城原川ダム問題に対する方向性について 平成16年11月22日(月) 佐賀県知事 古川 康.

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城原川ダム問題に対する方向性について 平成16年11月22日(月) 佐賀県知事 古川 康

●〔城原川〕 佐賀平野流域外 脊振村 ダム予定地 神埼町 千代田町 出典:国土交通省河川局資料 佐賀市 諸富町

●アウトライン(発表概要) ○ダム案は有効な考えと認識。 ○ダムによらない案について、あと数ヶ月の時間をいただき詰めの議論を行い、その上で最終的な結論を出したい。 ○脊振村については、ただちに振興策について協議を開始したい。

●経緯(神埼町長、千代田町長からの話) 今の状況のまま、急いで結論をださないでほしい “責任ある立場で治水に関する議論を”との要請 ダムを建設しない場合の方法およびリスク リスクの負担 (誰が、どのような方法で) 脊振村長へもう少し時間をいただくことを要請し、脊振村長も理解を示された

●内容1( 脊振村についての考え方) ダム案によるにせよ、よらないにせよ、今後の振興策について ただちに協議を開始 数日中に脊振村と今後の進め方について協議を開始 脊振村の意向をお聞きしながら長い期間放置されてきた事業等への取り組みを検討

●内容2( ダム案についての考え方) 以下の二点について議論が不足 ダムによらない案では本当に治水上の責任を果たすことが できないのか 仮にダムによるとしてもダムの受益が予定されている側に おいてダムを造ることに対して理解されるに至っていない 今後、さらに議論を深める必要があるため、数ヶ月の時間を いただきたい

●議論の進め方 ダムによらない案では本当に治水上の責任を果たすこと ができないのか 関係首長会議での検討 【メンバー】 神埼町、千代田町、脊振村の町村長と知事         適宜、佐賀市長も参加 専門家による助言 【テーマ(案)】  ○ダムによらない案について実現可能性を精査  ○地域が安全度が下がることを受認したうえで、それでもダム   によらない案を地域が選択する余地もあるのでは… 【基本的な考え方】

●議論を行う上での基本的考え方 ダムの有効性を認めながらも、ダム以外の選択肢がないかどうか十分に検討したうえで、ほかにない、という結論に達してはじめてやむを得ずダムを選択するべき

●議論の進め方 ダムによらない案では本当に治水上の責任を果たすこと ができないのか 関係首長会議での検討 最終的な結論 【メンバー】 神埼町、千代田町、脊振村の町村長と知事         適宜、佐賀市長も参加 専門家による助言 【テーマ(案)】  ○ダムによらない案について実現可能性を精査  ○地域が安全度が下がることを受認したうえで、それでもダム   によらない案を地域が選択する余地もあるのでは… 【基本的な考え方】 【期 限】 平成17年3月(場合によっては、それから2~3ヶ月後) 最終的な結論

地域における議論不足 地区懇談会の開催 仮にダムによるとしてもダムの受益が予定されている側に おいてダムを造ることに対して理解されるに至っていない 地区懇談会の開催 【目 的】 関係住民の方々へ城原川についての理解を深めていただく 【進め方】  ○住民の方々の思いを汲み取りながらの意見交換  ○住民同士の理解を進めるよう、上流と下流の住民の代表による   ワークショップも実施

歴史の評価に耐えうる、悔いのない選択を目指し、これからも努力を重ねる ●内容3(まとめ) 「あのときダムを造っておいてよかった」 「ダムを造っておかなくてよかった」 歴史の評価に耐えうる、悔いのない選択を目指し、これからも努力を重ねる