教会主体の宣教パラダイム 宣教:文化を変える影響力.

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教会主体の宣教パラダイム 宣教:文化を変える影響力

このシリーズの主要概念 主要概念 教会は、自分たちの予算を満たすというだけでなく、与えられている豊かな資源を用いて、 「地域の繁栄を求める」、貢献する共同体となるべきである さらに、これは神の救いの計画における深遠な中心的理解に関わるものである。もし、その理解に達するなら、私たちの時間、タレント(能力)、資源に対して劇的な影響をもたらす。

シリーズアウトライン 文化への影響力 宣教 1. 有能で、自発的な宣教ティーム 2. 貢献者としての同労者 文化への影響力 宣教   1. 有能で、自発的な宣教ティーム   2. 貢献者としての同労者   3. 貢献者としてのパートナー教会   4. 貢献者としての教会ネットワーク

シリーズアウトライン 文化への影響力 宣教 1. 有能で、自発的な宣教ティーム 2. 貢献者としての同労者 文化への影響力 宣教   1. 有能で、自発的な宣教ティーム   2. 貢献者としての同労者   3. 貢献者としてのパートナー教会   4. 貢献者としての教会ネットワーク

これまで、 教会の有り様を考える上で、地域の繁栄を求めることに焦点を当ててきた。 また、我々は貢献する共同体となることの必要を考えてきた。      ◎良き業で福音を飾ること、      ◎健全な職業、      ◎聖書の規範に基づく公徳の確立、

良き業・小実践神学 良き業(善行)        (弟子とされた者の生活) 基本原則の習得 人々の目、  人々の問いかけ 応 答・宣教

今後の取り組み 文化を変える影響力を与える存在となる。 もし町が、地域の繁栄を求める教会の影響を受けるなら、教会ネットワーク(それぞれの地域、全国にある教会が連携してそれぞれの地域の繁栄を求めること)によって、最終的には文化をも変える影響を与えることができる。 これは初代教会に起こったことであった。教会が次々と建て上げられ、町は大変革を遂げた。

形式的関わり 福音が世界的に広がるために、教会はどのように関わるべきか。 我々の責任は何か。 世界宣教に関わるほとんどの教会は形だけである。このために、教会のリソース(人材・資源)が用いられることはほとんどない。 従って、今の我々の教会は「使徒の働き」に見られる教会とは全く違っている。

古いパラダイムの支援 宣教のために用いられる資源は、ほんのしるし程度である。そしてそのわずかなものが、制度疲労を起こし、最後のあがきをしている昔ながら実効性のないパラダイムの中から送り出されている欧米の宣教師支援に捧げられている。 (欧米の例: 80パーセントの宣教師は帰国すべし)

現代の慣行と基準とされてきたキリスト教との融合 (組織神学) 今していること/今すべきこと 今私たちがしていること (記述神学) では、どう行動するか (戦略的実践神学) 聖書そのものを読み直す (歴史神学) 現代の慣行と基準とされてきたキリスト教との融合        (組織神学) Don Browning

他力本願 福音のためにと、今日の我々は、宣教師、宣教団、大きな組織頼みになっている。しかし、これは初代教会の手法ではない。 初代教会においては、教会が福音宣教の最前線に立っていた。 指導者は教会から派遣され、教会から支援され、教会は帝国全土に広がっていった。

小さな予算 宣教師支援は教会予算のどれほどの割合になっているだろうか。 初代教会では、時には持てるもののすべてを捧げていた。そして時にはそのすべてを宣教事業のために用いた。

雇用関係としての働き人 今日、教会は賜物のある人を働き人として雇用し、その人の時間のすべてを教会のあらゆる事のために使う。 初代教会は、教会で一番良い指導者に世界宣教を託し、自分たちの時間と資源を用いるよう、背後で支援した。

宣教事業部門 今日、私たちは宣教の働きを教会の一部門と考える。 初代教会は宣教の働きそのもののために教会は存在すると理解していた。 「最初、教会は宣教団そのものであった。--- 今日の教会は、それぞれの教会が新しく教会を生み出すことで自分たちの領域を広げていく宣教組織とはなっていない。宣教団は教会の中に生まれ、教会のために働くものである。」 (Spontaneous Expansion of the Church, by Roland Allen, p. 117)

無関係な富める者 今日、教会に所属している裕福な者や事業家は教会との関わりが希薄で、主の弟子としても整えられていない。仮に関わりを持っているとしても様々なパラチャーチによって訓練され、自分たちの事業に没頭している。 初代教会では、裕福な者や事業家は教会が始めた宣教事業の中に組み込まれていた。そして彼ら自身、宣教ティームのきわめて重要な役割を担っていた。

豊かな資源の鍵 初代教会が宣教事業を成功させた四つの要素 1. 有能、かつ自主、自活する働き人 2. 貢献者としての同労者 1. 有能、かつ自主、自活する働き人 2. 貢献者としての同労者 3. 貢献者としての教会パートナー 4. 貢献者としての教会ネットワーク

豊かな資源の鍵 初代教会が宣教事業を成功させた四つの要素 1. 有能、かつ自主、自活する働き人 2. 貢献者としての同労者 1. 有能、かつ自主、自活する働き人 2. 貢献者としての同労者 3. 貢献者としての教会パートナー 4. 貢献者としての教会ネットワーク

出世主義と被雇用者の立場 福音宣教のための鍵となるパラダイム転換二つ。  1、働き人は人間的評価を捨て、テント職人であることにも甘んじる(例:パウロ)。  2、教会は「雇用関係にある働き人」という考えを捨てる。教会の働きと共に、自由に宣教の働きができるようにする。

有能で積極的、自活する意欲的な宣教師 洞察に富む章 3章:パウロと自らに 対する誇り 10章:パウロと ストレートな語り  3章:パウロと自らに        対する誇り  10章:パウロと     ストレートな語り  17章:支援者であり、    依頼者であるパウロ  18章:パウロと克己心   欧米の宣教師たちの考えと パウロの考えとは非常に違っている。

有能で積極的、自活する意欲的な宣教師 有能で積極的、自活する意欲的な宣教師とは: 克己心: 生活すべてを完全にコントロールする  克己心: 生活すべてを完全にコントロールする  意欲的: 率直な物言い、範囲・目標の大きさ  自活する: なりわいとするか否かは別として

スポーツ選手、農夫、兵士 Ⅰコリント9:24~27   競技場で走る人たちは、みな走っても、賞を受けるのはただひとりだ、ということを知っているでしょう。ですから、あなたがたも、賞を受けられるように走りなさい。   また闘技をする者は、あらゆることについて自制します。彼らは朽ちる冠を受けるためにそうするのですが、私たちは朽ちない冠を受けるためにそうするのです。   ですから、私は決勝点がどこかわからないような走り方はしていません。空を打つような拳闘もしてはいません。   私は自分のからだを打ちたたいて従わせます。それは、私がほかの人に宣べ伝えておきながら、自分自身が失格者になるようなことのないためです。

スポーツ選手、農夫、兵士 Ⅱテモテ2:3~6 キリスト・イエスのりっぱな兵士として、私と苦しみをともにしてください。   キリスト・イエスのりっぱな兵士として、私と苦しみをともにしてください。   兵役についていながら、日常生活のことに掛かり合っている者はだれもありません。それは徴募した者を喜ばせるためです。   また、競技をするときも、規定に従って競技をしなければ栄冠を得ることはできません。   労苦した農夫こそ、まず第一に収穫の分け前にあずかるべきです。

その能力 競争力: スポーツ選手 勤勉な働き: 農夫 明確な焦点: 兵士 競争力: スポーツ選手 勤勉な働き: 農夫 明確な焦点: 兵士 スポーツ選手、農夫、兵士は、しっかりと焦点を合わせ、訓練され、そして意欲的であり、一生懸命、かつ自発的に働く人の象徴である。

有能で積極的、自活する意欲的な宣教師 有能で積極的、自活する意欲的な宣教師とは: 克己心: 生活のすべてを完全にコントロールする  克己心: 生活のすべてを完全にコントロールする  意欲的: 率直な物言い、範囲・目標の広がり  自活する: なりわいとするか否かは別として

範囲、目標の広がり Ⅱコリント10:12~18  あなたがたを倒すためにではなく、立てるために主が私たちに授けられた権威については、たとい私が多少誇りすぎることがあっても、恥とはならないでしょう。  私は手紙であなたがたをおどしているかのように見られたくありません。  彼らは言います。「パウロの手紙は重みがあって力強いが、実際に会った場合の彼は弱々しく、その話しぶりは、なっていない。」  そういう人はよく承知しておきなさい。離れているときに書く手紙のことばがそうなら、いっしょにいるときの行動もそのとおりです。(続く)

範囲、目標の広がり Ⅱコリント10:12~18  私たちは、自己推薦をしているような人たちの中のだれかと自分を同列に置いたり、比較したりしようなどとは思いません。しかし、彼らが自分たちの間で自分を量ったり、比較したりしているのは、知恵のないことなのです。   私たちは、限度を越えて誇りはしません。私たちがあなたがたのところまで行くのも、神が私たちに量って割り当ててくださった限度内で行くのです。   私たちは、あなたがたのところまでは行かないのに無理に手を伸ばしているのではありません。事実、私たちは、キリストの福音を携えてあなたがたのところにまで行ったのです。 (続く)

範囲、目標の広がり Ⅱコリント10:12~18   私たちは、自分の限度を越えてほかの人の働きを誇ることはしません。ただ、あなたがたの信仰が成長し、あなたがたによって、私たちの領域内で私たちの働きが広げられることを望んでいます。   それは、私たちがあなたがたの向こうの地域にまで福音を宣べ伝えるためであって、決して他の人の領域でなされた働きを誇るためではないのです。   誇る者は、主を誇りなさい。   自分で自分を推薦する人でなく、主に推薦される人こそ、 受け入れられる人です。

重圧、危険、戦い Ⅱコリント11:16~21  くり返して言いますが、だれも、私を愚かと思ってはなりません。しかし、もしそう思うなら、私を愚か者扱いにしなさい。私も少し誇ってみせます。  これから話すことは、主によって話すのではなく、愚か者としてする思い切った自慢話です。  多くの人が肉によって誇っているので、私も誇ることにします。  あなたがたは賢いのに、よくも喜んで愚か者たちをこらえています。(続く)

重圧、危険、戦い Ⅱコリント11:16~21  事実、あなたがたは、だれかに奴隷にされても、食い尽くされても、だまされても、いばられても、顔をたたかれても、こらえているではありませんか。  言うのも恥ずかしいことですが、言わなければなりません。私たちは弱かったのです。しかし、人があえて誇ろうとすることなら、──私は愚かになって言いますが──私もあえて誇りましょう。

重圧、危険、戦い Ⅱコリント11:21~25  言うのも恥ずかしいことですが、言わなければなりません。私たちは弱かったのです。しかし、人があえて誇ろうとすることなら、──私は愚かになって言いますが──私もあえて誇りましょう。   彼らはヘブル人ですか。私もそうです。彼らはイスラエル人ですか。私もそうです。彼らはアブラハムの子孫ですか。私もそうです。   彼らはキリストのしもべですか。私は狂気したように言いますが、私は彼ら以上にそうなのです。私の労苦は彼らよりも多く、牢に入れられたことも多く、また、むち打たれたことは数えきれず、死に直面したこともしばしばでした。

重圧、危険、戦い Ⅱコリント11:21~25 ユダヤ人から三十九のむちを受けたことが五度、  ユダヤ人から三十九のむちを受けたことが五度、  むちで打たれたことが三度、石で打たれたことが一度、難船したことが三度あり、一昼夜、海上を漂ったこともあります。 幾度も旅をし、川の難、盗賊の難、同国民から受ける難、異邦人から受ける難、都市の難、荒野の難、海上の難、にせ兄弟の難に会い、   労し苦しみ、たびたび眠られぬ夜を過ごし、飢え渇き、しばしば食べ物もなく、寒さに凍え、裸でいたこともありました。

重圧、危険、戦い Ⅱコリント11:26~29 このような外から来ることのほかに、日々私に押しかかるすべての教会への心づかいがあります。   このような外から来ることのほかに、日々私に押しかかるすべての教会への心づかいがあります。   だれかが弱くて、私が弱くない、ということがあるでしょうか。だれかがつまずいていて、私の心が激しく痛まないでおられましょうか。

意欲的(邁進) パウロとその宣教ティームの意欲の表れ: 伝道の範囲を常に拡大しようとしていた 自分の領域を犯す者への対抗(聖書に対する誇り)  パウロとその宣教ティームの意欲の表れ: 伝道の範囲を常に拡大しようとしていた 自分の領域を犯す者への対抗(聖書に対する誇り) 眠れない夜 終わりなき使命 多くの危険 教会への日々の心遣い お金のあるなしに関わらず 強い挫折感を乗り越え 率直、かつ直接的物言い-行いで示す

率直な物言い 率直な物言い パレーシアの部類 お世辞, 責める 軽蔑, 辱める 率直な物言い 荒々しい・厳しい・愚かな 意地悪 ほとんど褒めない ------ 褒める ------ 褒めちぎる (--------------------- 中庸な物言い -----------------------) “Paul and Frank Speech”, by J. Paul Sampley in Paul in the Greco-Roman World

率直な物言い  事 例 ガラテヤ書簡 コリント書簡 ピリピ書簡

率直な物言い:事例 ガラテヤ3:1~3  ああ愚かなガラテヤ人。十字架につけられたイエス・キリストが、あなたがたの目の前に、あんなにはっきり示されたのに、だれがあなたがたを迷わせたのですか。  ただこれだけをあなたがたから聞いておきたい。あなたがたが御霊を受けたのは、律法を行ったからですか。それとも信仰をもって聞いたからですか。  あなたがたはどこまで道理がわからないのですか。御霊で始まったあなたがたが、いま肉によって完成されるというのですか。

率直な物言い:事例 Ⅰコリント4:18~21 私があなたがたのところへ行くことはあるまいと、思い上がっている人たちがいます。  私があなたがたのところへ行くことはあるまいと、思い上がっている人たちがいます。  しかし、主のみこころであれば、すぐにもあなたがたのところへ行きます。そして、思い上がっている人たちの、ことばではなく、力を見せてもらいましょう。  神の国はことばにはなく、力にあるのです。  あなたがたはどちらを望むのですか。私はあなたがたのところへむちを持って行きましょうか。それとも、愛と優しい心で行きましょうか。

率直な物言い:事例 Ⅱコリント10:1~2  さて、私パウロは、キリストの柔和と寛容をもって、あなたがたにお勧めします。私は、あなたがたの間にいて、面と向かっているときはおとなしく、離れているあなたがたに対しては強気な者です。  しかし、私は、あなたがたのところに行くときには、私たちを肉に従って歩んでいるかのように考える人々に対して勇敢にふるまおうと思っているその確信によって、強気にふるまうことがなくて済むように願っています。

率直な物言い:事例 Ⅱコリント10:8~11  あなたがたを倒すためにではなく、立てるために主が私たちに授けられた権威については、たとい私が多少誇りすぎることがあっても、恥とはならないでしょう。  私は手紙であなたがたをおどしているかのように見られたくありません。  彼らは言います。「パウロの手紙は重みがあって力強いが、実際に会った場合の彼は弱々しく、その話しぶりは、なっていない。」  そういう人はよく承知しておきなさい。離れているときに書く手紙のことばがそうなら、いっしょにいるときの行動もそのとおりです。

有能で積極的、自活する意欲的な宣教師 有能で積極的、自活する意欲的な宣教師とは: 克己心:生活を完全にコントロールする  克己心:生活を完全にコントロールする  意欲的:率直な物言い、広大な範囲・目標  自活:なりわいとするか否かは別として

自活 Ⅰコリント9:1~7  私には自由がないでしょうか。私は使徒ではないのでしょうか。私は私たちの主イエスを見たのではないでしょうか。あなたがたは、主にあって私の働きの実ではありませんか。  たとい私がほかの人々に対しては使徒でなくても、少なくともあなたがたに対しては使徒です。あなたがたは、主にあって、私が使徒であることの証印です。  私をさばく人たちに対して、私は次のように弁明します。  いったい私たちには飲み食いする権利がないのでしょうか。 (続く)

自活 Ⅰコリント9:1~7 それともまた、私とバルナバだけには、生活のための働きをやめる権利がないのでしょうか。  それともまた、私とバルナバだけには、生活のための働きをやめる権利がないのでしょうか。  いったい自分の費用で兵士になる者がいるでしょうか。自分でぶどう園を造りながら、その実を食べない者がいるでしょうか。羊の群れを飼いながら、その乳を飲まない者がいるでしょうか。

自活 Ⅰコリント9:8~14   私がこんなことを言うのは、人間の考えによって言っているのでしょうか。律法も同じことを言っているではありませんか。   モーセの律法には、「穀物をこなしている牛に、くつこを掛けてはいけない」と書いてあります。いったい神は、牛のことを気にかけておられるのでしょうか。   それとも、もっぱら私たちのために、こう言っておられるのでしょうか。むろん、私たちのためにこう書いてあるのです。なぜなら、耕す者が望みを持って耕し、脱穀する者が分配を受ける望みを持って仕事をするのは当然だからです。(続く)

自活 もし、ほかの人々が、あなたがたに対する権利にあずかっているのなら、私たちはなおさらその権利を用いてよいはずではありませんか。それなのに、私たちはこの権利を用いませんでした。かえって、すべてのことについて耐え忍んでいます。それは、キリストの福音に少しの妨げも与えまいとしてなのです。 あなたがたは、宮に奉仕している者が宮の物を食べ、祭壇に仕える者が祭壇の物にあずかることを知らないのですか。 同じように、主も、福音を宣べ伝える者が、福音の働きから生活のささえを得るように定めておられます。 (続く)

自活 しかし、私はこれらの権利を一つも用いませんでした。また、私は自分がそうされたくてこのように書いているのでもありません。私は自分の誇りをだれかに奪われるよりは、死んだほうがましだからです。というのは、私が福音を宣べ伝えても、それは私の誇りにはなりません。そのことは、私がどうしても、しなければならないことだからです。もし福音を宣べ伝えなかったなら、私はわざわいだ。 もし私がこれを自発的にしているのなら、報いがありましょう。しかし、強いられたにしても、私には務めがゆだねられているのです。(続く)

自活  では、私にどんな報いがあるのでしょう。それは、福音を宣べ伝えるときに報酬を求めないで与え、福音の働きによって持つ自分の権利を十分に用いないことなのです。

天幕作り(テントメイカー) 使徒の働き18:1~5 その後、パウロはアテネを去って、コリントへ行った。  その後、パウロはアテネを去って、コリントへ行った。  ここで、アクラというポント生まれのユダヤ人およびその妻プリスキラに出会った。クラウデオ帝が、すべてのユダヤ人をローマから退去させるように命令したため、近ごろイタリヤから来ていたのである。パウロはふたりのところに行き、  自分も同業者であったので、その家に住んでいっしょに仕事をした。彼らの職業は天幕作りであった。 (続く) 

天幕作り(テントメイカー) パウロは安息日ごとに会堂で論じ、ユダヤ人とギリシヤ人を承服させようとした。 そして、シラスとテモテがマケドニヤから下って来ると、パウロはみことばを教えることに専念し、イエスがキリストであることを、ユダヤ人たちにはっきりと宣言した。

天幕作り(テントメイカー) Ⅱテサロニケ3:7~9  どのように私たちを見ならうべきかは、あなたがた自身が知っているのです。あなたがたのところで、私たちは締まりのないことはしなかったし、  人のパンをただで食べることもしませんでした。かえって、あなたがたのだれにも負担をかけまいとして、昼も夜も労苦しながら働き続けました。  それは、私たちに権利がなかったからではなく、ただ私たちを見ならうようにと、身をもってあなたがたに模範を示すためでした。

自活伝道者(テントメーカー)であること 四つの理由 1,自分自身、また必要に応じティームのために備える。  1,自分自身、また必要に応じティームのために備える。  2,他の、働くクリスチャンに対する模範、   また自分自身の必要を満たす。  3,新しい信者、および教会に対して、   自分自身の動機を疑わせるような機会を与えない。  4,職業を通して人との接点を得るため。 The Social Context of Paul’s Ministry: Tentmaking and Apostleship, by Ronald Hock

有能な主の働き人、その横顔 召命を見据え、一生懸命労し、旺盛な競争心 任務を成し遂げるためには犠牲をいとわない。 ぶれが無く、本心から取り組む。 ストレートな物言いではあるが寛大で心優しい。 眠れない夜を過ごし、衝突も経験し、不安や絶望にさいなまれるほどの献身 

有能な主の働き人、その横顔 必要なら喜んで働く(天幕作り)が、召命の重さを認識し、可能な時は貢献者やパートナー教会の助けを借りてすべての時間を宣教のために用いる。必要ならチームのためにも働く気概も持つ。 自らを取り巻く状況に関わりなく、自分のヴィジョン、宣教、召命に向かう。

根本的な見直し 福音宣教進展のために如何に 時間やお金をもちいるか。 1. 資源の配置換え (牧師・宣教者の働き/教会員の働き) 福音宣教進展のために如何に        時間やお金をもちいるか。   1. 資源の配置換え    (牧師・宣教者の働き/教会員の働き)   2. 豊かな貢献をする弟子となる   3.「アンテオケ基金」の創設、投資     (例:自発的な宣教投資)   4. 退職後の時間を捧げる(ボランテア)

根本的な見直し 福音の働き人とはどのような働きをする人か: 「五つの賜物」(エペソ4:11)を与えられている主の働き人は「パウロのサイクル」、すなわち、拠点都市での伝道、教会建て上げ、リーダーへの委任を行う。 福音の働き人は雇用されている者ではない。 教会は時間、能力、いろいろな資源、働き人を提供する。核となる教会は働きの拠点として仕える。

根本的な見直し これは初代教会300年間の      アンテオケ教会の伝統であった。

根本的な見直し 決意 日本全土への福音宣教のために、現在の伝統的な教会から「出エジプト」し、新たなパラダイムに基づく教会を建て上げる。そのような教会となっていくために、またそのような教会を生み出していくため(開拓伝道)に焦点を当てる。 最近の例として「家の教会」運動などがあげられる。

根本的な見直し 今までの議論を見据えた本当の意味での教会になろうとしているだろうか。 良き業をなし、健全な職業を持ち、地域共同体に持てる資源を投資し、地域の繁栄を求める教会になろうとしているだろうか。 世界中に福音宣教を推進するために自分の教会の多くの資源(働き人、能力や賜物、時間)を喜んで捧げようとしているだろうか。

文化を変える影響力:宣教 まずは、キリストの『基本原則』から! 基本原則シリーズ!! 健全なクリスチャン生涯を建て上げるために! 人が健全に成長する家族を建て上げるために! 家族の家族、信仰の家族を強化するために! 寄与し、貢献するクリスチャン共同体(教会)を建て上げ、文化に影響を与える宣教を実現するために!!