パノラマ写真の断層域=「適正撮影範囲」と位置付けの関係の解説 これは、歯科関係者のために作成された中山均作成「歯科用パノラマ写真の理解のために」CD(頒価4000円)の一部抜粋です。 同CDは、歯科用パノラマ写真の原理をわかりやすく解説するとともに、歯科臨床解剖学の立場から注意すべき構造と読影方法を示し、また、ユニークな読影実験の結果をもとに歯科医の陥りやすい問題点についても述べ、さらに豊富な臨床例も示したもので、北海道大学などで臨床教育にも活用されています。 全体のCDについて問い合わせは nakayama@jca.apc.orgまで
パノラマ写真における「断層域」 5mm 歯科用パノラマ写真の場合では、歯列と顎骨を切り出す軌道により、左図のような範囲が「断層域」となっている(装置によって詳細は異なっている)。 7mm~10mm
撮影の位置づけと画像にも影響 断層域=適正撮影範囲 例えば、第一大臼歯が本来投影されるフィルム上の位置を基準に考えると
撮影の位置づけと画像にも影響 →左右に拡大したような画像 位置づけが後ろ過ぎた場合 第一大臼歯が来るべき位置に小臼歯が位置付く
撮影の位置づけと画像にも影響 位置づけが前過ぎた場合 第一大臼歯が来るべき位置に、より後方の臼歯部が位置付く →左右に圧縮したような画像