訪問先記録 訪問先: APPLIED MATERIALS Applied Global University(AGU) 所在地:3195 Kifer Road ,M/S 2960, Santa Clara,California Tel:(408)748-5806 Fax:(408)563-1563 面談者:Romek nowak(AGU General Manager) 他 E-Mail Address :Romek_Nowak@amat.com URL http://www.appliedmaterials.com 訪問日:平成14年9月20日 レポート担当者:西岡佳津子
訪問先概要 企業名 APPLIED MATERIALS (Applied Global University) 事業業容概要 半導体製造機器の世界最大メーカ ・収益:一時期は半期90億$だったが、現在は、50億$に減少 ・従業員数:16、000人(Worldwide) ・拠点:北米、欧州等13カ国、90の販売拠点 ・半導体製造機器のリーディング・サプライヤーとして、カスタマーに 革新的なソリューションを提供することをミッションとする
AGUは、コーポレート・ユニバーシティとして、集合研修や、 e-ラーニングを推進している。 ・e-ラーニングの活用状況概要 AGUは、コーポレート・ユニバーシティとして、集合研修や、 e-ラーニングを推進している。 約1000コースあるうち、オンライン化されているのは、全体の 40%(2年前は5%)である。対象としているのは、技術 分野やマネージメント、マーケティング、セールス、社内利用ソフトウェア等で ある。e-ラーニング化することにより、コスト削減のほか、研修 回数の増加を実現している。AGUは企業のビジネス目標を 学習のゴールとし、自社への教育サービス機関として、社員 が効率よく質の高い学習が行えるよう配慮することで、 e-ラーニングの浸透を図っている。
発表内容 1.AGUの概要、目的、成功要因(Romek Nowak/ AGU General Manager) 2.LMSやツールの紹介(John Schmit/Systems & Operations manager) 3.e-Libraryの紹介(Laurel Perry/Employee Development & Software Manager) 4.e-Mediaの紹介(Jeffery Iavecchia/Multimedia Production Manager)
AGUのミッション ・ 「ラーニング・サービス機関として、会社のビジネス・ゴール を実現できる教育サービスを行う」 「ラーニング・サービス機関として、会社のビジネス・ゴール を実現できる教育サービスを行う」 (1)e-ラーニング(オンライン・カリキュラム、eメディア、eライブラリィ) (2)コーポレートへのイニシアティブ:社員1人あたり 40hr/年 の教育時間の確保 (3)ビジネスの特徴:カスタマー・サポート、デリバリー
利用状況 2年前には、オンライン化は5%にすぎなかった⇒ 2000年からオンラインのトラッキング状況を調査しながら、 ・導入経過 2年前には、オンライン化は5%にすぎなかった⇒ 2000年からオンラインのトラッキング状況を調査しながら、 2002年夏にCBTからオンライン化が進んだ (現在、1000コースあるうちの40%はオンライン) ・各国の状況 中国では、多くの社員がe-ラーニングを利用 日本でも、50%をe-ラーニング化(言語は英語を使用)
挑戦とROI ・AGUのウェブサイト=“One Stop Shop” 社員の学習環境、製品に関する情報の提供 社員の学習環境、製品に関する情報の提供 ・e-ラーニングが急速に伸びている要因 従来の講義を単純にe化するのではなく、社員に とって、効率よく質の高い講義を提供することを目的 とする → AGUがチャレンジを続けていく課題 ・学習結果を測定し、マーケティングにも使う ・e-ラーニングにより、コスト削減、研修回数を増やすことが できた。(ROIはケース・バイ・ケースで達成項目を決めにくい)
AGUの構成 ・インフラ関連 学習イベント 維持・効果 準備 ・評価 ・レファレンス ・ジョブエイド ・認定 WBT CBT ILT ・登録 ・アセスメント、 プレテスト ・カリキュラムマップ ・マーケティング ・評価 ・レファレンス ・ジョブエイド ・認定 WBT CBT 企業文化を変える必要がある ILT OJT Test :e化されている部分
システム構成 ・インフラ環境 LMS HRMS 検索 登録 レポート インテグレーション Webサーバ 社内コンテンツサーバ 社外コンテンツ等 ファイアウォール AGUポータル それぞれのシステムは、各社製品 の中から、自社に最適なものを選ぶ 検索 登録 LMS Saba、Docent レポート HRMS People soft インテグレーション
運営 ・eライブラリィ 技術的なコミュニティのサポートを行う 基本的なソフトウェアのトレーニング(95コース) 技術的なコミュニティのサポートを行う 基本的なソフトウェアのトレーニング(95コース) どのコースも、1年間、自由に使え、やったところから再開 できる(年間使用料は、所属部署が負担) 多くのプログラム内容が、複数の言語から、選べるように なっている コース履修によりアセスメントの実施 → 自分の業務に関係 している内容を必要な時に学習できる
メディアとコンテンツ開発 ・eメディア (1)既製品で、カバーしきれないコンテンツを作成 (1)既製品で、カバーしきれないコンテンツを作成 リーダーシップ、コアマネジメントのケーススタディなど (インタラクティブ性の重視、ストリーミングの活用、 レファレンス機能、CD-ROMの活用) (2)コンテンツ開発にあたっては、デザイナーにデザイン面を 依頼 (3)制作担当者:4名(年間で30コースを作成)
成功例 ・Global Englishの導入(2002.7) 英語を第2外国語とする従業員も多いため採用 英語を第2外国語とする従業員も多いため採用 プレテストがあり、自分のレベルにあったところから進め ることができる 家庭からも接続して使える 日本では、23拠点にオフィスがあり、地方で英語の学習 環境を確保するのが、むずかしいところでは有効。 (2ウェイ・コミュニケーションの機能が優れており、英語学習 サイトとしても評価が高い)
質疑応答 Q e-ラーニングの部分が増えてくることに対して抵抗はないか A 安全に関する内容などは、強制的に受講させること も可能 A 安全に関する内容などは、強制的に受講させること も可能 集合教育はコストが高く、メリットを強調しながら、半強制 的ではあるが、従来に比べ、オンラインが選択されることが増 えてきた 日本では、コミュニケーションツールのような面もあり、社長のメッセージ なども発信するため、抵抗感があると情報が入ってこな い状況になっている
質疑応答 ・今年の7月から受講量が増えている要因は何か (1)会社の社員として必須のスキルと定義した (2)プロダクトやコース数の増加 (1)会社の社員として必須のスキルと定義した (2)プロダクトやコース数の増加 (3)アクセスが容易になった (4)情報を自分のほうから取りに行くという考え方が 普及してきた コース修了後の満足度が高い(自分にとってbenefitがある と感じている) 3分の1の使っていない人が、使っている人を見て、使わ ないことのデメリットを感じ始めた