GTINの運用基準 2010年4月から GTIN本格運用 (GTIN説明資料) 2010年7月 e-お菓子ねっと運営委員会 1
- はじめに - このGTIN説明は2010年4月からの運用に当たって、メーカ/卸売業がスムーズに対応が 可能となるように、具体的な方策をまとめたものです。 - 目 次 - はじめに (目次) 2 1 GTINとは 3 2 GTINの利用方法 3 3-1 GTINによる大きな影響 4 3-2 国際標準の付番ルール 5 3-3 集合包装用ITF一致型の具体例 6 3-4 集合包装用ITF不一致型の具体例 7 3-5 一致型と不一致型 8 3-6 一致型と不一致型の付番例 9 3-7 荷合せGTINによる変更 10 4-1 菓子業界のGTIN運用 11 4-2 食品業界のGTIN運用 12 4-3 業界のGTIN移行スケジュール 13 5-1 卸売業様のGTIN対応 14 5-2 商品コードの紐付けの一例 15 5-3 卸売業でのコード変換方法 16 5-4 内箱(ボール)の単品JANを内箱ITFに変更 17 5-5 卸商品マスターに追加が必要な項目 18 5-6 7 商品カタログ・商品登録申請書 19 5-8 9 外GTIN. 単品GTINの表記 20 5-10 内箱GTINの表記 21 6 e-お菓子ねっとのGTIN対応 22 7 お問合せ先 23 <はじめに> 今回のGTIN資料は2007年3月のGTINの本格開始に当たって、 メーカ/卸売業がスムーズに対応が可能となるように、具体的な 方策をまとめたものです。 2 2
1. GTIN (Global Trade Item Number) とは 商品コードを全て14桁に包括して表す国際標準のコード体系 T1 T2 T3 T4 T5 T6 T7 T8 T9 T10 T11 T12 T13 T14 ITF-14桁 N N N N N N N N N N N N N C JAN-13桁 0 N N N N N N N N N N N N C JAN-8桁 0 0 0 0 0 0 N N N N N N N C UPC-12桁 0 0 N N N N N N N N N N N C ① JAN : 消費者購入単位コード(POSで利用) アメリカ:UPC12桁 ヨーロッパ:EAN13/8桁 日本:JAN 13/8桁 ② ITF : 物流識別商品コード(入出庫検品で利用) アメリカ/ヨーロッパ:ITF14桁 日本:ITF16桁/ITF14桁 1.GTINとは、Global Trade Item Numberの略であり、 JAN/ITFを14桁で表記した国際標準の商品コードです。 2.GTINの利用は、主に、EDIや商品マスター管理での 統一的な商品コードとして利用します。 ※ JANはGTINコード上は14桁になりますが JANシンボル(バーコード)は現行通り変わりません。 2. GTIN の利用方法 ① 国際標準の商品識別コードとして,14桁に統一して 企業間データ取引(EDI)や商品マスター管理等で利用する ② JANシンボル(バーコード)は13桁/8桁と変わらないが、GTIN上は14桁で表記する 3
現ルール 新ルール ITF16桁 ITF14桁 単品JAN 内箱ITF ② ITFコード(集合包装用商品コード)の14桁への切り替え 3-1. GTIN による大きな影響 ① 国際標準による商品アイテムコードの設定基準の徹底 (JAN/ITF) 現ルール 新ルール ② ITFコード(集合包装用商品コード)の14桁への切り替え ITF16桁 ITF14桁 ③ ITFコード(集合包装用商品コード)の2つの表記方法の容認 JANアイテム 一致型 JANアイテム 不一致型 システム対応 または ④ 集合包装(ボール、ケース)への単品商品JANコード(シンボル)の印刷廃止 3-1. GTIN による大きな影響 ① 国際標準による商品アイテムコードの設定基準の徹底 (JAN/ITF) 現行のJAN/ITFの設定基準は、国際標準に遵守されていない 場合がありますが、新しい設定基準の徹底を行ってください。 ② ITFコード(集合包装用商品コード)の14桁への切り替え ITF16桁はGTINで表記出来ませんので利用中止となります 2010年3月までに、ITF14桁に変更して下さい。 ③ ITFコード(集合包装用商品コード)の2つの表記方法の容認 2007年3月から、ITFの付番、単品JANとITFのアイテム部分が 一致型と不一致型のITFの流通が開始されます。卸・小売業での入出荷 検品システムのシステム対応等の影響が出てきます。 ④ 集合包装(ボール、ケース)への単品商品JANコード(シンボル)の印刷 長年、内箱(ボール)に単品のJANシンボル表記が行われてきましたが、 GTINの原則から外れている為、ケースのITF14桁化と併せて、 ボールには、ボール用ITF表記に変えます。 単品JAN表記は 単品JAN 内箱ITF ルール違反 ⑤ 荷合せ品の対応変更 個装をボール と認識 個装をケース と認識 発注単位が変更 販売数量が変更 4
① 商品の基本的な要素が異なる場合 (JANを変更する条件 ) 商品名、商品ブランド名、商品銘柄・等級が異なる場合。 3-2. 国際標準の付番ルール ① 商品の基本的な要素が異なる場合 (JANを変更する条件 ) 商品名、商品ブランド名、商品銘柄・等級が異なる場合。 商品のタイプと種類(味、原材料、サイズ、販売単位)が異なる場合。 商品の正味量 (重量、容量など)が異なる場合。 セット商品で価格または中身の商品組み合わせが異なる場合。 ボーナスパック、コンビネーションパック、季節商品、ヴィンテージ・ワインetc ② 商品の荷姿が異なる場合 ( ITFを変更する条件 ) 集合包装に入っている単品の入り数が異なる場合。(外箱/内箱) 小分け包装単位の小分け包装形態が異なる場合。 集合包装の荷姿・包装の種類が異なる場合。(「バンド掛け」、「半裁品」含む) 新ルールでは軽微な商品変更等の場合、GTINを変更しないのが原則ですが、物流上、ブランド オーナーが変更した方が得策と判断した場合は変更も可能です。 3-2. 国際標準の付番ルール ① JANを変更する条件 商品の特質、価格、内容表示が変更となった場合に変えます。 ボーナスパック、ヴィンテージワイン等商品を差別化する場合。 ② ITFを変更する条件 集合包装に入っている単品入数変更、荷姿・包装の種類が異なる場合。 軽微な商品変更等の場合GTINを変更しないのが原則です。 ブランドオーナーが得策と判断した場合は変更も可能です。 ③ 再利用までの期間 ( ITFも含む ) 終売日より最低48ヶ月(4年)経過するまで、 別の商品には使用しない。 再利用する場合は流通在庫がなくなっていることを確認する。 ※ GTINの大原則 ① JAN:消費者購入単位にはJAN(単品・ボール・ケースあり) ② ITF:集合包装用GTIN(ボールも集合包装) ③ 同一包装形態には1つのGTIN 消費者にボール売り、ケース売りする場合は、単品JAN不一致型とし ボールITF=ボールJAN,ケースITF=ケースJANとなる ③ 再利用までの期間 ( ITFも含みます ) ブランドオーナーによって終売とされた日付より最低48ヶ月(4年)経過するまで 別の商品には使用しない 再利用する場合は流通在庫がなくなっていることを確認の上使用する 5
入り数違い品(2~7)またはボール(8)を使用する ケースITF 2+49+11223+01123+CD 3-3. 集合包装用ITF一致型の具体例 単品JAN 49+11223+01123+CD 基本品:1を使用する ケースITF 1+49+11223+01123+CD 入り数違い品(2~7)またはボール(8)を使用する ケースITF 2+49+11223+01123+CD ボールITF 8+49+11223+01123+CD (ボール形態が2つある時は7を使用する) ※ 直接、消費者にボール販売・ケース販売する場合はボールJAN・ケースJANが 必要となるが、この場合は不一致型の採用となる、 メリット JANコードが内包されているためITFコードから単純に単品JANコードを求められる デメリット PI(ITFコード上1桁目)が不足する可能性がある 消費者にボール販売・ケース販売をおこなう場合は、不一致型で行う *ケースJAN:ケースで消費者に販売する場合、単品JANとは違うコードが必要 ケースで消費者に販売しない場合は不要です。 3-3 集合包装用コード(ITF)一致型の具体例 ① ITFコードに単品のJANのアイテムコードが内包されている為、 変換マスターがなくてもJANコードが求められるのが最大のメリット。 ② パッケージ・インジケータが1桁しかない為、ITF付番に苦労する。 ③ 消費者に、直接、ケース販売・ボール販売する場合は、ケースJAN・ ボールJANを付番する為、不一致型を採用しないと いけない。 6
一致 不一致 一致 一致 3-4. 集合包装用ITF不一致型具体例 単品JAN 49+11223+01123+CD 基本品 3-4. 集合包装用ITF不一致型具体例 単品JAN 49+11223+01123+CD 基本品 ケースITF 0+49+11223+01124+CD ケースJAN 49+11223+01124+CD 入り数違い品またはボール ケースITF 0+49+11223+01125+CD ケースJAN 49+11223+01125+CD ボールITF 0+49+11223+01126+CD ボールJAN 49+11223+01126+CD 一致 不一致 一致 一致 メリット ケース販売をおこなう場合、荷姿に対するGTINは1つになる ITFの付番が容易である(全て別アイテムとなる) デメリット 単品JANを利用した検品システムなどはITFから単品JANをもとめる仕組みを つくらなければならない。 *ケースJAN:ケースで消費者に販売する場合、単品JANとは違うコードが必要 ケースで消費者に販売しない場合不要です。 3-4 集合包装用コード(ITF)不一致型の具体例 ① 単品JANは、ケースITFから判別出来なくなり、常に、紐付け変換 を行わないと認識出来ない。 ② ケース販売する時は、ケースITFとケースJANのGTINは一緒 となり、ITFを変える場合はJANも変える必要がある。 ③ ITFのパッケージ・インジケータは常に“0”である。 7
【 JANアイテム一致型 】 【 JANアイテム不一致型 】 JAN : 4911223011239 JAN : 4911223011239 3-5. 一致型と不一致型 【 JANアイテム一致型 】 【 JANアイテム不一致型 】 ① 単品JANと集合包装ITFは一致 ② ケースITFが変わってもボールITFは変えない ③ ボール形態が2つの場合は8と7を推奨 ④ 変更が多い場合はITFの付番が厳しい ① 単品JANと集合包装ITFは不一致 ② 同一包装単位のJANとITFは一致 (ケースITFが変わる時はケースJANも変わる) ③ ITFをなるべく変えないのが得策 JAN : 4911223011239 単品(バラ) JAN : 4911223011239 内箱(ボール) JAN : 4911223022235 ITF : 84911223011237 ITF : 04911223022235 3-5. 一致型と不一致型 ① 一致型と不一致型の比較を表にしてみました。 ② 一致型と不一致型の採用は、企業の内外の事情・商品特性等により、 ブランドオーナーの判断となります。 ③ 同一商品において、14桁から16桁への付番の戻り、 一致型・不一致型の混在での利用は出来ません。 ④ 消費者にケース販売・ボール販売する場合はケースJAN・ボールJAN が必要となりますが、同一包装形態では同一GTINでなければならない ので必然的に、単品JANと不一致型のITF・JANを使用して下さい。 外箱(ケース) ITF : 14911223011236 JAN : 4911223033231 ITF : 74911223011238 ITF : 04911223033231 8
※ 直接、消費者にボール/ケース販売する場合は、不一致型の採用となる 3-6. 一致型と不一致型の付番例 【 JANアイテム一致型 】 変更偏移 2007/04発売 2008/04変更 2009/04変更 2010/04変更 単品JAN 491122301123C 491122301123C 491122301123C 491122301123C ボールITF 8491122301123C 8491122301123C 8491122301123C 8491122301123C ケースITF 1491122301123C 2491122301123C 3491122301123C 4491122301123C ※ 直接、消費者にボール/ケース販売する場合は、不一致型の採用となる 【 JANアイテム不一致型 】 (ボール入数違いがある場合) 変更偏移 2007/04発売 2008/04変更 2009/04変更 2010/04変更 単品JAN 491122301123C 491122301123C 491122301123C 491122301123C ボールITF 0491122301124C 0491122301124C 0491122301124C 0491122301134C ボールJAN 491122301124C 491122301124C 491122301124C 491122301134C ボールITF 0491122301125C 0491122301125C 0491122301125C 0491122301135C ボールJAN 491122301125C 491122301125C 491122301125C 491122301135C ケースITF 0491122301126C 0491122301128C 0491122301131C 0491122301136C ケースJAN 491122301126C 491122301128C 491122301131C 491122301136CケースITF 0491122301127C 0491122301129C 0491122301132C 0491122301137C ケースJAN 491122301127C 491122301129C 491122301132C 491122301137C 3-6. 一致型と不一致型の付番例 一般的な付番例を表にしてみました、参考にして下さい。 9
「30入」で取引する場合は 別のGTINを設定する GTINは相手先取引単位 3-7. 荷合せ品のGTINによる変更 ① 商品登録申請書 < 現状 > <GTIN適用後> BL内PS数 10 0 CS内PS数 30 10 入荷単位CS数 1 3 ② 商品カタログ 荷合せITF 10X3B (3合せ) 10X3ケース (3合せ) ③ 伝票表示 (2段表示は、菓子業界推奨) 包装内容 10X3 10 ケース(上段) (2) ケース(下段) 2 6 バラ総数 60 60 ケース用ITF ITFはケース単位で表記 1ケース分「10入」を表す 3-7.内箱の単品JANをITF表記に変更 ボールへの「単品JAN」表記をやめて、「ボールITF」表記に変更 します。「ボールITF」は「0.35倍」で表示するとPOSのスキャナでも スムーズに読み取ることが可能です。 消費者にボール販売する場合は、単品JAN不一致型の「ボール用ITF」 と「ボール用JAN」を別表記して下さい。 3-8. バンド掛・半製品・荷合せ品のバーコード表記の徹底 物流効率を上げるためにバンド掛け・荷合せ品のITFは、原則として 1ケースのGTINに対応したITFを表記します。 EDI上のGTINはあくまでも取引単位のGTINを利用して下さい。 ※ シュリンク包装の場合 ① ケース包装の場合は、ケース用ITFシールを貼付して下さい。 ② ボール包装の場合は、ボール用ITFシール貼付が原則ですが、 費用増となる為、ボール用ITFシール貼付を行わない場合は 単品JANが見えるように包装して下さい。 10入 「30入」で取引する場合は 別のGTINを設定する 10入 GTINは相手先取引単位 10入 <荷合せ用GTINは表記しないので、不一致型でもよい> 10
4-1. 菓子業界のGTIN運用 【 ITF:16桁→14桁、 JANアイテム一致型(推奨)、 ボール:JAN→ITF 】 ① 消費者購入単位(単品/内箱/ケース) <JAN> < 現行通り > 491122301123+9 単品JAN (13桁/8桁) ② 内箱(ボール) <ITF規格:0.25倍> 2007年3月から 8+491122301123+5 ボールITF14桁化 (P1=8:推奨) ③ 外箱(ケース) <ITF規格:0.65~1.0倍> 4-1. 菓子業界のGTIN運用 ① 菓子業界では、移行時の大幅な混乱を避ける為に、GTINの運用を 限定した運用で当面は望みたいと考えています。 ② 内箱(ボール)の単品JAN表記からボールITF表記に変更しても、 パッケージ・インジケータ<8>という制限した一致型での表記変更を行って、 卸売業・小売業への最低限の影響に押し止めるつもりです。 ③ 外箱(ケース)ITFの14桁化に関しても、消費者へのケース販売 が少ない現状も踏まえて、一致型での移行を推奨しています。 ④ 消費者にケース販売・ボール販売する場合はケースJAN・ボールJANが 必要となりますが、同一包装形態では同一GTINでなければならないの で必然的に、単品JANと不一致型のITF・JANを使用して下さい。 ※当面の方法として、一致型の推奨を掲げましたが、全面的に不一致型の 採用を制限するではなく、将来的には、業界動向を見ながら、不一致型 を含めた標準対応に持っていければ良いと考えています。 1+491122301123+6 2007年3月から : : ケースITF14桁化 (P1=1~7) 7+491122301123+8 11
【 ITF:16桁→14桁、 JANアイテム一致型/不一致型(併用) 】 4-2. 食品業界のGTIN運用 【 ITF:16桁→14桁、 JANアイテム一致型/不一致型(併用) 】 ① 消費者購入単位 (単品/内箱/ケース) <JAN> 単品JAN 491122301123+9 ケースJAN 491122301126+0 ② 内箱(ボール) <ITF規格:0.25~1.0倍> 一致型 n+491122301123+c 不一致型 0+491122300001+1 ③ 外箱(ケース) <ITF規格:0.65~1.0倍> 4-2. 食品業界のGTIN運用 ① 食品業界では、当初より、不一致型の全面適用を掲げ、大手34社に 関しては、2008年4月迄にGTINの移行完了を表明しております。 ② EDIに関しても、GTINの積極的な採用を行い、プライベート・コード の廃止を目指しております。 ③ あくまでも、食品業界がGTINの標準対応です。 一致型 m+491122301123+c 不一致型 0+491122300002+8 : : : : 一致型 n+491122301123+c 不一致型 0+491122300003+5 12
菓子 食品 ITF14桁・ボールITF・新付番ルール ITF16桁・ボールJAN ITF16桁中止 アイテム一致型推奨 4-3. 業界のGTIN移行スケジュール 200604 200703 200804 200904 201003 201104 菓子 新運用開始 ITF14桁・ボールITF・新付番ルール 2007年3月 ITF16桁・ボールJAN ITF16桁中止 アイテム一致型推奨 新品ITF14全品適用 10年1月 200604 200703 200804 200904 201003 201104 食品 4-3. 業界のGTIN移行スケジュール <菓子業界> ①菓子業界の移行スケジュールは、メーカよりも卸・小売業の入出庫検品 システムのGTIN対応が優先されます。(2007年3月迄) ②メーカ側は、2007年3月から状況を見ながら、1~2年程度の期間で 商品毎に切り替えていく予定です。 ③2009年10月以降の新商品に関しては全品ITF14桁となります。 <食品業界> ①食品業界も、メーカよりも卸・小売業の入出庫検品システムのGTIN 対応が優先されます。(2007年3月迄) ②メーカ側は、2007年3月から積極的に、GTIN対応を行い、 大手34社は2008年4月迄に全商品に切替え完了の予定です。 ③菓子業界よりも、早期にGTIN移行完了となっている予定です。 新運用開始 ITF14桁・アイテム不一致型ITF・新付番ルール 2007年3月 大手34社移行完了 アイテム一致型/不一致型採用 13
・入出荷検品で集合包装用商品コードを使用している場合 5-1. 卸売業様でのGTIN対応 ・入出荷検品で集合包装用商品コードを使用している場合 物流センター 拠点/店舗 納 品 「集合包装用商品コード」の 単品JANコードとの紐付け スキャン 検品 本部 EDI 出荷案内 JANコード 入荷実績 JANコード システム対応 が必要! 5-1. 卸売業様でのGTIN対応 これから、卸売業様の入出荷検品システムの影響度を中心に説明させて 頂きます。 簡単に言いますと、不一致型のGTINに対して、入出荷検品システムの ITFから単品JANへの紐付けが必要となる場合があります。 不一致型「集合包装用商品コード」には単品のJANコード(アイテムコード部分)が含まれてないため現行の仕組み では商品コードによる検品ができない 14
単品 GTIN:0491234511111c 商品名:GSワイン720ml ・・・ 5-2. 商品コードの紐付けの一例 5-2. 商品コードの紐付けの一例 JAN単品表記がなくなる 集合包装 ①GTIN:0491234500001c 商品名:GSワイン12本入 ②GTIN:0491234500002c 商品名:GSワイン24本入 単品 GTIN:0491234511111c 商品名:GSワイン720ml 商品コードの紐付け 商品マスタの一例 GTIN 集合包装 ブランド名 商品名 GTIN 単品 入数 流通酒造 GSワイン 720ml 0491234511111c 0491234500001c GSワイン 12本入り 12 0491234500002c GSワイン 24本入り 24 5-2. 商品コードの紐付けの一例 上の図は、単品・内箱・外箱を絵で表現したものです。 ・・・ 15
5-3. 卸売業でのコード変換方法 ITF 1491111133333C ITF読み取り ITF読み取り化 JAN読み取り スキャナ JAN自動変換 (スキャナ機能) 仮JAN 491111133333C ITF認識 一致型はマスタ不要 マスタ変換(ITF→JAN) マスタ変換 (仮JAN→JAN) 不一致型は単品JANへのマスタ変換が必要 商品コード 変換マスタ 単品JAN 認識 単品JAN 認識 単品JAN 491111122222C 5-3. 卸売業でのコード変換方法 1. スキャナの読み取り方法 ① 1つのスキャナで、ITF16桁/14桁とJAN13桁/8桁が読み込める のかを確認願います。 2.ITF読み取り方法 ① ITFコードを読み取り、そのままITFと認識して、単品JANまたは PVコードに変換する場合は、不一致型に対応して、ITF→JANへの マスターによる変換が必要となります。 ② ITFコードを読み取り、スキャナの機能でJAN変換している場合は、 不一致型の場合は、仮JAN→単品JANへのマスターによる変換が 必要となります。 ITFコード JANコード PVコード JAN/ITF→PVコードへの変換はマスター必要 PVコード 変換 PVコード 変換 16 7
単品JAN PIを無視して、JAN算出 一致型 不一致型 変換マスタ経由で、JAN認識 ボール用ITF 変換 ITF規格 0.25倍 スキャナ ボール用ITF 変換 単品JAN ITF規格 0.25倍 内箱で消費者に販売する場合は内箱JANを表記する ITF 8 491111122222C 単品JAN 491111122222C 一致型 PIを無視して、JAN算出 5-4. 内箱(ボール)の単品JANが内箱ITFに変更 ※ 内箱(ボール)のバーコードが単品JAN表記からボールITF表記に 変更となる為の対応です。 1.1つのスキャナで、ITFとJAN両方が読み込めるかを確認願います。 2. ITF読み取り方法 ① ITFコードを読み取り、そのままITFと認識して、単品JANまたは PVコードに変換する場合は、不一致型への対応はITF→JANへの マスターによる変換が必要です。一致型の場合は問題ありません。 ② ITFコードを読み取り、スキャナの機能でJAN変換している場合は、 不一致型の場合は、仮JAN→単品JANへのマスターによる変換が 必要です。 当面は一致型の採用を推奨しているので問題は出ないと思いますが、 今後は根本的な対応が期待されます。 不一致型 変換マスタ経由で、JAN認識 変換マスタ ITF 0491111133333C ボールITF→単品JANへの変換 単品JAN 491111122222C 変換JAN→単品JANへの変換 仮JAN 491111133333C 17
メーカPVコード 15桁 メーカコード+PVコード 4912345+02356 8 X 6 5-5. 卸商品マスターに追加が必要な項目(理想型) 項 目 名 桁数 項 目 内 容 使 用 例 入数 規格 メーカPVコード 15桁 メーカコード+PVコード 4912345+02356 8 X 6 卸用PVコード(単品) 15桁 卸PVコード (単品) 02356+0 1 卸用PVコード(内箱) 15桁 卸PVコード (内箱) 02356+1 6 卸用PVコード(ケース) 15桁 卸PVコード (ケース) 02356+2 48 単品JANコード 13桁 最小消費者購入単位 4912345+02356+4 1 0.8 内箱ITFコード 14桁 標準内箱用ITFコード 8+4912345+02356+4 6 0.25 内箱JANコード 13桁 内箱販売用JANコード 4912345+02359+9 6 0.8 外箱ITFコード 14桁 標準外箱用ITFコード 1+4912345+02356+5 48 1.0 外箱JANコード 13桁 外箱販売用ITFコード 4912345+02369+9 48 1.0 荷合GTIN 14桁 荷合せ単位取引コード 0+4912345+92369+9 96 - 5-5. 卸商品マスターに追加が必要な項目(理想型) ① 上記の表は、卸売業として上記のマスターを管理すればどんな変換 対応にも耐えられると思い掲示しましたが、個々の企業により管理 方法が異なると思われますので参考に留めて下さい。 ② 結果的には、GTIN(ITF/JAN)から、社内管理コードにいかに紐付けを 行うかが鍵となります。 ③ メーカ→卸売業間、卸売業→小売業間の出荷検品・入庫検品時に 利用する場合の運用ルールを決めないと双方に無用な混乱を招く 恐れがあります。 ※ GTIN(ITF/JAN)から、社内管理コードにいかに紐付けを行うかが鍵となる ※ メーカ→卸売業間、卸売業→小売業間の出荷検品・入庫検品時に利用する 場合の運用ルールを決めないと混乱を招く恐れがある。 18
内箱GTINと荷合せGTINと発注単位ケース数の表示 GTIN サイズ 重量 5-6. 商品カタログ 内箱GTINと荷合せGTINと発注単位ケース数の表示 GTIN サイズ 重量 単品 4912345123442 117X117X50 68g ← ピース 内箱 84912345123448 262X262X119 750g ← ボール 外箱 14912345123449 544X502X261 3.2kg ← ケース 荷合 04912345923448 544X502X524 6.5kg ← 荷合せ(梱) (不一致型) (発注単位:2c/s) 5-7. 商品登録申請書 BL(内箱)内PS数 → ボール内ピース数 CS(外箱)内PS数 → ケース内ピース数 入荷単位CS数 → 荷合せ品の発注単位ケース数 統一商品コード → 製品5桁コード 単品JANコード → 単品JAN BL(内箱)GTIN → ボール用ITF または ボール用JAN CS(外箱) GTIN → ケース用ITF または ケース用JAN (拡張ITFコード) → 荷合せ用ITF または 16桁ITF シンボル表記内容 → BL(内箱) JAN/ITF CS(外箱) JAN/ITF 19
商品名 5-8. 外箱GTIN(ITF)の表記 <ITF16桁⇒14桁> ① パッケージインジケータが3桁⇒1桁に 5-8. 外箱GTIN(ITF)の表記 <ITF16桁⇒14桁> 単品JAN 「単品用」を明記 ① パッケージインジケータが3桁⇒1桁に (010→011→・・・066→067・・・) ↓ ↓ (1→2→・・・・・6→7→1・・・・) ② チェック・デジットの計算は今迄通り 商品名 ※ 極力、4側面に表記する ※ 右下定位置←(1.0/0.8/0.7/0.625)倍 右上位置 ←(0.625倍以上) ITFの桁数変更 (表示場所は同じ) 32mm 19mm 5-9. 単品GTIN(JAN)の表記 ← 変更なし ① 標準JAN(13桁) 変更なし ② 短縮JAN(8桁) 変更なし 単品JAN 20
※ この運用は、あくまでも期間限定対応とする。 5-10. 内箱GTINの表記 <基本 単品JAN⇒内箱ITF 表示> 【内箱用】 内箱ITFコード0.25倍 100gクランチチョコ (1ボール6個入) 84912345112329 38.5 mm または 内箱JANコード1.0倍 4912345223340 37.29 mm 単品用 単品JANコード 1.0倍 4912345112323 37.29 mm 流通現場では、現在、単品JANで入出庫検品を行なっている場合が多い為、 菓子業界運用で、単品JANシンボルの併記を容認する 表示する場合は、単品用JANを「天面(または底面)」に、「単品用」と明記して表示する ※ この運用は、あくまでも期間限定対応とする。 21
EDIの運用開始は 卸・メーカの双方の 合意のもとに行って下さい 6. e-お菓子ねっとのGTIN対応 商品コード識別区分 0 : 統一商品コード 3 : JANコード(13桁) 統一伝票共通コード欄 1 : ITFコード(14桁) 4 : JANコード(8桁) 上段 :GTIN上8桁 下段 :GTIN下6桁 2 : ITFコード(16桁) 6 : GTINコード(14桁) GTINコード体系 (メーカコード7桁の場合) 発注/納品単位で ITFコード(一致型) P M M M M M M M I I I I I C ケース/ボール発注時 ITFコード(不一致型) 0 M M M M M M M I I I I I C JANコード(標準) 0 M M M M M M M I I I I I C 単品(袋)発注時 JANコード(短縮 ) 0 0 0 0 0 0 M M M M M M I C 変更データ種 6. e-お菓子ねっとのGTIN対応 ※ e-お菓子ねっとのGTIN対応は、EDIを中心にデータ項目の追加を中心 に 行います。 ① 商品コード識別区分 6:GTINコード(14桁)を追加します。 ② GTINコード体系 GTINコード体系の通り、JANもITFも14桁で指定します。 ③ GTINコードの利用方法 発注単位/納品単位に則したGTINを使用する (ケース/ボール発注:ITF利用、単品(袋)発注:JAN利用) ④ 変更データ種 発注/入庫予定等を優先的に対応する ⑤ 実際の運用開始は、卸・メーカ双方の合意のもとに行なわないと 無用なトラブルが発生することとなります。 ⑥ e-お菓子ねっとパッケージの適用時期につきましては、富士通FIP よりご案内いたします。 発注/入庫予定/受領/直送/店出し/返品通知データ EDIの運用開始は 卸・メーカの双方の 合意のもとに行って下さい 22
e-お菓子ねっとホームページ (www.eokashi.net) 7. お問合せ先 2010年4月以降のGTIN運用に関して ご質問・ご意見をお待ちしております。 e-お菓子ねっとホームページ (www.eokashi.net) お問合せ: e-お菓子ねっとホームページのお問合せサイト 「全日本菓子協会(anka-0@nifty.com)へメールして下さい。 8. お問合せ先 ① Q&Aは、なるべくe-お菓子ねっとホームページの「お問合せ」欄の メールでお願い致します。 「社名、氏名、所属・役職、返信メール宛先、電話番号・FAX番号」 ② メールの内容をみて、「返信メール」または「電話・FAX」を専門委員 から,ご返事させて頂きます。 ③ 資料は、「資料室」の「普及説明会資料:GTIN資料」を参照して下さい。 GTIN資料: e-お菓子ねっとホームページの資料室 サイトを参照して下さい。 参考:(財)流通システム開発センターのホームページ (http://www.dsri.jp) 23 完