Department of Family Medicine, Mie University 総合診療部から 家庭医療学講座の誕生 2000年度に「総合診療部」が発足。 設立当初より一貫して、家庭医療学の普及、 家庭医の養成に努めている。 2005年度より大学院大学化に伴い、総合診療部は 「家庭医療学講座」となった。 □教授 1名 □助教授 1名 □助手 1名 □卒後 12年目 1名、8年目 1名、5年目 4名 4年目 1名、3年目 4名 (うち 外部勤務 7名大学院生 2名) 以上、計 15名 2005.8 Department of Family Medicine, Mie University
Department of Family Medicine, Mie University 私たちの考える家庭医とは “あなたを診る医者” Patient Centeredness (患者中心性) first Contact (近接性) まず最初に診たい Continuity (継続性) ずっとずっとどこにいても継続して Comprehensiveness (包括性) どんなことも包括的に Coordination (協調性) 専門医療も保健・福祉も調整して Contextual (背景因子) 背景にある家族や職場、地域も ほとんどの医員は将来、地域のクリニックで働きたいと考えている。 在宅ケア、離島医療、統合医療、漢方医学、緩和ケア、女性外来など関心分野は幅広い。 2005.8 Department of Family Medicine, Mie University
Department of Family Medicine, Mie University 卒前教育 卒前教育における役割 1.家庭医療、プライマリ・ケアの教育 2.行動科学の教育 3.Evidence-based Medicine の教育 4.基本的臨床技能教育 第5学年の臨床実習では、初診患者さんの医療面接を行い、後から指導医とともにVideo reviewを行う。よかった点や改善点を話し合う。外来では主に医員が指導医となる。 2週間、学外の診療所で地域医療実習を行う。最終日には体験してきたことをもとに報告会を行っている。 ○学生の感想の一部 ・診療所の仕事は意外と忙しい ・地域医療や教育に熱心な先輩医師と出会えた ・患者さんとの出会いに感動した ・スピリチュアルケアについて学んだ ・家庭医になりたいと思った 2005.8 Department of Family Medicine, Mie University
今後の家庭医養成プログラム 内 科 クリニック研修 エレクティヴ ク リ ニ ッ ク 研 修 レジデント 1年 レジデント 2年 レジデント 3年 クリニック研修 エレクティヴ レジデント 2年 レジデント 1年 ローテートの内容 : 内科,外科,小児科,産婦人科,救急,精神科,地域保健・医療 研修医 2年 原則としてMie Medical Complex(MMC)内の管理型臨床研修病院 (例 鈴鹿中央総合病院,松阪中央総合病院など)で2年間のローテート研修 研修医 1年 3月 2 1 12 11 10 9 8 7 6 5 4 レジデント 4年 ク リ ニ ッ ク 研 修 内 科 2005.8 Department of Family Medicine, Mie University
Department of Family Medicine, Mie University 後期研修内容 外来では、上級医のプリセプトを受けながら、初診、さらに継続的な診療を行う。後で診察の技術について、指導医よりVideo reviewを受けることができる。 地域病院での外来症例も、大学の症例検討会で指導医とディスカッションを行う。また、在宅医療や健康教室なども行う。 週1回の他科研修では、整形外科や皮膚科などの外来で、主にcommonな疾患について研修する。また、内視鏡検査やレントゲンの読影などの研修も行う。 年6ヶ月の自由選択期間(エレクティブ)があり、さらに伸ばしたい領域を自由に選んで研修する。例:県外病院での他科研修や救急研修、僻地医療、エコー等の技術修得、海外留学 症例検討会や勉強会に参加する。入院患者も担当する。 2005.8 Department of Family Medicine, Mie University
Department of Family Medicine, Mie University モデルクリニック 着々と準備が進む、 新しいモデルクリニックに 乞うご期待!! 美杉村 人口 7,283人 世帯数 2,731戸 美しい杉やヒノキの優良材を生産する林業の里。 役場と協力しながら、住民のための保健・医療を強化中。 はつらつフェスタ(健康まつり)では村民を対象とした講演を行っている。 2005年度のテーマは「運動と健康」 勢和村 人口 5,381人 世帯数 1,606戸 高齢化率 26.9% 森林が70%、田畑が15% 温暖で緑豊かな恵まれた自然環境 介護老人保健施設「なごみの里 」併設 2005.8 Department of Family Medicine, Mie University
Department of Family Medicine, Mie University 大学での1週間のスケジュール 月 火 水 木 金 7:20 レジデント回診(病棟) トピック勉強会 (経験症例から) 8:10 病棟モーニングカンファレンス 8:30 外来(初診・再診) 耳鼻咽喉科 外来研修 地域病院 外 来 外来 (初診、再診) 外 来/病 棟 研修医指導 16:00 入院患者検討会 外来患者検討会 17:00 抄読会 専門診療科 勉強会 基本薬の使い方 勉強会 ジャーナル クラブ 18:00 20:00 医局会 外来患者検討会 (学外研修者も参加) 2005.8 Department of Family Medicine, Mie University
Department of Family Medicine, Mie University 大学病院における診療 主治医が一人の人間のあらゆる健康問題に対応し、継続的に診療にあたることを重視している。ありふれた病気から、大学病院での解決を望んでやって来るケースまで様々である。 紹介状を持たない初診患者や他科からの紹介患者、あるいは多臓器にわたる疾患を抱えた患者、説明困難な症状を抱えた患者、かかりつけ医を希望する患者などが受診する。健康診断や時間外患者も担当する。健康増進のために禁煙外来も開設している。 専門各科と協力して、診療を行う。 担当患者が入院となった場合には、入院治療も引き続き担当する。 眼底・耳鼻鏡 小児を診る機会が少ない点、往診ができない点は、外部の病院で経験を積むこととなる。 2005.8 Department of Family Medicine, Mie University
Department of Family Medicine, Mie University 症例検討会や勉強会の紹介 American Family Physician British Journal of General Practice 外来患者検討会:担当した外来症例の鑑別診断や治療方針について議論し、疑問点を解決する。また症例提示の練習の機会でもある。 トピック勉強会:経験した症例からトピックを選び、EBMに基づいて調べたことを、みんなで共有する。例:慢性咳嗽、血液培養、花粉症、失神、糖尿病 ジャーナルクラブ:欧米の家庭医の研究論文を読み、議論する。研究への動機付けともなる。 抄読会:家庭医療に関する書籍を読む。 例:家庭医療学ハンドブックなど 専門診療科勉強会:最新医療に関するビデオレクチャーとディスカッション discussion!! 2005.8 Department of Family Medicine, Mie University
Department of Family Medicine, Mie University ホームページはこちら! http://www.medic.mie-u.ac.jp/soshin/ お問い合わせ、 お待ちしてます!! 2005.8 Department of Family Medicine, Mie University