e-access の携帯電話市場参入の 是非 成長要因はあるのか? 否定派 塚田ゼミナール 谷、新井 深澤、赤尾 今野、木内、鈴木、椿 2007 年 11 月 27 日
2 日本の携帯電話・PHSの現状 携帯電話・PHSの契約数( 06,12 ) 9, 983万人(人口比率 72.3 %) 新規加入増加率 06 年 3 月~ 12 月までは3.5%増。 新規加入増加率は減少。 大手3社の市場シェア率( 06,12 ) NTTドコモ 52.8% ソフトバンク 15.5% 95.6 % au 27.3% 日本の携帯市場は殆ど飽和状態にあり 大手3社の寡占的な市場!
3イー・モバイル 2007 年 3 月 13 年ぶりに携帯電話事業に新規参入 スマートフォンと呼ばれる『EM・ONE(端 末)』及び、データカードによる HSDPA 方式での データ通信のみを開始(音声サービスは 08 年3月開 始)。 ・割安な利用料 ・分かり易い料金プラン(定額制) ・下り最大 3.6Mbps のデータ通信速度 【イー・モバイルの目標( 05 ) 】 ・数年内に人口カバー率 95 % ・市場シェア 10 % ・ 2010 年3月までに契約者数 300 万人 ・ 2011 年までに契約者数 505 万人
4イー・モバイルの現状 ・現在( 2007,9 )の契約者数 12 万 2300 人 → 市場シェア 0.1 % ・基地局開設計画を変更【人口カバー率 50 %達成ま で】 関東・東海・近畿 2008 年 北海道・信越・九州 2009 年 東北・北陸・中国・四国・沖縄 2010 年 ・ 2011 年の契約者数を、 505 万人から 421 万人に下方 修正 シェア拡大が第一目標!!
5 他キャリアのスマートフォン進 出 NTTドコモ : 法人向けサービスを展開。 08 年 3 月から個人向けサービ ス開始。 ソフトバンク : 現在の携帯に近い形で個 人・法 人向け展開 事業者名 市場シェア 率 人口カバー 率 プラン名月額料金(プロバイダー料込)下り海外 イー・モバイ ル 0.1 % 50 % データプラン 5,980 円 3.6Mbps ライトデータプラン 3480 円(約 17MB まで)~ 6480 円(約 52MB 以上) 3.6Mbps 不可 ソフトバンク 16 %- 「ホワイトプラン」+「パケット し放題」 2,324 円~ 11,585 円 3.6Mbps 可 NTT ドコモ 50 % 90 % 定額データプラン HIGH- SPEED 10 , 500 円 3.6Mbps 定額データプラン 64K4200 円 64kbps 可 ドコモはプライスキャップ規制で 料金を安くできない!!
6 他キャリアのスマートフォン市場参入 理由 第四世代(4G)を視野に入れた参入! → 下り 100 Mbps、上り 20 Mbpsの高速通信 【今後の動向(ドコモ)】 HSDPA 方式での下り 3.6Mbps 、上り 384Kbps HSDPA 方式で下り 7.2Mbps(2008 年度中) HSUPA 方式での上り 1M ~ 1.8Mbps に高速化 「スーパー3G( 3.9 世代)」に移行 下り 30Mbps 程度の通信速度( OFCDMA 方式) 4G (下り VSF-OFCDM 方式、上り VSF-CDMA 方式) 現在 数年内 2010 年前後 2013 ~ 15 年
7イー・モバイルの問題点 HSDPA 方式(下り最大 14Mbps )以外で の通信を考えていない。 HSDPA 方式での事業展開を行っている最 中に、他キャリアは次の世代に移行して しまう。 4Gに移行する際にかかる、何兆円もか かる設備投資を行えるだけの資金がない。
8 結論 飽和状態の市場の中で、シェア獲得を目 標に奮闘しているイー・モバイルに対し て、あくまで第4世代を視野に入れた戦 略を行っている他キャリアにとって、 イー・モバイルは眼中にすら入っておら ず、イー・モバイルの成長要因はな い!!
9 参考資料