PostGIS 、 QGIS 、 OGR
PostGIS 、 QGIS 、 OGR とは PostGIS とは QGIS とは – QGIS の使い方 シェープファイルの見方 WMS データの見方 PostGIS データの見方 GDAL/OGR ( OSGeo4W.exe )とは – メタデータの閲覧 – データフォーマット変換 – SRS 変換 実習 – QGIS を実際に使って見る – GDAL ・ OGR を使って見る ogrinfo ogr2ogr
PostGIS 、 QGIS 、 OGR とは QGISPostGIS GDAL/OGR GIS データ の視覚化 GIS データの変換、 メタデータの閲 覧
PostGIS とは? 空間情報データベースの一種 – 他には Oracle 、 MySQL 、 SQLite 、 IBM DB2 、 SQL Server2008 、 Ingres 等がある – このうちオープンソースは、 PostgreSQL 、 MySQL 、 SQLite 、 Ingres 空間情報データベースとは? – データベース上でジオメトリーオブジェクト定義し、ジオメト リー情報を格納し、空間情報の検索やジオメトリーの操作を可 能にしたリレーショナルデータベース PostgreSQL のオープンソース ライブラリとして提供 –PostGIS という単独の GIS ソフトウェアーではない – いうなれば、 PostgreSQL を機能拡張するアドインのようなもの
他の GIS とどこが違うか? オープンソース( GNU General Public License ) 無料 地理情報を地図として見る機能がない ローカル、サーバ両環境で使える さまざまな GIS のバックエンドとしても使 える
なぜ PostGIS を使うか オープンソースである 大きなデータを扱える ウェブマッピングなどのバックエンドで使える –MapServer, GeoServer, GeoDjango など GIS サーバーとして使える GIS を理解する 安定 ジオメトリーへのアクセスが容易 などなど
いつ PostGIS を使わないか 地図作成 – GRASS 、 QGIS 、 MapServer 、 GeoServer 、 市販製品、 GIS データ入力・編集 – GRASS 、 QGIS 、市販製品、 GIS データ視覚化 – QGIS 、 GRASS 、 UDig 、 MapServer 、 GeoServer 、市販製品、 ラスターデータ解析(将来可能) – GRASS 、 GDAL 、市販製品、 データフォーマット変換 – GDAL/OGR 、 メタデータ閲覧 – GDAL/OGR 、
PostGIS デモ PgAdmin の紹介
QGIS とは オープンソース GIS の一つで、 GIS データの視覚化、 管理、編集、分析、地図の作成などができる。 ユーザーインターフェースが洗練されていて使い 方が簡単 開発速度が速い 多様なラスター、ベクターデータを扱える アドインを使うことで機能を拡張できる 比較的軽い Pos t GIS のビュアーとして使える GRASS を使える 日本語化されている( OSGeo-Japan, 嘉山さん)
ベクターレイ ヤーを加える ファイルを選択 する WMS レイヤー を加える NASA の WMS サーバにつなぐ QGIS によるデータの閲覧
PostGIS につなぐ データベースを 選択し テーブルを選択 し 加える QGIS による PostGIS データの閲覧
QGIS デモ データの表示 データ情報の検索 表示投影系の変換 アドインのインストール – Ftools のデモ
GDAL/OGR とは さまざまなラスター( GDAL) 、ベクターデー タ( OGR) を読むことを可能にするライブラリ データを読むだけでなく、付随するユーティ リティープログラムで、データフォーマット の変換、メタデータの閲覧、座標系の変換、 ラスター解析などができる QGIS のオンラインインストール( OSGeo4w- setup.exe) からインストールできる コマンドラインツール オープンソース GIS の肥後の守
GDAL/OGR でどんなことができ るか GDAL – gdalinfo – ファイル・データについての情報 gdalinfo – gdal_translate – ラスターデータのデータフォーマット 変換 gdal_translate – gdalwarp – 座標変換 gdalwarp – gdal_contour – 等高線の発生 gdal_contour – gdaldem – DEM の様々な解析(陰影図、傾斜、方位な ど) gdaldem – gdal_merge.py – モザイクの作成 gdal_merge.py – gdal_rasterize – ベクターのラスター化 gdal_rasterize – gdaltransform – 座標変換 gdaltransform – gdal_polygonize.py – ラスターのベクター化 gdal_polygonize.py OGR – ogrinfo – データについての情報 ogrinfo – ogr2ogr – ファイルフォーマットの変換 ogr2ogr
GDAL/OGR とは
例えば、 – ある人からシェープファイル 「 my_point.shp 」をもらった – 座標系がわからない – 自分のいつも使っている座標系 (WGS84) に変 更したい – とりあえずデータがどんなものか、 GoogleEarth で見たい
GDAL/OGR とは 座標系がわからない – ogrinfo をつかって座標系を確かめる 自分のいつも使っている座標系 (JGD2000 / Japan Plane Rectangular CS X, EPSG:2452) に変更したい – ogr2ogr を使って座標系を変更する とりあえずデータがどんなものか、 GoogleEarth で見たい – ogr2ogr を使って KML に変換する
メタデータ閲覧 ogrinfo -al -so 入力.shp -al: すべてのレイヤーのすべてのフィーチャーをリスト -so: 参照系、範囲などの要約されたデータのみを表示 ogrinfo -al -where “ID = 1” 入力.shp -where: 属性値設定による検索条件の指定
座標系変換 ogr2ogr -t_srs EPSG:4326 出力 入力 -f: 出力ファイルフォーマットの指定 -select: 取り込む属性値の指定 -where: 取り込み条件の指定 -clipsrc: 切り取り -nln: 新しく作られるレイヤーに別の名前をつける -a_srs: 出力の参照系を割り付ける ( アサイン ) -t_srs: 目標とする参照系 ( ターゲット ) -s_srs: 元の参照系を上書き ( ソース ).prj ファイルで参照系が指定されている場合は -t_srs オプションの指定だけで変換可能。 何かしらの理由でうまく変換できない場合に -a_srs や -s_srs などを使う
ファイルフォーマット変換 ogr2ogr -f “KML” 出力.kml 入力.shp -f: 出力ファイルフォーマットの指定 -f "GPX" -f "KML" -f "GeoJSON" -f "GMT" -f "SQLite" -f "ODBC" -f "PostgreSQL" -f "MySQL" -f "Geoconcept" -f "ESRI Shapefile" -f "MapInfo File" -f "TIGER" -f "S57" -f "DGN" -f "Memory" -f "BNA" -f "CSV" -f "GML"
複数のベクターデータの結合 ogr2ogr -update -append 標的.shp 入力 B.shp 入力 C.shp -nln 標的 -append: 既存のレイヤーにくっつける(新しく作る代わりに) -update: 既存の出力データを開きデータをくっつける -nln : 新しい名前に別の名前をつける