日本の格安交通事情 長尾 淳平 工藤紀明 渡辺輝人 川田 丈司
研究の動機・目的 今は格安の交通機関が発達しており、利用も増加しつつある。この理由を具体的に調査し、はっきりさせたいという気持ちから この研究の目的は、格安のバスや飛行機をピックアップし、それぞれの格安交通機関のメリットとデメリットなどを調査することで、それぞれの格安交通機関の利点や、今後改善すべき課題を発見していくことである。
日本の格安交通事情 (バス編 ) 15E1124 長尾 淳平 15E1057 川田 丈司 日本の格安交通事情 (バス編 ) 15E1124 長尾 淳平 15E1057 川田 丈司 日本には、車、電車、バス、新幹線、飛行機など、誰もが一度は利用したことのある交通手段がいくつか存在します。 しかし、ここ数年間の間で、格安な交通機関が誕生し、大きな変化が起きました。 どうして格安なのか?そして、なぜに人気なのか? 格安バスと格安航空機の人気の理由と交通事情についてお話します!よろしくお願いします! まずは、とても人気のある高速バスについてです。
高速バスとは? 高速道路を通行する長距離路線バス ex 名古屋~東京(約360㎞) 道路運送法に規定される 高速道路を通行する長距離路線バス ex 名古屋~東京(約360㎞) 名古屋~仙台(約750km) 道路運送法に規定される 主に有料道路でのタクシー・バス等の運行 まず初めに高速バスとは、どのようなバスなのか、基本的な説明をします。 ①高速バスは高速道路を通行する路線バスのことを指します。 一般的には数百キロの都市間の運行、または都市と観光地を結ぶ区間を主に運行しています。 例としましては、東京~名古屋間、名古屋~大阪間など様々な区間が存在します。 ③高速バスは道路運送法に適用されており、365日、昼間、夜間を基本に運行しています。 ④高速バスにはツアーバスと路面バスの2種類にわかれており、それぞれに価格帯、サービス、そして運行に違いがあります。
主に旅客自動車・商業車・営業車に適応される法律 道路運送法とは? 主に旅客自動車・商業車・営業車に適応される法律 タクシー・バス また自動車道路事業について定めた法律。 有料道路 ①道路運送法とは、旅客用自動車、商業者車、営業車に適応される法律であり、主にタクシーや小型バス、大型バスなどが該当の対象となります。 ②一般的には有料道路においての走行時に適応される法律です。 基本的には、道路運送事業の適正・合理的な運営、道路運送利用者の利益保護、それを含めた道路運送の総合的発達を求める法律として存在しています。 簡単に説明すると、道路を利用する運送業者に対する法律であり、有料自動車道にのみ適応されます。
(シーズンによっては価格帯が異なることもあります。) 高速バスのメリット ex 11月19日発 名古屋~東京間 の場合 新幹線 10580円 → 高速バス 2600円 他公共交通機関の25~70%の価格! 国内で最も安く移動できる!! (シーズンによっては価格帯が異なることもあります。) 次に高速バスのメリットとデメリットについてお話したいと思います。まずはメリットです。高速バスの一番の特徴、そして魅力は価格帯にあると言われています。では、ここで新幹線と高速バスではどれほど価格帯の差があるか比較してみたいと思います。仮に11月19日の(火曜日)に名古屋~東京間へ移動してみた場合を想定して、価格設定の違いを比べてみました。まずは皆さんも利用したことのある新幹線では価格、10580円でした。これに比べて高速バス大手のWILLERバス社では、2600円という価格設定がされていました。これは新幹線の約25%程度にあたる価格になります。シーズンにもよりますが一般的な公共交通機関と比較してみると20~70%程度での価格が設定されており、ここが高速バス市場、最大の人気の理由であると言えます。
高速バスのメリット さらに・・・・・ さまざまな割引! 早割 ネット割 学生割引 往復割引 乗換不要! 時間の短縮化と効率化 早割 ネット割 学生割引 往復割引 乗換不要! 時間の短縮化と効率化 それだけではなく、さらにお得な割引がいくつか存在します。1か月前以上の予約で適応される早割、またオンラインで予約をすると適応されるネット割引、そして若年層をターゲットとした学性割引など、様々なオプションがつくこともあります。そしてもう一つ!今回は片道のみでの比較となりましたが、往復予約をすることでさらに割引となります。ですので、他の交通機関と比較してみても大変お得な価格設定となっているのです!!これらの割引の併用によっては、ここからさらに5~15%程の割引も可能になります。実際に、僕も高速バスを利用して東京へ行くことがありましたが、これらの割引を併用して往復5000円程度で東京へ行ったことが何度かあります。やはり他公共交通機関と比較してみても価格帯が一番の魅力だと言えます。 価格以外にも魅力はあります。 主要ターミナルだけでなく、道添いの停留所などからも乗車ができるので、都市の真ん中まで出かけずに乗車できる、というリットもあります。高速下車するときも、バスによっては運行区間内に停留所が細かく設置されているので、目的地により近い地点にピンポイントで下車することも可能です つまり、乗り換えの必要がなくそのまま目的地へ到着することもでき、移動時間の短縮化にも繋がります。 また人にもよっては移動時間を睡眠に充てるなど、時間の効率化もできます。
定時性の欠陥 高速バスのデメリット 座席指定不可 前席・後席等の指定不可 プライバシーの問題 異性・環境的トラブル 前席・後席等の指定不可 プライバシーの問題 異性・環境的トラブル 定時性の欠陥 次に高速バスのデメリットを挙げてみたいと思います。 まず一つ目として座席の指定ができないことです。ほとんどの確率でバスの予約を入れることはできますが、バスのどこの席なのか、といった細かな指定ができないことです。 次に挙げられるのがプライバシーの問題です。さきほど話したように座席の指定が出来ないことから同性同士ではなく、異性が隣り合わせになること考えられます。バス会社によっては同性同士が隣り合わせになるように座席を設けてくれる会社もありますが、それが絶対とか言い切れません。また人によっては寝付けない、などといった環境的問題も考えられるでしょう。 そして最大のデメリットは定時制がないところです。他公共交通機関とは違い、バス専門のルートが用意されていないために一般道を運行しています。ですので、例えば、シーズンによっては到着時刻が大幅に早まったり、もしくは渋滞に巻き込まれて、到着時刻を大幅に遅れてしまうことも考えられます。
高速バスの特徴と傾向 若年層から老年層の利用 男性、女性とも20代~60代の幅広い人気 インターネット媒体 作成・販売・予約 = オンライン 若年層から老年層の利用 男性、女性とも20代~60代の幅広い人気 インターネット媒体 作成・販売・予約 = オンライン 次に高速バスの特徴と傾向について説明します。 まず高速バスの利用者は20~60代と多くの利用者に人気です。これも、やはり多くの理由としては手軽に簡単に移動できること、そして、やはり価格帯が魅力的、という理由から幅広い年齢層に支持されていると言えます。そして男女の利用比については、男性60%に対し女性40%といったばらつきがなく、平均的に、幅広い世代の男性女性に人気であることが伺えます。 そしてもう一つの大きな特徴としては、従来の公共交通機関のような店舗を構えた紙媒体ではなく、ほとんどのバス会社がインターネットを利用したオンラインでのチケットの作成、販売、予約、といった流れになっており、実店舗を構えずに行うインターネット媒体になっているということです。そのため利用者サイドとしても大変気軽に利用することができ、バス会社としても人材、そしてペーパーレスで済むのでスムーズに運行できるという利点があります。この2点が大きな特徴です。 一昔前までの、人から人への流れ作業によるバスの運行ではなく、いかにコストをかけず、安くバスを走らせるか、が現在のバス事情であり、実際にも人手を極限まで減らして運行しているバス会社が多く存在します。
バスは千葉県のバス会社の運営するツアーバス 2012年4月の関越道事故 バスは千葉県のバス会社の運営するツアーバス 乗客の7人が死亡 運転士は1人体制であった ニュースの内容を見ると主に以下の情報が上げられました。事故を起こしたバスは千葉のバス会社が運営する格安のツアーバスであり、バスに乗っていた45人の乗客のうち、38人が怪我を負い、7人もの死者が発生した。また、事故当時の状況としては全行程を1人の運転手が乗務しており、休憩中に突っ伏して寝ていたり、頻繁に急ブレーキをかけていたなどという異常事態がみられました。 運行区間は金沢~浦安で510キロ 引用元:ヤフーニューストピックス、FNNニュース
体調が崩れてしまった! 事故の原因は? 運転士が一人体制 「休憩時に突っ伏して寝ていた」 「頻繁に急ブレーキ」 「頻繁に急ブレーキ」 体調が崩れてしまった! 事故の原因としては。運転士の休憩時に突っ伏して寝ていた、頻繁に急ブレーキをかけていたなどの証言により、運転手は510キロもの距離を一人で運行する業務であったため運転手の体調に異常が見られてしまったということが考えられます
今回の事故では 不定期の出勤 日雇いの可能性? 運行会社は個人のバス4台を運行会社名義で運行させていた 運転手 「観光シーズンで人手が足りない時に運転」 「金沢は初めてで不安 別の運転手を同乗させてほしい」 不定期の出勤 日雇いの可能性? 運行会社は個人のバス4台を運行会社名義で運行させていた (http://www.nikkei.com/article/DGXNZO41073360U2A500C1CR8000/ 事故のバス運転手、日雇いか 関係法で禁止 :日本経済新聞) 事故の新聞記事を見てみると、事故当時9か月前からバスの運行会社で勤務しており、運転経験は2年ほどであった。普段は短距離の便の運転をメインとしており、このような長距離の運転は彼自身初めてであった。道路運送法では「試用期間中では運転者として乗務させてはならない」と決められており、運行会社はこのようなずさんな管理体制で経営していた。運転手の発言より日雇い勤務であるとも疑われていた。 また、運行会社はバス19台のうち4台は個人のバスでこれらについては運行会社名義で運行する「名義貸し」といういずれも道路運送法違反行為で運行していたこともわかっている。 (http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120506/dst12050611360007-n1.htm 「陸援隊」社長の記者会見) 「個人の車を名義づけて利用させてはならない」 →「道路運送法」違反
今回の事故では(仕事の丸投げ) 旅行会社が運行会社に仕事を依頼 仲介業者・別のバス会社で仲介料を受け取る業者同士での仕事の「丸投げ」 旅行会社が運行会社に仕事を依頼 仲介業者・別のバス会社で仲介料を受け取る業者同士での仕事の「丸投げ」 業者の「丸投げ」メカニズム 15万円で請負 旅行会社 (ハーヴェストホールディンクス) http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/05/03/kiji/K20120503003177370.html運転手は「日雇い」 道路運送法違反の疑い ― スポニチ Sponichi Annex 社会 他の会社でも法令違反は蔓延している? また、今回の事件では旅行会社が17万円で専門会社に仕事を発注し、バス会社が運行会社に依頼し、この間に介在した2社が紹介料として1万円ずつ受け取り運行会社は15万円で運行を請け負いしていた。 このようなケースは今回の事件だけに限らず法令違反などによりコスト等を削減しているバス会社はほかにも介在していると疑われている。 取次専門会社 運行会社(陸援隊) 17万円 (発注料) 2万円(紹介料)
なぜこのような危険体制へなったのか 2002年より 道路運送法の改正による規制緩和による低価格な 都市間高速バスの参入が増加 ⇒価格競争の激化 ⇒コストの削減 ⇒運転手の日雇い 法律に反するケースが出てしまったと考えられる なぜ、このような危険体制が図られてしまったのか。これについては、2002年に道路運送法とおい旅客自動車事業について定める法律が改正されたことによって規制緩和が生まれたため、格安バスが増加したため、価格の競争が激化が進み、危険なコスト削減への原因の1つであると考えられる。 http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/119921.html http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E8%B7%AF%E9%81%8B%E9%80%81%E6%B3%95 http://www.jterc.or.jp/kenkyusyo/product/tpsr/bn/pdf/no45-06.pdf
高速バス事業者数の推移 データ出所:国土交通省(平成20年まで) この図は国土交通省の統計ページより引用した、高速バス事業者の推移グラフであります。御覧のように、年々事業者数は増加していますが、道路運送法改正の平成12年あたりから増え方の勢いが上がっているようにも見えます。 http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha02_hh_000082.html データ出所:国土交通省(平成20年まで)
交代運転者の新しい配置基準(厚生労働省) 昼間 夜間 1日 運転時間 (一運行) 9時間 実車距離 500Kmまで 400Kmまで (※ 500km) 600Kmまで (連続)乗務回数 連続4夜まで (連続)運転時間 (高速道路区間で) 2時間まで 2時間まで 休憩時間 合計1時間以上 4時間毎に合計30分以上 この事故を受けて、厚労省は、夜間・長距離運行の貸し切りバスにおける交代運転者の配置基準を2012年の12月より適用し、今スライドに表した基準をもとに、交代運転者を配置する政策を発表した。(新たに設定された)http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/kousokubus.html https://www.nhk.or.jp/shutoken/////net/report/20120720.html
これまでとの比較 交代運転者を要するバスの距離 670キロ 400キロ 670キロ 400キロ 今回の夜間高速バスの部分をピックアップすると交代運転者を要するバスの一人あたりの運転距離は、これまで670キロだったものを400キロに縮めた。また、休憩時間も30分以上に定められるように決められた。
国の政策(国土交通省) 大都市圏ターミナル駅周辺へのバス停留所の確保 過労防止のための交代運転手の配置基準の明確化(先ページの図表) 都市間高速バスの運行については国から許可が下りた事業者のみに限るようにした。 インターネットによる高速ツアーバスの安全情報の確認の徹底 バス事業のあり方の検討会 http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk3_000049.html 国土交通省はバス事業の在り方の検討会にて、具体的な方策として、高速ツアーバス業態の転換について次のように唱えた。まず、大都市圏のターミナル駅におい停留所の確保が問題となっているのが現状であり、これを踏まえた上で既存乗合バス事業者、道路管理者、警察との調整を強化したり、道路運送法の手続きの処理を迅速化、過労運転防止の配置基準を明確化・バス業界・旅行業界・利用者に対し、25年8月以降より、都市間高速バスにおいては国から許可が下りた事業者以外の高速ツアーバスは運航が認められないことを周知することを徹底した。 http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk3_000047.html また、国土交通省のサイトを通して、高速ツアーバスの安全情報の確認ができるようになっており、そこには高速バス運行事業者のリスト・走行距離・所要時間・運転者数などが事細かに記されており、実際乗車するバスにも会社名・旅行業者名・交代運転者の配置計画等が張り出されている。もし実際の情報と事前情報で違いがあれば高速バスツアー安全窓口に通報するという手法が取り扱われている。 データ元:国土交通省「バス事業のあり方検討会」報告書
新乗合バス制度に移行したそのあと 運行会社の大幅削減 (286社→111社) ・値段による競争よりも 少ない座席数を争う席取り戦の激化 (286社→111社) ・値段による競争よりも 少ない座席数を争う席取り戦の激化 運賃値上げを実施する会社増 消費者観点からすれば 気軽に乗れない交通機関に? そして、今年8月より新高速乗り合いバスへの移行が開始され、この制度が取り入れられたことによってツアーバス業界は大きく揺れた。新制度よりバス停が必要となるためバス停の確保が困難になったため、運行終了をするバス会社が続出したり、運賃を大幅に上げるバスも出ている。 ※安全対策を強化し、高速ツアーバスのメリットを取り入れた新高速バスに絞ったもの http://matome.naver.jp/odai/2137171578281221501 http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2013/07/0723.html
バス停確保の困難、価格の上昇を避けられないことにより まとめ 道路運送法の規制緩和から ツアーバスの増加 価格競争の激化 不正なコスト削減が増える! 事故発生!! 国交省や厚労省は・・・ ツアーバス業態の転換や労働基準の改善 都市間バスは国の許可が下りたもののみ運行を許可 これらのスライドの内容をまとめると、平成12年の道路運送法の規制緩和などの影響によりツアーバスが増加し、バスの参入者数が増えれば増えるほど価格競争が激化していき、このためコスト削減は逃れられぬ状況になって、労働体制などもずさんにするまでもの無茶なコスト削減に走ったため、今回のような事故を招く結果となってしまい、国ではツアーバス業態の転換や労働基準の改善などをすすめていく方向に検討すると発表し、今年の8月より新乗合バス制度を実施した結果、安全運行の環境やバス停、時間の確保などによる高コスト化が避けられず、都市間高速バスの運行会社数は激減した。今後は価格競争よりも値段の分サービス向上へのシフトが考えられるかもしれない。 新高速乗合バス制度実施 バス停確保の困難、価格の上昇を避けられないことにより 運行バス会社数の激減・・・
日本の格安交通事情 (航空機編 ) 工藤紀明 渡辺輝人
LCCとは? 「Low Cost Carrier」の頭文字の略 サービスの簡素化 運航の効率化 運航費用の削減 低価格
コスト削減 機種の統一 サブ 空港の 使用 人件費 機内サービスの中止、または有料化
世界のLCC
日本の主要LCCの状況
ピーチ・アビエーション 業績好調なピーチ・アビエーション ・利用者数を着実に増加 ・「よりどり桃セール」 ・本拠地関西国際空港は24時間空港 3社のなかで、もっとも好調といえるのは、ピンクの親しみやすい機体が特徴的なピーチ・アビエーションではないでしょうか。累計搭乗者数100万人を突破したのは就航から約9ヵ月後。200万人に到達したのは、その約5ヵ月後と着実に利用者を増やしています。 ピーチ・アビエーションは、直近の「よりどり桃セール」で関空-福岡線を片道2980円で販売するなど、お手軽な旅行を提案しています。筆者も関空-福岡線に搭乗したことがありますが、観光目的とおぼしき女性客が多いのには驚きました。女性客の割合は通常3割程度といわれますが、ピーチ・アビエーションの利用者は半数程度が女性。価格に敏感で、カジュアルな旅行を好む層を見事に取り込んだブランド戦略が躍進の要因といえそうです。 24時間空港である関西国際空港を本拠地とするメリットを活かし、LCCにつきものの遅延や欠航が少ないという安心感もあります。10月には成田空港にも乗り入れを開始しますが、今後の展開から目が離せません。 http://thepage.jp/detail/20130702-00010001-wordleaf
ジェットスター・ジャパン 最低価格保証のジェットスター・ジャパン ・「最低価格保証(各種条件あり)」 ・1円チケット ・マイナスポイント いっぽう、成田空港を拠点とするジェットスター・ジャパンもなかなか健闘しています。同社の航空券販売サイト「Jetstar.com」に記載された運賃よりも、ほかの航空会社がインターネットで公示している運賃が安い場合、差額相当のバウチャーを提供する「最低価格保証(各種条件あり)」を打ち出すなど、廉価にこだわった姿勢で若者を中心に支持を集めているようです。 定期的にセールをおこなうなど、格安チケットを入手できる機会も多く、7月3日には就航1周年記念セールとして、1000席限定で「1円チケット」を販売(メール会員のみ)。LCCらしい話題性のあるキャンペーンを展開しています。 ただし、社内規定違反で国土交通省から厳重注意を受けたり、すでにチケットを販売していた便が長期間にわたって欠航したりと、マイナスポイントも少なからずあります。安全性に関わる問題はしっかりした対策が必要ですが、欠航や遅延については、ある意味LCCを利用するのなら覚悟しておくべきことなのかもしれません。筆者もすでに20回以上、同社を利用していますが、予約していた便が運悪く2度ほど欠航になりました。その際は翌日の早朝便に振り替えられましたが、きちんとホテルを用意してくれたことも付け加えておきましょう。
エアアジアとANAは提携解消 エアアジア・ジャパン ・エアアジアはアジア最大のLCC ・ANAホールディングスとエアアジアの合弁会社 ANAホールディングスとエアアジアの合弁会社であるエアアジア・ジャパンは苦戦が報じられています。エアアジアはアジア最大のLCCで、本拠のマレーシアをはじめ東南アジアでは非常に高い知名度を誇りますが、日本での浸透度はまだまだといったところ。LCCの航空券はインターネットでの販売が基本となりますが、そもそも社名を検索されなければ販売機会を得られません。早くからブランド戦略に成功したピーチ・アビエーションや、国内線を就航させる前からジェットスターグループが安価な国際線を提供していたジェットスター・ジャパンと比較すると、イメージ的にどうしても見劣りしてしまいます。 不振を脱却する戦略については、ANAとエアアジアで方針が異なるようで、両社は提携を解消することになりました。ANAはエアアジア・ジャパンを完全子会社化し、新たな道を模索。エアアジアのブランドが使われるのは10月31日までとなり、近く新ブランドや事業戦略について公表される予定です。同じくANA傘下のピーチ・アビエーションとどう棲み分けるのか、注目が集まっています
http://matome.naver.jp/odai/2137306945343949601/2137320852587638103 LCCが乗客にもたらすリスク 乗客にとって、LCCがもたらすリスクとしては、LCCは採算性の見極めが早く、就航路線からの撤退も早いということがある。もちろん、既存の航空会社も、これまでの政治的しがらみを離れ、こうした判断をより速やかに行うようになってくるだろう。でもLCCほどではないように思われる。 また、LCCは、収支上儲からない便を直前になって欠航にしてしまうことも多い。この点は、日本人にとって非常に重要な点である。例えばバカンスの取り方は欧米、特にヨーロッパと日本の場合では大きく異なる。ヨーロッパのバカンスの取り方は1カ月といった長い期間のものであり、1日や2日の予定変更を強いられてもそれほど大きな影響を受けない。しかし、日本人の場合には、極めて短期間の休暇を極限まで有効に生かそうというような休暇の取り方がまだまだ主流である。そのような状況で、予定されていたフライトがキャンセルされてしまえば日本人旅行者にとってはとんでもない事態を招いてしまうことになる。LCCのこれまでの実態が日本市場でも見慣れるようになれば、とても怖くてLCCを使った旅行はできないという層も増えてくることが予想される。
LCC LCCと国内大手航空会社の様々な相違点 \5,390~\7,590 \13,800~\37,600 大手航空会社 チケット予約方法 12月1日(日)片道チケット 名古屋(中部)→札幌(新千歳) \13,800~\37,600 12月1日(日)片道チケット 名古屋(中部)→札幌(新千歳) \5,390~\7,590 LCC 大手航空会社 チケット予約方法 直接ホームページからの購入 パソコンや携帯電話、その他旅行代理店など様々 航空券チケット価格 様々なコストカットにより、かなり格安 様々なサービス等が充実している半面、割高な価格 機内食サービスや機内エンターテインメント 機内食サービスや機内エンターテインメント、機内設備はほぼ有料 機内食サービスや機内エンターテインメントサービス、機内設備は無料 遅延・欠航時の対応 場合によっては取るが、ほとんど取らない 自社都合で欠航した場合、他社便に振り換えてくれたり、ホテルを手配するなどの対応を取る http://www.nikkei.com/article/DGXDZO40871380X20C12A4TY1P01/ http://lcc.tabiris.com/reason06.html なぜ安くできるのか06 格安航空会社LCC研究所 大手航空会社の場合、パソコンや携帯電話、その他旅行代理店など様々な販路でチケットが販売されており誰でも簡単にチケットを手に入れることが出来ますが、LCC航空会社の場合は代理店への手数料を削減するためにチケットは利用者が直接、LCC航空会社のホームページから購入する形が多くなっています。 LCC航空会社の多くが外資系企業を母体するため、ホームページや予約システムのつくりが日本人には不親切なLCC航空会社もあります。初心者の方には正直予約するのが難しいですが、予約方法のサポートサイトやナビゲーションサイトもありますので経験だと思って是非ご自身で予約してみて下さい。 最近ではPEX(正規割引航空券)の販売などにより大手航空会社の航空券チケットの価格も下落してきていますが、それでもLCC航空会社と比較すると3割から7割程高く割高感が否めません。 またLCC航空会社ではキャンペーン時や空席が多い時には更に安くなるのでやはり値段だけみると大手航空会社とLCC航空会社にはかなりの違いがあります。 大手航空会社ではアルコールやジュース、食事などの機内食サービス、映画や音楽、新聞などの機内エンターテイメントサービス、ブランケットやイヤホンなど機内設備を無料で利用することが出来ますが、LCC航空会社では一部の例外を除き一般的にこれらのサービスは有料となっています。価格面ではなく、充実度やホスピタリティを優先する方には正直LCC航空会社はあまり向いていません。 大手航空会社の場合、荷物制限の無償枠は20キロ〜25キロとなっていますが、LCCの場合は15キロ〜20キロとなっています。なお荷物制限を超えた分の超過料金については大手航空会社、LCC航空会社ともに1キロあたり約1,000円〜とあまり違いがありません。 [参考例]荷物制限15キロのLCC(セブパシフィック航空、春秋航空) [参考例]荷物制限20キロのLCC(エアアジアX、ジェットスター航空、チェジュ航空、エアプサン…etc) ※LCC航空会社でも大手航空会社のように機内に持ち込める手荷物の数が制限されています。 http://lccnavi.net/?p=102
LCCと国内大手航空会社の料金比較 比較対象(7月20日(土)に乗るものとする) LCC 国内大手航空会社 エア・アジア 日本航空(JAL) ジェットスター 全日空(ANA SKY WEB) エア・アジア 日本航空(JAL) Peach(ピーチ) ※順不同
LCCは約3~4倍安い! 各航空会社の最安値 ― JAL ANA (旅割55) 会社名 13,400 11,700 15,300 (円) 会社名 名古屋―東京間 名古屋―福岡間 名古屋―札幌間 ANA (旅割55) 13,400 11,700 15,300 JAL 13,000 16,000 ジェットスター 3,690 4,390 7,690 エア・アジア ― 5,780 5,380 Peach(ピーチ) ー LCCは約3~4倍安い! サーチャージは国内線のため含まれない!
LCC利用満足度 約80%が満足している ・格安航空会社利用者の利用してみての満足度は、「とても満足」が18%、「やや満足」が66%。合計すると、「満足」と感じている人が84%を占める。・また、利用者の利用意向では、50%がLCC派(LCCのみを利用する8%+LCCを優先するが、既存航空会社も検討する42%)。・LCC派の割合は、性年代別で見ると男女ともに18~29歳で高く、海外旅行経験回数別で見ると、海外旅行経験回数が少ない(ライト)ほど高い傾向が見られる。
相次ぐ点検ミス 10月9日 LCC2社が定期検査を一部で行って LCCのコスト削減戦略で起きたのか? おらず8ヶ月に渡り運行をしていた おらず8ヶ月に渡り運行をしていた ことが判明。再点検のために欠航 LCCのコスト削減戦略で起きたのか?
なぜ起きてしまったのか 改善指示書(SB)に沿って、点検箇所の全体目視と詳細な目視点検の2段階を経る必要があった 社内向けの整備指示書は、航空機メーカーが発行したメンテナンス・マニュアルに従う形で、詳細な目視点検の一部項目を記載していなかった。 ヒューマンエラー?
考えられる原因 1.従業員の過労 2.人材育成されてない従業員の従事
日本はパイロット不足? 1機あたり10人必要 今後、過労で事故が 起こる可能性あり 全体的な人数が高齢化により、 国内のパイロット人数が減少している? 1機あたり10人必要 今後、過労で事故が 起こる可能性あり
世界で必要とされている人数 2030年にはおよそ 二倍のパイロットが必要 2030年にはおよそ 二倍のパイロットが必要 http://www.boeing.com/commercial/cmo/pilot_technician_outlook.html
日本のLCC採用資格状況 難しい応募資格! Peach HPより
日本のパイロットの運航制限 1日平均3便 フライト時間を制限する事を航空会社に求めており、各社はこの法律に基づき規定を定めている 航空法第68条及び同施行規則157条の3項 フライト時間を制限する事を航空会社に求めており、各社はこの法律に基づき規定を定めている 1日平均3便 平均は月間では90~100時間 3ヶ月で270時間、年間だと1000時間位
アメリカの実態 アメリカの方が制限が緩い!? 9月26日:パイロットの過半数が操縦中に居眠りした経験があることが明らかになる アメリカ連邦航空局制定の勤務規則によると 制限として四半期500時間、半期800時間 年間1400時間としている 9月26日:パイロットの過半数が操縦中に居眠りした経験があることが明らかになる 発表によると、調査対象のパイロット500人のうち 56%がフライト中に居眠りしたことがある そのうち29%が目覚めてみたら操縦室のもう1人のパイロットも眠っていたと回答 アメリカの方が制限が緩い!?
安全性は高い? LCCの安全性 国内航空会社 12位:全日空 20位:Jet Star 29位:Air Asia 47位:JAL JACDEC SAFETY RANKING 2012 国内航空会社 12位:全日空 20位:Jet Star 29位:Air Asia 47位:JAL 安全性は高い? http://www.jacdec.de/
日本で普及するのか? http://insight.goo.ne.jp/report/ Goo LCC月別検索件数
エア・アジア、バニラエアに名称変更 ・WEBサイトの刷新 ・電話対応窓口の予約センターを新設
利用者の安全性に対する不安
LCCフライト統計
まとめ 今後、航空従事者の過労による事故が発生する可能性がある 早急に航空法によりの適切な運航制限時間を設けるべきである
ご清聴ありがとうございました!