ブルータング (Bluetongue) 病原体: レオウイルス科に属する2本鎖RNAを持つウイルス。24の血清型の存在が確認されている。

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ブルータング (Bluetongue) 病原体: レオウイルス科に属する2本鎖RNAを持つウイルス。24の血清型の存在が確認されている。 疫学: 日本を含む世界中の熱帯・亜熱帯・温帯地域に分布し、牛、水牛、しか、めん羊、山羊等の反芻動物に発生する。感受性はめん羊が最も高い。吸血昆虫(主にヌカカ)によって媒介され、流行には季節性(夏~秋)がある。接触感染はない。 臨床症状: 感染しためん羊は発熱、元気消失、食欲減退、顔面浮腫、流涎、嚥下障害、鼻汁漏出、呼吸困難等の症状を示し、舌や口唇、口腔・鼻腔粘膜に腫脹や潰瘍形成が見られる。「ブルータング」の病名は、舌(tongue)がチアノーゼによって青紫色を呈し腫大することに由来する。発症後期には、蹄部の腫脹や潰瘍形成、骨格筋の変性による跛行を示す場合もある。また、妊娠めん羊が感染すると流産や死産、新生子羊の大脳欠損が見られることがある。牛や山羊等では、一般的に症状が軽く不顕性感染率も高い。

Geographical Distribution of List A Diseases 2004 2003 2002 2000 日本での発生は稀であり、頭数も少ない 2001 Geographical Distribution of List A Diseases

OIE: Disease distribution maps 2006 -6 日本での発生 2005年11月福島、1戸1頭 2006年02月広島、1戸1頭 家畜伝染病発生情報 データベース 調べ方 2006 7- OIE: Disease distribution maps

平成17年度家畜保健衛生所業績発表会(福島) ブルータングウイルスによる牛での発症は希であり、国内では、平成6(1994)年に本県及び北関東において、嚥下障害を呈した例が報告されているのみである。 平成10 年から約90 頭のおとり牛を配置して抗体調査を行っているが、抗体の陽転が確認されたのは平成13 年からである。平成16 年を除いて毎年局所的な流行が確認されていた。

発生は、黒毛和種、繁殖、肥育を一貫経営する農場 約3 頭ずつのマス飼い

A 牛 (4ヶ月例) B 牛 (4ヶ月例) (7頭) 同居牛 9月17日、4ヶ月齢の子牛1頭(以下A牛)が著しい泡沫性流涎と高熱を呈し、獣医師が診療。抗生物質に反応しない40 ℃以上の高熱が1週間続き、熱が下がった後も流涎が止まらず、10 月3 日ウイルス性疾患を疑い病性鑑定依頼を受けた。 A    牛 (4ヶ月例) B    牛 (4ヶ月例) 同時期に同じ牛房の同居子牛1 頭が、軽度の泡沫性流涎を呈したが、自然治癒していた。 (7頭) 同居牛

中和試験による抗体(イバラキ、アカバネ、牛流行熱、IBR、BVD-MD)検査はいずれも陰性。全血を用いて血球からRNA を抽出し、RT-PCR を行った。 A、B、2 頭ともにブルータングについてnestedPCRで標的とする特異バンドが確認された。PCR産物の塩基配列を解析した結果、平成15 年に本県で流行が確認された株と99.74 %一致した。 著しい泡沫性流涎 発症後期の流涎(上)が最も著しいときにはマスの中が涎で真っ白になっていた。 左は病性鑑定時のものである。流涎は緩和していたが、食欲不振のため削痩していた。鼻腔、口腔粘膜に潰瘍等は認められなかった。 削痩

液体電子蚊取り器を用いたニワトリヌカカ防除法 畜舎・鶏舎に飛来するヌカカの生態とその防除について 日本への侵入は止められなかったが、高度の獣医療によってかろうじて蔓延を防いでいる。国際化によって益々物流が激しくなる中で、さらに伝播力が強い病原体が侵入する危険性は増大することから、流行している発展途上国で封じ込め、汚染国を清浄化するための国際支援が重要である。 高度の診断技術を習得することが、その前提となる。 教科書! イカリ消毒 液体電子蚊取り器を用いたニワトリヌカカ防除法 北海道におけるヌカカ防除対策 畜舎・鶏舎に飛来するヌカカの生態とその防除について 1994年 1995年 ブルータング(牛) - 104(167) 1995 27 丹治敏夫 福島 牛 牛の食道における筋線維の変性と再生 牛のブルータングを疑う 28 大内義尚 茨城 2002 18 高橋孝志 栃木 羊 ブルータングウイルス感染による食道における 出血と横紋筋の変性 羊のブルータング

牛伝染性疾病の発生率 ’94, ‘95 輸入検疫で摘発された伝性疾病 ’94, ‘95

畜舎・鶏舎に飛来するヌカカの生態とその防除について ヌカカとは? 25℃で 約1月 ヌカカ科は双翅目(ハエ目)の中では 60余属、4000種が存在する大きな群で、数属が混血動物吸血性である。「糠粒のように小さい蚊」という意味からヌカカと命名された。 日本では約80種が既知で、哺乳類動物と鳥類嗜好種が明確に区別される。前者にはミヤマ、ホシ、ニッポン、ウシヌカカなど、後者にはニワトリヌカカ、その他数種が普通種。 成虫の多くは夜間活動性で、小数の種類が藻暮、昼間活動性。吸血・卵形成のサイクルを2,3回繰り返し、一部の種では未吸血産卵が可能。 未成熟期の生息環境は、常時湿度が保たれた場所から水中へと多岐にわたっている。水田、湿地などの水域を選ぶ群と、腐食、糞などを選ぶ群に分かれる。蚊幼虫と相違し、水が干上がっても生存は十分可能。卵は黒いバナナ型で、1~2日で幼虫に孵化する。 幼虫の発育日数は温度に依存し、ニワトリヌカカでは16℃で40日、25℃で12日、30℃では発育不可能となり、22.5℃の発育率が最高である。低温では大型、高温で小型の成虫が羽化する。 畜舎・鶏舎に飛来するヌカカの生態とその防除について

ウシガエルから吸血しているヌカカ 4000種が存在するヌカカ科の仲間には、家畜と無関係の種が大半である。家畜伝染病を媒介するヌカカは、それらとは生態を異にすることから、媒介昆虫を制御する際の工夫が必要となる。 昆虫写真図鑑 ヌカカの1種から体液を吸われる モンシロチョウの幼虫

アルボウイルスによる牛異常産の流行監視技術の開発 (動衛研 九州支所) 蚊(左)と ヌカカ(右、小さい方) 体長1~3mm 手首に取り付いたヌカカ

ヌカカから分離された牛のアルボウイルス株数 アルボウイルスによる牛異常産の流行監視技術の開発 (九州) ウイルス分離結果: アカバネ、アイノ、イバラキ、チュウザンおよびディアギュラの各ウイルスがウシヌカカから最も高率に分離された。 1997 年頃から一晩に採取されるヌカカの数が大きく増え、そのほとんどがウシヌカカであった。

捕獲ヌカカの吸血源をELISA法で調べたところ、2種がウシとヒツジから、4種がウシから、2種がニワトリから吸血していた。堆肥場やドックの牛糞が混じった土壌からミヤマヌカカが発生していた。 ヌカカの吸血源と発生源(北海道)

ブルータング血清型の分布 地中海沿岸および西ヨーロッパ 2004, 9 2004, 4,16 2001, 2 2002, 9 1999, 9 2004 2, 4,9, 16 2003, 4 2000, 2 2004 2,4,16 2000, 9,16 2001, 1,4, 9 2004, 4 2001, 1 2002, 2 2004, 16 2004, 4 2001, 6 2003, 16

OIE: Weekly Disease Information 関係国(地理的、経済的、政治的、・・・)に緊急事態の発生を知らせるための「緊急通報( Immediate notification)に始まり、事態が収束するまで定期的情報提供が義務付けられている。 誰がその義務を遂行するか? 02/01/2008: Bluetongue, France, (Follow-up report No. 24) 04/01/2008: Bluetongue, United Kingdom, (Follow-up report No. 14) 10/01/2008: Bluetongue, France, (Follow-up report No. 1) 10/01/2008: Bluetongue, France, (Follow-up report No. 25) 17/01/2008: Bluetongue, Spain, (Immediate notification) 18/01/2008: Bluetongue, Czech Republic, (Follow-up report No. 1) 18/01/2008: Bluetongue, France, (Follow-up report No. 26) 12/02/2008: Bluetongue, France, (Follow-up report No. 27) 18/02/2008: Bluetongue, United Kingdom, (Follow-up report No. 15) 05/03/2008: Bluetongue, United Kingdom, (Follow-up report No. 16) 07/03/2008: Bluetongue, France, (Follow-up report No. 28) 12/03/2008: Bluetongue, Switzerland, (Follow-up report No. 4) 19/03/2008: Bluetongue, Czech Republic, (Follow-up report No. 2) 19/03/2008: Bluetongue, France, (Follow-up report No. 29) 26/03/2008: Bluetongue, France, (Follow-up report No. 30) 27/03/2008: Bluetongue, Bulgaria, (Follow-up report No. 3) 28/03/2008: Bluetongue, United Kingdom, (Follow-up report No. 17) 01/04/2008: Bluetongue, France, (Follow-up report No. 2) 01/04/2008: Bluetongue, Italy, (Follow-up report No. 1) 02/04/2008: Bluetongue, France, (Follow-up report No. 31) 04/04/2008: Bluetongue, Italy, (Follow-up report No. 2) 11/04/2008: Bluetongue, Italy, (Follow-up report No. 3) 14/04/2008: Bluetongue, Australia, (Immediate notification) 16/04/2008: Bluetongue, France, (Follow-up report No. 32) 29/04/2008: Bluetongue, Germany, (Follow-up report No. 4) 05/05/2008: Bluetongue, Germany, (Follow-up report No. 4)

国際獣疫事務局(OIE)の組織図 事務局長 中央事務局 国際委員会 運営委員会 専門家委員会 地域委員会 連携センター 標準試験室 専門家班 International Committee 農林水産省  消費・安全局   動物衛生課    国際衛生対策室 国際獣疫班:OIE担当 国際衛生企画班 検疫企画班 国際獣疫事務局(OIE)の組織図 運営委員会 Administrative commission 事務局長 Director general 専門家委員会 Specialist commissions 地域委員会 Regional Commissions 規則、研究所、水棲動物、科学 Code, Laboratories,  Aquatic animals, Scientific Africa, Americas, Europe, Asia-Far East and Oceania, Middle East 中央事務局 Central Bureau 連携センター 標準試験室 Collaborating Centres Reference Laboratories 専門家班 作業班 Ad hoc Groups Working Groups 地域代表 Regional Representations

Information received on 09/05/2008 from Dr Toshiro Kawashima, Director, International Animal Health Affairs Office, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries, Tokyo , Japan Summary OIEへの届出例 Report type Start date Date of first confirmation of the event Report date Date submitted to OIE Reason for notification Date of previous occurrence Causal agent Nature of diagnosis This event pertains to Related reports Follow-up report No. 1 21/04/2008 25/04/2008 09/05/2008 Reoccurrence of a listed disease 2007 Highly pathogenic avian influenza virus Serotype H5N1 Laboratory (basic), Laboratory (advanced) the whole country Immediate notification (29/04/2008) Follow-up report No. 1 (09/05/2008) New outbreaks Outbreak 1 Date of start of the outbreak Outbreak status Epidemiological unit Affected animals Betsukai town, HOKKAIDO 24/04/2008 Continuing (or date resolved not provided) Not applicable Species Wild swan Cases 1 Deaths 1 Destroyed

Epidemiology Outbreak in Akita The prefecture authorities visited the 15 chicken farms for emergency on-site inspections within a 30-km-radius area where the swans were found. As of 9 May, emergency disinfection of the chicken farms was carried out and is ongoing in the whole area of each prefecture (Akita, Aomori, Iwate). They are also monitoring the wild birds around the area and cooperate with the Ministry of Environment on the surveillance measures of wild birds. Until 9 May, no unusual incidents have been reported in the Akita, Aomori and Iwate prefectures. Outbreak in Hokkaido The Hokkaido University (OIE Reference Laboratory) has confirmed a case of HPAI H5N1 in a dead swan at the Nozuke peninsula on the Betsukai town. The authorities inspected for emergency on-site inspections five chicken farms within a 30-Km-radius of the spot where the dead swan was found on 24 April. Emergency disinfection of the chicken farms finished in the area on 7 May. Until 9 May, No unusual incidents have been observed. Control measures Measures applied Measures to be applied ● Vaccination prohibited ● No treatment of affected animals ● No other measures Diagnostic test results

国際標準化機構(ISO)は民間機関であり、日本適合性認定協会によるISO認証システムや日本規格協会によるJISや規格制定の基礎となっているが、OIEはそれらとは違い、政府間協定による国際機関である。

Oedema of face and ears in a case of bluetongue infection Oedema of face and ears in a case of bluetongue infection. Notice the reddening of the nose. Encrustation of the muzzle of the sheep. Frothy discharge and cyanosis of a terminal case of bluetongue.

Hyperaemia, petechiation of the mucosa and severe cyanosis of the tongue. Although the disease is called bluetongue because of the cyanosis of the tongue, this clinical sign is not common. Congestion of the mucosa of the mouth seen commonly in bluetongue

Severe coronitis of all feet results in lameness and a reluctance to stand.

Sheep may have hydrothorax and atelectasis at necropsy. There may be marked oedema of the larynx, a result of endothelial damage.

Some sheep may show muscle necrosis. Numerous petechiae can be seen in the mucosa of the abomasum.

Hemorrhage into the tunica media of the base of the pulmonary artery is considered characteristic for bluetongue disease. Another example of haemorrhage into the tunica media of the pulmomary artery.