身近なエコ活動と地域資源を 活かした環境教育 三条市エコクラス認定制度 身近なエコ活動と地域資源を 活かした環境教育
1 エコクラス認定制度 学校で環境に配慮した行動に積極的に取り組んでもらい、子どもたちの環境意識の向上を図るため平成15年度から実施。基本は身近なエコ活動を継続すること。 ① Plan(計画) みんなで話し合って クラスの目標や取組 を決める。 ② Do(行動) 1か月間省エネやごみの減量などに取り組む。 給食を残さない 電気をこまめに消す エコキャップを集める 点検や見直しを繰り返し、 継続的にエコ活動を行う 実施状況紹介 上林小学校 環境活動にはPDCAサイクルが必要だといわれます。 ④ Action (見直し) 学校で取り組んだエコ活動を基に家でも活動する。 ③ Check (点検) みんなで良かったこと、悪かったことを点検し感想を述べる
2 エコクラスの仕組み 学校における環境学習を取り組みやすくする仕組み。市が窓口となり、環境学習のニーズに応えます。 市 2 エコクラスの仕組み 学校における環境学習を取り組みやすくする仕組み。市が窓口となり、環境学習のニーズに応えます。 市 ・NPO等を活用した 環境学習プログラムの提示 ・講師の派遣 ・環境学習相談 学校 ・NPOの環境学習プログラム を利用 ・その他相談、問合せ エコクラス登録 提示・コーディネート 連携 自然観察会を開催して、子どもたちに教えてほしいのですが・・ NPOなど ・環境学習相談の受付 ・環境学習プログラムの実施 五十嵐川の生き物観察と水質調査を組み合わせましょうか。
3 エコクラスが目指す環境学習 「親しむ」「知る」「行動する」という環境学習のステップを踏み、深い理解に基づいた実践的な行動を育てることを目的とした環境学習。 親しむ 環境そのものや環境問題にふれることによって、感受性や関心を持つ段階。 知る 環境そのものや環境問題について理解を深め、解決するための技能を身につけ、理解を深める段階。 節電について発表する(栄中央小) 環境学習では「親しむ」「知る」「行動する」というステップがあります。NPOはこの、親しみ、知る部分を実施します。 NPOは体験・実験と、講義を組み合わせることで、なぜこの実験をしているのか、なぜこのような体験をしているのかを理解させながら、環境学習を進めます。 このような理解に基づき、「行動する」へと発展します。ここからは、環境について学んだ児童たちが、調べたり、環境に良い活動を探したりします。例えば、調べた成果を壁新聞にまとめて学習発表会で発表したり、地域のごみ拾いをするなどです。 行動する 自分でできることを実行したり、情報を発信したりする段階。 学習の成果を発表する(栄北小)
4 環境学習プログラム例 知る・親しむプログラム(例) 4 環境学習プログラム例 テーマに応じた講義を用意し、環境についての「なぜ・どうして」「なんのために」を明らかにして進めます。 知る・親しむプログラム(例) ・田んぼの生き物観察 ・五十嵐川観察会 ・廃油キャンドル作り ・紙すき体験 ・太陽光発電実験 ・水の汚れをきれいにしてみよう ・地球温暖化問題 ・家庭生活とごみ問題 NPO良環の活動プログラムの一例です。写真は・・・
5 エコクラス認定制度の効果 ・地域の人材を活用することで、より専門的な環境学習が実施できる。先生の負担軽減。 5 エコクラス認定制度の効果 ・地域の人材を活用することで、より専門的な環境学習が実施できる。先生の負担軽減。 ・身近なエコ活動を継続する大切さを知る。 ・子どもたちへ認定証と記念品(エコグッズ)の交付。 ・活動をPRすることで、一般市民への環境意識の啓発となる。 テレビや新聞に掲載されることで学校の活動がPRでき、市内外に発信されます。 最後に市としては、環境活動に頑張った子どもたちを褒める気持ちで、認定証・記念品の交付をしています。環境にいいことは、大変だけど、その分いいこともある、と、ちょっとお楽しみ感を付加しています。また、エコクラスに申し込んでもらうことで、市が学校の取組みを知ることになり、報道機関への周知を行うことができます。マスコミの環境学習への関心は高く、交付式はテレビ放映されることもあります。 このように、学校での環境学習教材として、エコクラス認定制度を活用いただきたいと思います。 飯田小学校認定証交付式 クラス用の認定証と児童用の認定証と記念品