Spectroscopic Study of Neutron Shell Closures via Nucleon Transfer in the Near-Dripline Nucleus 23O Phys. Rev. Lett. 98, 102502 (2007) Z.Elekes et al.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
Generalized Form Factors of the Nucleon in the Chiral Quark Soliton Model カイラルクォークソリトン模型に基づく 核子の一般化形状 大阪大学 原子核理論研究室 D 1 中小路 義彦.
Advertisements

Nat Zn+ 40 Ar 反応における 高スピン状態の研究 阪大理、理研 A 登壇者:堀稔一 共同実験者:増江俊行、田尻邦彦、小紫順治、長澤拓、 西村太樹、佐藤昭彦、赤阪陽介、古川武 A 、 福地知則、小田原厚子、下田正.
原子核物理学 第3講 原子核の存在範囲と崩壊様式
MEG実験2009 陽電子スペクトロメータの性能評価
不安定核のエネルギー準位から探る殻構造の変化
清水 則孝 理研 大塚 孝治 東大理/CNS/理研 水崎 高浩 専修大 本間 道雄 会津大
Determination of the number of light neutrino species
CALET主検出器のモデリング・シミュレーションによる性能評価
相対論的重イオン衝突実験PHENIX におけるシミュレーションによる charm粒子測定の可能性を探る
Memo for S-2S simulation Toshi Gogami 2014/7/25. Contents Missing mass resolutions with S-2S / SKS.
In situ cosmogenic seminar
Shell model study of p-shell X hypernuclei (12XBe)
中性子過剰核での N = 8 魔法数の破れと一粒子描像
RI Beam Production at BigRIPS Since 2007
X線天文衛星用CCDカメラの 放射線バックグランドの評価
埼玉大学大学院理工学研究科 物理機能系専攻 物理学コース 06MP111 吉竹 利織
to Scattering of Unstable Nuclei
natMg+86Krの反応による 生成核からのβ線の測定と GEANTによるシミュレーションとの比較
下田研究室 堀稔一 増江俊行 田尻邦彦 共同研究者 小紫順治 長澤拓 西村太樹
不安定核における殻進化と エキゾチックな核構造
質量数130領域の原子核のシッフモーメントおよびEDM
理研RIBFにおける深く束縛されたπ中間子原子生成
中性子数51近傍の原子核における 高スピン状態の研究 増江 俊行, 堀 稔一, 田尻 邦彦, 長澤 拓, 小紫 順治,西村 太樹,
Dissociative Recombination of HeH+ at Large Center-of-Mass Energies
光子モンテカルロシミュレーション 波戸、平山 (KEK), A.F.Bielajew (UM)
The Effect of Dirac Sea in the chiral model
Muonic atom and anti-nucleonic atom
MeV internal meeting Oct. 2, 2015
10MeV近傍の2H(p,pp)n反応におけるQFS断面積異常探索
QMDを用いた10Be+12C反応の解析 平田雄一 (2001年北海道大学大学院原子核理論研究室博士課程修了
応用実習用資料 Neutron target
Azimuthal distribution (方位角分布)
Anomalous deformation in neutron-rich nuclei
超高分解能測定によるΘの探索 Θ(もしあるなら)のハイパー核は作れるか?
理研RIBFにおける 中性子過剰Ne同位体の核半径に関する研究
高エネルギー重イオン衝突実験 PHENIXにおける 光子崩壊を用いた低質量ハドロン探索
G. Hanson et al. Phys. Rev. Lett. 35 (1975) 1609
[内容] 1. 実験の概要 2. ゲルマニウム検出器 3. 今後の計画 4. まとめ
K核に関連した動機による K中間子ヘリウム原子X線分光実験の現状 理化学研究所 板橋 健太 (KEK-PS E570 実験グループ)
RIBFにおける不安定核反応実験のための 高効率中性子検出器の開発
宇宙線ミューオンによる チェレンコフ輻射の検出
超新星爆発におけるp核の合成 ~重力崩壊型超新星の場合~
4体離散化チャネル結合法 による6He分解反応解析
PICO-LON dark matter search K.Fushimi for PICO-LON collaboration
宇宙線東西効果を利用した 電子―陽電子選別
G Knebel et al J. Phys,: Condens. Matter 16 (2004)
Dark Matter Search with μTPC(powerd by μPIC)
EMCalにおけるπ0粒子の 不変質量分解能の向上
STOF check.
3He(In-flight K-, n) 反応に関する 理論計算の現状と課題
SciFi を用いたΣ+p散乱実験での (ほろ苦い)思い出
卒業論文発表 中性子ハロー核14Beの分解反応 物理学科4年 中村研究室所属   小原雅子.
中性子過剰F同位体における αクラスター相関と N=20魔法数の破れ
井坂政裕A, 木村真明A,B, 土手昭伸C, 大西明D 北大理A, 北大創成B, KEKC, 京大基研D
原子核の励起状態の微細構造とパイオンの効果
J-PARC meeting 藤岡 宏之 2006/01/31.
KOPIO実験のための中性子不感型光子検出器の開発(2)
Study of precursor phenomena of pionic condensation via parity conversion nuclear reaction on 40Ca Masaki Sasano Pion condensation Phase transition.
課題研究 P4 原子核とハドロンの物理 (理論)延與 佳子 原子核理論研究室 5号館514号室(x3857)
大規模並列計算による原子核クラスターの構造解析と 反応シミュレーション
原子核物理学 第6講 原子核の殻構造.
(K-, J-PARC 理化学研究所 大西 宏明.
核内ω中間子質量分布測定のための 検出器開発の現状
Brueckner-AMDの軽い原子核への適用
Recoil catcher法による質量数90領域の
低エネルギー3核子分裂反応について 法政大学 石川壮一 1.はじめに 2.3体クーロン問題の定式化 p-p-n系
(K-,K+)反応によるΞハイパー核の生成スペクトル
現実的核力を用いた4Heの励起と電弱遷移強度分布の解析
60Co線源を用いたγ線分光 ―角相関と偏光の測定―
軽い原子核の3粒子状態 N = 11 核 一粒子エネルギー と モノポール a大阪電気通信大学 b東京工業大学
Presentation transcript:

Spectroscopic Study of Neutron Shell Closures via Nucleon Transfer in the Near-Dripline Nucleus 23O Phys. Rev. Lett. 98, 102502 (2007) Z.Elekes et al.

概要 ●22O(d,p)23O  22O + n 反応を使って23O の neutron single particle energy を 測った。 ●4.0MeV (d3/2) と 5.3MeV (pf shell のstate) の共鳴状態が見つかった。 ●s1/2 と d3/2 state のエネルギー差 4.0MeV はN=16のshell gap に対応する。 ●1.3MeV はN=20 のshell gap に対応し Z=8では魔法数が消滅している。

24Oにおける魔法数N=20の消滅 (理論) 魔法数N=16の出現 30Si 29Al 24O 0d3/2 20 20 0d3/2 T.Otsuka et al.,Phys. Rev.Lett. 87, 082502 (2001) pf pf ~4MeV ~6MeV 0d3/2 20 20 0d3/2 sd sd 1s1/2 16 16 1s1/2 0d5/2 14 14 0d5/2 0p1/2 8 8 0p1/2 p p 0p3/2 6 6 0p3/2 0s1/2 2 2 0s1/2 陽子 中性子 30Si 29Al 24O

Z=8、N=14 22O の二重閉殻構造 ガンマ線インビーム分光法 22O22O*γ線 18O と 20O の場合の 約2倍に相当

Invariant Mass Method (不変質量法) 3/2+ 1/2+ 22O + n 2.7MeV 23O Level 図 Erel reaction 22O(d,p)23O  22O + n Sn 22O n Pn P22O p 22O D n 23O* 22O

Setup 入射核破砕片分離装置 RIPS (RIKEN Projectile fragment Separator) 一次ターゲット: 9Be 3mm 一次ビーム: 40Ar 94MeV/nucleon 60nA 二次ビーム: 22O  ●purity 40%          ●34MeV/nucleon      ●600cps

Setup O 同位体を識別 5mm CD2:30mg/cm2 Plastic scintirator  1mm, TOF Si detector  0.5mm, energy loss PPAC  position of the incident particles 2*2 matrix Si telescope  4 layers(0.5mm,0.5mm,2mm,2mm), scattered particles 156 CsI(Tl)  proton >= 1-2MeV 80 NaI(TI)  deeciting gamma rays emitted by inelastically scattered nuclei CD2:30mg/cm2

The excitation energy spectrum of 23O Gate of neutron light outputs (A) > 10 MeVee 23 ns < TOF < 48 ns (13 MeV < E < 53 MeV) Two peaks 4.00(2) MeV and 5.30(4) MeV Resolution ~200 keV(FWHM) Total angle-integrated cross section σ(4.0 MeV)=0.84 ±0.17 mb σ(5.3 MeV)=0.33 ±0.10 mb 実線部分が不変質量法を用いて中性子と22Oの運動量から求めた23Oの励起エネルギースペクトル。 ガンマ線のイベントを取り除くために、light outputが10MeVee以上のイベントを選択している。 またあんまり早い中性子やあんまり遅い中性子は排除している。TOFでいうと25nsから48ns の範囲を選んでおり、エネルギーにすると13MeVから53MeVの範囲に対応する。 (22Oの入射エネルギーが34MeVなので大体プラスマイナス20MeV程度に設定している。) 影付の部分はバックグラウンドで、主にsilicon telescopeに直接ヒットした二次ビームが 反応を起こしたときに出てくる中性子が起源。 23Oの励起エネルギースペクトルと同じゲート条件にして、 また、酸素同位体のmass スペクトルにおけるバックグラウンドを選択した。 すると二つのピークが見えてガウス関数でフィットしたのが下の実線。 4.00(2)MeVと5.30(4)MeVだった。分解能は検出器系のジオメトリーから推定される期待値 200keV(FWHM)に一致する。 GEANT4でefficiencyを見積もり、全断面積を求めた。示された誤差は統計誤差のみ。

運動量移行pn 散乱角度 reaction 22O(d,p)23O  22O + n 23O の第一励起状態の軌道角運動量L (半古典的) 23O の第一励起状態の軌道角運動量L

Angular distribution for the 4 MeV inelastic channel DWBA calculation with the code DWUCK Optical potential Entrance channel : 16O + d Exit channel : 17O + p ● D-wave ● spectroscopic factor Sexp(4MeV) = 0.5 ± 0.1

Excited states of 23O N=20 shell gap USD05計算だと‥ ~7MeV Small spectroscopic ほとんど励起されないはず      but 実験からは比較的大きい全断面積 σ(5.3 MeV)=0.33 ±0.10 mb N=16 shell gap MCSM 計算だと‥  σ(p3/2) ~ 0.5mb Sexp(5.3MeV) ~ 1.0    σ(f7/2) ~ 20mb Sexp(5.3MeV) ~ 0.02 23Oの基底状態はS1/2と実験で確認されている。 5.3MeVはpf shell のstate  p3/2 Sexp(5.3MeV) ~ 1.0 f7/2 Sexp(5.3MeV) ~ 0.02

結論 ●不変質量法と(d,p)反応を用いて23Oのsingle particle energy を調べた。 ●4.0MeVと5.3MeVの二つの非束縛状態を見つけた。 ●shell model 計算と比較すると、4.0MeVの非束縛状態は中性子の d2/3 state であり、N=16 の魔法数を作り出すことを示している。 この結果は、束縛される酸素同位体がA=24 までであることを説明 できる(フッ素は少なくともA=29まで束縛される)。 ●6.0MeV の非束縛状態は fp shell のstate に対応し、sd shell と fp shell の shell gap が1.3MeV と小さくなり、Z=8ではN=20 の魔法数が消滅する という直接的な証拠になった。

22O

(d,p) 反応ではほとんどpopulateされない。 中性子d5/2 hole state は (d,p) 反応ではほとんどpopulateされない。 fp fp d3/2 d3/2 s1/2 s1/2 d5/2 d5/2 中性子 中性子 22O 23O 22O 23O