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監督 星野仙一を設計分析する ちょっと一休み(11)Rev.-1 031110 今回の「ちょっと一休み」は、 です。 031110 ちょっと一休み(11) ちょっと一休み(11)Rev.-1 031110 【引用文献・参考文献・引用写真】 ・2003年9月16日(火)の朝日新聞(夕刊)から抜粋 今回の「ちょっと一休み」は、 です。 監督 星野仙一を設計分析する
勝つための設計力 NHKスペシャル 監督・星野 仙一 阪神を変えた男 「監督 星野仙一 」を設計分析する 031110 ちょっと一休み(11) 「監督 星野仙一 」を設計分析する 2003年9月20日(土)のNHKスペシャルから抜粋 著者の設計分析 勝つための設計力 NHKスペシャル 阪神を変えた男 監督・星野 仙一 ■監督・星野仙一 18年振り。待ちこがれるファンの声が連日響き渡る甲子園球場。 星野仙一、56歳。 阪神の再生を託された。 星野監督は選手の1/4を解雇し、就業2年目で優勝に導く。 監督曰く、「改革、改革と言うけれど、改革に血は流れます。無血改革などと言うそんな格好の良いものはありません。」 GEのジャック・ウェルチ元会長の改革は20年です。 日産のゴーンさんは、えーッと・・・・ ■今シーズン半ばの成績 かつて、阪神は4年連続最下位。10年連続Bクラス。 ところが今シーズンにおいて、140試合中、80試合が完了したころ、57勝22敗の勝率7割以上の成績を収め、チーム打率は3割を超えた。 防御率もチーム1位である。 すごい変貌ですね! 粘り強い阪神に生まれ変わった。 今シーズンの合言葉である「勝ちたいんや!」は、負け続けたナインに勝利への執念を植え付けた。 そうです。「勝ちたい!」という意思がなければ何をやってもダメです。本Home Pageのメインテーマも「勝つための設計力」でしたね!
(General Manager)の役目です。 031110 ちょっと一休み(11) 「監督 星野仙一 」を設計分析する 2003年9月20日(土)のNHKスペシャルから抜粋 著者の設計分析 ■抜本的改革とは(=徹底したリストラ) 阪神には 70人 の選手がいます。 星野監督は、昨年のシーズン後、 24人を脱退させました。 なんと1/3以上です! 本来、この仕事はGM (General Manager)の役目です。 通常、 監督に組織を変える権限はありません。 昨年のシーズン終了後、星野監督は抜本的な組織改革に動き出した。 つまり、 偏差値を 入れ替えたのです! 勝つために! まるで、日本の企業ですね。しかも超大企業の改革のようです。 徹底したリストラの断行である。 昨年、阪神には70人の選手が所属していた。シーズン後、脱退したのは24人、1/3を越える人数である。 24人の内訳は引退4人、トレード4人、自由契約(≒解雇)16人に及んだ。 これは、プロ野球の歴史の中で最大級の選手の入れ替えである。 結局、球団オーナー、GM、監督、コーチ陣、選手陣・・・これら総合的な偏差値を高めたのでしょう! 星野監督曰く、「生え抜きでないから優勝できたと言われるが、生え抜きがやらないからオレがやっているんだ!」と言った。 一般企業と同じですね! 特に、経済誌や経済番組で特集される内容と同じです。 その代表格が日産でしょう。 最近は、「福助」の新社長ですか ね!
注意:講師は経営コンサルタントではありません。従いまして、「改革」とは設計改革のことです。 031110 ちょっと一休み(11) 「監督 星野仙一 」を設計分析する 2003年9月20日(土)のNHKスペシャルから抜粋 著者の設計分析 ■抜本的改革とは(=危機感) 大幅な選手の入れ替えは、戦力にならない選手は切り捨てられるという危機感をチーム内に生んだ。 多くの開発・設計現場ではこの危機感がありません。 旋盤を扱う職人には「一級」「二級」とランクがあります。フライス盤を扱う職人にも「一級」と「二級」のランク付けがあります。 設計者でも建築家になると「一級」と「二級」があるのはご存知でしょう。 このような偏差値の低い 開発・設計現場での改革は 不可能です。 注意:講師は経営コンサルタントではありません。従いまして、「改革」とは設計改革のことです。 しかしながら、一般企業の機械系、電気系、ソフト系、企画系には何らランクがありません。存在するのは、技量に無関係な管理職階級です。 技量に無関係なランク付けの職業、例えば、設計者や医者などにはどうしても危機感や競争心が薄れています。 その証拠に、各種のリコールや医療ミスの事件が後を絶ちません。
「監督 星野仙一 」を設計分析する 2003年9月20日(土)のNHKスペシャルから抜粋 著者の設計分析 ■意識改革 031110 ちょっと一休み(11) 「監督 星野仙一 」を設計分析する 2003年9月20日(土)のNHKスペシャルから抜粋 著者の設計分析 ■意識改革 星野監督はコーチ陣にも意識改革を実行した。 一軍:11人のコーチ陣 ・ヘッド:1名 ・打撃:2名 ・投手:2名 ・守備・走塁:2名 ・バッテリー:1名 ・ブルペン:1名 ・トレーニング:1名 ・特命:1名 二軍:10人のコーチ陣 合計21人のコーチ陣で新70人の選手を指導した。 合計:11名 システム工学に記載される組織、編成そのものですね。 【参考文献】 ・システム工学:近藤次郎 東大名誉教授:丸善株式会社
「監督 星野仙一 」を設計分析する 2003年9月20日(土)のNHKスペシャルから抜粋 著者の設計分析 ■責任 031110 ちょっと一休み(11) 「監督 星野仙一 」を設計分析する 2003年9月20日(土)のNHKスペシャルから抜粋 著者の設計分析 ■責任 星野監督はコーチに権限を与える一方で責任を求めたのである。 「権限委譲!、権限委譲!」と、良く言う方々がいます。特に若い方々が多いのですが・・・ 「責任」もセットメニューですよ! 責任もとらずに、「権限だけ委譲」はないですよ! 星野監督曰く、「選手が基本的なミスを犯すのはコーチの責任だ!」 コーチも選手達に対して厳しく接するよう求めた。 設計も同じです。 若き設計者が基本的ミスを犯した場合、その責任はリーダやマネージャーにあります。 かつての阪神低迷の理由は、 「選手の甘えとコーチの臆病がこの低迷の一要因であった。」と、星野監督は言う。 この時、教育を怠ってきたツケが廻ったと反省するならば、「気付き」があってマシなのですが、何とも思わない呑気な企業や設計集団があります。 残念ですが、手遅れです!
やらないのではなく、 できないのです! 「監督 星野仙一 」を設計分析する 2003年9月20日(土)のNHKスペシャルから抜粋 031110 ちょっと一休み(11) 「監督 星野仙一 」を設計分析する 2003年9月20日(土)のNHKスペシャルから抜粋 著者の設計分析 ■甘えの排除 8/4、三週間に渡る長期ロードが始まった。高校野球で甲子園球場が使えない長期ロードが始まったのである。 かねてから、、、 「負けても仕方が無いという死のロードという阪神の甘え」があった。 この甘えは、偏差値が低い企業の設計集団も同じです。 つまり、忙しいというこじ付けで、「設計書も書かない」「計算書も書かない」「特許も書かない」「FMEAもやらない」 「設計審査もやらない」「VEもやらない」「OJT」もやらないのです。 やらないのではなく、 できないのです! そして遂に、「やらない」のではなく、 「できない!」になってしまうのです。
トラブルにも脚本があります。 1:29:300という脚本が・・・ 脚本の校正が 031110 ちょっと一休み(11) 「監督 星野仙一 」を設計分析する 2003年9月20日(土)のNHKスペシャルから抜粋 著者の設計分析 ■勝負の世界でも筋書きがある トラブルにも脚本があります。 1:29:300という脚本が・・・ 設計書がないから ケガ をする! 設計における「脚本」が設計書! 脚本の校正が 「設計審査」と「FMEA」です。 。 星野監督曰く、 「僕はいつもこう言うんですよ! “スポーツは脚本のないドラマ”と言うが脚本はある。筋書きはある。 物事の全てには脚本がある。ケガにも たどって行けば、あの時のモノの考え方や、あの時の処置をしなかったから一週間後に大ケガをしたんだ。 何か原因がある。原因というものが必ずある。 設計における「脚本」とは設計書のことです。設計書がないということは、ケガをするのは当たり前です。その脚本の校正が「設計審査」や「FMEA」です。 勝負の世界でも筋書きがある。 “こういう事をしたら負けますよ!”と。 基本をおろそかにすると負ける方にパーセンテージが傾いて行くんです。」 設計書、設計審査、FMEA、、、これらがなければ、「勝つための設計力」は養えません。養えないからこそ、いつまでもケガが絶えず、いつかは「大ケガ」をするのです。 大ケガで「選手生命?」を絶たなければいいのですが・・・
改革は、 気付き → 実行者 へと移行します。 「気付き」もない、 「実行者もいない」集団は、 掛け声だけの 改革 を実行しています。 031110 ちょっと一休み(11) 【著者の所感】 数学科、機械工学科、電気工学科、建築工学科などと同様に、日本の多くの大学で、「システム工学科」が設置されています。システム工学は「○質工学」とは異なり、「学問」です。 システム工学という学問は、OR(オペレーティング・リサーチ:JIS Z-8121参照)が元祖と言われています。そのORは、元々、英国海軍がドイツ海軍を打ち破るために用いられた「勝つための戦法」なのです。 今回の「ちょっと一休み(11)」では、「星野仙一 野球」というものをシステム工学設計法から分析しました。振り返って見ると、設計よりも野球の方がより一層進化しているのではと感じました。 その理由は簡単です。 改革は、 気付き → 実行者 へと移行します。 注意:講師は経営コンサルタントではありません。従いまして、「改革」とは設計改革のことです。 「気付き」もない、 「実行者もいない」集団は、 掛け声だけの 改革 を実行しています。 注意:講師は経営コンサルタントではありません。従いまして、「改革」とは設計改革のことです。 改革への「気付き」は、 星野監督を招いた 阪神経営陣 です。 注意:講師は経営コンサルタントではありません。従いまして、「改革」とは設計改革のことです。 改革への「気付き」に、 星野監督は無関係です。 注意:講師は経営コンサルタントではありません。従いまして、「改革」とは設計改革のことです。 元をたどれば、「勝つための・・・」 この意識が野球の方が遥かに強いからです。 「改革、改革」と口先ばかりの方々が、本当に「勝ちたいんや!」という意識があるのでしょうか? 星野監督の配下に田淵幸一 チーフ打撃コーチがいます。 田淵コーチ曰く、「監督、コーチ、選手が一体となった・・・今シーズン、阪神の強さはここにあるんです!」 しかし、忘れてはいけません。 監督を初め、選手など全組織の偏差値を「入れ替えた」ことを。 【引用文献・参考文献・引用写真】 ・ 2003年9月20日(土)のNHKスペシャルから抜粋 ・ 2003年9月16日(火)の朝日新聞(夕刊)から抜粋 ・ 2003年9月20日(土)の朝日新聞(朝刊)から抜粋 終わり