1 この章で学ぶこと: ①なぜディスクロージャー? ②変化する日本企業! ③会計が変わり経営が変わる! 第 10 章 ディスクロージャー ケース/ TDK
2 1. Disclosure とは 1)有限責任制( Co.Ltd. )&譲渡可能性 株主の弁済責任が出資額に限定 巨額の資金調達・投資が可能 2)所有(出資)と経営の分離 ⇒経営者支配(株主レントナー化) ⇒情報格差によるインサイダー取引の危険 ⇒ディスクロージャーをつうじた投資家保護 ⇒資本市場での効率的な資源配分
3 2.変わる日本企業 1)米国企業 ( Your Company ) 個人・機関投資家が 多い 経営者=株主の代表 利潤極大化・配当重 視 短期的意思決定・ 高収益重視 2)日本企業 (わが社は・・・) 相互持合い 従業員代表経営者 永続性追求・内部留保 重視 長期的意思決定・シェ ア重視 ⇒成熟化・グローバル化 で変化
4 3.上場企業とは 1)巨大企業(資本金 10 億以上) ⇒ 22/10000 社( 5600/260 万社)。 ⇒資産 46 %、売上 38 %、従業員 19 %。 2)上場企業 東証・大証・地方3市場、 東証マザーズ、ジャスダック、 ヘラクレス等、 証券取引法の規制を受ける。
5 4.制度会計と監査 1)制度会計(商法、税法、証取法) 商法:債権者と株主保護 証取法:市場機能の確保、投資家保護 2)公認会計士監査 会計監査人(公認会計士・監査法人) 「一般に公正妥当と認められる企業会 計の基準」に準拠しているかどうかに ついての意見表明。 財務諸表に信頼性を付与。
6 5.決算の流れ 3月末)決算書締め切り 4 月中)会計監査人・監査人監査 5月初め~中頃)決算発表&決算短信 6 月中)株主総会(利益処分案承認) 6 月末)決算公告・有価証券報告書提出 7 月末)有価証券報告書刊行