2.校務情報の整理と管 理 6 校務の情報化
この項目のねらい 校務に関する情報の整理の考え方について理 解する。校務に関する情報の管理にかかる留 意点について理解する。
校務の情報化の目的 利用するデータや資料を把握し、整理することが必要 校務文書 成績資料 児童生徒 資料 教材作成 教科指導 記録 紙文書 デジタルデー タ 日々扱うさまざまなデータ
情報の類別 きちんと分類し、間違いのないよう扱うことが必要。 ① 最重要データ 成績・保健等の個人情報など 絶対に外部に見られてはいけない ② 要注意データ 持ち出す際には十分な注意が必要 ③ 一般データ 持ち出しに特に制限はつけない
特に扱いに注意が必要な個人情報と は 個人に関する情報であり,複数の情報(名前,住所 等) で特定の個人を識別することができる情報のこと 対象: 在籍児童生徒、保護者、教職員、卒業生など 種類: ・児童生徒名簿 ・緊急連絡網 ・成績記録簿 ・成績表 ・指導補助簿 ・家庭環境調査票 ・健康診断記録 ・指導記録 ・教育相談記録 ★文字だけでなく、画像や音声データも
業務の軽減と効率化 学校では多くの個人情報を扱っている 学校における情報の管理は社会的に注目されている 特に情報漏えいや守秘の面に十分配慮が必 要
情報漏えいに関するグラフ デジタルデータは1回の情報漏えい事故で 多くの人の情報漏えいが起きる
情報漏えいの脅威 情報管理の意識 記録媒体の管理 パスワードの設定な ど ( 1 ) ウィルス感染による漏えい ( 2 ) Winny などファイル交換ソフトのウィルス感染 ( 3 ) ファイルやデータの誤送信 ( 4 ) 置き忘れ(パソコン・ USB メモリなど) ( 5 ) 盗難(職員室への侵入や車上荒らし) ( 6 ) サーバへの外部からの攻撃 ( 7 ) ホームページへの個人情報の掲載 ( 8 ) なりすまし犯罪行為 ( 9 ) データを初期化せずに廃棄
学校情報セキュリティポリシーの 遵守 学校の情報を守るための ・基本方針 ・対策基準 ・実施手順 を明文化したもの。 基準に従って情報セキュリティを 全職員共通理解のもとで、情報安全に取り組む