日本のオンライン教育と通信教育 e-Learning Forum 2002 Summer 東京ビッグサイト 2002年7月25日 by Steve McCarty スティーブ・マッカーティ 香川短期大学 教授 世界オンライン教育学会 会長
どちらのアプローチが世界によいのか オンライン教育 やWBTの技術 専用のハードウェア や回線の必要な技術 (少人数しか学べない) (飛行機に乗る代わりに、 テレビ会議などを行う) ☆ 高コスト ☆ 使いにくい ☆ 場所や時間が固定される (同期的) ☆ エリート・金持ち同士 (少人数しか学べない) オンライン教育 やWBTの技術 (主にブラウザで学習・ デザイン・管理する) ☆ 低コスト ☆ 使いやすい ☆ 場所・時間が自由 (非同期的・同期的) ☆ 世界中の標準・交流
同様な技術を利用する 二つの分野について WBT オンライン教育 ◎ 現職関連の技術訓練 ◎ キャリア・デベロプメント (Web-based Training) ☆ 社内教育 ☆ 生涯教育 ◎ 現職関連の技術訓練 ◎ キャリア・デベロプメント ☆ 仕事としてのWBT ◎ ネット上のコースの教授法 ◎ 専門家同士のネットワーキング オンライン教育 ☆ 学校、大学、大学院 ◎ コースの一部分から バーチャル・ユニバーシティまで ☆ 生涯教育 ◎ 一生の自己修養(改良)のために ◎ 教師のインサービストレーニング ◎ 教員のFD (Faculty Development) ☆ アカデミックな分野 としてのオンライン教育 ◎ ネット上のコースやWBTの教授法 ◎ 教育者同士のネットワーキング
インストラクショナル・デザインの原理を応用して 多面的にインタラクティブ あらゆる学習者サポート ICTでのエンパワーメント 人間のサークルを広げる 人間 人
広く一般の人々にアピールできる ような形のオンライン教育 1) パソコンを通じて幅広いコミュニケーションの場を作る 2) オンライン・コースの受講者の視野を、社会的、知的に拡大させる 3) 女性フレンドリーの技術、環境作り 4) 縦社会から横社会への形態の転換をはかり、開放的なコミュニケーションスタイルを心がける 5) 学習管理システムで総合的な学習環境作りをする
通信教育学部から バーチャル・ユニバーシティまで 南米、アフリカ、東ヨロッパ、南アジアなどで、特に国立開放大学から、バーチャル・ユニバーシティを積極的に設立している。であるから、日本でなかなかしない理由は、経済的だけではないであろう 日本の通信教育学部がバーチャル・ユニバーシティに最も変化しやすいと思い、1999年に、世界最大級の教育技術雑誌にシナリオを描いた(次のスライド)。しかし、いつまでも政府の認定からの有利が維持できない
1999年に予想したシナリオ
通信教育のウェブ検索
大学の通信教育学部
玉川大学の通信教育Webキャンパス
通信教育を遠隔教育に
日本大学の通信学部の学習形態
日本大学の通信制大学院の学習方法
日本大学大学院のオンライン・システム
通信教育学部の学習方法の現状 ネット上の技術の導入は、(日本大学の)大学院でしかアトラクションとして宣伝していない。可能の応募者の中、恐怖する人もいるから? 玉川大学は、「通信教育」を “Distance Education”(遠隔教育)と訳する。本来の大学らしい言葉の改革? (慶応義塾大学以外では)バーチャル・ユニバーシティというのは、まだ難しそうであるから、だんだん変わって行く?
ベネッセの子供英語のCD-ROM/ウェブ・ハイブリッド
ある家庭のBe-Goの評価 ある9歳の子供は、ずっと楽しく続けて、2年目を強く求めた。ゲーム、可愛いキャラクター、明るい英語人の声、音声認識、声の録音などの魅力がある しかし、インストールするには、かなりメカに強い日本人の親が必要である その男の子は、3歳からコンピュータ、0歳から英語を聞いているので、代表的な家庭ではないかも知れない ;-)
ディスカッションのための結論 国に認可されている従来型の通信教育は、本来はオンライン化するのには有利な立場であった。しかし実際にはその体制を変革する事は難しく足踏み状態である。結局、eラーニングに熱心な大学や会社がこの分野をリードしていく展開になりそうである。 結局、紙売りから(知的社交的)体験売り◎ 次に、スクリーン・ショットによる学習管理システムのツアーを口頭で案内する予定
世界銀行の日本からアジアへの遠隔教育 Global Development Learning Network (GDLN) Partnership with Japanがテレビ会議やアジア訪問の上に、 WebCT も利用している。以下は、 デザイナーのログイン先で、そこから編集するコースをクリックで選ぶ。
名古屋大学の梶田先生によるパラダイム・シフト
梶田先生によるWebCTの定義
梶田先生によるWebCTの三つのインターフェイス
WebCT (j) 梶田先生のコース・ホームページ
自動に統計を集める学習者追跡の機能
WebCT 日本語版 Steve’s Home
WebCT (j) Communication Tools
WebCT (e/j) ホワイトボード
コースの基本設定 管理者のインターフェイス
コースのホームページ (学習者のインターフェイス)
コースの編集 (デザイナーのインターフェイス)
For more information スティーブ・マッカーティ E-mail Steve McCarty, Professor, Kagawa Junior College President, World Association for Online Education (WAOE) Instructional Designer, World Bank Global Development Learning Network (GDLN) Partnership with Japan Essential Sites: www.waoe.org/steve/index.html Online library (an Asian Studies WWW Virtual Library 4-star site, 1997/2001): http://www.waoe.org/steve/epublist.html In Japanese: http://www.waoe.org/steve/j.html E-mail: steve@kagawa-jc.ac.jp スティーブ・マッカーティ 香川短期大学教授、世界オンライン教育学会(米国認定のNPO)会長、グローバル大学(UNESCO認定のNGO)アジア太平洋機構等のネット上のボランティア活動を行っている。ボストン生まれ、ハワイ大学大学院文学修士(アジア/日本学の専門)取得。「バイリンガリズムと日本学」という著作目録とリンク集は、☆☆☆☆(アジア学にとても役立つ)と Asian Studies WWW Virtual Library に評価されています。