就職率は学歴に 影響されるのか 物質化学工学科2 年 佐久間俊輔
・学歴社会⇒能力社会? ・深刻な就職困難 ↓ ・高学歴の方が就職しやすい? ↓ ・各学校卒業後の就職率を危 険率1%で検定 引用: 文部科学省ホーム ページ
学校教育総括 就 職 率 大学院 区分中学校高等学校短期大学大学修士課程博士課程 年計計計計計計 ::::::: 年
①中学校卒業後と高等学校卒業後の 就職率の検定 μ 1 :中学校卒業後の就職率の母平均 μ 1 :中学校卒業後の就職率の母平均 μ 2 :高校卒業後の就職率の母平均 μ 2 :高校卒業後の就職率の母平均 H0:μ1=μ2H0:μ1=μ2H0:μ1=μ2H0:μ1=μ2 中学校と高校の卒業後で、就職率に差は な 中学校と高校の卒業後で、就職率に差は ない。 H 1 : μ 1 ≠μ 2 中学校と高校の卒業後では、就職率に差 が 中学校と高校の卒業後では、就職率に差 がある。
<中学校> <高校> <中学校> <高校>
危険率1%の両側検定では、 Critical Value は 2.57 なので、 z= > 2.57 (1%のCV) ゆえに、z は棄却域に入るので、H 0 は 棄却される。よって、H 1 が採択される。 つまり、中学校と高校での卒業後の 就職率は、1%のレベルで有意差があ るといえる。即ち、中学校を卒業して 就職するより、高校を卒業して就職す る方が、就職できる可能性が高い。 危険率1%の両側検定では、 Critical Value は 2.57 なので、 z= > 2.57 (1%のCV) ゆえに、z は棄却域に入るので、H 0 は 棄却される。よって、H 1 が採択される。 つまり、中学校と高校での卒業後の 就職率は、1%のレベルで有意差があ るといえる。即ち、中学校を卒業して 就職するより、高校を卒業して就職す る方が、就職できる可能性が高い。
②高等学校卒業後と短期大学卒業後の 就職率の検定 μ 2 :高校卒業後の就職率の母平均 μ 2 :高校卒業後の就職率の母平均 μ 3 :短大卒業後の就職率の母平均 μ 3 :短大卒業後の就職率の母平均 H0:μ2=μ3H0:μ2=μ3H0:μ2=μ3H0:μ2=μ3 高校と短大の卒業後で、就職率に差はな い。 高校と短大の卒業後で、就職率に差はな い。 H 1 : μ 2 ≠μ 3 高校と短大の卒業後では、就職率に差が あ 高校と短大の卒業後では、就職率に差が ある。
<高校> <短大> <高校> <短大>
危険率1%の両側検定では、 Critical Value は 2.57 なので、 z= > 2.57 (1%のCV) ゆえに、z は棄却域に入るので、H 0 は 棄却される。よって、H 1 が採択される。 つまり、高校と短大での卒業後の就 職率は、1%のレベルで有意差がある といえる。即ち、高校を卒業して就職 するより、短大を卒業して就職する方 が、就職できる可能性が高い。 危険率1%の両側検定では、 Critical Value は 2.57 なので、 z= > 2.57 (1%のCV) ゆえに、z は棄却域に入るので、H 0 は 棄却される。よって、H 1 が採択される。 つまり、高校と短大での卒業後の就 職率は、1%のレベルで有意差がある といえる。即ち、高校を卒業して就職 するより、短大を卒業して就職する方 が、就職できる可能性が高い。
③短期大学卒業後と大学卒業後の 就職率の検定 μ 3 :短大卒業後の就職率の母平均 μ 3 :短大卒業後の就職率の母平均 μ 4 :大学卒業後の就職率の母平均 μ 4 :大学卒業後の就職率の母平均 H0:μ3=μ4H0:μ3=μ4H0:μ3=μ4H0:μ3=μ4 短大と大学の卒業後で、就職率に差はな い。 短大と大学の卒業後で、就職率に差はな い。 H 1 : μ 3 ≠μ 4 短大と大学の卒業後では、就職率に差が あ 短大と大学の卒業後では、就職率に差が ある。
<短大> <大学>
危険率1%の両側検定では、 Critical Value は 2.57 なので、 z= > 2.57 (1%のCV) ゆえに、z は棄却域に入るので、H 0 は 棄却される。よって、H 1 が採択される。 つまり、短大と大学での卒業後の就 職率は、1%のレベルで有意差がある といえる。即ち、短大を卒業して就職 するより、大学を卒業して就職する方 が、就職できる可能性が高い。 危険率1%の両側検定では、 Critical Value は 2.57 なので、 z= > 2.57 (1%のCV) ゆえに、z は棄却域に入るので、H 0 は 棄却される。よって、H 1 が採択される。 つまり、短大と大学での卒業後の就 職率は、1%のレベルで有意差がある といえる。即ち、短大を卒業して就職 するより、大学を卒業して就職する方 が、就職できる可能性が高い。
④大学卒業後と大学院 ( 修士課程 ) 卒業後の就職率の検定 μ 4 :大学卒業後の就職率の母平均 μ 4 :大学卒業後の就職率の母平均 μ 5 :大学院 ( 修士課程 ) 卒業後の就職率の母平均 μ 5 :大学院 ( 修士課程 ) 卒業後の就職率の母平均 H0:μ4=μ5H0:μ4=μ5H0:μ4=μ5H0:μ4=μ5 大学と大学院 ( 修士課程 ) の卒業後で、就職 率に差はない。 大学と大学院 ( 修士課程 ) の卒業後で、就職 率に差はない。 H 1 : μ 4 ≠μ 5 大学と大学院 ( 修士課程 ) の卒業後では、就 職率に差がある。 大学と大学院 ( 修士課程 ) の卒業後では、就 職率に差がある。
<大学> <大学院 ( 修士課程 ) > <大学> <大学院 ( 修士課程 ) >
危険率1%の両側検定では、 Critical Value は 2.57 なので、 z= > 2.57 (1%のCV) ゆえに、z は棄却域に入るので、H 0 は棄却される。よって、H 1 が採択さ れる。 つまり、大学と大学院 ( 修士課程 ) で の卒業後の就職率は、1%のレベルで 有意差があるといえる。但し、大学院 ( 修士課程 ) よりも大学卒業後の就職率 の方が高い。 危険率1%の両側検定では、 Critical Value は 2.57 なので、 z= > 2.57 (1%のCV) ゆえに、z は棄却域に入るので、H 0 は棄却される。よって、H 1 が採択さ れる。 つまり、大学と大学院 ( 修士課程 ) で の卒業後の就職率は、1%のレベルで 有意差があるといえる。但し、大学院 ( 修士課程 ) よりも大学卒業後の就職率 の方が高い。
⑤大学院 ( 修士課程 ) 卒業後と大学院 ( 博士課程 ) 卒業後の就職率の検定 μ 5 :大学院 ( 修士課程 ) 卒業後の就職率の母平均 μ 5 :大学院 ( 修士課程 ) 卒業後の就職率の母平均 μ 6 :大学院 ( 博士課程 ) 卒業後の就職率の母平均 μ 6 :大学院 ( 博士課程 ) 卒業後の就職率の母平均 H0:μ5=μ6H0:μ5=μ6H0:μ5=μ6H0:μ5=μ6 大学院 ( 修士課程 ) と大学院 ( 博士課程 ) の卒 大学院 ( 修士課程 ) と大学院 ( 博士課程 ) の卒業後で、就職率に差はない。 H 1 : μ 5 ≠μ 6 大学院 ( 修士課程 ) と大学院 ( 博士課程 ) の卒 大学院 ( 修士課程 ) と大学院 ( 博士課程 ) の卒業後では、就職率に差がある。
<大学院 ( 修士課程 ) > <大学院 ( 博士課程 ) > <大学院 ( 修士課程 ) > <大学院 ( 博士課程 ) >
危険率1%の両側検定では、 Critical Value は 2.57 なので、 z= < 2.57 (1%のCV) ゆえに、z は採択域に入るので、H 1 は 棄却される。よって、H 0 が採択される。 つまり、修士課程と博士課程での卒 業後の就職率は、1%のレベルで有意 差はないといえる。 危険率1%の両側検定では、 Critical Value は 2.57 なので、 z= < 2.57 (1%のCV) ゆえに、z は採択域に入るので、H 1 は 棄却される。よって、H 0 が採択される。 つまり、修士課程と博士課程での卒 業後の就職率は、1%のレベルで有意 差はないといえる。
・中学校と高校の卒業後の就職率 ・高校と短大の卒業後の就職率 ・短大と大学の卒業後の就職率 ・大学と大学院の卒業後の就職率 ⇒有意差がある。 ・修士課程と博士課程の卒業後の 就 職率 ⇒有意差はない。
修士・博士課程卒業後の就職状況
~結論~ 〇就職率は、学歴に確かに影響され て いる。 〇就職率は、学歴に確かに影響され て いる。 〇大学が一番就職率が高いので、必 ず しも高学歴だから就職に有利と いうわ けではない。 〇大学が一番就職率が高いので、必 ず しも高学歴だから就職に有利と いうわ けではない。