原理講論 赤色部分要約訓読チャ-ト後編目次

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原理講論 赤色部分要約訓読チャ-ト後編目次 緒論 第一章復基台摂理時代 第二章モーセとイエスを中心とする復帰摂理 第三章摂理歴史の各時代とその年数の形成 第四章摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代 第五章メシヤ再降臨準備時代 第六章再臨論 リンクシート 前編

緒論 緒論

復帰摂理とは 神 堕落 創造本然の 人間 人間 摂理 復帰 復帰摂理とは① 復帰摂理とは 神 摂理 堕落 人間 創造本然の   人間 復帰 復帰摂理とは、堕落した人間に創造目的を完成せしめるために、創造本然の人間に復帰してゆく神の摂理をいう。(p.271)≫

④創造目的を完成 創造目的 ③メシヤに従って更に成長 メシヤ ②メシヤを迎え、重生 メシヤ (原罪清算) サタン分立路程 ①サタン分立路程 復帰摂理とは② 神 神 ④創造目的を完成 創造目的 ア エ 人間 ③メシヤに従って更に成長 メシヤ ②メシヤを迎え、重生 メシヤ      (原罪清算) サタン分立路程 ①サタン分立路程 ア エ 堕落人間 人間は長成期の完成級において堕落し、サタンの主管下におかれるようになった。≫ このような人間を復帰するためには、サタンを分立する摂理をなさらなくてはならず、原罪を取り除かなければならない。≫ それゆえに、堕落した人間は    ①サタン分立の路程を通して、アダムとエバが成  長した基準、すなわち、≫ 堕落以前の立場を復帰したのち、   ③ メシヤに従って更に成長し、 ④創造目的を完成することができる。≫ 長成期の完成級まで復帰した型を備えた基台の 上で    ②メシヤを迎え、重生することによって、≫

復帰摂理 再創造摂理 原理によって摂理 復帰原理 それゆえに、これを復帰原理という。≫ 復帰摂理とは③ 復帰摂理 再創造摂理 原理によって摂理 復帰原理 それゆえに、これを復帰原理という。≫ 復帰摂理は、創造目的を再び成就するための再創造の摂理であるから、原理によって摂理されなければならない。≫

【一】蕩減復帰原理 【一】蕩減復帰原理

1.蕩減復帰 神 神 神 サ サ 人間 人間 人間 堕落前 堕落後 ①堕落人間の位置 血縁関係 心情一体 創造主 神 神のみ対応 中間位置 1.蕩減復帰①堕落人間の位置 1.蕩減復帰 ①堕落人間の位置 堕落前 堕落後 神 神 神 サ サ 血縁関係 心情一体 創造主 人間 人間 人間 神 神のみ対応 中間位置 中間位置におかれるようになった。(p.272)≫ 人間始祖が完成していたならば、彼らは神のみに対して生活する立場におかれるはずであった。≫ しかし、堕落してサタンと血縁関係を結んだので堕落直後、アダムとエバは、神とも、サタンとも対応することができる、 ≫

神 サ 堕落人間 善なる条件 悪なる条件 中間位置 ②堕落人間の分立 彼自身が善なる条件を立てたときには天の側に悪なる条件を立てたときにはサタンの側に分立される。(p.272~p.273)≫ この堕落人間を、神はどのようにしたらサタンから分立させることができるかというと、≫

堕 落 ③蕩減復帰とは 蕩 減 蕩減復帰 喪失 復帰 蕩減条件 蕩減復帰 蕩減条件を立て 摂理 本来の 位置・状態 していく摂理 復帰 蕩 減 条件をたてる 喪失 堕 落 条件をたてて戻る 蕩減復帰 復帰 蕩減条件を立て    していく摂理 蕩減条件 立てる条件 蕩減復帰 摂理 復帰 このように蕩減条件を立て、創造本然の人間に復帰していく摂理を「蕩減復帰摂理」という。≫ 「蕩減復帰」とはどういう意味なのであろうか。≫ どのようなものであっても、本来の位置と状態を失ったとき、それらを復帰しようとすれば、≫ そこに、必要な何らかの条件を立てなければならない 。≫ このような条件を立てることを「蕩減」といい、 ≫ 堕落人間がこのような条件を立てて、創造本然の位置と状態へと再び戻っていくことを「蕩減復帰」といい、(p.274)≫ この蕩減復帰のために立てる条件のことを「蕩減 条件」という。≫

④蕩減条件の程度 本来の 位置・原状 復帰 より より 同一価値 大きい価値 小さい価値 それよりも大きな価値の蕩減条件を再び立てて、原状へと復帰する場合をいう。(p.275)  ≫ 第三は、より大きなものをもって蕩減条件を立てる場合である。これは、小さい価値をもって蕩減条件を立てるのに失敗したとき、≫ 第一は、同一なる価値の蕩減条件を立てることによって、原状へと復帰する事である。(報償、還償) ≫ 蕩減条件はどの程度に立てなければならないのだろうか。≫ 第二は、失われたものよりも小さい価値の蕩減条件を立てることによって、原状へと復帰することである。 ≫

反対の経路 人間自身 堕 落 ⑤蕩減条件:方法?だれが? 蕩減条件 方法 だれが 本来 位置・状態 本来 位置・状態 喪失 復帰 堕 落 蕩減条件をどのような方法で立てるかというと、 本来の位置と状態から離れるようになった経路 と反対の経路をたどることによって、≫ 蕩減条件を立てなければならない。(p.275~p.276)≫ 蕩減条件はだれが立てなければならないかとい うと、人間の責任分担として、人間自身が立てなければならない。(p.276~p.277)≫

2.メシヤのための基台 創造目的完成 み言の完成実体 神と一体 実体基台 信仰基台の上 アダム(人物) 信仰基台 神のみ言(条件) 2.メシヤのための基台① 2.メシヤのための基台 創造目的完成 み言の完成実体 実体基台 神と一体 信仰基台の上 アダム(人物) 信仰基台 神のみ言(条件) 成長期間(期間) 個性完成者となることができたはずである。 ≫ 原罪を取り除かなければならない。≫ 堕落人間が創造本然の人間に復帰するためには 「メシヤのための基台」を完成した基台の上でメシヤを迎え、≫ 元来、アダムが創造目的を完成するためには、二つの条件を立てなければならなかった。≫ 第一条件は、「信仰基台」を造成することであった。アダムが神のみ言を守りながら、≫ 成長期間を経なければならなかった。(p.277~ p.278) ≫ 第二の条件は、「実体基台」を造成することであった。「信仰基台」の上で神と一体となり、み言の「完成実体」となったとき、≫

完成実体 メシヤを通して 神 神 ア メシヤのための基台 ア 実体基台 信仰基台 堕・人 人間 2.メシヤのための基台② 神 神 完成実体 ア 人間 メシヤを通して メシヤのための基台 ア 実体基台 堕・人 信仰基台 メシヤを通して原罪を取り除かなければ「完成実体」となることはできない。(p.280)≫ その基台の上で「実体基台」を立てることによっ て成就される「メシヤのための基台」の上で、≫ 人間始祖が立てることのできなかった「信仰基台」を蕩減復帰しなければならない。≫ 堕落人間が創造目的を成就し得る基準を復帰するためには、まず初めに、≫

メシヤのための基台 実体基台 信仰基台 堕落性を脱ぐための 蕩減条件 中心人物 条件物 数理的な蕩減期間 2.メシヤのための基台③ メシヤのための基台 堕落性を脱ぐための 蕩減条件 実体基台 中心人物 信仰基台 条件物 数理的な蕩減期間 「実体基台」を立てるためには、「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立てなければならない。≫ 第二に、「条件物」を立てなければならず、第三に、「数理的な蕩減期間」を立てなければならない。  (p.278~ p.280) ≫ 「信仰基台」を復帰した基台の上で「実体基台」を復帰すれば、「メシヤのための基台」が造成される。(p.277~p.278)≫ 「信仰基台」を復帰するためには、第一に、「中心人物」がいなければならず、≫

【二】復帰摂理路程 【二】復帰摂理路程

1.復帰摂理路程の時代的段階 再臨主 再臨主 イエス イエス アダム 神 神 ア ア 2000年 2000年 アブラハム アブラハム ア アブラハムの失敗によって、サタンに奪われて しまった2000年期間を再び天の側に蕩減復帰する期間が、≫ ユダヤ人たちがイエスを十字架につけることによって、サタンに奪われた2000年期間を、≫ アダムからアブラハムまでの2000年の期間は、信仰の父であるアブラハム一人を立てて、≫ 復帰摂理を始めることができるその基台をつ   くる期間であった。≫ アブラハムからイエスが来られるときまでの2000年期間であった。≫ アダム以後今日に至るまでの全歴史路程における時代的段階について概観してみることにしよう。(p.281)≫ 再び天の側に蕩減復帰する期間がイエス以後今 日に至るまでの2000年の期間であった。(p.283)≫

私 歴史の結実体 【三】 復帰摂理歴史と「私」 復帰摂理歴史 蕩減条件 (歴史の所産) 【三】復帰摂理歴史と「私」 【三】 復帰摂理歴史と「私」 復帰摂理歴史 私 (歴史の所産) 蕩減条件 歴史の結実体 そうすることによって、初めて「私」は復帰摂歴史が望む結実体として立つことができるのである。(p.287~p.288)≫ 縦的に要求してきた蕩減条件を、「私」を中心として、横的に立てなければならない。≫ それゆえに「私」は歴史の目的の中に立たなければならないし、復帰摂理歴史が長い期間を通じて、≫ 「私」という個性体は復帰摂理歴史の所産である。(p.287)≫

再臨主 私 ●我々が歴史的勝利者となるためには 勝利者 ①神の心情、目的、使命 神の心情 ②再臨主を通して 再臨主 ③再臨主を信じ、侍り奉り、一つになって 侍り奉り 我々が歴史的勝利者となるためには、預言者・義人たちに対してこられた神の心情と、彼らを召命された神の目的、≫ そして彼らに負わされた摂理的使命を、知らなければならない。 ≫ それゆえに、復帰摂理の完成者として来られる再臨主を通して、それらのすべてを知り、彼を信じ、彼に侍り奉り、 ≫ 一つになることによって、彼と共に、復帰摂理歴史の縦的な蕩減条件を横的に立て得た立場に立たなければならない。≫

第一章 復帰基台摂理時代 第一章 復帰基台摂理時代

第一節 アダムの家庭を中心とする復帰摂理 第一節 アダムの家庭を 中心とする復帰摂理

メシヤのための基台 実体基台 信仰基台 アダムの家庭を中心とする復帰摂理 その上でメシヤを迎えるのでなければ、復帰摂 理は成就できないのである。(p.289)≫ アダムの家庭が「信仰基台」と「実体基台」とを復帰する蕩減条件を立てて、それによって「メシヤのための基台」をつくり、≫

【一】信仰基台 アダム 条件物 供え物 中心人物 アベル 神 サ 信仰 基台 善悪の母体 カイン 善の表示体 アベル 悪の表示体 アベル カインは悪の表示体として、アベルは善の表示体として、立てられた。(p.292) ≫ アベルが神のみ意にかなうように供え物をささげたので、「信仰基台」がつくられるようになった。(p.293)≫ 供え物をささげるように仕向けられたのである。 (p.290~p.291 )≫ アダムが供え物をささげたとは書かれておらず、カインとアベルのときから供え物をささげたと なっている。≫ 第一に、「信仰基台」を復帰するためには、み言の代わりの条件物がなければならない。それが供え物であった。(p.290)≫ 第二に、その基台を復帰できる中心人物がいなければならない。聖書の記録を見ると、 ≫ その理由は、善悪二つの性稟の母体となったアダムの代わりに、彼の二人の子を、各々善悪の表示体として分立されたのち、≫ 神かサタンかのどちらか一方だけが各々対応することのできる立場に立ててから、≫ 悪の表示体

【二】実体基台 神 アダム アダム アベル カイン カイン 実体基台 堕落性を脱ぐ ための 蕩減条件 反対の経路 アダム家庭において「実体基台」がつくられるためには、カインが「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立てることにより、≫ 神がその献祭を喜んで受け得るような条件を立てるべきだった。(p.294)≫ 堕落人間が堕落性を脱ぐためには、堕落性本性をもつようになった経路と反対の経路をたどることによって、≫ 蕩減条件を立てなければならなかった。≫

堕落性本性をもつようになった経路 神 堕落 堕落性本性 アダム 天使長 ① 神と同じ立場をとれない ② 自己の位置を離れる ③ 主管性を転倒する ④ 罪を繁殖する ④最後に、天使長はアダムとエバに不義の言葉を 伝えたので、「罪を繁殖する」堕落性が生じた。   ≫ ①第一に、天使長が、神の愛をより多く受けてい たアダムを愛することができなかったことによ って堕落したので、≫ 「神と同じ立場をとれない堕落性」が生じた 。   ≫ ②第二に、天使長が、アダムを通じて神の愛を受 けようとはせず、アダムの位置を奪おうとして 堕落してしまったので、 ≫ 「自己の位置を離れる堕落性」が生じた。(p.294 ~p.295)≫ ③第三に、天使長は、アダムを逆に主管したので、 「主管性を転倒する堕落性」が生じた。≫

神 堕落性本性を脱ぐための蕩減条件 復帰 アベル カイン 蕩減条件 (アダムの立場) 蕩減条件 (天使長の立場) アベルを愛する ① アベルを仲保 とする ② アベルに 従順に屈伏する ③ ④ アベルから 善のみ言を伝え受ける ③第三に、カインがアベルに従順に屈伏して、彼  の主管を受けるべきであった。≫ それゆえに、この堕落性を脱ぐためには、(p.294) ≫ ①第一に、天使長の立場にいるカインがアダムの 立場にいるアベルを愛して、神と同じ立場をと るべきであった。≫ ④最後に、カインがアベルから善のみ言を伝え受 けて、善を繁殖すべきであった。≫ ②第二に、カインがアベルを仲保として、神の愛 を受けるべきであった。(p.294~p.295)≫

神 実体基台 : 実体基台の結果 カイン アベル 復帰失敗 カインがアベル殺害 (アダムの立場) (天使長の立場) カインがアベル殺害 :  実体基台 したがって、アダムの家庭を中心とする復帰摂理は成し遂げられなかった。≫ しかるに、カインがアベルを殺害することによって、天使長が人間を堕落せしめた堕落性本性を反復するようになり、≫ アダムの家庭の「実体基台」は立てられなかった ≫

【三】アダムの家庭におけるメシヤのための基台とその喪失    メシヤのための基台とその喪失 メシヤのための基台 (実体献祭) 実体基台 ④父母復帰の蕩減条件 (実体献祭) ③子女復帰の蕩減条件 ②実体人間復帰の (象徴献祭) 信仰基台  象徴的な蕩減条件 (象徴献祭) ①万物復帰の蕩減条件 万物をもって「象徴献祭」をささげる①第一の目 的は、万物を復帰するための蕩減条件を立てる ところにある。≫ 「信仰基台」は「象徴献祭」を、「実体基台」は「実体献祭」を神のみ意にかなうようにささげることによってつくられる。(p.297)≫ ②第二の目的は、実体人間を神の方に復帰する  ための、象徴的な蕩減条件を立てようとすると ころにある。(p.298)≫ 「実体献祭」は、実体人間を復帰するための蕩減条件と立てることである。カインがアベルを実体として献祭し、≫ ③子女を復帰するための蕩減条件を立てるように なれば、④それが父母を復帰するための蕩減条 件となる。≫

: メシヤのための基台 実体基台 アダムの家庭を中心とする復帰摂理 信仰基台 したがってアダムの家庭を中心とする復帰摂理の完成は失敗した。≫ しかし、カインがアベルを殺したので、「実体献祭」に失敗して、「実体基台」をつくることができず、≫ アベルがみ意にかなう献祭をささげることによって、「信仰基台」を蕩減復帰する条件と、≫ 「実体献祭」の中心人物としての立場が立てられ た。(p.300)≫ したがって、「メシヤのための基台」も造成することができなかった。≫

【 四】アダムの家庭が見せてくれた教訓 み旨成就 ・・・・・・ 予定(相対的) 人間の責任分担 ・・・ 態度(干渉しない) み旨 【四】アダムの家庭が見せてくれた教訓 【 四】アダムの家庭が見せてくれた教訓 み旨成就 ・・・・・・ 予定(相対的) ① 人間の責任分担 ・・・ 態度(干渉しない) み旨 ・・・・・・・ 絶対的予定 ② 人間 ・・・・・・・ 相対的予定 ③ 堕落人間 ・・・・・・・ アベル的存在に 従順屈 伏 ①第一に、み旨成就に対する神の予定と、人間の 責任分担に対する神の態度を見せてくれた。   ≫ アダムの家庭を中心とする復帰摂理の失敗は、結果的に見て、≫ ②第二に、カインがアベルを殺したが、その後、 アベルの身代わりとしてセツを立て、新たな摂 理をなさる事によって、≫ み旨に対する予定は絶対的であり、人間に対する予定は相対的であることを見せてくださった。≫ ③第三に、カインとアベルの献祭で、堕落人間は 常にアベル的な存在を求め、彼に従順に屈伏す ることによって、≫ み旨を、自分も知らないうちに成し遂げていくということを見せてくださった。(p.301)≫

第二節 ノアの家庭を中心とする復帰摂理 第二節 ノアの家庭を 中心とする復帰摂理

ノア家庭 神 神 信仰 基台 アベル アベル カイン セツ 実体基台 :アダム家庭の 蕩減復帰 「メシヤのための基台」 神のみ旨は変更することができず、絶対的なものとして予定し摂理なさる。(p.302)≫ アダムの家庭が復帰できなかった「メシヤのための基台」を蕩減復帰しなければならなかった。 ≫ ノアの家庭も、「信仰基台」と「実体基台」を復帰する蕩減条件を立てることによって、≫ その子孫からノアの家庭を選んで新たな復帰摂理をなさった。≫ 神はアベルが忠誠を尽くした、その心情の基台の上に、その身代わりとしてセツを立てられ、≫

ノ ア 【一】信仰基台 1.信仰基台を復帰する中心人物 アダム -ノア:1600年、10代 ① ② 第二 の人間始祖 ③ に絶対服従 神 に絶対服従 アベルの心情 の基台 ④ ⑤ アベルの身代りとしての セツの子孫 ⑥ 神の目から見て 義人 ④このようなノアはアベルの心情の基台の上で呼 ばれ、(p.304)≫ ノアの家庭を中心とする復帰摂理において、「信仰基台」を復帰すべき中心人物はノアであった。 (p.303) ≫ ①神はアダムから1600年を経て、10代目にノアを 召命された。 ②ノアは第二の人間始祖となる。≫ ③神の命令に絶対に服従して、120年間山の頂上 に箱舟をつくった。≫ ⑤アベルの身代わりとしてのセツの子孫であり、  ≫ ⑥神の目から見て義人であったので、直接、神に  「象徴献祭」をささげることができた。≫

:復帰 信仰基台 神 信仰 基台 ノア 2.信仰基台を復帰するための条件物 中心人物: ノア 条件物: 箱舟 (新天宙) 蕩減期間: 洪水審判40日 ノア :復帰 信仰基台 ノアが「信仰基台」を復帰するための条件物は、箱舟であった。その箱舟はアダムの堕落によってサタンの側に奪われた天宙を、 ≫ 蕩減復帰するための条件として、新天宙を象徴した。 ≫ 箱舟が完成されたのちに、神は40日間の洪水審判をなさったが、≫ その目的は、神だけが対応して摂理することのできる対象を立てるために、サタンの相対となっている全人類を滅ぼすためであった。(p.305)≫ ノア家庭は、審判40日で箱舟を神のみ意にかなうようにささげ、「信仰基台」を蕩減復帰することができた。(p.309)≫

ノア セム ハム 【二】実体基台 心情一体 堕落性を脱ぐ ための蕩減条件 (アベル) (カイン) そのためには、ハムが「象徴献祭」に成功したノアと、心情的に一体不可分の立場に立たなければならなかった。(p.310)≫ 「実体献祭」を捧げるためには、まず、「実体献祭」の中心となるべき次子ハムがアベルの立場を、復帰しなければならなかった。≫ 「実体献祭」に成功すれば、「実体基台」が成就されるようになっていた。(p.309) ≫ ノアの子セムとハムとが、各々カインとアベルの立場から、「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立てて、≫

神 ノア ア・エ ア・エ ハム ハム ノアの裸体をめぐる摂理 裸 体 裸体 サタンの侵入条件 :アベルの立場を蕩減復帰 ハム 恥じて 恥じる (創 9:20~26) 神 ノア 裸 体 恥じて 下部を覆う 恥じる ア・エ ア・エ ハム ハム 裸体 サタンの侵入条件 :アベルの立場を蕩減復帰 ハム このような事情から、ハムは「実体献祭」をなすためのアベルの立場を蕩減復帰できなかった。(p.312)≫ 創世記9章20節から26節に、ハムはノアが天幕の中で裸になって寝ているのを発見し、それを恥ずかしく思って、≫ 神はこのために、いかなる摂理をなさったのか?  ≫ 彼の兄弟セムとヤペテを扇動した。≫ アダムとエバが堕落したのち、下部を覆って隠れたという行動と同じように、ハムがその父親の裸体を見て恥ずかしがった行動によって、≫ サタンが侵入できる条件が成立したので、その行動は犯罪となった。(p.311)≫

メシヤのための基台 実体基台 信仰基台 ノアを中心とする復帰摂理 : ノアを中心とする復帰摂理             : ノアを中心とする復帰摂理 メシヤのための基台 実体基台 信仰基台 ハムは「実体献祭」をするためのアベルの立場を蕩減復帰できず、したがって、≫ 「実体基台」をつくることができなかったので、ノアを中心とする復帰摂理も無為に帰したのである。 ≫

第三節 アブラハムの家庭を中心とする復帰摂理 第三節 アブラハムの家庭を中心とする復帰摂理 第三節 アブラハムの家庭を 中心とする復帰摂理

【一】信仰基台 1. 信仰基台を復帰する中心人物 ラ ア ブ ハ ム すべての条件: 家庭の失敗で失った ノア ① ② 蕩減復帰 人物 1. 信仰基台を復帰する中心人物 ラ ア ブ ハ ム  すべての条件: 家庭の失敗で失った ノア ① ② 蕩減復帰 人物 復帰した アダム型 (祝福の基) アブラハムはノアの路程のために立てられたが、ハムの犯罪によってサタンに奪われてしまったすべての条件を、≫ アブラハムの家庭を中心とする復帰摂理において「信仰基台」を復帰すべき中心人物は、アブラハムであった。(p.315~p.316) ≫ 蕩減復帰した立場に立たなければならなかった。 ≫ アブラハムは、ノアの身代わりであり、アダムの身代わりであるので、復帰したアダム型の人物であった。≫ したがって、神はアブラハムにも大いなる民族をつくり、祝福の基となれと、祝福なさったのである。(p.317)≫

神 鳩と羊と雌牛 三つの 供え物 2.信仰基台を復帰するための条件物 ①アブラハムの象徴献祭 アブラハム (創 15:9) 一つの祭壇上で献祭 アブラハムが「信仰基台」を復帰するための条件物であった。(p.317~p.318)≫ 神はアブラハムに鳩と羊と雌牛とを供え物としてささげるように命ぜられたが、これらは、とりもなおさず、≫

象徴献祭は何を意味するか? 蕩減復帰できる な条件物 象徴的 箱舟 を中心として 復帰しようとしたすべてのこと 蕩減復帰できる な条件物 アダム家庭    ・アベルの献祭を中心して 復帰しようとしたすべてのこと カイン ① 蕩減復帰できる   な条件物 象徴的 ノア家庭 箱舟   を中心として 復帰しようとしたすべてのこと ② 蕩減復帰できる   な条件物 象徴的 アブラハムの「象徴献祭」は、何を意味するのか?(p.319) ≫ ②また、ノアの家庭が箱舟を中心として復帰しよ うとしたすべてのことを、蕩減復帰できる象徴 的な条件物であった。≫ ①アダムの家庭で、カインとアベルの献祭を中心 として復帰しようとしたすべてのことを、蕩減 復帰できる象徴的な条件物であり、≫

三つの供え物の意味: 三段階で完成する天宙を象徴 雌 牛 完成 長成 羊 蘇生 鳩 一 時 に 蕩 減 復 帰 天宙 三つの 供え物 アブラハム 長成 ノア 羊 アダム 蘇生 鳩 三つの 供え物 三段階 成長過程 み旨から見て三代 天宙 この三つの象徴的な供え物は、三段階の成長過程を通じて完成する天宙を象徴するのである。≫ 横的に完成するためであった。(p.321)≫ これらを一つの祭壇に載せて献祭したのは、アダムの立場であるアブラハムを中心として、蘇生のアダム、長成のノア、≫ 完成のアブラハムというように、み旨から見て三代にわたって蕩減復帰しようとした縦的な摂理を、一時に、≫ すなわち、鳩は蘇生を象徴し、羊は長成を象徴するのであり、雌牛は完成を象徴する。(p.319~p.320)≫

アブラハムは象徴献祭をいかにささげたか? 荒い鳥 (サタン) 裂く=善・悪に分立 (サタンの所有物) 象徴献祭:失敗 ● アブラハム の子孫:エジプト苦役400年 摂理 :三代にわたって延長 アブラハムは、これを追い払ったと記されてい る。(p.322)≫ それはサタンの所有物であることを、再び、確認してやったと同様の結果をもたらしてしまった。(p.323)≫ その結果、アブラハムの子孫が、エジプトで、400年間苦役するようになり、  ≫ このような「象徴献祭」の失敗によって、蕩減復帰しようとしたすべてのものは失敗してしまった。(p.324)≫ アブラハムを中心とする摂理は、イサクからヤコブまで、三代にわたって延長されるようになった。 ≫ アブラハムは鳩だけは、裂かずにそのまま置いたので、荒い鳥がその死体の上に降り、≫

神 神 イサク (燔祭) 三つの 信仰基台 供え物 (裂く) ②アブラハムのイサク献祭 蕩 減 復 帰 (象徴献祭) (裂く) アブラハム アブラハム それによって、「象徴献祭」の失敗を蕩減復帰する 新たな摂理をされた。≫ 「象徴献祭」に失敗したのち、再び神はアブラハムにイサクを燔祭としてささげよと、命令された。(p.325)≫

① アブラハム家庭 :第三次の摂理 原理的条件 サタン :二代にわたって侵入 ② 二代にわたって取り返す ③ 歴史的な 心情の基台 神がアブラハムを再び立てられた理由 神がアブラハムを再び立てられた理由 ① アブラハム家庭 :第三次の摂理 原理的条件 サタン :二代にわたって侵入 ② 二代にわたって取り返す ③ 歴史的な 心情の基台 ②サタンは、アダムとその子カインに侵入して、 二代にわたって彼らを奪っていったので、蕩減 復帰原則により、≫ どうして神は、アブラハムを再び立てることができたのだろうか。≫ ①アブラハム家庭を中心とした摂理が第三次であ り、三数は完成数なので、この摂理を完成すべ き原理的な条件があった。(p.325~p.326)≫ 天の側でも、アブラハムとその子の二代にわたっ て、取り返してくる摂理をすることができた。≫ ③アブラハムは失敗したけれども、アベルやノア が「象徴献祭」に成功した、≫ 歴史的な心情の基台を条件として、もう一度献 祭をせしめることができた。≫

アブラハムはイサク献祭をいかにささげたか? 神 殺すな (創 22:12) 殺そうと アブラハム イサク モリヤ そのとき、神は殺すなと命令されて「あなたが神を恐れる者であることをわたしは今知った」(創22:12)と言われた。≫ アブラハムは絶対的な信仰で、神のみ言に従い、イサクを殺そうとした。(p.327) ≫

イサク献祭の結果 イサク献祭 :成功 イサクを殺した立場 (サタン分離) アブラハムの心情 ・行動 を通じて アブラハム を中心とする復帰摂理: イサク 彼をしてイサクを殺した立場に立たしめたので、 イサクからサタンを分離させることができた。≫ 神のみ旨に対するアブラハムの心情や、その絶対的な信仰と従順と忠誠からなる行動は、≫ アブラハムがイサク献祭に成功することによってアブラハムを中心とする復帰摂理は、イサクを通じて成し遂げていくようになった。≫

③み旨から見たイサクの位置と彼の象徴献祭 神 アブラハム 雄羊 一体不可分 イサク :復帰 信仰基台 アブラハムはイサク献祭で成功することにより、み旨を中心としてイサクと一体不可分の立場に立つようになった。(p.329)≫ アブラハムの使命がイサクの方に移されたのち、アブラハムはイサクの代わりに神が準備された雄羊を燔祭としてささげた。≫ これは、そのままイサクを中心として、「信仰基台」を復帰するための「象徴献祭」となった。(p.330)≫ イサクはアブラハムの使命を受け継いで、「象徴献祭」に成功して「信仰基台」を蕩減復帰した。≫

【二】実体基台 神 イサク ヤコブ エサウ 堕落性 を脱ぐための蕩減条件 実体基台 信仰 基台 アブラハム イサク ヤコブ エサウ 実体基台 (アベル) (カイン) 堕落性 を脱ぐための蕩減条件 「実体献祭」をささげ、「堕落性を脱ぐための蕩減 条件」を立てて、「実体基台」を完成しなければならなかった。(p.331)≫ イサクを中心として、「メシヤのための基台」を立てるには、更に、彼の子エサウとヤコブとを、カインとアベルの立場に分立して、 ≫

ヤコブがアベルの立場を蕩減復帰するための摂理 個人的 (パン、レンズ豆) 長子の嗣業 復帰 ① ② 家庭 (ハラン21年) ・財物 長子の嗣業 復帰 (天使と組み打ち) 主管性 復帰 ③ 天使 ヤコブ:      蕩減復帰 アベルの立場 ②サタン世界であるハランに行って、21年間苦労 しながら、家庭と財物を中心に、長子の嗣業を 復帰した。≫ 「実体献祭」をなすためには、それに先立って、ヤコブがアベルの立場を蕩減復帰する条件を立てなければならなかった。≫ ①長子の嗣業を個人的に復帰する争いで、パンと レンズ豆のあつものを与えて、エサウから長子 の嗣業を奪った。(p.332)≫ ③ヤコブはヤボクの河で、天使との組み打ちに勝 利して、実体で天使に対する主管性を復帰した。 ≫ このようにして、ヤコブはアベルの立場を蕩減復帰した。≫

神 実体基台 :復帰 実体基台の造成 堕落性 を脱ぐための蕩減条件 “愛して、歓迎” イサク エサウ ヤコブ アブラハム イサク “愛して、歓迎” ヤコブ エサウ エサウはヤコブがハランからカナンへ帰ってきたとき、彼を愛し、歓迎したので、≫ イサクの家庭で初めて、横的に蕩減復帰するようになった。≫ このようにアダムの家庭から「実体基台」を蕩減復帰するために続いてきた、縦的な歴史路程を、≫ 彼らは「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立てることができた。(p.333)≫

【三】メシヤのための基台 メシヤ のための 家庭的基台:造成 メシヤ のための 民族的基台 :路程出発 メシヤ降臨 不可 【三】メシヤのための基台① 【三】メシヤのための基台 イ サ ク 家 庭 のための 家庭的基台:造成 メシヤ メシヤ降臨 不可 ヤ コ ブ 家 庭 のための      :路程出発 メシヤ 民族的基台 そのときにメシヤが降臨なさるわけにはいかなかった。すなわち、この基台が民族的な版図の上に立てられたのちに、≫ イサクの家庭を中心として、初めて「メシヤのための基台」が造成された。(p.334)≫ しかしアブラハムの時代には、堕落人間たちがサタンを中心とする民族を形成して、アブラハムの家庭と対決していたので、≫ メシヤを迎えることができる。ゆえに、ヤコブの家庭はヨセフを中心としてエジプトへ入り、≫ 400年間の蕩減路程を歩んで民族的な基台を造成しようとした。(p.335)≫

アブラハム 個体 :異なる イサク :一体 み旨 ヤコブ 三代:み旨から見れば一代 メシヤのための基台② アブラハム 個体 :異なる イサク :一体 み旨 ヤコブ 三代:み旨から見れば一代 このように、イサクを中心とする摂理は、また、ヤコブを中心とする摂理路程へと延長されていった。(p.336)≫ しかし、アブラハムとイサクが、その個体は、各々異なるが、み旨を中心として見るときには、一体であったように、≫ その個体は異なるが、み旨を中心にしてみれば、みな一体であった。≫ イサクの目的を、民族的に成就すべき蕩減路程を出発したので、アブラハムとイサクとヤコブとは、お互いに、≫ ヤコブはアブラハムの犯した罪を担当して、将来「メシヤのための民族的な基台」を立てて、≫

ヤコブ路程:サタン屈伏の典型路程 ① 個人的 長子の嗣業 復帰 家庭的 ② 長子の嗣業 復帰 天使 に対する主管性復帰 ③ 選民形成 ④ (イスラエル) ④ 堕落性 を脱ぐための蕩減条件を立てる 天使との組み打ちにも勝利して、天使に対する主管性を復帰できる蕩減条件を立てて、イスラエルという名前を受け、≫ ヤコブはエサウから長子の嗣業を奪うという個人的な争いに成功した。(p.337) サタン世界であるハランに入って、≫ 長子の嗣業を家庭的に奪う21年間の争いに勝利した。≫ 選民形成の基盤をつくった。ヤコブは、このような路程をたどって、カナンへ帰ってきたのち、「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立てたので、≫ サタンを屈伏させる典型路程において成功したのである。≫

第二章 モーセとイエスを中心とする復帰摂理 第二章 モーセとイエスを中心とする復帰摂理 第二章 モーセとイエスを 中心とする復帰摂理

摂理に対する原理 隠れた意味を悟ることが できない ヤコブとモーセ の復帰摂理路程 イエス路程 神の救いの摂理 秘密 神 [アモス 3:7] 神 摂理に対する原理 隠れた意味を悟ることが できない ヤコブとモーセ の復帰摂理路程 イエス路程 将来、イエスが来られて、人類救済のために歩まねばならない摂理を、表示してくださった。≫ 神が、ヤコブとモーセを立てて復帰摂理路程を歩ませ、それをもって、≫ アモス書3:7に「主なる神は、そのしもべである預言者にその隠れた事を示さないでは、何事をもなされない」と記録されているみ言のように ≫ 聖書には、神の救いの摂理に関する数多くの秘密が隠されている。(p.341) ≫ しかし、人間は神の摂理に対する原理を知らなかったので、その隠れた意味を悟る事ができなかった。 ≫

第一節 サタン屈服の典型的路程 第一節 サタン屈服の典型的路程

サタン屈伏の典型的路程 ヤコブ 路程:象徴的路程 モーセ 路程:形象的路程 イエス 路程:実体的路程 イスラエル 民族と全人類が (サタン屈伏の典型的路程) サタン屈伏の典型的路程 ヤコブ 路程:象徴的路程 モーセ 路程:形象的路程 イエス 路程:実体的路程 民族と全人類が 歩まなければならない表示路程 イスラエル イサクの家庭において、ヤコブがサタンを屈伏してきた全路程は、その象徴路程を形象的に歩まなければならないモーセ路程と、 ≫ それを実体的に歩まなければならないイエス路程とを、あらかじめ示した典型路程であった。(p.342)  ≫ そして、この路程は、イスラエル民族と全人類が、サタンを屈伏させながら歩まなければならない表示路程でもある。 ≫

【一】イエスの典型路程としてヤコブ路程とモーセ路程とを立てられた理由    モーセ路程とを立てられた理由 復帰摂理の目的成就 人間がサタンを自然屈伏:主管 神 ヤコブ モーセ イエス   人類 信徒 形象的 象徴的 実体的 サ ところが、神にも屈伏しなかったサタンが、イエスに屈伏する理由はさらにないので、≫ ヤコブとモーセを立てて、サタンを屈伏させる表示路程として見せてくださった。(p.342~p.343)  ≫ イエスが、人間祖先として、メシヤの使命を負って来られたのも、 ≫ 復帰摂理の目的は、究極的には人間自身がその責任分担として、サタンを自然屈伏させ、それを主管し得るようになることによって成就される。  ≫ サタン屈伏の路程を開拓し、すべての信徒たちをその路程に従わせることによって、サタンを自然屈伏させるためである。 ≫

第二節 モーセを中心とする復帰摂理 モーセを中心とする 復帰摂理

【一】モーセを中心とする復帰摂理の概観 1.信仰基台 神 ● モーセ 中心人物 : 信仰基台 条件物: 神のみ言 ● 蕩減期間: 40日サタン分立基台 ● モーセ ① 神の代理 (出エ 4:16) ② イエスの模擬者 (ヨハネ 5:19) 「信仰基台」を復帰する中心人物はモーセであった(p.350)  ≫ アブラハムの子孫たちのエジプト苦役400年期間が終わったのち、イスラエル民族がカナンの福地に復帰する路程において、 ≫ アダム、ノア、アブラハムなどと比べてモーセの異なる点は、第一にモーセが神の代理となり、≫ 神として立てられたということである(出エ4:16) 第二に将来来られるイエスの模擬者であった。 (ヨハネ5:19) (p.350~p.351) ≫ モーセは、アベル、ノア、アブラハムのように、象徴献祭をしなくても、神のみ言を中心として、「40日サタン分立基台」だけを立てれば、 ≫ 「信仰基台」を蕩減復帰することができたのである。(p.353)  ≫

2.実体基台 神 神 復帰摂理時代 復帰基台摂理時代 イサク ヤコブ エサウ モーセ 家庭的 実体基台 民族的 実体基台 イスラエル 民族 ヤコブ エサウ モーセ 家庭的 実体基台 民族的 実体基台 「堕落性を脱ぐための民族的な蕩減条件」を立てるならば、「民族的な実体基台」はつくられるのであった。(p.355)≫ モーセがアベルの位置を確立したのち、イスラエル民族がカインの立場で、モーセを通じて ≫ しかし、復帰摂理時代になると、「民族的な実体基台」を立てる摂理をされた。 ≫ 復帰基台摂理時代においては「家庭的な実体基台」を立てる摂理をされた。 ≫

神 3.メシヤのための基台 モーセ モーセ メシヤのための民族的基台 民族的実体基台 民族的信仰基台 イスラエル民族 イスラエル民族 民族的 実体基台 それがすなわち「メシヤのための民族的な基台」となる。 ≫ モーセが「民族的な信仰基台」を蕩減復帰して、モーセを中心とするイスラエル民族が「民族的な実体基台」を蕩減復帰すれば、 ≫

【二】モーセを中心とする民族的カナン復帰路程 モーセ路程 イスラエル民族 不信によって 三次延長 エジプト カナン 奇跡 紅海 荒野 イエス路程 エデン 不信によって 三次延長 罪悪世界 キリスト教信徒 奇跡 苦海 砂漠 この路程はイスラエル民族の不信によって各々三次にわたって延長された。(p.356) ≫ 神が約束された創造本然のエデンに復帰するその路程を、先に見せてくださったのである。≫ モーセがサタンの世界であるエジプトからイスラエル選民を奇跡をもって導きだし、 ≫ 紅海を渡り、荒野を巡って、神が約束された土地であるカナンに向かう路程は、 ≫ 将来、イエスがこの罪悪世界においてキリスト教信徒を奇跡をもって導き、罪悪世界の苦海を渡り、命の水が乾いた砂漠を巡って、 ≫

神 モーセ モーセ 1.第一次民族的カナン復帰路程 (1)信仰基台 40日サタン分立基台 中心人物: モーセ 条件物:神のみ言 蕩減期間: 1.第一次民族的カナン復帰路程 (1)信仰基台 1.第一次民族的カナン復帰路程 (1)信仰基台 神 信仰基台 中心人物: モーセ ● 条件物:神のみ言 ● 蕩減期間: パロ宮中40年 ● モーセ モーセ 40日サタン分立基台 モーセはこの目的のためにサタン世界の中心であるパロの宮中に入り、40年の生活をもって「40日サタン分立基台」を立てた。 ≫ モーセがイスラエル民族を導いて、「信仰基台」を復帰する人物となるためには、 ≫ 民族的な蕩減期間である400年を、再び個人的に蕩減することにより、「40日サタン分立の基台」を立てなければならなかった。 ≫ これによって、モーセは「信仰基台」を蕩減復帰したのである。(p.357) ≫

神 モーセ モーセ 出発のための摂理 (2)実体基台 堕落性を脱ぐための民族的な蕩減条件 実体基台 イスラエル民族 イスラエル民族 アベル カイン モーセ モーセ イスラエル民族 イスラエル民族 堕落性を脱ぐための民族的な蕩減条件 出発のための摂理 神は、モーセがエジプト人を打ち殺すことをもって「出発のための摂理」をされた。 ≫ 神のみ旨を継承することによって、善を繁殖することができたならば、「民族的な実体基台」を蕩減復帰するようになっていた。 ≫ アベルの位置を確立したモーセに対して、カインの立場にいたイスラエル民族が、従順に屈伏し、 ≫ イスラエル民族が、モーセに従ってエジプトを出発し、カナンの福地にはいる期間は、「実体基台」を立てるための期間であった。 ≫

神 (3)第一次民族的カナン復帰路程の失敗 モーセ :失敗 出発のための摂理 モーセがエジプト人を打ち殺した 打ち殺した 同胞が誤解、非難 パロがモーセを亡き者にしようとした 亡き者に 実体基台 モーセ イスラエル民族 :失敗 出発のための摂理 したがって、「実体基台」をつくることができず、第一次民族的カナン復帰路程は失敗に終わった。≫ ところがイスラエル民族は、彼を理解できず、彼を誤解し、非難したため、パロはこのことを聞いてモーセを亡き者にしようとした。 ≫ そこでモーセは、ミデヤン荒野に逃げるようになった。(p.359) ≫ モーセは、自分の同胞が、エジプト人によって虐待されるのを目撃し、同胞愛を抑えることができず、そのエジプト人を打ち殺してしまった。 ≫

神 モーセ 2.第二次民族的カナン復帰路程 (1)信仰基台 40日サタン分立基台 中心人物: 条件物:神のみ言 蕩減期間: 2.第二次民族的カナン復帰路程 (1)信仰基台 2.第二次民族的カナン復帰路程 (1)信仰基台 神 信仰基台 中心人物: モーセ ● 条件物:神のみ言 ● 蕩減期間: ミデヤン荒野40年 ● モーセ 40日サタン分立基台 第二次路程のための「信仰基台」を復帰することができた。≫ その40年期間を蕩減復帰する期間を再び立て、 「信仰基台」を復帰しなければならなかった。(p.359~p.360) ≫ 第一次路程の失敗によってパロ宮中の40年期間はサタンの侵入を受けた。それゆえに、第二次路程を出発するためには、 ≫ モーセは、ミデヤン荒野における40年をもって 「40日サタン分立基台」を立てたため、 ≫

神 (2)実体基台 モーセ モーセ :成就 出発のための摂理 と十災禍の権能で エジプト人を打つ 三大奇跡 実体基台 イスラエル民族 (2)実体基台① (2)実体基台 神 実体基台 モーセ モーセ イスラエル民族 イスラエル民族 :成就 出発のための摂理     と十災禍の権能で エジプト人を打つ 三大奇跡 エジプト人を打つことによって「出発のための摂理」をされた。(p.361) ≫ イスラエル民族は、モーセを信じ、従う立場に立つようになったので、第二次路程を出発することができた。(p.366) ≫ 第二次民族的カナン復帰路程を出発するに当たって、神はモーセに、三大奇跡と十災禍を起こす権能を与えられ、 ≫

神は21カ月かかってカナンに入る路程を選ばれたのであった。 ≫ 「民族的な実体基台」を立てることができなかっ た。(p.367) ≫ (2)実体基台② 第二次 21ヵ月 路程 第一次 ヨルダン河 21日 路程 カナン ラメセス 死海 シ スコテ ナ イ 紅 荒 ミデヤン荒野 シンの荒野 野 海 ホレブ山 レピデム 神は21カ月かかってカナンに入る路程を選ばれたのであった。 ≫ 「民族的な実体基台」を立てることができなかっ た。(p.367) ≫ イスラエル民族は、荒野路程の全期間を通じ、従順と屈伏をもってモーセを信じ従ってカナンに入らなければ、 ≫ 第一次路程においては、21日間をもって、カナンの福地に入り得たはずであった。 ≫ ところが、第二次路程においては、彼らが再び不信に陥ってエジプトに戻るかもしれない、と心配されたので、≫

神 モーセ 出発のための摂理 ラメセス スコテ スコテ 紅海 実体基台 三日期間 火の柱 火の柱 雲の柱・ (2)実体基台③ 神 実体基台 イスラエル 民族 イスラエル 民族 モーセ 出発のための摂理 ラメセス 三日期間 スコテ スコテ 紅海 雲の柱・ 火の柱 火の柱 モーセは神の命令により、杖をもって紅海の波を分け、これを陸地のようになさしめて渡ったのであるが、≫ モーセがカナン復帰路程を出発するためにはパロを欺いて自由行動をとり、サタンを分立せしめる三日期間がなければならなかった。 ≫ イスラエル民族はラメセスを出発してこの三日期間を神のみ意にかなうように立て、スコテに到着した。(出エ12:6~37)(p.368) ≫ スコテに到着したのちに、昼は雲の柱、夜は火の柱をもって彼らを導かれたのである。(p.368~p.369) ≫ 追撃してきたエジプトの馬と戦車と騎兵とは、みな水葬に付されてしまった。 ≫

神 モーセ 出発のための摂理 ラメセス レピデム 実体基台 エジプト マナ、うずら 磐石、 アマレク勝利 シンの荒野 (2)実体基台④ 神 実体基台 イスラエル 民族 モーセ 出発のための摂理 ラメセス エジプト シンの荒野 マナ、うずら レピデム 磐石、 アマレク勝利 レピデムに宿営したとき、神はモーセに命ぜられて、ホレブ山の盤石を打たせ、水を出して彼らに飲ませられた。(出エ17:6)(p.370) ≫ イスラエル民族はシンの荒野に到着した。このときから神はマナとうずらとを与えられた。(出エ16:35) ≫

(3)幕屋を中心とする復帰摂理 第一次、第二次幕屋のための基台 40日断食(一次,二次) 契約の箱と幕屋についての指示 二つの石板(十戒) シナイの荒野 40日断食(一次,二次) ● 契約の箱と幕屋についての指示 二つの石板(十戒) 幕屋を建設 モーセが石板をもって、再び現れたとき、イスラエル民族ははじめてモーセを信じ、彼に仕えるようになって、≫ 契約の箱をつくり、幕屋を建設したのである。 ≫ 再び40日40夜を断食したとき、神は石板に再び十戒を記録してくださった。 ≫ しかし、民の不信を見たモーセは大いに怒って、石板を壊してしまった。(一次失敗) ≫ モーセは、シナイ山で断食する間に、神から契約の箱と幕屋についての指示を受け、 ≫ 40日間の断食が終わったとき、十戒を記録した二つの石板を受けた。 ≫ イスラエル民族は、三ヶ月目の初めに、シナイの荒野に到着した。(p.371) ≫

(イ)石板・幕屋・契約の箱などの意義とその目的 [意義] ○ イ 石板・幕屋・契約の箱などの意義とその目的 意義 幕屋 石板 契約の箱 アダム・エバ イエスの 象徴的 表示体 イエス・聖霊 天宙・幕屋の縮小体 み言を記録した二つの石板は、復帰したアダムとエバの象徴体であって、将来来られるイエスと聖霊を象徴した。 ≫ 幕屋はイエスの象徴的な表示体であり、契約の箱は大きくは天宙の、そして小さくは幕屋の縮小体であった。(p.373) ≫

目的 目的 荒野路程 荒野路程でイスラエル民族の不信 モーセ モーセまでが不信の行動? 人間は変わっても変わることのできない 信仰の対象 [目的] 目的 目的 荒野路程 荒野路程でイスラエル民族の不信 ● モーセ モーセまでが不信の行動? ● 人間は変わっても変わることのできない ● 信仰の対象 信仰の対象 ここにおいて神は、たとえ人間は変わっても変わることのできないある信仰の対象を立てなければならなかった。(p.374~p.375) ≫ それでは、神が石板と幕屋と契約の箱とを下し給うた目的は、いったいどこにあるのだろうか?(p.374) ≫ 荒野路程でイスラエル民族はみな不信に流れてしまった。 ≫ そしてついには、モーセまでが不信の行動をとるかもしれないという立場に陥ってしまった。 ≫

神 第三次幕屋のための基台 モーセ 12名 カナン偵察40日 カナン偵察 不信の報告 10名 不信の報告、2名 信仰の報告 実体基台 イスラエル 民族 モーセ 12名 カナン偵察40日 カナン偵察 ● 10名 不信の報告、2名 信仰の報告 不信の報告 ● イスラエル民族 イスラエル民族 恨み、不信 ● イスラエル民族が再び不信に陥ったので、第二次の「幕屋のための基台」は、また、サタンの侵入を受けるようになってしまった。(p.380) ≫ ここで、「40日のサタン分立基台」を立てて、第三次の「幕屋のための基台」を蕩減復帰できる条件として下さったのが、40日のカナン偵察期間であった。 偵察から戻ってきた12名のうち、ヨシュアとカレブとを除いては全部が不信仰な報告をしたのである。(p.381) ≫ この報告を聞いたイスラエル民族は、モーセを恨みながら、不信に流れて、第三次「幕屋のための基台」も復帰することができなくなった。 ≫

第三次40年荒野路程 延長 神 第二次21ヵ月荒野路程 :失敗 (4)第二次民族的カナン復帰路程の失敗 モーセ :失敗 実体基台 イスラエル 民族 モーセ                 :失敗 一次・二次・三次幕屋のための基台          :失敗 第二次21ヵ月荒野路程 第三次40年荒野路程 延長 第二次の21ヶ月の荒野路程は第三次の40年荒野路程に延長された。 ≫ 第二次に立てようとした「実体基台」を造成することができなくなり、第二次民族的カナン復帰路程は、失敗に終わってしまった。 ≫ 「幕屋のための基台」が三次にわたってサタンの侵入を受けるようになったので、 ≫

神 モーセ 3.第三次民族的カナン復帰路程 (1)信仰基台 40日サタン分立基台 中心人物: モーセ 条件物: 幕屋を信奉 蕩減期間: 3.第三次民族的カナン復帰路程 (1)信仰基台 3.第三次民族的カナン復帰路程 (1)信仰基台 神 中心人物: モーセ 信仰基台 ● 条件物: 幕屋を信奉 ● 蕩減期間: 荒野流浪40年 ● モーセ 40日サタン分立基台 第二次民族的カナン復帰路程が失敗に終わったので、 ≫ この路程の「信仰基台」を復帰するために立てたミデヤン荒野の40年期間は、サタンの侵入を受ける結果となってしまった。 ≫ したがって、幕屋を信奉しながら 荒野を流浪したあと、カデシバルネアに戻るまでの40年期間は≫ モーセにおいてはサタンを分立して、第三次路程の「信仰基台」を蕩減復帰するための期間となった。(p.382~p.383)≫

それによって、民族的な「実体献祭」のためのアベルの立場も確立するようになったのである。 ≫ 一次 40日 二次 カナン偵察 エリコ 三次 一次路程 カデシ バルネア 三次路程 二次路程 シナイ荒野 ホレブ山 それによって、民族的な「実体献祭」のためのアベルの立場も確立するようになったのである。 ≫ モーセはこの荒野の40年間をもって、第三次路程のための「信仰基台」を立てることができたのであり、 ≫

(2)実体基台 (イ)モーセを中心とする実体基台 ○モーセを中心とする実体基台 イ 神 モーセ 実体基台 イスラエル 民族 磐石を中心とする 出発のための摂理 カナン入城 「実体基台」がつくられるようになっていたのである。(p.384~P.385) ≫ 第三次民族的カナン復帰路程は、磐石を中心とした「出発のための摂理」によって始まる。 ≫ 荒野の40年流浪期間は、イスラエル民族においては、第三次路程の「出発のための摂理」をつくるための期間であった。 ≫ そして、イスラエル民族が信仰と忠誠をもって幕屋を信奉し、モーセに従ってカナンに入れば、 ≫

神 出発のための摂理 モーセ 出発のための摂理 :失敗 (磐石の水 中心) イスラエル民族:不平、つぶやく 不平 磐石二打 モーセ:磐石二打 実体基台 イスラエル 民族 モーセ :失敗 出発のための摂理 (磐石の水 中心) イスラエル民族:不平、つぶやく 不平 ● モーセ:磐石二打 磐石二打 ● ところがモーセは、不平を言いつぶやいている民を見たとき、憤激のあまり、血気を抑えることができず、磐石を二度打ったので、 ≫ 神は磐石を中心とする「出発のための摂理」を完遂するために、 ≫ モーセをしてイスラエルの会衆の前で、杖をもって岩を打ち、水を出させて、彼らに飲ませられた。 ≫ その行動はサタンが侵入できる行動となり、「出発のための摂理」は成就することができなくなった。(p.385~p.386)≫ モーセはカナンの地に入ることができず、120歳を一期として死んでしまった。(p.389) ≫

○ ヨシュアを中心とする実体基台 出発 神 モーセ 信仰基台 内的 実体基台 イスラエル 民族 ヨシュア 出発のための摂理:成就 (ロ)ヨシュアを中心とする実体基 ○ ヨシュアを中心とする実体基台 ロ 神 信仰基台 モーセ 実体基台 内的 イスラエル 民族 ヨシュア 出発のための摂理:成就 民族 ●エリコ城偵察:信仰の報告 エリコ 信仰 出発 このとき、荒野で出生したイスラエルの子孫たちは、みなその言葉を信じたので、彼らは出発することができた。≫ 神はヨシュアをモーセの代理として立てられた。(p.393) ≫ ヨシュアは二人の偵察をエリコ城に送った。 ≫ 偵察を終えて戻ってきた二人の偵察者は「この国の住民はみなわれわれの前に震えおののいています」と信仰をもって報告した。(p.394)  ≫

神 カナン入城 実体基台 (契約の箱) (12の石) (31王滅ぶ) モーセ 出発のための摂理:成就 三日路程 ギルガル エリコ カナン 内的 イスラエル 民族 内的 イスラエル 民族 ヨシュア ヨシュア 出発のための摂理:成就 三日路程 (契約の箱) ヨルダン河 ギルガル (12の石) エリコ (31王滅ぶ) カナン 七日間、城をまわった後に、ヨシュアの命令で、一斉に大声をあげて呼ばわったので、その城が、たちまちにして崩れてしまった。(p.397~398)≫ ヨシュアは31王(カナン)を滅ぼした。  ≫ 過越しの祭を守ってのち、エリコの城壁に向かって進軍した。 ≫ イエスと聖霊の象徴的な実体である契約の箱が、彼らをヨルダン河まで導いた。(p.394~p.395)  ≫ ヨシュアを中心としたイスラエルもまた、ヨルダン河を渡る前に、三日路程を立てたのちに、 ≫ 契約の箱がヨルダン河の水際に浸ると同時に、ヨルダンの流れが分かれて、イスラエルの民は陸地のように河を渡ったのである。 ≫ イスラエルの民はヨルダン河から上がってきて、ギルガルに宿営して、ヨルダンから取ってきた12の石をそこに立てた。≫

神 (3)メシヤのための基台 :造成 メシヤのための基台 モーセ メシヤ 降臨 実体基台 内的 イスラエル 民族 内的 イスラエル 民族 メシヤ 降臨 (サタン側、王国) 王国 信仰基台 (民族的) :造成 メシヤのための基台 モーセ 実体基台 内的 イスラエル 民族 内的 イスラエル 民族 ヨシュア カナン入城 民族 カナンに入った内的イスラエルも、また不信に陥り、この摂理は、再び延長を重ねてイエスのときまでに至った。≫ このようにして、第三次民族的カナン復帰路程の「実体基台」がつくられ、それによって、「メシヤのための民族的な基台」が造成された。(p.399) ≫ ところが、そのとき既に、堕落人間たちが、サタンを中心として、エジプト王国などの強大な王国を建設し、天の側の復帰摂理と対決していたので、≫ サタンと対決することのできる天の側の王国が建設されるときまでは、メシヤは降臨なさることができなかった。 ≫

第三節 イエスを中心とする復帰摂理 第三節 イエスを中心とする 復帰摂理

神 サ サ サタン屈伏路程 ヤコブ モーセ イエス 象徴的 家庭的 形象的 民族的 実体的 世界的 世界的カナン復帰路程を完遂しなければならなかった。 ≫ ヤコブはサタンを屈伏させる象徴的路程を歩んだのであり、モーセはサタンを屈伏させる形象的路程を、 ≫ 後のアダムとして来られるイエスは、サタンを屈伏させて、天国を復帰しなければならない。(p.403)  ≫ そして、イエスはその実体的路程を歩まなければならなかった。 ≫ それゆえに、イエスは、モーセがサタンを屈伏していった民族的カナン復帰路程を見本として、サタンを屈伏させることによって、≫

【一】第一次世界的カナン復帰路程 1.信仰基台 【一】第一次世界的カナン復帰路程 1.信仰基台 【一】第一次世界的カナン復帰路程 1.信仰基台 神 中心人物: 洗礼ヨハネ 信仰基台 ● 忠孝の道 条件物:天に対する ● 蕩減期間:荒野生活期間 ● 洗礼ヨハネ 40日サタン分立基台 第一次世界的カナン復帰路程において、「信仰基台」を復帰しなければならなかった中心人物は、洗礼ヨハネであった。(p.404)  ≫ モーセが、パロ宮中で忠孝の道を学んだように、洗礼ヨハネは荒野でメシヤを迎えるために、天に対する忠孝の道を立てたのであった。(p405、6)≫ 洗礼ヨハネは、このようにして「40日サタン分立基台」を立てたので、第一次世界的カナン復帰のための「信仰基台」をつくることができた。 ≫

神 2.実体基台 出発のための摂理 :成就 洗礼ヨハネ 洗礼ヨハネ 洗礼ヨハネ 洗礼ヨハネ:奇跡 ユダヤ民族 ユダヤ民族:信じて従う ● ユダヤ民族 ユダヤ民族:信じて従う ● 洗礼ヨハネは「信仰基台」を蕩減復帰したので、 「堕落性を脱ぐための世界的な蕩減条件」を立てるに当たっての、≫ アベルの立場をも確立することができた。 ≫ 神は洗礼ヨハネを中心とする数々の奇跡を見せてくださることにより、ユダヤ人たちが彼を信ずるように仕向けることによって、 ≫ 「出発のための摂理」を成就しようとなさった。(p.406~p.407) ≫ ユダヤ人たちは、洗礼ヨハネをメシヤのように信じ、従う立場にいたので、世界的カナン復帰路程を出発することができた。(p.408)  ≫

神 3.第一次世界的カナン復帰路程の失敗 メシヤのための基台 :失敗 洗礼ヨハネ 実体基台 ユダヤ民族 アベルの位置離れる イエスに逆らう (イエスを疑い、エリヤを否認) 疑い 否認 洗礼ヨハネは、アベルの位置を離れたために、「実体基台」を立てることができなくなった。 ≫ ところが、洗礼ヨハネはイエスをメシヤとして証したのにもかかわらず、彼を疑うようになり、自分がエリヤとして来たのにもかかわらず ≫ それを否認して、ユダヤ人たちがイエスの前に出ていく道をふさいだばかりでなく、彼らがイエスに逆らうような立場にまで押しやった。 ≫ したがって「メシヤのための基台」を造成することができなくなったために、第一次世界的カナン復帰路程は失敗に終わることとなった。 ≫

【二】第二次世界的カナン復帰路程 1.信仰基台 【二】第二次世界的カナン復帰路程 1.信仰基台 【二】第二次世界的カナン復帰路程 1.信仰基台 (1)イエスが洗礼ヨハネの使命を代理する 神 中心人物: イエス ● 信仰基台 条件物: 三大試練 ● 蕩減期間: 40日断食期間 ● イエス 洗礼ヨハネの代理 (マタイ 16:20) 洗礼ヨハネが第一次路程で立てた「信仰基台」はサタンの侵入を受けてしまった。それゆえ、イエス自身が洗礼ヨハネの使命を代理して、 ≫ 「信仰基台」を蕩減復帰することにより、第二次世界的カナン復帰路程を出発するほかはなかった。(p.409~p.410) ≫ このような事情のために、ペテロに向かい、自分がメシヤであるという事実を、ユダヤ人たちに証してはならぬと言われたのである。(マタイ16:20) ≫ イエスが荒野で40日間を断食されながら、三大試練を受けてサタンを分立されたのは「信仰基台」を蕩減復帰されるためであった。 ≫

(3)40日断食と三大試練とをもってサタンを分立した結果 ①摂理路程において信仰基台をつくるため 摂理路程 ― 立てようとされた 立てようとされた すべてのものを蕩減復帰 ― 40日サタン分立基台 一時に蕩減復帰 40日サタン分立基台 ②神の三大祝福を成就して  四位基台を蕩減復帰 四位基台 第一にイエスは洗礼ヨハネの立場で、「信仰基台」を蕩減復帰されたので、そのときまでの摂理路程において、 ≫ 「信仰基台」をつくるために立てようとされたすべてのものを蕩減復帰することができた。(p.417)  ≫ それだけでなく、アダム以後4000年間の縦的な歴史路程で失ったすべての「40日サタン分立基台」を横的に一時に蕩減復帰することができた。  ≫ 三大祝福を成就して、四位基台を蕩減復帰することができる条件を立てられた。  ≫ 第二にイエスは、洗礼ヨハネの立場からメシヤの立場に立つための「信仰基台」を造成したので、≫

地上天国 神 2.実体基台 イエス イエス イエス: メシヤの立場 洗礼ヨハネの立場 メシヤのための基台 出発のための摂理 実体基台 イエス:         メシヤの立場 洗礼ヨハネの立場 神 メシヤのための基台 実体基台 ユダヤ民族 ユダヤ民族 イエス イエス 出発のための摂理 (洗礼ヨハネ) 彼に接がれて重生し、原罪を脱いで神と心情的に一体となることによって、創造本性を復帰し、地上天国をつくることができたはずであった。  ≫ 第二次世界的カナン復帰路程において、イエスは三大恩賜(石板、幕屋、契約の箱)と十戒の実体であられるから、 ≫ イエス自身がみ言と奇跡とをもってその「出発のための摂理」をされた。 ≫ カインの立場におかれていたユダヤ民族が、イエスを信じ、仕え、従ったならば、「実体基台」を復帰するようになるので、 ≫ 「メシヤのための基台」を造成することができるようになっていた。(p.418~p.419) ≫ このようになったならば、イエスは、この基台の上で、洗礼ヨハネの立場からメシヤとしての立場に上がるようになり、すべての人類は、 ≫

神 不信 3.第二次世界的カナン復帰路程の失敗 メシヤのための基台 :失敗 イエス 実体基台 ユダヤ民族 (洗礼ヨハネ) (イスカリオテのユダ) したがって、「メシヤのための基台」も造成することができなくなったために、第二次世界的カナン復帰路程は、失敗に終わってしまった。 ≫ このようにユダヤ民族の不信によって、第二次世界的カナン復帰摂理のための「実体基台」はつくり得なくなった。 ≫ サタンは、不信に陥った祭司たちと律法学者たちを中心とするユダヤ民族、特に、イエスを売った弟子、イスカリオテのユダを通して、 ≫ 再びイエスの前に現れて、対立したのであった。 ≫

【三】第三次世界的カナン復帰路程 1.イエスを中心とする霊的カナン復帰路程 【三】第三次世界的カナン復帰路程 1.イエスを中心とする霊的カナン復帰路程 【三】第三次世界的カナン復帰路程 1.イエスを中心とする霊的カナン復帰路程 神 第二次路程 イエス イエス ユダヤ民族 ユダヤ民族 第三次路程 復活 イエス 復活 イエス キリスト教 信徒 キリスト教 信徒 (霊 的) 再臨 イエス 再臨 イエス 第三次路程 信 徒 (霊 肉) 復活されたイエスを、信仰の対象としてたてることをもって、霊的路程として出発するようになった。(p.420~p.421)≫ ユダヤ民族の信仰の対象として来られたイエスが十字架で亡くなられたので、ユダヤ民族は、霊肉を併せた信仰の対象を失った。その結果、 ≫ ユダヤ民族は第三次世界的カナン復帰路程を、実体の路程としては出発することができず、第二イスラエルであるキリスト教信徒たちが ≫ したがってイエスは、再臨されることによって、第三次世界的カナン復帰路程を霊肉併せて完成されるようになるのである。≫

神 (1)霊的な信仰基台 復活 イエス 40日サタン分立の霊的基台 中心人物:復活したイエス 条件物:40日復活役事 蕩減期間: ● 条件物:40日復活役事 ● 蕩減期間: 40日復活期間 ● 復活 イエス 40日サタン分立の霊的基台 40日サタン分立の霊的基台 (霊的洗礼ヨハネ) したがって、第三次世界的カナン復帰の霊的路程のための、霊的な「信仰基台」を復帰されたのである。≫ イエスが十字架によってその肉身をサタンに引き渡したのち、霊的洗礼ヨハネの使命者としての立場から、 ≫ 40日復活期間をもってサタン分立の霊的基台を立てた。 ≫

信 徒 信 徒 信 徒 :復帰 霊的実体基台 神 (2)霊的な実体基台 復活 イエス 復活 イエス :成就 出発のための摂理 実体基台 信 徒 信 徒 信 徒 :成就 出発のための摂理 (洗礼ヨハネ)       :復帰 霊的実体基台 復活されたイエスは、四散していた弟子たちを呼び集められて、自身が石板と幕屋と契約の箱との霊的な実体となられ、 ≫ 弟子たちに一切の奇跡の権威を授けられることによって、「出発のための摂理」をされた。(p.424) ≫ ここにおいて、カインの立場に立っていた信徒たちは、復活されたイエスを信じ、仕え、従って、 ≫ 「堕落性を脱ぐための霊的な蕩減条件」を立てることにより、「霊的な実体基台」を復帰することができた。 ≫

イエス:霊的メシヤの立場 霊的メシヤの立場 (3)メシヤのための霊的な基台 メシヤのための霊的な基台 :造成 霊的真の父 霊的真の母 霊的             :造成 イエス:霊的メシヤの立場 霊的メシヤの立場 霊的真の父 霊的真の母 霊的 メシヤ 聖 霊 聖 霊 信 徒 重生の摂理 「霊的な実体基台」を造成し、それによって「メシヤのための霊的な基台」を復帰した。(p.425)  ≫ 霊的な真の父母となり、重生の摂理をされるようになった。  ≫ イエスは、この基台の上で、霊的な洗礼ヨハネ使命者の立場から、霊的なメシヤの立場を確立し、聖霊を復帰することによって、≫

霊 復活イエス 肉 (4)霊的カナン復帰 霊的救い 霊的 カナン復帰 肉身に サタン侵入 キリスト教信徒 イエス再臨の ためのサタン 再分立路程 原罪はそのままに残っているので、信徒たちもキリスト再臨のための、サタン再分立の路程を歩まなければならなくなった。(p.425~p.426) ≫ それゆえに、信徒たちの肉身は、十字架によってサタンの侵入を受けたイエスの肉身と同じ立場に立つことによって、 ≫ 霊的カナン復帰だけを完成するようになった。 ≫ キリスト教信徒たちは「メシヤのための霊的基台」の上で霊的メシヤとして立たせられたイエスを信じ侍ることによって、 ≫

再臨主 再臨主 地上天国 成就 2.再臨主を中心とする実体的カナン復帰路程 地 上 誕 生 民主主義 社会 3度目の 摂 理 摂 理 その上、イエス以後2000年の霊的な復帰摂理によって、彼が働き得る社会を造成するためには、民主主義時代をつくっておかれたからである。  ≫ イエスは、霊的カナン復帰路程を、再臨されてから実体路程として歩まれ、地上天国をつくらなければならない。  ≫ 再臨主は実体の人間として、地上に生まれなければならい。(p.427) ≫ 再臨主は初臨のときのように、復帰摂理の目的を完遂できないで亡くなられるということはない。 ≫ なぜなら、摂理は、アダムからイエスを経て、三度目である再臨のときには、必ず、その摂理が成就されるようになっているからである。(p.428) ≫

ノア 血統的因縁から見た 神と人間との関係 イエス 神 ア 子女 エ 再臨主 サ ア・エ 血統的因縁から見た神と人間との関係① 神 血統的因縁から見た ア 子女 エ 神と人間との関係 成約: 直系の子女 直系の子女 再臨主 新約: 養子 養子 イエス 旧約: 僕 僕 アブラハム サ 旧約前: 僕の僕 僕の僕 ノア (信仰) ア・エ (忠誠) ア・エ アブラハムのときには、選民を立てたので、僕の立場に復帰することができた。  ≫ 神の復帰摂理の目的は、堕落人間を復帰して、神の直系の血統的子女を立てようとするところにある。(p.430)  ≫ ノアのときにはノアが忠誠を尽くした基台があったので、僕の僕としての立場に立つことができ、神と間接的な関係を結ぶことができた。 ≫ イエスが来られたのち、初めて養子の立場にまで復帰された。(p.430) ≫ それゆえに、イエスは、すべての人類を神の血統を受けた直系の子女として復帰するために再臨されなくてはならない。  ≫

天 国 再臨主 再臨主 神 :造成 メシヤのための基台 信徒と 信徒と 全人類 全人類 ●血統的直系の子女 血統的直系の子女 血統的因縁から見た神と人間との関係② ●血統的直系の子女  ●家庭、氏族、民族、 国家、世界、天宙 血統的直系の子女 天 国 家庭          :造成 神 メシヤのための基台 実体基台 信徒と 全人類 信徒と 全人類 再臨主 再臨主 出発のための摂理 洗礼ヨハネ 使命者 代理 再臨のイエスは、み言を中心とする「出発のための摂理」によって、「メシヤのための基台」を実体的に造成し、その基台の上で、すべての人類を≫ 霊肉併せて接がせることにより、彼らが原罪を脱いで、神の血統を受けた直系の子女として復帰できるようにしなければならない。(p.432) ≫ そして、「メシヤのための基台」を、実体的に家庭的なものから出発して、順次、氏族的、民族的、国家的、世界的、天宙的なものとして復帰され≫ その基台の上に、天国を成就するところまで行かなければならない。 ≫

第三章 摂理歴史の各時代とその年数の形 摂理歴史の各時代と その年数の形成

第一節 摂理的同時性の時代 第一節 摂理的同時性の時代

摂理的同時性の時代? 前の時代 の歴史路程と ほとんど同じ様相で 反復される時代 ある時代がその前の時代の歴史路程とほとんど同じ様相をもって反復されるとき、そのような時代を摂理的同時性の時代という。(p.436)≫ この現象は本来、神の蕩減復帰摂理に起因している。≫

= + メシヤのための基台 実体基台 信仰基台 (1)同時性の時代を形成する原因 堕落性を脱ぐための 蕩減条件 中心人物 条件物 ② 堕落性を脱ぐための 蕩減条件 中心人物 信仰基台 ① 条件物 数理的な期間 第一に、「信仰基台」を復帰するための三つの条件、すなわち、中心人物と、条件物と、数理的な期間などである。(p.437~p.438) ≫ 同時性の時代が反復される理由は、「メシヤのための基台」を復帰しようとする摂理が、反復されるからである。(p.437)≫ したがって、同時性の時代を形成する原因は、≫ 第二は、「実体基台」を復帰するための「堕落性を脱ぐための蕩減条件」である。(p.438)≫

(2)摂理的同時性の時代2つの性格 メシヤのための基台 実体基台 摂理的 反復 信仰基台 代数 年数 反復 堕落性を 脱ぐための 蕩減条件 史実 反復 中心人物 信仰基台 条件物 数理的蕩減期間 代数 年数 反復 摂理的同時性の時代には、二つの性格がある。 ≫ 第一には、「信仰基台」を復帰するための数理的蕩減期間である代数とか、年数を反復することによって、同時性が形成されるのである。≫ 第二には、「信仰基台」を復帰する中心人物と、その条件物、そして「実体基台」を復帰するための≫ 「堕落性を脱ぐための蕩減条件」などの摂理的な史実を要因として、同時性が形成されるのである。 ≫

第二節 復帰基台摂理時代の代数とその年数の形成 第二節 復帰基台摂理時代の代数とその年数の形成 第二節 復帰基台摂理時代の 代数とその年数の形成

【一】復帰摂理はなぜ延長されまたいかに延長されるか またいかに延長されるか? なぜ延長されるか? み旨 絶対的に予定 み旨成就 神の 責任分担 人間の 責任分担 相対的に予定 予定論によれば、神のみ旨は、絶対的なものとして予定され、摂理なさるので、一度立てられたみ旨は必ず成就される。(p.439)≫ しかし、み旨成就の可否は相対的であって、神の責任分担とその人物の責任分担とが一体となって初めて成就される。≫ したがって、その使命を担当した人物が、責任分担を全部果たさないときには、時代を変えて他の人物をその代わりに立ててでも、≫ 必ず、そのみ旨を成就する摂理をなさるのである。このようにして復帰摂理は延長されていく。≫

神 被造物 延長も三段階まで どのようにして延長されるか? 三数的存在 【創造原理】 三数過程 (存在様相,運動,成長) すべてが三数過程を通じて現れる。(p.440) ≫ 創造原理によれば、神は三数的存在であられるので、神に似たすべての被造物は、その存在様相 や、運動や、またその成長過程など、≫ ゆえに、この復帰摂理が延長されるときにも、創造原理により、三段階までは延長され得るのであ る。≫

× 【二】縦的な蕩減条件と横的な蕩減復帰 中心人物 横的な蕩減復帰 縦的な蕩減条件 立てようとしたすべての蕩減条件を、自分を中心として、一時に蕩減復帰しなければならない。(p.440~p.441) ≫ み旨を担当した中心人物は、自分が立たせられるまでの摂理路程において、自分と同じ使命を担当した人物たちが、≫ 復帰摂理路程において、歴史的に加重されてきた条件を縦的な蕩減条件といい、≫ このようなすべての条件を、ある特定の使命者を中心として一時に蕩減復帰することを横的な蕩減復帰という。(p.441) ≫

縦からなる 横的な蕩減復帰 【三】縦からなる横的な蕩減復帰 横的蕩減条件 イサク ヤコブ ノア アブラハム アダム したがって、必ずみ旨を成し遂げなければならない原理的な条件のもとにあった。(p.442) ≫ アブラハムのときは、「メシヤのための家庭的な基台」を復帰するための摂理において第三次に該当するときであった。≫ しかし、アブラハムの「象徴献祭」の失敗により、彼自身を中心として横的な蕩減条件を立てられなくなったとき、≫ イサクとヤコブの三代に延長しながら立てた縦的な蕩減条件を、アブラハムを中心として、 ≫ 一代で横的に蕩減復帰したのと同じ立場に立たせたので、これを、縦からなる横的な蕩減復帰という。(p.443) ≫

【四】信仰基台を復帰するための数理的な蕩減期間 12 4 21 40 完成 実体 神 神 ア 人 信仰 基台 数理的成長期間 メシヤ 12 4 21 40 堕・人 実体 基台 数理的蕩減期間 信仰 基台 12 4 21 40 ア しかし、彼らの堕落によりこれらすべてのものが、サタンの侵入を受けたので、復帰摂理歴史路程において、これを蕩減復帰する中心人物は、≫ 人間始祖は数理的な成長期間である、12数、4数、21数、40数などによる「信仰基台」を立てて、創造目的を完成し、≫ 12数、4数、21数、40数などを復帰する数理的な蕩減期間を立てなければならない。(p.445) ≫ 中心人物が、「信仰基台」を復帰するには、彼のための数理的な蕩減期間を復帰しなければならな い。(p.444)≫ このような数の完成実体にならなければならなかった。 ≫

【五】代数を中心とする同時性の時代 アダム ノア 12・4・21・40 120・40・21・40 アブラハム 10代 1600 400 神はアダムより10代、1600年目にノアを中心人物として立たせられたが、ノアの家庭を中心とする復帰摂理に失敗されたのち、≫ 10代と400年目に、アブラハムを中心人物に立たせられたのである。(p.450~p.451) ≫ したがって、ノアからアブラハムまでの時代は、アダムからノアまでの時代を代数を中心として蕩減復帰する同時性の時代であった。(p.451)≫

【六】縦からなる横的蕩減復帰摂理時代 アダム アダム ノア イサク ヤコブ ヤコブ 1600 400 12 4 21 40 120 40 アブラハム 12 4 21 40 120 40 イサク 21 40 ヤコブ ヤコブ アブラハムが「象徴献祭」で失敗したので、数理的な蕩減期間を蕩減復帰することができなかった。≫ それゆえに、これらの期間を更に、縦からなる横的蕩減期間として復帰するため、イサクとヤコブへと延長させながら、 ≫ 12、4、21、40の各数に該当する蕩減期間を、再び、探し立てなければならなかった。(p.453) ≫ アダムからノアを経てアブラハム、イサク、ヤコブに至る時代を復帰基台摂理時代という。≫

第三節 復帰摂理時代を形成する各時代とその年数 第三節 復帰摂理時代を形成する各時代とその年数 第三節 復帰摂理時代を形成する 各時代とその年数

イエスが誕生なさるまでの期間であった。(p.460)≫ アダム ノア アブラハム ヤコブ 復帰基台 摂理時代 アブラハム モーセ サウル マラキ イエス 400 400 120 400 210 400 復帰摂理時代 エジプト 苦役時代 士師時代 統一王国時代 南北王朝 分立時代 ユダヤ民族捕虜 および帰還時代 メシヤ降臨 準備時代 イエスが誕生なさるまでの期間であった。(p.460)≫ エジプト苦役時代400年は、アブラハムの献祭失敗により、サタンに奪われた400年の基台を再び立てるため、≫ 士師時代400年はイスラエル民族がカナンの地に帰ってきたのち、サウル王が即位するまでの期間であった。(p.455)≫ イスラエル民族をして、サタンを再分立する時代であった。≫ 復帰摂理時代は、象徴的同時性の時代である復帰基台摂理時代を、形象的な同時性で蕩減復帰する時代である。(p.454)≫ 統一王国時代120年は、神殿建設の目的がサウル王の不信によって、ダビデ王40年、ソロモン王40年に延長されてつくられた期間である。(p.457)≫ 南北王朝分立時代400年は統一王国時代が、不信によって北朝イスラエルと南朝ユダに分立された時代であった。(p.458)≫ 140年間にわたって帰還した時代であった。(p.459) ≫ ユダヤ民族捕虜および帰還時代210年は、ユダヤ民族がバビロンで70年間捕虜になっていたが、≫ メシヤ降臨準備時代400年は、ユダヤ民族が帰郷したのち、マラキの預言により、メシヤを迎えるべき民族として立ってから、≫

第四節 復帰摂理延長時代を形成する各時代とその年数 第四節 復帰摂理延長時代を形成する各時代とその年数 第四節 復帰摂理延長時代を形成する 各時代とその年数 ゆえに、この時代においては、復帰摂理時代を形成する各時代と、その年数をそのまま蕩減するようになる。(p.461) ≫ 復帰摂理延長時代は、形象的同時性の時代である復帰摂理時代を、実体的な同時性として蕩減復帰する時代である。≫

キリスト王国が東・西フランクに分裂したあと、西暦1309年に法王庁が南仏アビニョンへ移されるまでの期間であった。(p.463)≫ アダム ノア アブラ ハム ヤコブ 復帰基台 摂理時代 モーセ サウル マラキ イエス ヤコブ 400 210 400 400 400 120 復帰摂理時代 アウグス チヌス チャー ルズ イエス ルター 再臨主 復帰摂理 延長時代 400 400 120 400 210 400 教区長制 キリスト 教会時代 王国時代 キリスト 東西王朝 分立時代 法王捕虜 および 帰還時代 メシヤ再降臨 準備時代 ローマ帝国 迫害時代 キリスト王国が東・西フランクに分裂したあと、西暦1309年に法王庁が南仏アビニョンへ移されるまでの期間であった。(p.463)≫ 西暦800年チャールズ大帝が即位するまでの期間であった。(p.462)≫ 教区長制キリスト教会時代400年は、士師時代400年を蕩減復帰する時代であり、≫ ローマ帝国の迫害が終わって、西暦392年にキリスト教を国教として定めるまでの期間であった。(p.461~p.462)≫ ローマ帝国迫害時代400年はエジプト苦役時代400年を実体的な同時性として蕩減復帰する時代であり、≫ キリスト王国時代120年は、統一王国時代の120年を蕩減復帰する時代であり、≫ 919年ヘンリー一世がドイツ王位につくまでの期間であった。(p.462~p.463)≫ メシヤ再降臨準備時代400年はメシヤ降臨準備時代400年を蕩減復帰する時代であり、≫ 法王庁が南仏アビニョンへ移されてから1517年宗教改革が起こるまでの期間であった。(p.463~p.464)≫ 法王捕虜および帰還時代210年は、ユダヤ民族捕虜および帰還時代の210年を蕩減復帰する時代であり、≫ 東西王朝分立時代400年は、南北王朝分立時代の400年を蕩減復帰する時代であり、≫ 宗教改革が起こったときから、再臨主を迎えることができるようになるまでの期間であった。≫

第四章 摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代 第四章 摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代 第四章 摂理的同時性から見た 復帰摂理時代と 復帰摂理延長時代

蕩減復帰反復 「メシヤのための基台」 中心民族,中心史料 イスラエル 選民 キリスト教 信徒 イスラエル 民族史 : 復帰摂理の目的 : 復帰摂理の性格 : 中心民族,中心史料 復帰摂理 時代 復帰摂理 延長時代 中心民族 イスラエル 選民 キリスト教 信徒 中心史料 イスラエル 民族史 キリスト教史 したがって、キリスト教史が、この時代の史料となるのである。≫ 復帰摂理の目的は、「メシヤのため基台」を復帰しようとするところにあるので、≫ イエスから始まった復帰摂理延長時代の摂理をなしてきた中心民族は、キリスト教信徒たちであった。≫ したがって、イスラエル民族史は、この時代における史料となるのである。(p.466)≫ 結局、「象徴献祭」と「実体献祭」を蕩減復帰しようとした摂理の反復なのである。≫ アブラハムから始まったところの復帰摂理時代の摂理をなしてきた中心民族は、イスラエルの選民であった。≫ その摂理が延長されるに従って、その基台を復帰しようと摂理も反復されていくのである。(p.465) ≫

第一節 エジプト苦役時代とローマ帝国迫害時代 第一節 エジプト苦役時代とローマ帝国迫害時代  第 一 節 エジプト苦役時代と ローマ帝国迫害時代

エジプト苦役時代 ローマ帝国迫害時代 ① 献祭 の失敗の蕩減 ② の 十字架の蕩減 アブラハム イエス エジプト苦役時代とローマ帝国迫害時代① エジプト苦役時代 ローマ帝国迫害時代 ①       献祭   の失敗の蕩減   ②    の        十字架の蕩減   アブラハム イエス サタンの侵入を受けるようになったメシヤ降臨準備時代400年期間を、蕩減復帰するための時代であった。≫ ②この時代を実体的な同時性をもって蕩減復帰する ローマ帝国迫害時代においても、イスラエルの選民 たちが、イエスを十字架に引き渡すことによって、≫ ①エジプト苦役時代は、アブラハムの献祭の失敗に  よって、サタンの侵入を受けた400年期間を再び蕩 減復帰するための時代であった。(p.468)≫

エジプト苦役時代 ローマ帝国迫害時代 ヤコブ イエス エジプトで 年苦役 ローマ帝国で 年迫害 12 12 400 400 エジプト苦役時代とローマ帝国迫害時代② エジプト苦役時代 ローマ帝国迫害時代 ①                エジプトで    年苦役 ②                ローマ帝国で    年迫害            70            家族      12       子息            70            門徒      12       弟子 ヤコブ イエス 400 400 そうして、キリスト教信徒たちが、ローマ帝国 において、400年の間、惨めな迫害を受けた。 ≫ ②ローマ帝国迫害時代には、イエスを中心とする 12弟子と70人の門徒、≫ それ以来、その子孫たちは400年間、エジプト人たちによって、悲惨な虐待を受けた。≫ ①エジプト苦役時代には、ヤコブとその12子息と 70家族がエジプトに入ってきて、≫

パロ:屈伏 エジプト苦役時代 コンスタンチヌス:公認 テオドシウス1世: ローマ帝国迫害時代 ② ①: 奇跡 モーセ イスラエル選民: エジプト苦役時代とローマ帝国迫害時代③ エジプト苦役時代 ローマ帝国迫害時代          ② ①:    奇跡  パロ:屈伏 モーセ       :心霊的奇跡  コンスタンチヌス:公認  テオドシウス1世: イエス 国教 イスラエル選民: エジプト →カナンに キリスト教信徒: サタン世界 →霊的カナン ②ローマ帝国迫害時代が終わったのち、イエスは 心霊的な奇跡と権威とをもって、数多くの信徒 たちを呼び起こされ、≫ ①エジプト苦役時代400年が終わったのち、モー セは、三大奇跡と十災禍の権威をもって、パロ を屈伏させ、≫ 第一イスラエルの選民を率いてエジプトを出発し、カナンの地に向かったのであった。(p.469)  ≫ コンスタンチヌス大帝、テオドシウス一世をして、キリスト教を国教として制定された。≫ このようにしてキリスト教信徒たちは、サタンの世界から霊的にカナンに復帰するようになった。≫

幕屋:メシヤの 教会:再臨主の エジプト苦役時代 ローマ帝国迫害時代 ① :旧約聖書 ための基台 ②福音,使徒記録: 新約聖書 ための基台 エジプト苦役時代とローマ帝国迫害時代④ エジプト苦役時代 ローマ帝国迫害時代 ①   :旧約聖書  幕屋:メシヤの      ための基台   ②福音,使徒記録:       新約聖書  教会:再臨主の      ための基台   十戒 十戒 使徒 メシヤ 再臨主 第一イスラエル選民たちがメシヤを迎えるための神のみ旨を立てていくようになった。≫ ①モーセは十戒とみ言を受けることによって、旧 約聖書の中心を立て、また、石板と幕屋と契約 の箱を受けることによって、≫ ②第二イスラエル選民たちは、使徒たちの記録を 集め、新約聖書を決定し、そのみ言を中心とす る教会をつくって、≫ 再臨主を迎えるための基台を広めていくようになった。≫

第二節 士師時代と教区長制キリスト教会時代 第二節 士師時代と教区長制キリスト教会時代 第 二 節 士師時代と 教区長制キリスト教会時代

士師時代 ①士師:イスラエル 士師 指導 ②教区長:キリスト教 信徒 指導 教区長 士師時代と教区長制キリスト教会時代① 士師時代 教区長制キリスト教会時代 ①士師:イスラエル     指導 ②教区長:キリスト教      信徒      指導 士師 教区長 教区長たちはキリスト教信徒を指導するという面において、士師のそれに該当する職分を帯びていた。≫ ①イスラエル選民がカナンの地に入ったのち、≫ サムソン、エリ、サムエルなど、合わせて15士師がイスラエルを指導した400年間を士師時代という。(p.470)≫ ②このような士師時代を、実体的な同時性をもっ て蕩減復帰する、教区長制のキリスト教会時代 においても、≫

士師時代 士師 士師 ユダヤ教封建社会 キリスト教封建社会 預言者 祭司長 国王 預言者 祭司長 国王 教区長 教区長 ① ② 士師時代と教区長制キリスト教会時代② 士師時代 教区長制キリスト教会時代 ① ② 預言者 祭司長 国王 預言者 祭司長 国王 士師 士師 教区長 教区長 ユダヤ教封建社会 キリスト教封建社会 キリスト教の封建社会はこのときから始まった。(p.470~p.471)≫ ときには預言者、祭司長、国王のような使命をも果たさなければならなかった。≫ ユダヤ教の封建社会は、このときから始まった。≫ ②教区長は、霊的な王国建設において、士師と同 じ使命をもっていたので、≫ ①士師たちは、次の時代において分担された預言 者と祭司長と国王の使命を兼任していた。≫

第三節  統一王国時代とキリスト王国時代 第三節 統一王国時代と キリスト王国時代

統一王国時代 キリスト王国時代 統治 統治 教会 神の 預言者 修道院 国王 祭司長 国王 法王 統一王国時代とキリスト王国時代① 統一王国時代 キリスト王国時代 ①指導者 神の  命令 統治 神殿を信奉 ②指導者 統治 教会 預言者 修道院 国王 祭司長 国王 法王 復帰摂理の目的を中心として、第二イスラエルを指導していかなければならなくなった。≫ 預言者に該当する修道院と、祭司長に該当する法王と、そして国民を統治する国王とが、≫ 復帰摂理の目的を中心とする、各自の指導的な使命を遂行しなければならなくなった。  (p.472)≫ ①統一王国時代に入るに従って、神の命令を受け る預言者と、幕屋と神殿を信奉する祭司長と、 国民を統治する国王が鼎立して、≫ ②この時代を実体的な同時性をもって蕩減復帰す るキリスト王国時代においても、≫

統一王国時代 キリスト王国時代 国王 国王 サムエル サムエル:サウルを祝福 祝福 統一王国時代とキリスト王国時代② 統一王国時代 キリスト王国時代    国民    国民 国王 預言者 国王 法王 サムエル サムエル:サウルを祝福 祝福 レオ三世 レオ三世:チャールズ大帝を               祝福 チャールズ大帝 彼を第二イスラエル選民の最初の王として立てた。(p.475)≫ 彼を第一イスラエル選民の最初の王として立てた(p.474)≫ ②それと同じように、法王レオ三世も、紀元800 年に、チャールズ大帝を祝福して、金の王冠を かぶらせることにより、≫ ①アブラハムから800年が経過したときに、預言 者サムエルは、神の命を受けてサウルに油を注 いで祝福することにより、≫

× × × × 統一王国時代 キリスト王国時代 神 神 サウル サウル ダビデ : : 統一王国時代とキリスト王国時代③ 統一王国時代 キリスト王国時代 ① ② 神 神 × キリスト 教人 サウル サウル チャールズ大帝 チャールズ大帝 ダビデ × ユダヤ 民族 ソロモン ソロモン            : ×            : × メシヤのための基台 再臨主のための基台 実体基台は造成されず、「再臨されるメシヤのための基台」もつくられなかった。(p.476)≫ ①サウル王は神の命令に逆らったので、神殿を建 設することができず、≫ ダビデ王の40年、ソロモン王の40年に至り、初めてその「信仰基台」が造成されて神殿を建設することができた。≫ しかし、ソロモン王は淫乱に溺れて、アベルの立場を離れたので、「実体基台」はつくることができなかった。≫ したがって、「メシヤのための基台」は造成されなかった。(p.474)≫ ②キリスト王国時代も国王が神のみ旨を信奉し得 ず、「実体献祭」をするためのアベルの位置を 離れてしまったので、≫

第四節 南北王朝分立時代と東西王朝分立時代 第四節 南北王朝分立時代と東西王朝分立時代 第 四 節 南北王朝分立時代と 東西王朝分立時代

南北王朝分立時代 南北王朝分立時代 統一王国 アベル カイン アベル カイン 南北王朝分立時代と東西王朝分立時代① 南北王朝分立時代 南北王朝分立時代 ① ② 統一王国 キリスト王国 南朝 ユダ 北朝 イスラエル 西フランク 東フランク アベル カイン アベル カイン ①統一王国は、ソロモン王が異邦人の神々に香を 焚き犠牲をささげた結果、≫ そして東フランクは、西フランクに対してアベルの立場に立つようになった。≫ ②これと同じように、キリスト王国も、三代目に 至って、孫たちの間に紛争が起こり、そのため 東、西フランク王国に両分された。≫ この三代をもって、カインの立場であった北朝イスラエルと、アベルの立場であった南朝ユダに、分立されてしまった。≫

南北王朝分立時代 南北王朝分立時代 ー内的な刷新運動 ー内的な刷新運動 ー外的な粛清 ー外的な粛清 南北王朝分立時代と東西王朝分立時代② 南北王朝分立時代 南北王朝分立時代 ①イスラエル民族不信: イスラエル民族 ②法王庁腐敗: 法王庁 ー内的な刷新運動      (預言者) 内的な刷新 ー内的な刷新運動      (修道院) 内的 ー外的な粛清      (異邦人) 外的な粛清 ー外的な粛清    (十字軍戦争) 外的 神は預言者を遣わされて、内的な刷新運動を起こされた。≫ ①南北王朝分立時代において、イスラエル民族が 神殿理想に相反する立場に立つたびに、≫ しかし、彼らは、悔い改めなかったので、神は、彼らをバビロニアなどの異邦人たちに引き渡して、外的な粛清の摂理をされた。(p.477)≫ ②東西王朝分立時代においても、法王庁が腐敗し たので、修道院の人物たちが内的な刷新運動を 起こした。≫ しかし、彼らもまた悔い改めなかったため、神は彼らを異邦人たちに引き渡して、外的な粛清の摂理をなさったのであり、≫ これがすなわち、十字軍戦争であった。(p.477 ~p.478)≫

南北王朝分立時代 南北王朝分立時代 ーイスラエル君主社会 ーキリスト教君主社会 南北王朝分立時代と東西王朝分立時代③ 南北王朝分立時代 南北王朝分立時代 ①両王朝崩壊: 両王朝 ②法王権失墜: 法王 ーイスラエル君主社会         崩壊 イスラエル ーキリスト教君主社会         崩壊 それだけでなく、多くの領主と騎士たちが、戦死して、莫大な戦費が消耗されたので、キリスト教君主社会は崩壊しはじめた。≫ ①南北王朝分立時代において、北朝イスラエルと 南朝ユダの国民たちが、みな異邦人の捕虜とな って連れていかれたので、≫ イスラエルの君主社会は、崩壊してしまった。≫ ②これと同じく、東西王朝分立時代においても、 十字軍が敗れ、≫ 法王権が失墜するにつれて、国民精神は、その中心を失ってしまった。≫

第五節 ユダヤ民族捕虜および帰還時代と法王捕虜および帰還時代 第五節 ユダヤ民族捕虜および帰還時代と法王捕虜および帰還時代 第 五 節 ユダヤ民族捕虜および帰還時代と 法王捕虜および帰還時代

ユダヤ民族捕虜および帰還時代と法王捕虜および帰還時代① ② 南朝ユダ バビロニア 捕虜 法王庁 捕虜 南フランス エホヤキム王 エホヤキム王, 王族, 政府の大臣, ユダヤ人 70年間 70年 法王 法王 アヴィニョン アヴィニョン に70年間 ②一方、法王捕虜および帰還時代においても、法 王をして1309年から70年間、≫ ①神はユダヤ民族が不信に陥ったので、サタン世 界であるバビロンに捕虜として連れていかれ、 苦役をするように摂理された。≫ エホヤキム王をはじめ数多くのユダヤ人たちがバビロンへ捕虜として捕らわれていった70年の期間があった。(p.479~p.480)≫ 南フランスのアヴィニョンに捕虜となり苦役を受けるようにされた。≫

ユダヤ民族捕虜および帰還時代と法王捕虜および帰還時代② ① ② 三次 帰還 ユダヤ ペルシャ ローマ 南フランス マラキ クロス王 法王権復帰 140年間 140年間 1517年にルターを中心として宗教改革が起こるときまでの約140年間があった。(p.481)≫ 預言者マラキを中心として、メシヤのために準備する民族として立てられるときまで140年の期間があった。≫ ①ペルシャが、バビロニアを滅ぼし、クロス王が 彼らを解放したのち、三次にわたって故郷に帰 還し、≫ ②一方、法王がローマに帰還したのち、三人の法 王に分立される路程を経て、再び、ローマ教会 を中心とする法王専制に復帰した後、≫

第六節 メシヤ降臨準備時代とメシヤ再降臨準備時代 第六節 メシヤ降臨準備時代とメシヤ再降臨準備時代 第 六 節 メシヤ降臨準備時代と メシヤ再降臨準備時代

メシヤ降臨準備時代とメシヤ再降臨準備時代① ①エルサレム帰還後  イエスを迎えるまで エルサレム ②ローマに帰還後  再臨主を迎えるまで ローマ 400年 400年 ①イスラエル民族はエルサレムに戻ってのち、メ シヤ降臨準備時代の400年を経てイエスを迎え た。(p.482)≫ メシヤ再降臨準備時代の400年を経て、初めて再臨なさるイエスを迎え得るようになっている。≫ ②キリスト教信徒たちも法王がローマに帰還して のち、≫

メシヤ降臨準備時代とメシヤ再降臨準備時代② ①イスラエル民族  -神殿を新築  -マラキ預言者の   指導による   律法の研究  -信仰の刷新 イスラエル民族 ②キリスト教信徒  -ルターなどを   中心とする宗教改革  -福音の光に従い  -信仰の刷新 キリスト教信徒 ルター マラキ 信仰基台      :復帰 信仰基台      :復帰 ②これと同じく、中世におけるキリスト教信徒た ちは、ルターなどを中心として、宗教の改革運 動を起こし、≫ ①イスラエル民族は、神殿を新築し、またマラキ 預言者の指導によって邪神を崇拝してきた過去 の罪を悔い改めながら、≫ 律法を研究し、信仰の刷新運動を起こすことによって「信仰基台」を復帰してきた。(p.482~ p.483)≫ 新しい福音の光に従い、信仰の新しい道を開拓することによって、「信仰基台」を復帰してきた。≫

メシヤ降臨準備時代とメシヤ再降臨準備時代③ ①文化,宗教の  キリスト教文化圏 文化 ②文芸復興 文芸復興 再臨主のための準備 再臨主 →メシヤための  心霊的準備 心霊的準備 再臨主を迎えることができる時代的な背景と環境とを、成熟させてきた。(p.485)≫ 将来来られるメシヤを迎えるために必要な、心霊的準備をするように摂理された。≫ ①メシヤ降臨準備時代は、各々、その地方とその 民族に適応する文化と宗教を立てられ、≫ イエスはこのような基台の上に来られ、キリスト教を中心として、すべての宗教を包摂することによって、≫ 一つのキリスト教文化圏内に統合しようとされた。(p.484)≫ ②メシヤ再降臨準備時代は、文芸復興時代から政 治、経済、文化、科学など、あらゆる面におい て飛躍的に発展し、≫

メシヤ降臨準備時代とメシヤ再降臨準備時代④ ①ローマ帝国の  広大な  政治的版図 ローマ帝国 ②今日の民主主義  世界的版図 今日 -交通,通信の発達 -言語,文化の  世界的交流 -メシヤ再降臨の  ための思潮が拡張 -交通 -ギリシャ語文化圏 -メシヤ思想が拡張 メシヤ思想 メシヤ再降臨  その平面的版図が完全に造成されている。≫ そしてギリシャ語を中心として形成された広範なる文化的版図などによって、≫ ①イエスのときには、ローマ帝国の広大な政治的 版図と、四方八方に発達した交通の便、≫ メシヤ思想が急速に拡張し得る平面的な基台が既に造成されていた。≫ ②これと同じく、再臨のときに当たる今日におい ても、民主主義の全世界的な政治的版図と、≫ 交通および通信の発達と、言語と文化の世界的な交流などによって、≫ メシヤ再降臨のための思潮が、自由にかつ迅速 に、全人類の胸底に流れこむことができるよう に、≫

第七節 復帰摂理から見た歴史発展 第 七 節 復帰摂理から見た 歴史発展

× × 完成人間 地上天国 堕落人間 堕落世界 本心 邪心 個体 人類歴史 (闘争,戦争) したがって、堕落した世界は、堕落した人間一人の姿に似ているということができる。(p.486)≫ 地上天国は、完成した人間一人の姿と同じ世界である。≫ この歴史は、闘争と戦争とをもって連係されるものとならざるを得ない。≫ このように、社会生活が、時間の流れとともに、縦的に変転してきたのが、人類の歴史なので、≫ それ自身の内部で闘争を行っている各個体が、横的に連結して生活を営んでいるのが社会なので、そこでもまた、闘争が起こらざるを得ない。≫ ゆえに、堕落した人間一人の生活を調べてみることによって、人類罪悪史の全体的な動向を、のぞきみることができる。≫

サ 人類歴史 神 悪 善 地上天国 人間 人間 共産主義世界 先立って 原理型の 非原理世界 したがって、人類歴史の終末においては、神が地上天国を復帰される前に、≫ サタンを中心とする原理型の非原理世界が、先につくられるようになっているのである。これが、すなわち、共産主義世界なのである。≫ 人類歴史は、原理型の非原理世界を形成してきたのであった。≫ ところが、人間がサタンと血縁関係を結んだことにより、≫ 人類歴史は善悪が交錯する渦の中にありながら、悪を退け、善を指向してきた。≫ それゆえに、歴史が指向する終局的な世界は、善の目的が成就された天国でなければならない。(p.487)≫ サタンは堕落した人間を中心として、神がつくろうとなさる世界を先立ってつくってきたので、≫

【一】復帰摂理時代における歴史発展 人間堕落 原始共同社会 闘いによる分裂 ●アブラハム ●エジプトで氏族・部族 アブラハム イスラエル 氏族社会 ●アブラハム ●エジプトで氏族・部族 アブラハム イスラエル 封建社会 ●士師時代 ●天の側の主権の版図を形成 士師時代 神はこのような罪悪世界から、善を中心とするアブラハムを呼びだされて、神のみ旨を信奉し得る子女を繁殖することによって、≫ 堕落した人間たちによって、最初につくられた社会は原始共同社会であった。≫ しかし、神の復帰摂理に対応しようとする人間の本心の作用によって、この社会には、最初から闘いによる分裂が生じていた。(p.488)≫ イスラエルの氏族社会を立てられた。(p.489)≫ その後、アブラハムの子孫たちは、エジプトに入 って、氏族から部族へと発展してきた。≫ カナンに戻ってきたのちには、士師時代をつくったのであるが、この社会が、すなわち、イスラエルの封建社会であった。≫

× ユダヤ 異 邦 ●民主主義型 (民意で メシヤ王位) ユダヤ イエス ●霊的な基台 ●統一王国 ●天の側主権,民,版図 統一王国 イスラエル 君主社会 ●統一王国 ●天の側主権,民,版図 統一王国 ユダヤ 異 邦 ●民主主義型 (民意で  メシヤ王位) ユダヤ × イエス ●霊的な基台 ところが、ユダヤ人たちの民意はイエスを十字架で殺害してしまったので、復帰摂理の目的は、霊的にしか達成されないようになった。≫ イスラエルの君主社会がつくられたのであったが、これが、統一王国時代であった。(p.490)≫ イスラエルの封建社会を統合して、より大きい主権と、民と、経済的な版図とを拡張し強化するために、≫ ユダヤ王国を滅ぼされたのち、多くの異邦に属するようになさることによって、王位を空位にしておかれた。≫ そして、メシヤが降臨されたとき、民意によってメシヤが王位を継ぐことができるように、≫ 民主主義型の社会をつくっておかれた。(p.491~p.492)≫

【二】復帰摂理延長時代における歴史発展 イエス 1.復帰摂理と西洋史 世界 エルサレムを中心とする王国 エルサレム ローマ         世界      ローマ イエス エルサレム エルサレムを中心とする王国 エルサレム ローマ帝国を中心として地中海を基盤として成立していた古代の統一世界は、≫ ユダヤ民族がイエスをメシヤとして信じ、彼に仕えて彼と一つになっていたならば、≫ 生きておられるイエスによって感化され、彼を王として信奉し、エルサレムを中心とする王国を建設し得たはずであった。≫

        西欧      西ローマ イエス ユダヤ 摂理の典型路程 この時代の復帰摂理歴史は、西欧においてのみ、典型路程に従って発展するようになった。(p.492~p.493)≫ したがって、イエス以後におけるキリスト教による霊的復帰摂理は、西欧を土台として成就されてきたので、≫ 神の復帰摂理は、恨みの地ユダヤより、西ローマの版図であった西欧に移されていった。≫ しかし、イエスが十字架で亡くなられることによって、476年に西ローマが滅ぼされて以来、≫

× 宗 教 政 治 経 済 宗教史 政治史 経済史 経済史 2.宗教史と経済史と政治史との相互関係 宗 教 宗教史 政 治 結びつく (キリスト教史) (キリスト教史) × 政治史 経 済 経済史 経済史 宗教と経済とは、互いに対立しあう側面をもちながらも、≫ 我々の社会生活と関係を結んで、各々キリスト教史と経済史とを形成してきた。≫ それらは、社会生活と、いかにして結びつくことができたかというと、政治によってであった。≫ したがって、復帰摂理のための歴史の発展を正確に把握するためには、≫ キリスト教史と経済史と政治史をそれぞれ別途に考察しなければならない。(p.495)≫

ユダヤ ユダヤ 3.氏族社会 イエスを殺害 →分裂 分裂 キリスト教信徒 キリスト教 氏族社会 キリスト教 氏族社会 →キリスト教部族社会形成 →ゲルマン民族のキリスト教社会 キリスト教部族社会 ゲルマン民族 この社会は、ローマ帝国の厳しい迫害を受けながら繁栄し、キリスト教部族社会を形成するに至った。≫ イエスを殺害したユダヤ民族は、サタン側の系列に転落してしまったので、神はこの社会を分裂させ、≫ その中から、篤実なキリスト教信徒だけを呼びだされて、キリスト教氏族社会を立てられた。(p.497)≫ 四世紀後半から移動してきたゲルマン民族にキリスト教が浸透することによって、広範なキリスト教社会がつくられた。≫

4.封建社会 キリスト教 封建社会 キリスト教 封建社会 ●西ローマ帝国滅亡 ●ゲルマン民族:新しい選民 ●宗教,政治,経済の 天の側の版図        天の側の版図 西ローマ帝国 ゲルマン民族 宗教,政治 宗教と政治と経済の三面にわたる、小単位の天の側の版図を強化し、将来天の側の王国を建設するための基台を準備することができた。(p.499)≫ 西ローマ帝国の滅亡と前後して、国家が無秩序な状態に陥ったとき、封建社会が形成されはじめた。(p.498)≫ 神はゲルマン民族を、新しい選民として教化され封建社会を樹立されることにより、≫

5.君主社会と帝国主義社会 宗教 政治 経済 法王を中心とした 霊的王国社会(9C~16C) 霊的王国社会 キリスト教 君主社会 専制君主社会 専制君主社会 (17C中~18C末) 経済 帝国主義社会 帝国主義社会 (19C中~20C初) 国王が、封建階級社会の領主の立場を離れて、政治面における君主社会を形成したのは、≫ 宗教面において、キリスト教君主社会は、≫ 「メシヤのための霊的基台」の上で法王を中心としてたてられた国土のない霊的な王国社会であった。(800~1500) (p.500)≫ 17世紀の中葉から1789年にフランス革命が起こるときまでであった。(p.501)≫ 経済面においては、封建社会のあとに続いて、資本主義社会と、そのあとに帝国主義社会が来た。(p.502)≫

6.民主主義と社会主義 宗教 政治 経済 キリスト教 民主主義 キリスト教民主主義 キリスト教民主主義 (1517年~) 民主主義 民主主義 (18C末~) 経済 社会主義 社会主義 (20C末~) イギリス、アメリカおよびフランスで民主主義革命を起こし、民主主義社会の基礎を確立した。(p.504)≫ 神は君主主義社会を打ちこわし、メシヤ王国を再建するために民主主義を立てられた。(p.503)≫ 宗教面においては1517年の宗教改革によりキリスト教民主主義が到来した。≫ 政治面においては十八世紀の末葉に起こった民主主義は、≫ 経済史の発展過程においても、帝国主義を倒し、民主主義的な経済社会をつくるために、社会主義が生ずるようになる。(p.505)≫

サ 神 人 間 7.共生共栄共義主義と共産主義 共生共栄 共義主義 理想世界 共産主義 科学的 社会主義 人 間 共産主義 科学的 社会主義 神 サタンの側からは、先に唯物史観に立脚した、いわゆる科学的社会主義を叫びながら共産主義世界へと進んでいく。≫ サタンは、神の摂理を先立って成就していくので、≫ 共生共栄共義主義を主唱し、神の創造目的を完成した理想世界をつくるところにまで行かなければならないのであるが、≫ 天の側の社会主義社会を指向する人間の本心は、≫ この世界がすなわち、再臨されるイエスを中心とする地上天国である。(p.507)≫

共生共栄共義主義社会 メシヤ王国 新しい真理の出現 新しい真理 宗教: 宗教 神の心情に帰一 心情 共生共栄 共義主義 経済: 経済 7.共生共栄共義主義と共産主義② 新しい真理の出現 新しい真理 宗教: 宗教 神の心情に帰一 心情 共生共栄 共義主義 経済: 経済 一つの理念中心 理念 政治 政治: 創造理想実現 創造理想                        = 共生共栄共義主義社会 メシヤ王国 宗教、政治、経済の三つの部面に分かれて発展してきた歴史が、一つの理想を実現する焦点に向かって帰結されるためには、≫ 宗教と科学とを、完全に統一された一つの課題として解決し得る新しい真理が現れなければならない。(p.508)≫ このような真理に立脚した宗教によって、全人類が神の心情に帰一することにより、一つの理念を中心とした経済の基台の上で、≫ 創造理想を実現する政治社会がつくられるはずであるが、これがすなわち、共生共栄共義主義に立脚した、メシヤ王国なのである。≫

第五章 メシヤ再降臨準備時代 第五  章 メシヤ再降臨 準備時代 準備時代

再降臨 準備時代:400年(1517~1918) 再降臨 準備時代 宗教改革期 宗教および思想の闘争期 1517 1517 1648 再降臨準備時代 再降臨 準備時代:400年(1517~1918) 再降臨 準備時代 1517 1517 宗教改革期 1648 宗教および思想の闘争期 1789 政治経済     および思想の成熟期 1918 1918 (第一次世界大戦終了) メシヤ再降臨準備時代とは、西暦1517年の宗教改革が始まったときから、≫ 復帰摂理からみて、この期間は宗教改革期、宗教および思想の闘争期、≫ 政治と経済および思想の成熟期などの三期間に区分される。≫ 1918年第一次世界大戦が終わるまでの400年間をいう。 (p.510)≫

第一節 宗教改革期 第一節 宗教改革期 (1517~1648) 1517 1648 1648年、ウェストファリア条約によって新旧両教徒間の闘争が終わるまでの130年の期間をいう。≫ 西暦1517年、ルターが宗教改革の旗を揚げたときから、≫

中世社会 宗教改革 創造本性復帰 文芸復興 封建制度 ローマカトリックの堕落 アベル 宗教改革 文芸復興 カイン アベル型思想であるヘブライズムの復古運動は、神本主義の復活のための宗教改革を引き起こした。(p.512~p.513)≫ 中世社会は、封建制度とローマ・カトリックの世俗的な堕落によって、人間の本性が抑圧され、≫ 自由な発展を期待することができない時代であった。ゆえに、中世の人たちは、≫ その環境を打ち破って、創造本性を復帰しようとする方向へ向かって動かざるを得なかった。(p.511)≫ カイン型思想であるヘレニズムの復古運動は、人本主義の発現である文芸復興を引き起こし、≫

【一】文芸復興(Renaissance) ①創造本性の外的追求 外的追求 ②ヘレニズムの復古運動 ヘレニズム ③人本主義(人文主義)に始まる 人本主義 ④社会全般にわたる革新運動 社会全般 これが文芸復興(ルネッサンス)である。(p.516)≫ ④この人本主義運動は14世紀ごろからイタリアに おいて胎動しはじめ、≫ ①中世の人々の本性から生ずる外的な追求によっ て、(p.515)≫ ②ヘレニズムの復古運動が起こった。≫ ③この復古運動によって人本主義が台頭してきた。 ≫  初めはギリシャの古代精神を模倣させようとす る運動から始まったが、それが進むにつれて、 ≫  政治、経済、宗教など、社会全般にわたる革新 運動へと拡大された。≫

【二】宗教改革(Reformation) ①創造本性の内的追求 内的追求 ②ヘブライズムの復古運動 ヘブライズム ③1517年マルティン・ルターに始まる 1517年 ④ヨーロッパ諸国に拡大 拡大 ⑤30年戦争が終結し一段落(1648) 30年戦争 ④この改革運動はフランスのカルヴィン、スイス のツウィングリを中心として活発に伸展し、≫ ②初代キリスト教精神への復古を唱えるようにな った。これがヘブライズムの復古運動である。 ≫ ①中世の人々の本性から生ずる内的な追求によっ て、(p.517)≫ ③1517年法王の免罪符販売に対する反対運動が導 火線となって、結局ドイツのルターを中心とし て宗教改革運動が爆発した。(p.517~p.518)≫  イギリス、オランダなどの諸国へと拡大されて いった。≫ ⑤この新教運動を中心として起こった30年戦争が 1648年ウェストファリア条約によってついに終 結し、≫  ここにおいて新旧両教徒間の戦いに一段落がつ いたのである。≫

第二節 宗教および思想の闘争期 第二節 宗教および思想の闘争期 (1648~1789) 1648 1789 この期間は、西暦1648年ウェストファリア条約によって新教運動が成功して以後、≫ 1789年フランス革命が起こるまでの140年間をいう。(p.519)≫

宗教改革 文芸復興 信教と思想の 自由 アベル型の カイン型の 人生観 人生観 カイン型の人生観とアベル型の人生観はこの期間に確立された。≫ 文芸復興と宗教改革によって、近世の人々は、信教と思想の自由から起こる神学および教理の分裂と、≫ 哲学の戦いを免れることができなくなった。≫

【一】カイン型の人生観 ●自然と人間本位 自然と人間 ●理性による合理的批判(理性論) 理性 ●経験による実証的分析(経験論) 経験 ●サタンの側にいく人生観 サタンの側 ●今日の共産主義世界をつくる 共産主義世界 このような二つの思潮に乗って人間が、外的な性向のみに従ってサタンの側に偏る道を開く人生観を生みだした。≫ 文芸復興運動は、すべてのことを自然と人間本位のものに代置させた。(p.520)≫ すなわち、理性と経験による合理的な批判と実証的な分析を通じて、彼らの価値を高める人生観を確立した。≫ これがカイン型の人生観であった。(p.521)≫ 啓蒙思潮として発展してきたこの人生観は一層成熟して、共産主義世界をつくるようになった。(p.522)≫

【二】アベル型の人生観 ●創造本性を指向する 立体的人生観 創造本性 ●神の側へ指向する人生観 神 ●今日の民主主義世界をつくる 民主主義  立体的人生観 創造本性 ●神の側へ指向する人生観 神 ●今日の民主主義世界をつくる 民主主義 この人生観は、中世の人々をして一層高次的に神の側へ指向するように導いてくれた。これがアベル型の人生観である。≫ 宗教改革運動によって哲学と宗教は創造本性を指向する立体的な人生観を樹立したのであった。≫ この人生観はさらに成熟して、今日の民主主義世界をつくるようになった。(p.524)≫

第三節 政治経済および思想の成熟期 第三節 政治経済および  思想の成熟期 (1789~1918) 1789 1918 1789年フランス革命が起こってから1918年第一次世界大戦が終わるころまでの130年期間をいう。(p.525)≫

カイン型の 人生観 カイン型の 世界 アベル型の 人生観 アベル型の 世界 この二つの人生観の成熟につれて、カイン・アベルの二つの世界が形成されていった。≫ カイン・アベル二つの人生観は、それぞれの方向に従って成熟するようになった。≫

【一】民主主義 (1)カイン型の民主主義 カイン型人生観 啓蒙思想 フランス 革命 カイン型 民主主義 共産主義 世界 【一】民主主義 (1)カイン型の民主主義 【一】民主主義 (1)カイン型の民主主義 カイン型人生観 啓蒙思想 フランス 革命 (1789年) カイン型 民主主義 共産主義 世界 カイン型の人生観は啓蒙思想を立ててフランス革命を起こし、カイン型の民主主義を形成した。(p.528)≫ これがドイツでのマルクス主義とロシアでのレーニン主義として体系化されることにより、ついには共産主義世界を形成するに至った。≫

(2)アベル型の民主主義 アベル型人生観 清教徒 民主主義 革命 世界 アベル型 民主主義 (1642年) アベル型 民主主義 (英・米) 民主主義 世界 このアベル型の民主主義は今日の民主主義世界を形成するようになった。≫ 1776年に独立国家を設立して、アメリカの民主主義を樹立したのであった。(p.529)≫ アベル型人生観の結実体である、熱狂的なイギリスのキリスト教信徒たちが、≫ 信教の自由を求めるために絶対主義と戦い、勝利して実現したのが、アベル型の民主主義であった。≫ イギリスの清教徒たちが、信仰の自由を得るためにアメリカの新大陸へ行き、≫

神 【二】三権分立の原理的意義 モンテスキュー 理想社会 神のみ旨 中心 立法 司法 行政 キリスト ●モンテスキュー提唱(『人権宣言』) モンテスキュー ●元来天の側の  理想社会の構造 神 理想社会 神のみ旨 中心 キリスト 立法 司法 行政 お互いに原理的な授受の関係を結ばなければならない。(p.530~p.531)≫ 立法、司法、行政の三機関も、キリストを通じて伝達される神の命令によって、≫ 三権分立思想は、国家の権力が特定の個人や機関に集中するのを分散させるために、モンテスキューによって提唱されたが、≫ フランス革命のとき「人権宣言」の宣布によって実現された。(p.530)≫ 元来、この三権分立は、天の側の理想社会の構造であって、サタン側で、先に非原理的な原理型として成し遂げたのである。≫

【三】産業革命の意義 創造理想 創造理想 宗教による罪のない社会 罪のない社会 科学による幸福な環境 幸福な環境 産業革命: (英国): 産業革命:              (英国):              産業革命 産業革命 理想社会の生活環境復帰 理想社会 福音伝播 福音伝播のための広範囲な          版図 英国の産業革命は、理想社会の生活環境を復帰するための摂理から起こった。≫ 神の創造理想は、単に罪のない社会をつくることだけで成し遂げられるのではない。≫ 人間は、万物を主管せよと言われた神の祝福のみ言どおり、≫ 科学を発達させて、幸福な社会環境をつくっていかなければならない。(p.532~p.533) ≫ この産業革命は福音伝播のための広範囲な版図をつくって内的な復帰摂理の使命をも果たした。≫

【四】列国の強化と植民地の分割 ●生産過剰の経済社会 生産過剰 ●世界列強の強化(植民地争奪) 世界列強 ●民主と共産の2つの世界に分立 そうして、世界列強は植民地争奪戦を続けながら、急速度に強化されていった。≫ 産業革命による科学と工業の飛躍的な発達は、生産過剰の経済社会を招来した。(p.534)≫ カイン・アベル二つの型の人生観の流れと経済発展は、政治的にこの世界を、民主と共産の二つの世界に分立させた。≫

【五】文芸復興に伴う宗教、政治および産業革命            および産業革命 人本主義 啓蒙思想 共産主義 第一次 文芸復興 第二次 文芸復興 第三次 文芸復興 この啓蒙思想が一層サタンの側に成熟して、第三の文芸復興思潮といえる唯物史観を生み、共産主義思想を成熟させた。≫ カイン型であるヘレニズムの反中世的復古運動は、人本主義を生み、文芸復興を引き起こした。≫ これが更にサタンの側に発展して、第二の文芸復興思潮といえる啓蒙思想を起こすようになった。≫ このように、サタンの側で3次の文芸復興をなすに従って、≫ 宗教、政治、産業各方面においても三次の革命がひき続き生ずるようになった。(p.535) ≫

三段階変革 一次 宗教改革 二次 宗教改革 三次 宗教改革 中世封建社会 崩壊 専制君主社会 崩壊 共産主義 地上天国 一次 産業革命 一次文芸復興 二次文芸復興 三次文芸復興 宗 教 一次 宗教改革 (ルター) 二次 宗教改革 (スウェーデンボルグ          など) 三次 宗教改革 政 治 中世封建社会 崩壊 専制君主社会 崩壊 共産主義 地上天国 一次 産業革命 (英国) 二次 産業革命 (先進帝国) 三次 産業革命 (理想社会) 産 業 (理想社会) 産業面で第一、第二、第三次産業革命によって理想社会の幸福な社会環境が建設されるであろう。≫ 政治面においても、第一、第二次文芸復興と宗教改革によって、中世封建社会と専制君主社会が崩壊に導かれた。≫ ゆえに、宗教面においても、第一、第二次宗教改革に続いて第三次宗教改革が起こるということは必至の事実である。≫ 今後は、第三次文芸復興によって成立した共産主義が、第三次宗教改革により崩壊に導かれ、≫ 神を中心とする一つの地上天国に統一されなければならない。≫

第四節 世界大戦 第四節 世界大戦

【一】蕩減復帰摂理から見た世界大戦の原因 政治・経済・思想の 衝突 政治・経済 外 因 世界大戦 神の蕩減復帰摂理 内 因 しかし、このようなことはあくまでも外的な原因にすぎないのであって、≫ 戦争は、いつでも政治、経済、思想などが原因となって起こるようになる。≫ そこには必ず内的な原因があるということを知らなければならない。(p.537)≫ 世界大戦を外的な原因を中心として見ただけでは、これに対する摂理的な意義を把握することができない。≫

世界大戦の内的原因は? 世界大戦の内的原因 ①サタンの最後の発悪 サタンの最後 ②神の三大祝福復帰の条件 神の三大祝福 ③イエスの三大試練 ④神の主権 主権 大戦は三段階にわたって起こるようになる ②神の三大祝福を成就した型の世界を、サタンが 先に非原理的につくってきたので、≫ 蕩減復帰摂理から見た世界大戦の内的な原因は何なのだろうか。≫ ①主権を奪われまいとするサタンの最後の発悪に よって、世界大戦が起こるようになる。≫  これを復帰する世界的な蕩減条件を立てるため である。(p.538)≫ ③イエスの三大試練を世界的に越えるためであり (p.539)≫ ④主権復帰のための世界的な蕩減条件を立てるた めに、世界大戦が起こるようになる。≫

【二】第一次世界大戦(1914~1918) (1)第一次世界大戦に対する摂理的概要 【二】第一次世界大戦(1914~1918) (1)第一次世界大戦に対する摂理的概要 【二】第一次世界大戦(1914~1918) (1)第一次世界大戦に対する摂理的概要 アベル カイン 政治 民主主義 × 全体主義 経済 × 天の側 帝国主義 サタン側 帝国主義 思想 キリスト教国家 × 反キリスト教国家 米・英・仏 独・オーストリア・トルコ 第一次世界大戦は、政治的な面から見れば、アベル型の民主主義政体と、カイン型の全体主義政体との戦争であった。(p.540)≫ 経済的な面から見れば、天の側の帝国主義とサタンの側の帝国主義との戦争であった。≫ 思想的な面から見れば、キリスト教を信奉した(米、英、仏など)アベル型の国家群と、≫ 当時のキリスト教を迫害した(ドイツ、オーストリア、トルコなど)カイン型の国家群との間に展開された戦争であった。≫

(2)天の側とサタン側は何によって決定されるか サタンの側 神の摂理と同じ方向 あるいは同調する立場 同じ方向 神の摂理に 反対する立場 反対 神 トルコ サ 米 英 独 オーストリア トルコ 仏 露 連合国 同盟国 天の側とサタンの側との決定は、≫ 神の復帰摂理の方向と同じ方向を取るか、あるいは、この方向に同調する立場をとるときこれを天の側といい、≫ これと反対になる立場をサタンの側という。(p.541)≫ キリスト教を迫害する回教国家であったトルコを支持したので、サタン側となった。(p.542)≫ 第一次世界大戦において、米、英、仏、露など、連合国側は天の側になり、≫ ドイツやオーストリアなど同盟国側の主動国家は、≫

(3)復帰摂理から見た第一次世界大戦の原因 ①神の三大祝福復帰の  蘇生的蕩減条件 蘇生的蕩減条件 ②イエスの第一次試練 第一次試練 ③主権復帰の蘇生的基台 蘇生的基台 ②イエスに対する第一次試練を、天の側の地上人 をして世界的に越えさせるために、なければな らない。≫ ①神の三大祝福を復帰する蘇生的な蕩減条件を世 界的に立てようとするところにあった。    (p.543)≫ ③主権復帰の蘇生的な基台を造成するためになけ ればならない。(p.544)≫

(4)復帰摂理から見た第一次世界大戦の結果 第一次大戦  天の側の勝利 天の側 ①三大祝福復帰の蘇生的条件を立てる 三大祝福 ②第一祝福復帰の条件を立てる 第一祝福 ③天の側主権復帰の蘇生的基台造成 天の側主権復帰 再臨主誕生の基台が造成 再臨摂理の蘇生期始まる 再臨主 蘇生期 ③民主主義が蘇生的な勝利を得るようになり、天 の側の主権復帰の蘇生的な基台を造成した。≫ 第一次世界大戦で天の側が勝利することにより、≫ ①神の三大祝福を世界的に復帰するための蘇生的 な蕩減条件を立てるようになった。≫ ②神の第一祝福を世界的に復帰できる蕩減条件を 立てた。≫ ゆえに、再臨主の誕生される基台が造成され、再臨摂理の蘇生期が始まった。≫

【三】第二次世界大戦(1939~1945) (1)第二次世界大戦に対する摂理的概要 【三】第二次世界大戦(1939~1945) (1)第二次世界大戦に対する摂理的概要 【三】第二次世界大戦(1939~1945) (1)第二次世界大戦に対する摂理的概要 アベル カイン 民主主義 × 全体主義 長成的勝利基盤造成 第二次世界大戦は、第一次大戦によって得た蘇生的な勝利の基台の上に立つ民主主義が、≫ 全体主義と戦って、長成的な勝利の基盤を造成する戦争であった。(p.545)≫

(3)第二次世界大戦における天の側国家とサタン側国家       天の側国家とサタン側国家 天の側国家 サタン側国家 神 サ 米 英 独 日 仏 伊 民主主義 全体主義 第二次世界大戦は、民主主義によって結託した米、英、仏の天の側国家と、≫ 全体主義によって結託した独、日、伊のサタン側国家との対戦であった。(p.546)≫

(4)天の側とサタンの側が各々三大国に対立した理由             対立した理由 米 英 仏 神 ア エ 天使長 サ 独 日 伊 ア エ 天使長 エ ア ア エ 天使長 天使長 米、英、仏は天の側のアダム、エバ、天使長を象徴し、独、日、伊はサタン側のアダム、エバ、天使長を各々象徴した。≫ 同一の型を備えたサタン側の国家と戦って勝利しなければならない。(p.548)≫ 神の三大祝福が完成されなかったのは、アダム、エバ、天使長の三存在が堕落してしまったからであった。(p.547)≫ 三大祝福を復帰するためには、アダム、エバ、天使を象徴する天の側の国家が、≫

(5)復帰摂理から見た第二次世界大戦の原因 ①神の三大祝福復帰の  長成的蕩減条件 長成的蕩減条件 ②イエスの第二の試練 第二の試練 ③主権復帰の長成的基台 長成的基台 ②イエスに対するサタンの第二の試練を、天の側 の地上人をして世界的に越えさせるためにくる ようになった。(p.550)≫ ①神の三大祝福を復帰する長成的な蕩減条件を世 界的に立てようとするところにあった。    (p.549)≫ ③主権復帰の長成的な基台を造成するために起こ るようになった。≫

(6)復帰摂理から見た第二次世界大戦の結果 第二次大戦  天の側の勝利 天の側の勝利 ①三大祝福復帰の長成的条件を立てる 長成的条件 ②第二祝福復帰の条件を立てる 第二祝福 ③主権復帰の長成的基台造成 長成的基台 再臨主中心の新しい天、新しい地 再臨摂理の長成期に入る 再臨主 長成期 再臨主を中心として、新しい天と新しい地を建設するときになり、再臨摂理の長成期に入るようになった。≫ 第二次世界大戦が天の側の勝利に終わったので、(p.551)≫ ①神の三大祝福を世界的に復帰するための長成的 な蕩減条件を立てることができた。≫ ②神の第二祝福を世界的に復帰できる蕩減条件を 立てた。≫ ③民主主義世界が長成的な基盤をつくって、主権 復帰の長成的な基台を造成するようになった。 ≫

【四】第三次世界大戦 (1)第三次世界大戦は必然的に起こるのであろうか 【四】第三次世界大戦 (1)第三次世界大戦は必然的に起こるのであろうか 【四】第三次世界大戦 (1)第三次世界大戦は必然的に起こるのであろうか 神 統一世界 天の側 民主 世界 共産 サタン側  分立する ための戦い  統一する ための戦い (第一次) (第三次) (第三次) (第二次) (第二次) 民主と共産の二つの世界が両立するようになる。(p.552)≫ 人類歴史の終末には、サタン側も天の側もみな世界を主管するところまで行かなければならないので、≫ この二つの世界の最終的な分立と統合のために世界大戦が起こるようになる。第一次、第二次の大戦は、分立するための戦いであり、≫ この分立された二つの世界を統一するための戦いがなければならない。ゆえに、第三次大戦は必ずなければならない。≫

(2)第三次世界大戦に対する摂理的概要 民主世界 共産世界 ●理想世界復帰 理想世界 ●民主世界の完成的基台造成 民主世界 屈伏 民主世界 共産世界 ●理想世界復帰 理想世界 ●民主世界の完成的基台造成 民主世界 ●全人類を1つの世界へと導く 全人類 第三次大戦は、民主世界によって共産世界を屈伏させ、理想世界を復帰させようとする戦争である。(p.554)≫ 新しい真理により完全なアベル型の人生観を立てて、民主世界の完成的な基台を造成しなければならない。(p.555)≫ この基台の上で全人類を一つの世界へと導いていかなければならない。≫

(3)復帰摂理から見た第三次世界大戦の原因 ①神の三大祝福復帰の  完成的な蕩減条件 完成的な蕩減条件 ②イエスの第三次試練 第三次試練 ③主権復帰の完成的基台 完成的基台 ②イエスに対する第三次試練を、天の側の地上人 をして世界的に越えさせるためにくるようにな る。(p.556)≫ ①神の三大祝福を復帰する完成的な蕩減条件を世 界的に立てるためである。≫ ③主権復帰の完成的な基台を造成するために起こ らなければならない。≫

(4)復帰摂理から見た第三次世界大戦の結果 三次の世界大戦に勝利することによって 三次の世界大戦 ①三段階摂理路程の全体蕩減復帰 三段階 ②復帰摂理の完成  (神のみ言→霊肉救援→神の血統) 復帰摂理 み言 霊肉 血統 ③創造本然の理想世界実現 創造本然の理想世界 神は復帰摂理の最終的摂理である三次の大戦に勝利することによって、(p.557)≫ ③復帰摂理のすべての基台を完全に蕩減復帰して、 創造本然の理想世界を実現していくようになる のである。≫ ①三段階まで延長を繰り返してきた摂理路程の全 体を蕩減復帰なさろうとするのである。≫ ②復帰摂理は堕落人間が神の命のみ言により、神 に対する心情を復帰して、霊肉共に救いを受け、 神の血統を受け継いで完成されるのである。≫

第六章 再臨論 第六章 再臨論

イエスの 再臨 イエスの 再臨 光の中にいる人たちに啓示 光の中にいる人たちに啓示 光の中 その日はだれも知らない (マタイ24:36) 神は預言者に必ず知らせる (アモス3:7) 知らせる 光の中にいる人たちに啓示 光の中にいる人たちに啓示 光の中 神はイエスの再臨に関する秘密を、必ず、ある預言者に知らせてから摂理される。≫ イエスは、再臨するということを明確に言われた。しかし、その日とそのときは、だれも知らないと言われた。(マタイ24:36)(p.559)≫ しかし、神は預言者にその隠れた事を示さないでは、何事をもなされない(アモス3:7)と言われたみ言を考えると、≫ 光の中にいるすべての信徒たちを通じて、必ず啓示してくださることは明らかである。(p.560)≫

第一節 イエスはいつ再臨されるか 第一節 イエスはいつ 再臨されるか

①現代 現代 ②新約時代2000年の終わるころ 2000年 ③第一次世界大戦終了(1918年) (再臨期はじまる) 第一次世界大戦  (再臨期はじまる) 第一次世界大戦 ③第一次世界大戦が終了したあとから再臨期が始 まった。≫ ②アブラハムからイエスまでの蕩減復帰摂理時代 の2000年を、≫ ①イエスが再臨されるときのことを終末という。 ところで、現代が終末であるということに関し ては、≫ 既に人類歴史の終末論において明らかにした。したがって現代がとりもなおさず、イエスの再臨なさるときである。(p.561)≫ 実体的な同時性をもって蕩減復帰する再蕩減復帰摂理時代の2000年が終わるころに、イエスが再臨される。≫

第二節 イエスはいかに再臨されるか 第二節 イエスはいかに 再臨されるか

【一】 聖書を見る観点 象徴と比喩 象徴 天倫の重要な問題 天倫 摂理に対する 時代的要求 時代的 聖書解釈の観点が重要 観点 【一】 聖書を見る観点 【一】 聖書を見る観点 天倫の重要な問題 天倫 摂理に対する 時代的要求 象徴と比喩 象徴 時代的 聖書解釈の観点が重要 観点 そのために、すべての天倫に関する重要な問題を、象徴と比喩とをもって教示してこられた。≫ 神は時ならぬ時に、時のことを暗示して、いかなる時代のいかなる環境にある人でも、≫ 自由にその知能と心霊の程度に応じて、神の摂理に対応する時代的な要求を悟るようにさせた。(p.562)≫ ゆえに、聖書を解釈するするに当たっては、その観点をどこにおくかということが、最も重要な問題であるといわなければならない。≫

【二】イエスの再臨は地上誕生をもってなされる① ①ルカ17:24~25 ルカ17:24~25 「多くの苦しみを受け,  この時代の人々に捨てられ・・・」 空中再臨 すべての人が信奉 信奉 地上誕生 異端視され苦難受ける 苦難受ける 「多くの苦しみを受け、またこの時代の人々に捨てられねばならない」と言われた。(p.565)≫ ルカ福音書17章24節から25節を見ると、イエスは再臨されるときに≫ もしイエスが、雲に乗って天から再臨されるとするならば、このようなイエスを信奉しない人はいない。≫ しかし、イエスが地上から誕生された身をもって現れるなら、異端者として追われ、苦しみを受けることが予想されたので、≫ この時代の人々から捨てられなければならないといわれたのであった。(p.566)≫

【二】イエスの再臨は地上誕生をもってなされる② ②ルカ18:8 ルカ18:8 「・・・人の子が来るとき地上に 信仰が見られるであろうか・・・」 空中再臨 すべての聖徒たちは信じる 信じる 地上誕生 キリスト教徒たちも ユダヤ人たちと同じく不信 ユダヤ人 イエスが雲に乗って天から再臨されるとするならば、すべての聖徒たちは信じるであろう。(p.567)≫ キリスト教信徒たちもユダヤ人たちと同じく、不信仰に陥るであろうということを予想されて、嘆かれたのであった。≫ しかし、イエスが再び地上に肉身をもって誕生されるならば、≫ ルカ福音書18章8節にも、イエスが「人の子が来るとき、地上に信仰が見られるであろうか」と言われたみ言がある。≫

【二】イエスの再臨は地上誕生をもってなされる③ ③マタイ7:22~23 マタイ7:22~23 「・・・『主よ主よわたしたちはあなたの名によって・・・』・・・『あなたがたを全く知らない。 不法を働く者どもよ行ってしまえ』」 地上誕生 信仰の篤い信徒でも不信して不法を行なう 不法 彼らは不法を行う者として、見捨てられざるを得ないであろうというのがこのみ言の真意なのである。≫ と言われたみ言のあるのを見いだす。(p.567~p.568)≫ イエスがマタイ福音書7章22節から23節にかけて、「その日には、多くの者が、わたしにむかって≫ 『主よ、主よ、わたしたちはあなたの名によって預言し悪霊を追い出し、多くの力あるわざを行ったではありませんか』と言うであろう。≫ そのとき、わたしは彼らにはっきり、こう言おう、『あなたがたを全く知らない。不法を働く者どもよ、行ってしまえ』」≫ イエスが再び地上に肉身をもって誕生されるならば、雲に乗ってこられるものと信じている信徒たちは、必ず彼を排斥するに相違ないので、≫

再臨は地上誕生 地上誕生 人 再 霊 肉 霊 肉 霊 肉 地上天国 無形世界 有形世界 無形世界 有形世界 真の父母,王 全人類 したがって再臨されるイエスは霊 肉共に完成した存在として来られ、≫ 創造原理によれば、神は無形、有形二つの世界を主管させるために人間を霊人体と肉身をもって創造された。(p.574)≫ 全人類を彼に接がせて霊 肉共に完成し、無形・有形の二つの世界を主管するようになさしめなくてはならない。(p.575)≫ 彼は再臨されて地上天国をつくられ、全人類の真の親となられ、また王とならなければならないのである。≫ ゆえにイエスは地上に肉身をもって誕生されなければならない。(p.575~p.576)≫

第三節 イエスはどこに再臨されるか 第三節 イエスはどこに再臨されるか

【一】 イエスはユダヤ民族の内に再臨されるか 【一】 イエスはユダヤ民族の内に再臨されるか 【一】 イエスはユダヤ民族の内に               再臨されるか 黙7:4 黙7:4, マタイ10:23, マタイ16:28  →ユダヤ民族の内に再臨 ユダヤ民族 マタイ21:33~43  →ユダヤ民族の内に再臨されない マタイ 再臨 十字架 十字架以降のイスラエル選民 :キリスト教信徒 アブラハムの信仰を継承したキリスト教信徒たちなのである。(p.584)≫ 黙7:4、マタイ10:23、マタイ16:28のみ言などを根拠として、≫ イエスがユダヤ民族の内に再臨されるのだと信じている信徒たちが多くいる。(p.582)≫ しかし、マタイ福音書21章33節から43節によると、イエスはユダヤ民族には再臨されないばかりでなく、≫ その遺業までも、再臨のために実を結ぶ他の国と民族に与えると、明らかに言われた。(p.582~p.583)≫ イエスが十字架で亡くなられてからのちのイスラエル選民は、アブラハムの血統的な子孫ではなく、≫

【二】 イエスは東の国に再臨される 日の出る方 天 使 再臨主 黙7:2~4 黙14:1 イエス再臨は東方の国に 東方 144,000の群れ 【二】 イエスは東の国に再臨される 【二】 イエスは東の国に再臨される 日の出る方 天 使 再臨主 144,000の群れ 黙7:2~4 144,000 黙14:1 イエス再臨は東方の国に 東方 黙示録7章2節から4節を見ると、日の出る方、すなわち東の方から天使が上ってきて、≫ 最後の審判において選ばれた者である14万4千の群れに、印を押されると言った。(p.585~p.586)≫ 黙示録14章1節を見ると、再臨されるイエスは選ばれた14万4千の群れの額に、小羊と父の印を押されるといった。≫ したがって、神の遺業を受け継いで、イエスの再臨のための実を結ぶ国は東方にあるということが分かってくる。≫

【三】 東方のその国はすなわち韓国である 中国 後に共産化 共産化 東洋三国 韓国 韓国 再臨期に全体主義 韓国のキリスト教迫害 日本 迫害 古くから、東方の国とは韓国・日本・中国の東洋三国をいう。≫ 日本は全体主義国家として再臨期に当たっており、その当時、韓国のキリスト教を過酷に迫害した国であったので、サタン側の国家であった。≫ 中国は共産化した国であるため、サタン側の国家である。≫ したがって、イエスが再臨される東方のその国は韓国である。≫ メシヤが降臨される国は、次のような条件を備えなければならない。≫

(1) この国は蕩減復帰の民族的な基台を立てなければならない          基台を立てなければならない 第一 イスラエル モーセ エジプト400年苦役 400年 第二 イスラエル 復活 イエス ローマ帝国400年迫害 400年 第三 イスラエル 40日サタン分立の         苦役 40日 再臨主 ●韓国・・・日本帝国の40年迫害 40年 したがって、第三イスラエル選民は天宙的なカナン復帰路程を出発するための「40日サタン分立基台」を立てるために、≫ 第一イスラエルは「40日サタン分立基台」を立てるために、当時サタン世界であったエジプトで、400年間を苦役した。(p.586~p.587)≫ 第二イスラエルも、当時サタンの世界であったローマ帝国で、400年間迫害を受けながら闘い勝利した。(p.588)≫ サタン側のある国家で40数に該当する年数の苦役を受けなければならない。これがすなわち、≫ 日本帝国に属国とされ、迫害を受けた40年(1905~1945)期間であった。≫

(2) この国は神の一線であると同時にサタンの一線でなければならない       サタンの一線でなければならない 天の側 韓国 アベル 民主 (自由) × 世 界 × アダム カイン 共産 サタン側 北韓 人間始祖が堕落するときに、天の側とサタンの側が一点において互いに分かれるようになった。(p.590)≫ これらがアベルとカインの二つの型の世界として、各々分離されることにより、民主と共産の二つの世界として結実した。(p.591)≫ それらが再び韓国を中心として、世界的な規模で衝突するようになった。それゆえ、宗教と思想、政治と経済など、≫ あらゆるものが、韓国において摩擦しあい、衝突して、世界へと波及していく。≫

(3) この国は神の心情の対象とならなければならない               ならなければならない ①血,汗,涙の道 血,汗,涙 ②善なる民族 善なる民族 ③先天的に宗教的天稟   (敬天思想、忠孝烈) 先天的 韓国民族は単一血統の民族として、一度も他の国を侵略したことはなかった。(p.592)≫ ①神の心情の対象となるためには、まず、血と汗 と涙の道を歩まなければならない。≫ ②神の心情の対象となる民族は、善なる民族でな ければならない。≫ ③韓国民族は先天的に宗教的天稟をもっていて敬 天思想が強い。≫ そうして、古くから、忠・孝・烈を崇敬する民族性をもっている。(p.593)≫

(4) この国には預言者の証拠がなければならない ①韓民族のメシヤ思想 (鄭鑑録信仰) メシヤ思想 ②各宗教の開祖たちの韓国再臨啓示 開祖 ③数多くの霊通人たちの再臨役事(行2:17) 霊通人 ●主の韓国再臨に関する明確な啓示 韓国再臨 ②韓国民族が信じている各宗教の開祖が韓国に再 臨するという啓示を受けている。(p.594)≫ ①韓国民族は李朝五百年以来、この地に義の王が 現れて千年王国を建設し、≫ 世界万邦の朝貢を受けるようになるという鄭鑑録信仰によるメシヤ思想がある。(p.593~p.594)≫ ③イエスの韓国再臨に関する霊通人たちの神霊の 働きが、雨後の竹の子のように起こっている。 (p.595)≫ それゆえに、主の韓国再臨に関する明確な啓示を受けている。≫

(5)この国であらゆる文明が結実されなければならない (5)この国であらゆる文明が           結実されなければならない 宗教 精神文明 韓国 科学 物質文明 新しい真理 ①陸地文明 陸地   韓半島 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ②河川・海洋文明 河川   太平洋文明 ・・・・・・・・・ ③気候文明 気候   エデンの温帯文明 ・・・・・・・・ ①陸地で発達したすべての文明も韓国で結実する。 ≫ 有史以来、全世界にわたって発達してきた宗教と科学、すなわち、精神文明と物質文明とは、≫ 韓国を中心として、みな一つの真理によって吸収融合され、神の理想世界として結実しなければならない。(p.596)≫ ②河川と海岸を中心とした文明も韓国が面する太 平洋文明として結実しなければならない。 (p.597)≫ ③気候を中心とした文明もエデンの温帯文明とし て韓国で結実しなければならない。≫

第四節 同時性から見たイエス当時と今日 第四節 同時性から見た イエス当時と今日

イエス当時(初臨) (初臨) 今日(再臨) (再臨) ユダヤ教 キリスト教 ①教権と教会儀式,内容が腐敗 教権 ②主を迫害 主を迫害 ③啓示,み言葉を受け入れる態度 啓示 ④天国望んで地獄に行く信徒 天国 ③再臨に関する啓示と、み言を受け入れる場合の 様子に関しても、初臨のときと同じ現象が現れ るようになる。(p.600)≫ ①今日のキリスト教はユダヤ教と同じく、教権と 教会儀式にとらわれている一方、その内容が腐 敗している。≫ イエスの初臨のときと再臨のときとは、摂理的な同時性の時代なので、すべての事情がごく似かよっている。(p.599)≫ ②今日のキリスト教信徒たちも、ユダヤ教徒と同 じく、イエスが再臨されるならば、≫ 真っ先に主を迫害するようになる可能性があるということ。≫ ④再臨のときにおいても、天国を望んで歩みだし た道でありながら、かえって地獄に行くように なる、≫ そのような信徒たちが大勢いることであろう。 (p.601)≫

第五節 言語混乱の原因とその統一の必然性 第五節 言語混乱の原因と その統一の必然性

神 神 創造本然の世界 理想世界 大家族の世界 大家族理想世界 一つの言語 一つの言語(韓国語) 再臨主 再臨主 父母 (韓国) (韓国) 人間 父母 (韓国) 再臨主 再臨主 (韓国) 子女 大家族の世界 大家族理想世界 一つの言語 一つの言語(韓国語) 人間が堕落しないで完成し、神をかしらに頂き、一つの体のような大家族の世界をつくったならば、≫ この地球上で互いに通じあわない言語が生ずるはずはなかった。(p.603)≫ 再臨の主を父母として頂く、大家族による理想世界は、当然言語は統一されなければならない。(p.604)≫ イエスが韓国に再臨されることが事実であるならば、韓国語はすなわち、祖国語となるであろうし、≫ あらゆる民族は使用せざるを得なくなるであろう。 ≫ このようにして、すべての人類は、一つの言語を用いる一つの民族となって、一つの世界をつくりあげるようになるのである。≫

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