USBメモリの整理と管理 Universal Serial Bus Memory ユニバーサル・シリアル・バス ・メモリ 情報事故を防止するために それでは 「USBメモリの整理と管理」 についての研修をはじめます。 まずお手元の事前調査アンケートにお答え下さい。
1.課題設定 USBメモリについて詳しく知る。 USBメモリの整理と管理の仕方を考え る。 本日の課題は2点あります。 まず、一つ目は「USBメモリについて詳しく知る。」ことと そして、二つ目は「USBメモリの整理と管理の仕方を考える。」ことです。
2.研修内容 USBメモリとは? USBメモリの容量 USBメモリの使い方を考える ウィルス手動検索 USBメモリの整理と管理 クイズ 答え まとめ 参考資料 情報セキュリティサイト(1) 参考資料 情報セキュリティサイト(2) 用語解説 今回の研修内容です。 1.USBメモリとは ではUSBメモリとは何なのかを知ります。 2.USBメモリの容量 では、USBメモリがどのくらいの量を覚えることができるかを知ります。 3.USBメモリの使い方を考える では、使い方について考えます。 4.ウィルス手動検索 5.USBメモリの整理と管理 では、本研修の課題2にあります、整理の仕方について考えていきます。 最後にクイズと答えで終わらせていただきます。
3.USBメモリとは? コンピュータのUSB端子(※1)に接続して利用でき る小さなメモリデバイス(記憶装置)のこと。 スティック型メモリの総称。 USB端子に接続するだけで、外部ドライブとして 簡単に読み書きができる。 百円ライター程度のサイズであるため、手軽に利用 できるという利点はあるが、その分だけ盗難や紛失 の危険性が高く、情報セキュリティ上のリスクが高 いという欠点がある。 最近はUSBメモリをターゲットにしたUSB媒介 ウィルス(※2)が発生している。USB媒介ウィルス は、コンピュータにUSBメモリを差し込んだだけ でウィルスに感染してしまうものである。 USBメモリとは 1.USB端子に接続して利用できる記憶装置のこと。 2.外部ドライブとして簡単に読み書きできること。 3.手頃なサイズであるため、持ち運びに便利であるが、反面盗難・紛失等の危険性も高い。 4.USB媒介ウイルスも存在する。
4.USBメモリの容量 ・2GB(ギガバイト・gigabyte) ギガは基本単位の10億(10の9乗)倍を表す。 1ギガバイトを1024MB(メガバイト)と して計算する。 (1000MBとして計算する例もある。) ・ちなみに、3,5インチフロッピーディスクの 容量は、1,44MB 四百字詰原稿用紙1800枚 ・ゆえに、2GBのUSBメモリの容量は、 フロッピーディスクの約1422枚分の容量 ・使用頻度によるが、USBメモリの寿命は数年 である。 (日経パソコン用語事典2009より) USBメモリの容量について説明します。 3.5インチフロッピーディスク1枚で四百字詰原稿用紙1800枚程度です。 2ギガバイトのUSBメモリでフロッピーディスク約1422枚分の容量があります。 ※気を付けていただきたいのですが、USBメモリは消耗品です。未来永劫使用できるわけではなく、 寿命があります。寿命は数年といわれております。使用頻度にもよりますが3.4年使ったものは データのバックアップをとることをお奨めします。寿命がきた際には、突然使えなくなります。 なんらかの予兆があるわけではないですので、どうぞお気を付け下さい。
5.USBメモリを使用する場合 ウィルスに感染したUSBメモリは、パソコンに接 続しただけで自動実行(再生)機能によりウィルス 続しただけで自動実行(再生)機能によりウィルス を感染させる恐れがあります。 これを防ぐには、 1-A[自動] Windowsの自動実行(再生)機能を停止する プログラムを適用する。 または、 1-B[手動] USBメモリをパソコンに接続する際は、 [Shift]キーを押しながら接続する。 2 そして、必ず ウィルスバスター等の手動検索を使って、 USBメモリをチェックする。 どうする?
※ 無効化プログラムについて ※1-A[自動]については、 コンピュータソフト会社より自動実行を無効化 するプログラムが発行されており、これを適用す れば自動的に無効化されます。
6.USBメモリの整理と管理 ・管理情報区分により、USBメモリを 区別する。 (例)①職務個人情報用USBメモリ ②職務一般用USBメモリ ③私用USBメモリ などに区別することが望まし い。 USBメモリの整理と管理について説明します。 本部会では管理情報区分により、USBメモリを区別することをお奨めします。 一つの例をして 1.職務個人情報用USBメモリ 2.職務一般用USBメモリ 3.私用USBメモリ に区別しましょう。 この区別のうち、特に管理が重要なものは1.の職務個人情報用USBメモリです。 (クリック)
6.USBメモリの整理と管理 ・USBメモリの管理 ①職務個人情報用USBメモリは、 鍵のかかる金庫に保管する。 ②職務一般用USBメモリも、 できるだけ鍵のかかる場所に普段は 保管し、職場から持ち出さないよう に心がける。 先ほどの区別に基づいて説明します。 1.職務個人情報用USBメモリは、鍵のかかる金庫等に保管しましょう。 持って帰ることはお奨めできません。 この情報を紛失することは、地方公務員法に抵触します。 2.職務一般用USBメモリも、できるだけ鍵のかかる場所に保管しましょう。 ただし、場合によって持ち帰っても問題ないと考えられます。
クイズで、パワーアップ! Q1 問題 持ち運び可能なUSBメモリの危険性と情報 セキュリティ対策について正しいものはどれで しょうか? 持ち運び可能なUSBメモリの危険性と情報 セキュリティ対策について正しいものはどれで しょうか? それではクイズです。 みなさん相談なしに考えて見て下さい。3択問題で選択肢は次のページで表示します。 問題 「持ち運び可能なUSBメモリの危険性を情報セキュリティ対策について正しいものはどれでしょうか?」(クリック)
答え 正しいものはどれでしょうか?(ひとつだけです。) 答え 正しいものはどれでしょうか?(ひとつだけです。) 1.USBメモリを介して感染するウィルスがあ るため、ウィルス感染を防ぐために携帯のデ ジタルオーディオプレーヤーにファイルを保 存している。 2.個人情報ファイルをUSBメモリに保存した が、不要になったので通常の消し方でファイ ルを削除した。 3.知り合いからファイルをUSBメモリで受け 取ることになったが、これを接続するときに はウィルス対策しているコンピュータを使用 している。 それでは3択です。 1.USBメモリを介して感染するウイルスがあるため、ウイルス感染を防ぐために携帯のデジタルオーディオプレーヤーにファイルを保存している。 2.個人情報ファイルをUSBに保存したが、不要になったので通常の消し方でファイルを削除した。 3.知り合いからファイルをUSBメモリで受け取ることになったが、これを接続するときにはウイルス対策しているコンピュータを私用している。 さあ、どれが正しいでしょうか。正しいものは一つだけです。
まとめ 参考資料 情報セキュリティサイト(1) まとめ 参考資料 情報セキュリティサイト(1) 1,一般研修用では 総務省「国民のための情報セキュリティサイト」 http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/securit y/index.htm 2,最新の情報を得るには 独立行政法人「情報処理推進機構」 http://www.ipa.go.jp/security/index.html
参考資料 情報セキュリティサイト(2) 3,学校セキュリティには 財団法人「コンピュータ教育開発センター」 参考資料 情報セキュリティサイト(2) 3,学校セキュリティには 財団法人「コンピュータ教育開発センター」 http://www.cec.or.jp/seculib/index.html 4,その他 「警視庁セキュリティポータルサイト@police」 http://www.npa.go.jp/cyberpolice/
【用語解説】 ※1 USB(ユー・エス・ビー)端子 Universal Serial Bus (ユニバーサル・シリアル・バス)の略。 ※1 USB(ユー・エス・ビー)端子 Universal Serial Bus (ユニバーサル・シリアル・バス)の略。 コンピュータにさまざまな周辺機器を接続する ことができる外部ポート(端子)の規格。 ※2 USB媒介ウィルス USBメモリなどをコンピュータに差し込んだ だけで感染するウィルスのこと。感染したコン ピュータに差し込まれた他のUSBメモリに感染 する形で広がっていきます。 出典 ※総務省「国民のための情報セキュリティーサイト」 (用語辞典・英字)