位置情報履歴を利用した サービス提供機構の構築 慶応大学環境情報学部 4 年 徳田研究室 土田泰徳

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位置情報履歴を利用した サービス提供機構の構築 慶応大学環境情報学部 4 年 徳田研究室 土田泰徳

2 本日の発表内容 研究の背景・目的 概要 応用例 評価方針 今後の課題・予定 まとめ

3 背景 移動計算機・携帯電話などの急速な普及 ユーザのニーズの多様化 サービスのカスタマイズ

4 問題意識 ユーザごとのカスタマイズ ユーザの置かれる状況を正確に判断 個人情報、嗜好、位置情報、時間、周辺情報 時間と位置情報 位置情報履歴

5 位置情報履歴を用いたサービスの高度なカス タマイズ ユーザに最適なサービスの提供 目的

6 時間 リアルタイムな環境情報と比べて 過去・現在 時間の流れ 未来の予測

7 位置情報 全ての物体が持つ 非常に動的な情報 移動計算機・携帯電話などの急速な普及 位置情報を意識したサービスの必要性 研究・論文 商用のサービス DDI など

8 位置情報履歴 時間の流れに注目 過去の位置情報 移動 定期的な行動 現在の位置情報 過去現在未来 1 2 3

9 シナリオ1 1. 一定時間前の過去の位置情報 2. ユーザの移動 3. 定期的な行動パターンに関する情報 昨日のミーティン グ 今日

10 シナリオ2 1. 一定時間前の過去の位置情報 2. ユーザの移動 3. 定期的な行動パターンに関する情報 移動計算機 時速100kmで移動 中 移動計算機 5分間移動な し 現在

11 シナリオ3 1. 一定時間前の過去の位置情報 2. ユーザの移動 3. 定期的な行動パターンに関する情報 じんさんが、毎朝スターバックスでコーヒーを 飲む。 新商品の広告配信 メールで自動的に事前に注文 ある程度の将来の予測

12 サービスとは 本システムにおけるサービスの定義 様々なデバイスの機能 JVM によって管理可能なデバイス Java アプリケーション SOUND の再生 による情報配信など

13 本研究の概要 構成要素 移動計算機 (+ 位置情報取得デバイス) 位置情報履歴管理サーバ サービス提供機構

14 システムの流れ 位置情報履歴 管理サーバ 位置情報 履歴 DB サービス提供機構 アクション管 理モジュール サービス管理 モジュール サービ ス サービスの提供 移動計算機 位置情報取得 位置情報の検索 過去現在

15 システムの流れ サービス提供機構 アクション管 理モジュール サービス管理 モジュール サービ ス 任意のユーザによって構築される 大学/研究室 単位 友人同士 ビジネス

16 システムの流れ 位置情報履歴 管理サーバ 位置情報 履歴 DB 移動計算機 位置情報取得 位置情報の検索 過去現在

17 本研究の概要 必要とされる機能 位置情報取得機能 履歴管理機能 サービス提供機構

18 GPS や PHS を用いた位置情報取得 緯度・経度を用いた表記 ユーザの移動速度 デバイス非依存な表記方法 o208:208.o.sfc.shonan.fujisawa.japan Shibuya:Sibuya.tokyo.japan 1.位置情報取得機能

19 2.履歴管理機能 履歴情報の容量 履歴の保存間隔 履歴の保持期間 保持するデータ構造 位置情報及び個人情報 柔軟性 履歴情報を用いるための API XML を用いて記述する

20 位置情報履歴 表記 male 21 univ. student ikuta.kawasaki.kanagawa.japan i208.sfc.shonan.fujisawa.kanagawa.japan ……

21 履歴情報の検索 検索のキー: 現在の位置情報 過去の位置情報 移動 定期的な行動パターン 個人情報(ユーザ・プロファイ ル) 厳密さ・正確 さ

22 3.サービス提供機構 サービス管理モジュール 現在、提供可能なサービスの管理 アクション管理モジュール 位置情報履歴及び個人情報をキーにしたサービスの 起動を記述 アクションの構築のためのツールキット GUI 、パラメータ

23 実装項目 位置情報の取得は PHS ・ GPS など 履歴管理 DB は Postgres を利用 HLIS API サービス提供機構 ツールキット

24 関連研究・事例 楠本晶彦, “ 計算機の位置情報に応じたサービスのグルー プ化と透過的利用環境の構築 ” Yasuhito Watanabe, “ The Design and Implementation of the Geographical Location Information System ”, INET ’ 96, 伊藤佑輔, 時空間限定オブジェクトシステム SpaceTag の 能動機能の設計と応用, DICOMO2000 シンポジウム, DDI( 株 ), 位置情報コンテンツサービス

25 今後の課題 卒論へ向けて アクション管理モジュール 履歴の分析 関連研究・事例

26 長期的展望 嗜好や健康状態のような動的な個人情報 などを利用 ユーザに負担をかけずに 最適なサービスの提供を実現する 特に時系列なデータに注目

27 実装計画 8月関連研究のリサーチ&設計 9月設計 10月実装 11月実装 12月評価 1月卒論執筆

28 まとめ 時間と位置情報によるサービスのカスタマイ ズ カスタマイズしたサービスの配信 「位置情報履歴を利用したサービス提供機構の構 築」