安全管理体制と リスクマネジメント.

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■ はじめに サッカークラブの運営においては、常に怪我/事故の可能性はある。
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安全管理体制と リスクマネジメント

リスクマネジメントの基本的な考え ◎自分の組織を守る ◎社会や顧客等に被害を与えることのないよう   にする 利用者視点でのリスクマネジメント

何をしなければならないか 職員への周知・教育 ・リスクについての検討委員会の設置 ・ヒヤリハットや事故についての認識 ・記録をとることに対しての啓発 ・事故予防のしくみ作り ・事故が起こった時の対策作り        職員への周知・教育

重要なのは教育の実施 ・個々の職員や組織が、安全管理を意識的に行 えるようになる教育を ①担う人はだれか ②どのように推進するかが課題 ・個々の職員や組織が、安全管理を意識的に行         えるようになる教育を   ①担う人はだれか    ②どのように推進するかが課題 ・指導看護師が担う役割を、自施設で明確にする ・具体的なリスクの学習を職員と共に行い、  安全管理はどこまでできるか判断する

社会福祉施設の リスクマネジメント ご家族への説明・同意 高齢者施設の特性をとらえて考えると、生活そ のものにリスクは存在するので、完全には排除 できない ご家族への説明・同意

リスクマネジメントの枠組み ①リスクを発見する ②事実を把握する ③要因を分析する ④具体策を考える ⑤マニュアル化→研修

ヒヤリハットと アクシデントの区分 分析するために     どこまでがヒヤリハット     どうなったらアクシデント           整理しておく必要がある

口腔内吸引で 予想されるトラブル ・呼吸状態が悪い、顔色が悪い ・出血している ・嘔吐した ・うまく吸引ができない ・痰の性状が違う ・吸引器がうまく作動しない 等

経管栄養で 想定されるトラブル ・PEGが抜けそうになっている ・出血している ・嘔吐した ・顔色が悪い、苦しそうにしている ・不快を訴える ・漏れ ・腹部不快、痛み

リスクマネジメントの進め方 具体的なチェック項目を提示して教示しなけれ ば、危険か安全かの判断は出来ない。 リスクマネジメントを推進するには、吸引・経 管栄養それぞれについて、ステップごとの手順 を明示しなければならない。 テキストの活用であったり、自作の手順表を作 成したり、各人の工夫が必要。