Rコマンダーで反復測定ANOVA.

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Rコマンダーで反復測定ANOVA

データのコピー Excel上で,データ範囲(変数名含む)を右クリックコピーし,Rメニューの[データ]-[データのインポート]-[テキストファイルまたは…]を選ぶ

設定 ①データ名を決める.ここでは「Dataset」 「変数名あり」をチェック ②をチェック ③OKをクリック ① ② ③

データ読み込みの完了 データ名が青字で表示されたら完了

メニューから手法を選択 ① ② ③ ①~③の順に選ぶ

手法選択フローチャート 前のスライドの方法で行うと,上述の手法が自動選択される データの代表値として平均と中央値のどちらが使えるか? 全ての標本で平均が使える 少なくとも1つの標本が中央値 球形性の検定 Mauchlyの球形性検定 Friedmanの検定 p≧0.05 p<0.05 p≧0.05 p<0.05 Greenhouse-Geisserのε修正による分散分析 反復測定の分散分析 差なし 多重比較法 Steel-Dwass法 p<0.05 p≧0.05 p≧0.05 差なし 多重比較法 (対応のあるt検定 [シェイファーの方法]) 差なし p≧0.05 p<0.05 差なし 有意な水準の組み合わせに差あり p<0.05 p≧0.05 有意な水準の組み合わせに差あり 差なし 前のスライドの方法で行うと,上述の手法が自動選択される

変数の選択 比較したい変数を選ぶ 今回は,4つの変数全てを選ぶ 選んだら,OKをクリック

結果① ここに球形性の検定結果が出る

結果② ここにANOVAの結果が出る もし球形性の検定が有意なら,Greenhouse-Geisserのε修正による分散分析が出る.有意でなければ,通常の反復測定ANOVA

結果③ ここに多重比較法(対応のあるt検定におけるシェイファーの方法)の結果pが出力される.ANOVAが有意でなければ出力されない. 表示がズレているので注意!

別の出力例 仮に正規分布しないときは,フリードマン検定をする 有意ならウイルコクソン検定におけるホルムの方法のp値が出力される この例ではフリードマン検定で有意だが,ホルムの方法では有意なものが無い. このような矛盾が問題視されている