Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部 教授 若林芳樹

Slides:



Advertisements
Similar presentations
Web-GIS の開発と地盤情報の 高度利用に関する共同研究について -具体的な共同研究テーマ ( 案 ) - 「地質・地盤情報協議会」・ 「 Web-GIS コンソーシアム」説明会資料 全国地質調査業会連合会・情報化委員会.
Advertisements

地図の重ね合わせに伴う 位相関係の矛盾訂正手法 萬上 裕 † 阿部光敏* 高倉弘喜 † 上林彌彦 ‡ 京都大学工学研究科 † 京都大学工学部 * 京都大学情報学研究科 ‡
地形図 地形図とは? ○ 地形・植生・土地利用など,地表面の事象を詳しく表現した 地図。 国土地理院 ○ 国土交通省国土地理院が発行。 ○ 地形図の種類 (3種類) 1/1万 1/2.5 万 1/5万 実測図 1/1万・1/5万の地形図 は,1/2.5万の地形図を 元に編集して作成した編集図 である。
行って知る統計GIS入門 巻 Ⅰ はじめての人、ここまで必ず出来る 診断データ研究会 西川宣夫 1.
QGISの操作方法について ~「地図で見る統計」を使用しコロプレスマップを描くまで~ 1. 概要です。 1 GIS について GIS というソフトについて説明します。 2 ファイル結合 複数あるファイルの処理のしかたについて説明します。 3 投影変換作業 ファイルを計算できる形に変換する方法を説明します。
基盤地図情報の活用 中村 憲. 基盤地図情報とは 国土地理院が整備 様々な機関が作成した地図データを統一フォー マットでネット上で公開 無料 ( 登録必要 ) OCAD 等で利用するためには形式を変換する必要 あり 公開範囲は順次拡大中 GPS との相性もいい ( リアルワールド座標 )
地理情報システム論 第11回 GIS による処理技法 アドレスマッチングの利用 空間的分布の特徴の把握.
環境情報解析 第2回 空間情報工学 参考文献:空間情報工学 [ 日本測量協会 ]. 空間情報工学の理念.
オリエンテーション 0 介護・福祉業務における GIS 高度活用人材育成プログラ ム オリエンテーション 東京大学空間情報科学研究センター 客員研究員 今井 修.
GIS( 地理情報システム ) 入門 -行政府での利用を例に- 井田憲計 ( 桃山学院大学 経済学部 助教授 元 大阪府立産業開発研究所 主任研究員 ) 大阪府立産業開発研究所 桃山学院大学 2006 年度春学期 「共通自由特別講義-IT活用の実際-」 ( 藤間先生 ) ゲストスピーカー ( )
第10回 GISによる処理技法 結合用の統計データの処理
授業の概要と目標 概要 地理空間情報活用推進基本法の施行に伴い、GISで利用可能な地理空間情報が飛躍的に増加することが見込まれる。
別冊(1) 「地図太郎」で使用するデータ形式.
●本ワークショップの流れ <1日パターン> 【1日目(13:30~17:00)】 本ワークショップの内容 対象地域のGISデータの収集
地理情報システム論 第14回 GISによる処理技法と応用(3) ラスタ形式による空間的演算 ~土地利用の予測
航空レーザ測量の 概要と利用法 西村徳真.
スケジュール テーマ「会場周辺の防災マップの作成」 概要説明(15分) 地図作成準備(45分) 地図の表示と検索(30分)
A市におけるGIS活用推進の役割分担 【検討例2】
富山市のまちなか居住推進事業について 富山大学 岩田ゼミiii.
情報処理入門A・B 第8回 プレゼンテーション支援ツール
地理情報システム論 第3回 コンピュータシステムおける データ表現(1)
オリエンテーション 測量学実習 第1回.
人文地理学の空間データベースの課題 高阪宏行・荒井良雄.
GIS 立地分析への応用 担当 村山祐司 教授 T A  薛 琦.
認可保育園、認可外保育園、幼稚園が異なる色のアイコンで
開発担当者:東京大学空間情報科学研究センター 特任教授 今井修
ココゆれ 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 ココゆれ 誕生の キッカケ ココゆれ でこう 変わった!
じぶんの地盤アプリ 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 じぶんの地盤アプリ 誕生の キッカケ じぶんの地盤アプリでこう 変わった!
X市におけるGIS活用推進の役割分担 【検討例1】
「共通自由特別講義-IT活用の実際-」(藤間先生)
開発担当者:東京大学空間情報科学研究センター 特任教授 今井修
東京大学空間情報科学研究センターを 中心とした空間情報データベースの整備
空間情報サーバ (株)パスコ.
1.保有データを自治体Webサイトで公開しよう①
地理情報システム論 第14回 ラスタ形式による空間的演算 GISの応用(2)~土地利用の予測
空間情報科学の共同利用空間データベース構築の課題
第9回 GISで空間分布を捉える デジタル地理情報の構造 GISでみる地理分布 地理分布の計測 地理分布の理解.
Mapic 2 のご紹介 株式会社マイスター.
村山祐司 序章 地理情報科学概論 2. 基本的な用語の定義 村山祐司
GISとは・・・ データ処理演習(笹谷担当).
高齢者向け災害対策の検討 立命館大学文学部地理学専攻 教授 矢野桂司.
アドレスマッチングサービス 空間情報システム部門 助手 相良 毅 2018/12/1 4th CSIS Simposium.
事務所における情報化の問題点 データが所内で共有されていない、各課ごとに個別に利用されている
室蘭市GIS情報の(一部)オープンデータ化事業
「共通自由特別講義-IT活用の実際-」(藤間先生)
単語登録(1) ◎MS-IMEの「単語登録」に、単語、語句、記号など自分がよく使うものを登録しておくと、便利である。
GISを用いた 『日向』『日影』地名の 立地の解析
位置情報による集団行動把握の基盤システム
数量分析 第2回 データ解析技法とソフトウェア
Mappin’ Drop 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 Mappin’ Drop 誕生の キッカケ
地理情報システム論(総)/ 国民経済計算論(商)
オリエンテーション 【G空間事業者向け】 開発担当者 :東京大学空間情報科学研究センター 特任教授 今井修 2019/4/10
X市におけるGIS活用推進の役割分担 【検討例1】
貞広幸雄 地理情報システム論 貞広幸雄
豊富な投影法 座標系をまず設定する必要があります。地球面から平面への投影法,縮尺などをまず選びます。
基礎プログラミング演習 第12回.
第12回 GISで地域変化を捉える 地理的変化を見る 地理的変化を捉える 地理的変化を分析する 地理的変化を予測する.
地理情報システム論 第8回 GISによる処理技法(1) データの入手と座標系の変換 ベクタ形式における空間的演算(1)
地理情報システム論(総)/ 国民経済計算論(商)
資料2-2 平成26年度 第2回技術委員会資料 次年度検討テーマ案
第2章 空間データの取得と作成 7.空間データの品質
地理情報システム論(総)/ 国民経済計算論(商)
第8回 統計情報の空間的理解 統計データの集め方 統計データの表し方 統計データの使い方.
Googleマップを活用した 生物調査データベースの構築
開発担当者 :新潟大学国際センター 教授 田中亨
東京大学空間情報科学研究センター 客員研究員
単語登録(1) ◎MS-IMEの「単語登録」に、単語、語句、記号など自分がよく使うものを登録しておくと、便利である。
地理情報システム論 第6回 GISによる処理技法 GIS入門(2)
実都市を対象とした初期マイクロデータの 推定手法の適用と検証
地理情報システム論 第5回 GISによる処理技法 GIS入門(1)
Presentation transcript:

GISを用いたマッピングと分析(その2) 【地方公共団体向け】 開発担当者 :首都大学東京 都市環境科学研究科 教授 若林芳樹 2017/3/3 GISを用いたマッピングと分析(その2) 【地方公共団体向け】 開発担当者 :首都大学東京 都市環境科学研究科 教授 若林芳樹 Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹 Copyright © 2009 Tokyo Metropolitan University, Prof. Yoshiki Wakabayashi

Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部 教授 若林芳樹 2日目午後の作業の概要 様々なデータを用いて地域の現状と課題を考える 自治体(市町村)スケールで利用可能なデータを収集する 住所情報から緯度経度データを作成し,GISに取り込む 小地域統計を取り込んで,自治体内での地域的差異を把握する 主題図を作成し,地域の現状と課題を考える 習得するスキル アドレスマッチングの方法:住所から緯度経度情報を取得 既成の地理空間情報とオリジナルなデータとを組み合わせた解析方法 地図の読図と表現の技法 Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部 教授 若林芳樹 スケジュール:12:30~16:00 テーマ「公共施設の分布と人口特性の地図化」 12:30~13:00 公共施設の住所のアドレスマッチング  → 地図太郎へユーザレイヤとして取り込む 13:00~14:00 施設の特性による分布傾向の把握 属性検索:ex.)保育所の場合:延長保育,一時保育・・・ 属性別の色分け表示:主題図作成 14:00~14:30 施設の周囲の人口特性の比較 空間検索:ex.)広域避難所から2kmバッファ (休憩) 14:40~15:00 背景地図の表示切替 15:00~15:30 地図の読み取り,主題図の作成と出力 15:30~16:00 グループ討論 Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部 教授 若林芳樹 使用するデータ(その1) Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部 教授 若林芳樹 使用するデータ(その2) Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部 教授 若林芳樹 作業の流れ【別冊(3)参照】 アドレスマッチング 住所情報の緯度経度変換 背景地図の作成 ラスタデータ:数値地図50mメッシュ標高 ベクタデータ:基盤地図情報25000 ユーザ(編集)レイヤの作成 アドレスマッチングした経度緯度データのCSVファイルを取り込む 地図表示 地図記号の調整 ②背景地図の作成 ラスタ:50mメッシュ標高 ベクタ:基盤地図情報 ①アドレスマッチング ③ユーザ(編集)レイヤの作成 施設の緯度経度データ ④地図の表示 Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

①アドレスマッチング<その1:住所情報の収集> 認可保育所,学童保育(放課後児童クラブ):i-子育てネット http://www.i-kosodate.net/index.html → 市町村別に認可保育所を検索 対象地域の自治体のホームページ → 市区町村内の各種施設を検索し,防災(広域避難所),高齢者施設,学校教育施設等の住所データを収集する。 その他の施設:Yahoo!電話帳,インターネットタウンページなどで検索可能 ※ 自治体の内部資料(台帳類の住所情報など)で住所を含むデータは利用可能 Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

①アドレスマッチング<その2:CSVアドレスマッチングサービス> 住所を含むカラムの順番を予め調べておく Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

①アドレスマッチング<その3:経度緯度座標を付けたCSVデータ> 信頼度(5以外は要確認) 地名の種類 事例:放課後児童クラブ(学童保育) 経度 緯度 Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

①アドレスマッチング<その4:精度の比較> アドレスマッチング:街区(大字・町丁目)の代表点座標 国土地理院地図閲覧サービス(ウォッちず)上の緯度経度座標 (例)下柚木小学校:東京都八王子市下柚木3-9 アドレスマッチング: 東経139.3808度   北緯35.62262度 ウォッちず: 東経139.380972度 北緯35.622177度 ※ 街区レベル位置参照情報の内容(国土交通省) Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部 教授 若林芳樹 ②背景地図の作成 基盤地図情報50mメッシュ標高(ラスタデータ)と基盤地図情報25000(ベクタデータ)を取り込んで,背景地図を表示する Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部 教授 若林芳樹 ③ユーザレイヤの作成,④地図の表示 各種施設の緯度経度データの取り込みと表示 凡例の作成 【課題】地図から分布傾向を読み取る: (例)保育関連施設 保育所は市街地に多く,郊外住宅地には少ない(共働き世帯の分布?) 東京都の認証保育所は駅前に多い 学童保育は保育所より分散傾向(小学校と併設されていることが多い) Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部 教授 若林芳樹 小地域統計の地図化【別冊(4)参照】 施設の分布と関係がありそうな小地域統計(町丁字別)を選んで地図化する 小地域統計の境界データの取り込み Shapeファイル形式の境界データを取り込む 小地域統計属性データ(CSVファイル)の結合 境界データに国勢調査データを結合する 主題図の作成 ①背景地図の作成 ラスタ:50mメッシュ標高 ベクタ:基盤地図情報 ②ユーザ(編集)レイヤの作成 小地域統計境界データ 小地域統計 ③小地域の属性データの結合 ④地図の表示,検索 Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

【課題】施設と人口の分布を重ね合わせて考える (例)子育て施設と幼年人口の分布 0-4歳人口比率の分布と保育所・幼稚園の分布を重ね合わせる 近い将来,保育所が不足する可能性のある地区はどこか 保育所の不足を幼保一元化(幼稚園での保育サービス)によってカバーできる可能性のあるところはどこか Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部 教授 若林芳樹 主題図の効果的読み方 レイヤの表示を切り替えて地図の見え方を比較する 背景地図の違いにより読み取れることが違う 異質なデータを統合して処理し,レイヤ間の関係を推理する 熟練度の違い 初心者:全体的傾向を表面的にとらえる、重要でない細部にとらわれる 上級者:一般的傾向とそこから外れた傾向にも着目し、その傾向が生じた原因も推理できる 一般的(法則的)知識と個別的(地誌的)知識を組み合わせて地図を読みとる 対象地域の個別的知識を引き出す背景地図:GISが支援 Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

背景地図の有無によって読み取れる情報がどう違うか? (例)八王子の町丁別老年人口率 背景地図を表示 ・西側の山間部で高い.中心市街地も比較的高い. ・東部の多摩ニュータウン地区では低い ・市街地周辺でも30%を超える高い地区がある(高度成長期の住宅地) 背景地図なし  分布のおおまかな傾向はわかるが, 土地勘(個別の地理的知識)がないと,原因を探る手がかりがない Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

複数の統計データを重ねてみると新たな情報が得られる (例)人口の総数と比率による分布傾向の比較(別冊参照) 比率では山間部が高いが,総数では中心市街地が多い 開発が古い郊外住宅地でも高齢者の多い地区がある 高齢者施設(老人ホーム等)との分布と比較してみる 町丁別老年人口数と老年人口比率 Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部 教授 若林芳樹 【補足説明】様々な主題図の表現技法 比例記号図(図形図) ドットマップ コロプレスマップ   (階級区分図) 等値線図 流線図 カルトグラム 立体図 ※ データのタイプや目的に応じて使い分け ドットマップ コロプレスマップ(階級区分図) 立体図(鳥瞰図) 等値線図 ダイアグラムマップ 出典:Kraak and Ormeling (2003) 流線図 カルトグラム 比例記号図(図形図) Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

範囲(空間)検索:(例)広域避難所周辺の人口特性 広域避難所の緯度経度データを取り込み,ユーザレイヤに追加 ある避難所を中心にした1km圏内の年齢別人口特性を調べる メニューバーの「検索」で「範囲検索」を選ぶ 避難所にカーソルを合わせて検索範囲を1kmに設定 範囲内の地区の色が変わり,選択された地区属性がリスト表示される 検索したデータの保存:メニューバーの「CSVデータ」で「結合CSVを保存(選択・検索データ)」を選びファイルを指定 Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部 教授 若林芳樹 検索結果の集計と比較 いくつかの避難所について周辺1km内の人口特性を調べ,CSVファイルに保存 EXCELを開いて避難所ごとのCSVファイルを結合し,人口構成を集計して比較する (例:3つの避難所周辺の年齢別人口構成を表すグラフ) 周辺の人口特性に応じた防災対策を考える 3つの避難所周辺の年齢別構成比(%)」 Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部 教授 若林芳樹 主題図の仕上げと出力 方位と縮尺を付ける  → 地球上での位置や空間スケールを知る手がかり,他地域との比較が容易になる 凡例を付ける  → 地図記号の「辞書」 地図表現は適切か  → 不適切な表現は,ミスリーディングな情報を伝えてしまう 【課題】分布図をもとに,近い将来,学校が不足する地域はどこかを考えてみる 八王子の小学校と5-9歳人口の分布 Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部 教授 若林芳樹 地図を重ね合わせる意味とGISの役割 地図から得られる情報は,読み手の持っているメンタルマップのレイヤによって違ってくる どんなレイヤを重ねるかによって読み取れる情報も違う GISは多数のレイヤを提示することで空間的思考を支援する道具になる どんな情報を重ねるかは使い手の(地理的)センスによる どのような地図に表現するかで伝わる情報も違ってくる→ 情報共有にとって地図表現(デザイン)が重要 解析機能を組み合わせることで,推論の妥当性・客観性が高まる→ 説得のツールとしての地図 GISは単なる地図作成の道具ではない:意思決定支援ツールとしてのGIS 作った地図から何を読み取るか,どう使うかが重要 Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹

Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部 教授 若林芳樹 【課題】統計データの地図化とその応用 各自で自治体業務に即したテーマを一つ選ぶ 利用できるデータ 地図データ:基盤地図情報25000,市区町村・小地域境界 属性データ:国勢調査結果(年齢別人口) テーマに合わせてデータをGISに取り込み,分析,地図化,結果を解釈する 作成した地図を自治体の業務にどのように利用できるかを考える 伝達したい情報を効果的に伝えるために主題図の表現を工夫する Copyright © 2009 首都大学東京 都市環境学部  教授 若林芳樹