時間 time 空間 space 誕生 Birth After Sommelier Horii Differ from scientists

5 1 ガイドツアーの楽しみ

6 展示・巡覧型 ガイドツアー型 (お客さんの負担が少ない、 興味や予備知識に合わせられる 双方向的）
オルゴール 博物館 （ユトレヒト） 展示・巡覧型 ガイドツアー型 (お客さんの負担が少ない、 興味や予備知識に合わせられる 双方向的）

7 観光地や科学館でガイドツアーを受けた経験がありますか？
ある ない

8 ガイドは 幸せを さしあげる 仕事

9 いろいろなガイドがあるけれど なぜ、 わたしたちは 星空のガイドをしようと 思ったのでしょう？

10 人が宇宙を見るとき、 そこには日常とは違った別の世界を感じます。
なぜ、宇宙なの？ 人が宇宙を見るとき、 そこには日常とは違った別の世界を感じます。 煮詰まった考えからの飛躍 「人間も自然の一部」自然を入れるもっとも大きな器が　宇宙ときには癒しだったり（やさしく包み込んでくれるものとして）、勇気だったり（とんでもないことがあるいは超巨大なことがおきていて）、、、 科学者にとってもおなじ。地上の実験では煮詰まる：宇宙は驚きの連続！飛躍の場所、 たとえば、ニュートン力学、相対性理論、中間子、ブラックホール、マグネタ―、ダークマター、ダークエネルギー、、、、

11 なぜ、宇宙なの？ 星空それ自身が優れた教材になっている。さらに、人類の長い歴史の中での遺産がたくさんある。 他の科学分野の場合は教材開発がとても大変・大切なばあいが多い。 案内人の準備が非常に少なくて済む。

12 確かに、宇宙をテーマにしたガイド(星空案内、星空ガイドツアー、、、）は意義があることがわかった。
たくさんの星空ガイドツアーなど全国で展開されるのはなぜ？

13 案内人が持つ ハッピー２乗の法則 １．宇宙を見て、感じて、学んで happy 2. それを伝えて喜んでもらえて happy happy × happy = happy2

14 伝えることによって喜んでいただけるには？ (happy２になるかどうか？)
まず、自分自身が宇宙・星空を心の底から楽しんでいるとき。 専門家が市民にする講演会とちがって、市民が市民に語ることによって伝達力が強くなる。自分なりの表現をしているとき。[マイナス要因]知識偏重になるとマイナス。 相手の立場に立って、もてなしの心で接しているとき。(ホスピタリティ)[マイナス要因]自己顕示欲を動機にすると失敗。 ガイドさんとお客さんが共感しているとき。(私の感動したことを提供して喜んでもらえた。)

15 まとめ ガイドは幸せをプレゼントする仕事 宇宙・星空そのものが魅力 ハッピー２乗の法則 が原動力 星空のガイドをする人を、
ハッピー２乗の法則 　　　　　　　　　　　　　が原動力 星空のガイドをする人を、 星空案内人®（星のソムリエ®） と呼びましょう。

16 2 星空案内人の資格 教科書 p224～

17 星空案内することをあきらめますか？ 星空案内に必要な知識には驚くほど大きな広がりがあります。
宇宙の歴史や構造、天体の種類、進化、自然法則との関係 天文学 宇宙物理学 星座の見つけ方、 望遠鏡操作、流れ星の観測法、星の写真の撮り方、、、 観察の方法・実技 神話や伝承、 暦、生活習慣と星、星占い、、、 星・宇宙にまつわる 文化 例、137億年の再会 例、七夕 星空案内することをあきらめますか？

18 星についてとても基本的なことでよいから教えてほしいと思っているたくさんの人がいます。
だから、 不十分でもいいから星空案内をやってみよう！

19 基礎的なことを一通り勉強したんだと自信が持てるような資格制度があるとよい。
ちょっと背中を押してもらえると、ふみだ出る。

20 星空案内人資格認定制度 資格認定講座開講 準案内人 案内人 案内人 8講座 単なる興味での参加もOK 準案内人 単位取得 受講して単位取得
やさしい宇宙講座 はりま天文講座 天文カレッジ ＋天文ボランティア養成講座 大学の授業の中で、、、、 単なる興味での参加もOK さあ、はじめよう 必 単位取得 望遠鏡のしくみ 星空案内の実際 受講 宇宙はどんな世界 選 星空の文化に親しむ 星座をみつけよう 望遠鏡を使ってみよう 単位取得 受講して単位取得 準案内人 ３科目単位取得 ３科目受講 受講して単位取得 案内人

21

22 資格講座で出てこなかったことを質問されたら、それはかなり専門的な質問である証拠です。
「それは専門的な質問ですね。私にはわかりません。」と 返事ができるようになります。

23 いったん勇気をだして案内を始めると、自分自身が成長し、幸せをプレゼントするお仕事ができるようになります。

24 まとめ 星空案内に必要な知識には驚くほど大きな広がりがあります。星空案内することをあきらめますか？ 星についてとても基本的なことでよいから教えてほしいと思っているたくさんの人がいます。小さくても一歩を踏み出そう！ 基礎的なことを一通り勉強したんだと自身が持てるような資格制度があるとよい。 いったん勇気をだして案内を始めると、自分自身が成長し、幸せを提供するお仕事ができるようになります。

25 (補遺）　星空案内人資格制度の普遍性についての考察

26

27 星のソムリエの輪が広がることは星だからか？何か別なことがキーなのか？　サイエンスコミュニケーターとして他分野でも似たことが起こりうるのか？
スライムマイスター、クラゲマイスター、蔵王マイスター、月山マイスターの資格制度とボランティア活動を実施。上の問題に対する一種の実験になっている。

28 ・そのものの魅力/よい教材の必要性：ok
・Happy2の成立が重要：ok ・資格にすることによって進みやすくなる：ok クラゲだと生き物なので世話、準備がたいへん、星のほうが楽かな？ クラゲマイスターのある場面 それは難しい質問ですね。それはあそこにいる水族館の方に聞いてください。私たちは｢クラゲは面白いよ、楽しいよ」ってことを伝えるのが仕事ですから(そこまでわかりません)。 頑張って勉強して答えたくなるのが人情ですが、自分が楽しむを基本にした態度はいいですね。

29 休憩

30 3 星空案内のやりかたと技術 星空案内 かみしばい 星空案内の方法について「こうしなければならない」といったことはなにもありません。
3　 星空案内のやりかたと技術 星空案内の方法について「こうしなければならない」といったことはなにもありません。 例、銀河鉄道の旅、森の夜（自然観察会）、生の音楽と生の星空、、、、 星空案内 かみしばい

31 様々な活動形態： 星空教室 小学校、公民館、各種観望会へ出前

32 様々な活動形態： 街角ライブ

33 様々な活動形態： 4次元宇宙シアターの番組作りと上映

34 工作、折り紙、 絵描き歌 紙芝居、 かるた、、、、、

35 自分の 性格や得意を生かした 自分に合ったスタイルで 自分の星空案内をしてください。 こうしなければならないといった 決まったスタイルはないのです

36 星空案内の技術はあったほうが自分の表現力が増す。

37 例、 懐中電灯をポインターにすると説明が格段と楽になる（手尺で上手にやる人もいる、危険なレーザーは使わないでもできる。空にビームを上げて喜ぶことを教えたくはない。） 地球風船（出前用）

38 例、 地球風船（出前用） 望遠鏡で見る対象は星雲よりも明るいベガのほうが喜ばれる。

39 そろそろ、おしまい？ コマーシャルの時間 小さな天文学者の会紹介スライド
一人で技術開発はとてもできるものでない。情報交換、交流が大きな助けになる。 ・　地域の仲間、すでに活動しているボランティア活動の皆さん、天文同好会などの皆さん、NPOなど、 ・　全国の案内人の交流 そろそろ、おしまい？　コマーシャルの時間 小さな天文学者の会紹介スライド

40 星空案内の方法について「こうしなければならない」といったことはなにもありません。
まとめ 星空案内の方法について「こうしなければならない」といったことはなにもありません。 自分の思いを実現するためのカシコイ方法や技術があるならそれを身に着けたほうがうまくいく。 一人で技術開発はとてもできるものでない。地域の仲間、全国の案内人が情報交換し交流することは大きな助けになる。

41 宇宙に対する思い、アイデア、技術、知識、話術、そして、宇宙自身が醸し出す総合芸術として星空案内の仕事を位置づけてはどうでしょう。そして星空案内は幸せをプレゼントする仕事です。

42

43 ４． 星空案内の実際 例として やまがた天文台のガイドツアー
４．　星空案内の実際 例として やまがた天文台のガイドツアー

44 2.1 星空案内のメニューを作ろう 旬の素材を料理するのと同じ！ くもりメニュー 星座神話etc 月はあるか？（月齢）
惑星（土星、木星、金星） 星座（春の大曲線、、、） 二重星、星雲、、、 暦、行事（お月見、七夕、、、） 星座神話etc 宇宙の仕組み、最近のトピック、、、 くもりメニュー

45 2.3 準備 名札、懐中電灯、小道具、、 パネル、スライド、かみしばい、、、 望遠鏡のセッティング、、、

46 はじめのご挨拶（なごやかな会話のスタートを！）
今日見える星座や星の簡単な説明など、紙芝居、、、、 星座の観察（目が慣れるまで時間がかかる） 望遠鏡による観察＋説明＋観察２ Ｑ＆Ａ おわりの挨拶

47 安全 器具の配置など（望遠鏡のアイピースボックス、配線の位置など事前にチェックし整備する） 段差など危ない箇所の注意(明るいときと暗い時)
トイレの場所やタイミング 子供の動き スタッフの配置、人数 ボランティア保険などの加入状況 緊急時の連絡先 賠償責任についてはボランティアだから罪が軽くなるということはない。

48 星空案内の活動をお楽しみください。 fin 観察会で説明役になったり、出前で出かけたり、、、、
自分の子供に星空を教えたり、職場の帰りに同僚に見せてあげるといった小さな活動もあります。 星空をめでる文化を広めて豊かな生活のための一助としてください。 準案内人になって まずは始めてみましょう 例、小天のmoon group fin

49 出た講義 準案内人 合格したレポート 申請資格取得 確認 秋の講座 Moon 星空案内人誕生！ (星のソムリエ） 準案内人のコミュニティー
実技練習グループ 星空案内人誕生！ (星のソムリエ）

50