無機化学 I 後期 木曜日 2 限目 10 時半〜 12 時 化学専攻 固体物性化学分科 北川 宏 301 号室.

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学年   名列    名前 物理化学  第2章 1 Ver. 2.0 福井工業大学 原 道寛 HARA2005.
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無機化学 I 後期 木曜日 2 限目 10 時半〜 12 時 化学専攻 固体物性化学分科 北川 宏 301 号室

核融合 核分裂 陽子や中性子との核反応によって破壊される 4 1 H → 4 He + 2e + + 2ν( ニュートリノ ) He → 12 C, 16 O, 20 Ne

c= ν×λ E=h ×ν =h × λ c c:光速、h:プランク定数 ν :振動数、 λ :波長

2s 2p x 2p y 2p z sp 3 混成軌道 Hybridization σ 電子

2s 2p x 2p y 2p z sp 2 混成軌道 2p z sp 2 -Hybridization σ 電子 π 電子

2s 2p x 2p y 2p z sp 混成軌道 2p y 2p z sp-Hybridization σ 電子 π 電子

アレン (allene) : H 2 C=C=CH 2 C=C=C R1R1 R2R2 R3R3 R4R4 不斉炭素原子は無いが、光学異性体があるのはなぜか?

ZnCl 4 2- [Fe(CN) 6 ] 4-

炭素(C)とケイ素( Si )の違い C:多重結合性(二重、三重結合) Si :単結合(多重結合は希) C: (1s) 2 (2s) 2 (2p) 2 Si : (1s) 2 (2s) 2 (2p) 6 (3s) 2 (3p) 2

H2O2H2O2

Cu(NH 3 ) 4 : dsp 2 Zn(NH 3 ) 4 : sp 3 Fe 2+ (CN 6 ) : d 2 sp 3

d 10 :化合物 [Zn II Cl 4 ] 2- : sp 3 [Cu I Cl 4 ] 3- : sp 3 [Cd II Cl 4 ] 2- : sp 3 Ag I Cl : ds 高分子:不溶 [Hg I Cl 2 ] - : ds [Au I Cl 2 ] - : ds

[Al(H 2 O) 6 ] 3+ Li+ 6配位 色々 3s3p 3 3d 2 d 殻無 3s 3p x 3p y 3p z 3d 3d sp 3 d 2 混成軌道 Al 3+ : sp 3 d 2 -Hybridization

BeH 2 2s 2p x 2p y 2p z sp 混成軌道 2p y 2p z Be : sp-Hybridization σ 電子 π 電子 H : atomic orbital 1s1s

CO 2 2s 2p x 2p y 2p z sp 混成軌道 2p y 2p z C : sp-Hybridization σ 電子 π 電子 2s 2p x 2p y 2p z sp 2 混成軌道 2p z O : sp 2 -Hybridization σ 電子 π 電子

N=N=N-N=N=N- 2s 2p x 2p y 2p z sp 混成軌道 2p y 2p z N : sp-Hybridization σ 電子 π 電子 2s 2p x 2p y 2p z sp 2 混成軌道 2p z N : sp 2 -Hybridization σ 電子 π 電子

C≡OC≡O 2s 2p x 2p y 2p z sp 混成軌道 2p y 2p z C : sp-Hybridization σ 電子 π 電子 2s 2p x 2p y 2p z sp 混成軌道 2p z O : sp-Hybridization σ 電子 π 電子

(CH 3 ) 2 CO

[Co(NH 3 ) 6 ] 3+

CO 3 2-

Ni(CN) 4 2-

π 結合 配位結合 N → H 分子軌道論から

c=ν×λE=h×ν=h×c=ν×λE=h×ν=h× λ c c:光速、h:プランク定数 ν :振動数、 λ :波長

炭素(C)とケイ素( Si )の違い C:多重結合性(二重、三重結合) Si :単結合(多重結合は希) C: (1s) 2 (2s) 2 (2p) 2 Si : (1s) 2 (2s) 2 (2p) 6 (3s) 2 (3p) 2

原子軌道間のエネルギー差が有れば、 結合には必ず極性が生じる

物質の磁化機構 M= χ H χ =N μ 2 /3k B T μ 2 =g 2 J(J+1) μ B 2 μ B :電子の磁子(磁気モーメントの量子力学的単位) 9.274× erg/G χ =C/T C= (S=1/2) g因子: Δ E=g μ B H k B :ボルツマン定数( × erg/K )

常磁性(不対電子) 反磁性(電子対) 完全反磁性(クーパー対、マイスナー効果) 強磁性(キュリー温度) 反強磁性(ネール温度、磁気異方性) フェリ磁性

反強磁性になる理由 電子雲の重なり効果 強磁性になる理由 フント則、ヒステリシス 超交換相互作用 90 ° パス、180 ° パス 二重交換相互作用 Fe 2+, Fe 3+ 、 Mn 2+, Mn 3+ 、 Fe 3 O 4 スピンクロスオーバー錯体 金属の常磁性(パウリ常磁性) スピン数:2 μ B HD (E F ) 1モル磁化:2 Nμ B 2 HD (E F ) バンド強磁性:Ni