体重増加 短期間で 急に太った いつもと同じ食生活をしているのに… 定期的に運動をしているのに… 「食生活が変わっていないのに、突然体重が増えた」、「定期的な運動を心がけているのに太った」といった体重増加の症状がある場合、背景には何か病気が隠れているかもしれません。
体重増加の診断から治療まで 治療 診断の流れ 原因の特定 身体診察 問診 検査 ●体重増加の程度 ●食事量、食事回数 ●既往歴の有無 ●服用している薬があるか ●健康食品やサプリメントの摂取 ●随伴症状があるか 身体診察 問診 検査 ●原因となる疾患によっては、 専門医に紹介 問診では、体重増加の状態を調べる以外に、他の病気にかかっていないか、体重増加以外の症状はないか、どのような食生活を送っているか、などをみていきます。 女性の場合は、月経との関連も考えられますので、生理不順などになっていないか、も医師に伝えておきましょう。
体重増加の原因 糖尿病 Cushing症候群 甲状腺機能低下症 など 心不全 ネフローゼ症候群 腎不全 肝硬変 など 精神疾患(摂食障害) 糖尿病 Cushing症候群 甲状腺機能低下症 など 心不全 ネフローゼ症候群 腎不全 肝硬変 など 精神疾患(摂食障害) 薬剤 禁煙 など 内分泌疾患 体液量増加 短期間で急激に体重増加が起きた場合、糖尿病などの内分泌の病気や、心不全などの体液量が増える病気などが考えられます。 また、禁煙した場合も、体重増加の原因の一つです。
体重増加を訴える患者さんに行われる検査 血液検査 尿検査 胸部X線検査 エコー検査・・・各臓器の異常 一般的な検査と主な目的 血液検査 身体疾患の有無、薬剤の副作用の有無 血糖、ホルモンの異常 尿蛋白、潜血、糖の有無 尿検査 胸部X線検査 心疾患の有無、胸水の有無 〔その他の検査〕 エコー検査・・・各臓器の異常 心電図検査・・・心肥大、心疾患の有無 CT検査・・・各臓器の異常 血液検査、尿検査などにより、内分泌の異常によるものか、体液量の異常によるものか、を精査していきます。
検査からわかる主な病気 尿検査 血液検査 胸部X線検査 エコー検査 心電図検査 糖尿病・Cushing症候群 甲状腺機能低下症 心不全・ネフローゼ症候群 腎不全・肝硬変 薬剤 CT検査 Cushing症候群・ネフローゼ症候群 肝硬変 心不全 糖尿病・甲状腺機能低下症・心不全 ネフローゼ症候群・腎不全・肝硬変 糖尿病・心不全・腎不全 血液検査と尿検査を行えば、体重増加の原因はある程度判別ができます。それに加えて、胸部X線やエコー検査などを行うことによって、原因となる病気を確定していきます。