−東京の地下鉄の事例研究− 卒業研究 中間報告 外国人観光客向け 案内表示の問題解決 −東京の地下鉄の事例研究− 卒業研究 中間報告 梅澤ゼミ４年 小島拓弥
目次 研究の動機・目的 本研究のゴール 現状 今後の研究計画 先行研究 参考引用文献 事業者の取り組み フィールドワーク 今後の展開・アイデア
研究の動機・目的 この数字はなんでしょう？ 887万人
研究の動機・目的 答え 昨年（平成26年）に東京を訪れた 外国人観光客の数 （東京都発表）
研究の動機・目的 約2割の観光客が「旅行中公共交通に関することで困った」 私も不便だと感じたことがある （観光庁調べ） 2020年には東京オリンピック・パラリンピックの 開催が決まっている その為、今後さらに外国人観光客が増加することは間違いない 私も不便だと感じたことがある
研究の動機・目的 本研究での目的 誰にでもわかりやすい地下鉄 文字が読めなくても分かる地下鉄 案内表示という点から改善を提案する
現状 年間887万人の外国人観光客が東京を訪れている 外国人観光客の約85％が主な移動手段として地下鉄を利用している （三菱UFJリサーチ＆コンサルティング調べ） 22%の外国人観光客が公共交通に関することで困ったと答えている （観光庁調べ）
現状 東京の地下鉄がわかりにくい理由 地下鉄が2種類（東京メトロ、都営）ありわかりにくい 乗り換え時、分かりやすい表示板や案内が不備なため、何回も人に 聞いて確認しなければならず、とても不便 乗り換えの時に場所がわからず、改札を出そうになった 出口の情報が正確に案内されていない 出口付近の観光地に行きたいが、観光スポットがあるかの表示が少 ない 駅から出るのが大変だった。 （三菱UFJリサーチ＆コンサルティング レポートより抜粋）
先行研究 松田明子 砂子友基「外国人観光客の首都圏交通インフラ利用調査結 果のお知らせ～観光客増大に向けた課題と改善ポイントが明らかに ～」三菱UFJリサーチ＆コンサルティングコンサルティングレポート （2009） 高橋晋也「視環境心理学の試み（1）：外国人留学生から見た名古屋 市地下鉄・市バスの視覚案内表示環境」名古屋大学文学部研究論集 （2002） 東京都「外国人旅行者の受入環境整備方針～世界一のおもてなし都 市・東京の実現に向けて」報道発表資料（2014）
先行研究 車内アナウンスの日本語と英語ではアナウンスされていない内容があ る（高橋2002） 地下鉄駅等での４ヶ国語表記を推進している（東京都） 外国人観光客の83％はスマートフォンを使用して情報収集をしている （三菱UFJリサーチ＆コンサルティング レポート 2009） 外国人観光客の88％はガイドブックを利用して情報収集をしている （三菱UFJリサーチ＆コンサルティング レポート 2009）
事業者の取り組み 駅名ナンバリングシステムの導入 外国人向け案内所の設置 案内表示の4ヶ国語表記の拡充 Wi－Fiスポットの拡充
フィールドワーク
フィールドワーク
フィールドワーク
今後の展開・アイデア アンケートの実施 アイデア シンクタンク、行政のアンケート調査では不十分 現在、地下鉄事業者が行っている取り組みが本当に「わかりやすい」と感 じているのか 「わかりにくい」と感じているのであれば何がわかりにくいのか アイデア 83％の方がスマートフォンを活用しているという点からARを活用した案内 表示
アンケート実施方法 場所 秋葉原・渋谷・原宿・新宿 など 対象 外国人旅行者 実施件数 ２００人程度
2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて増える 外国人観光客に対してわかりやすく 言語に頼らない案内表示を提案する 本研究のゴール 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて増える 外国人観光客に対してわかりやすく 言語に頼らない案内表示を提案する
今後の研究計画 8月：フィールドワーク・事業者の取り組みを調査 9月：アンケート調査の実施 10月：アンケート集計 11月：まとめ
参考引用文献 松田明子 砂子友基「外国人観光客の首都圏交通インフラ利用調査結果のお知ら せ 〜観光客増大に向けた課題と改善ポイントが明らかに〜」三菱UFJリサーチ＆ コンサルティングコンサルティングレポート(2009) 高橋晋也「視環境心理学の試み(1) : 外国人留学生から見た名古屋市地下鉄・市バ スの視覚案内表示環境」名古屋大学文学部研究論集(2002) 東京都「外国人旅行者の受入環境整備方針〜世界一のおもてなし都市・東京の実 現に向けて〜」報道発表資料(2014) 観光庁「外国人旅行者に対するアンケート調査結果について」平成２３年度第２ 回訪日外国人旅行者の受入環境整備に関する検討会資料(2011) 日本地下鉄協会「日本地下鉄協会報 SUBWAY 第204号」日本地下鉄協会(2015)
ご清聴ありがとうございました