計算機リテラシーＭ 第 8 回 プレゼンテーション 伊藤 高廣

プレゼンテーションとは？ 単なる情報の発信ではない 情報発信だけならホームページと同じ 情報を発信し，聞き手の意思決定を促 す 正しく情報を提供する 聞き手の立場で考える 聞き手の反応を見る

実例 研究発表（卒業研究など） 研究成果を発表し，評価を受ける 就職活動 就職試験の面接でプレゼンテーション 製品発表（ニュースリリースなど） 新製品を発表し，消費者の関心を得る 事業報告（ IR=Investor Relations など） 新事業を発表し，投資家からの投資を得る

プレゼンテーションに必要な もの 全体の構成・ストーリー 全体の見通しをよくしておく 受け入れられやすい順序に注意する 資料（図・表） 見やすい図表 配付資料

全体の構成 プレゼンテーションの流れ （研究発表などの場合） 概要・背景 内容の説明 事例など具体的な内容 考察 全体のまとめ

スライドのデザイン スライドは文章ではない 必ずしも上から順に読むとは限らない 文を最後まで読むとは限らない 文字が多いと読みにくい 文よりも単語 図表は目立つ 図表は必ず見てもらえる 文よりも図表

例（１） 近年，インターネットが急速に普及してきて いる． 高速な回線（光ファイバーやＡＤＳＬなど） が安価に提供されてたことがきっかけとなっ た． インターネットを使ったサービスも数多く行 われている． オンラインバンキング，オンライントレード などの金融分野でも利用されてきている 今後，場所や時間に依存しない経済が進んで いくと予想される

例（２） インターネットの普及 光ファイバーやＡＤＳＬが低価格化 さまざまなサービスの提供 インターネットを使った金融取引 オンラインバンキング （銀行のネット化） オンライントレード （証券市場のネット化）

箇条書き 文章ではなく箇条書きが基本 箇条書きの品詞をそろえる （名詞，動詞など） 語の長さをそろえる

図表 文字よりも図を使う 文字は「読む」もの 図は「見る」もの 「見る」方が短時間で理解できる

例（２） インターネットの普及 光ファイバーやＡＤＳＬが低価格化 さまざまなサービスの提供 インターネットを使った金融取引 オンラインバンキング （銀行のネット化） オンライントレード （証券市場のネット化）

オンラインバンキング → 銀行のネット化 オンライントレード → 証券市場のネット化 例（３） インターネットの普及 光ファイバ ＡＤＳＬ ↓ 低価格化 インターネットを使った 金融取引 セキュリティ 安全性

アニメーションの利用 話の流れを視覚化 話の順序 重要なこと，そうでないこと 注意すべき点 ただし … アニメーションを多用すると分かりにくい 印刷したときにはわからない

オンラインバンキング → 銀行のネット化 オンライントレード → 証券市場のネット化 例（４） インターネットの普及 光ファイバ ＡＤＳＬ ↓ 低価格化 インターネットを使った 金融取引 セキュリティ 安全性

プレゼンテーションの要領 「読む」のではなく「話す」 １０分の発表には、スライド１０枚 大きな声で（マイクがあるなら使う） それでも原稿は作れ（メモ）

スライドの要点 １枚に５行以内 図の文字は大きく カラーを有効に

事前の準備 どんなすばらしい研究もダメ発表がダ メ研究にする 時間： 絶対に超過するな だから、練習が大切

３分割の法則 導入 本題 結論

演習 機械情報工学科の紹介 1 ページ目： タイトル 2 ページ目： 大学の場所，学部の紹介 工学部と情報工学部がある 飯塚キャンパス 3 ページ目： 学科の概要 機械と情報の科目を受ける

プレゼンテーションの課題 テーマの中から１つを選択して プレゼンテーション資料を作成する 発表資料は，印刷して提出すること 第 1 ページ目は 「タイトル」「学籍番号」「名前」 最大 8 ページ 印刷は 4 ページ / 枚 次回（ 5 月 29 日）の講義で発表してもらいま す （くじ引きで発表者を決めます） ← 全員

テーマ 1 夏休み，サークルの旅行で， どこかへ鉄道旅行をする計画 3 ～ 4 日程度 提案するプランをアピールする 見どころ、他の場所よりもよい点など スケジュール，費用などとともに 提案するプランの特徴などを示す

テーマ 2 「自分の好きな技術」について簡単に 説明する 文章による説明だけではなく具体例を使っ て説明する 人に興味を持ってもらえるように、思い入 れや情熱を表現する

テーマ 3 プログラミング言語の一つ， Lisp （リスプ）について調べる 概要 特徴，優れた点 プログラムの具体例を示すこと

Lisp 人工知能研究用言語 1958 年に MIT にいたジョン・マッカー シーによって発明された。 1958 年 MITジョン・マッカー シー 歴史は FORTRAN と並んで古い カッコ（）を多様 再帰的プログラミング Lisp 専用マシンが開発された 後には PC 、 Mac で動作できるように なった

Lisp 再帰的プログラム 階乗 (factorial) の計算 (define (factorial n) (if (= n 1) 1 (* n (factorial (- n 1)))))

テーマ 4 Make a brief English presentation about Kyushu Institute of Technology. Location, History, Campuses More detail about Iizuka campus And your impression