富士通(株) インターンシップ報告 大東文化大学3年 大木 雄貴 堀尾 真允 日本大学3年 新堀 洋平 土田 紘宇

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富士通(株) インターンシップ報告 大東文化大学3年 大木 雄貴 堀尾 真允 日本大学3年 新堀 洋平 土田 紘宇 大東文化大学3年 大木 雄貴         大木、堀尾、新堀、つっちーへ 焦らずゆっくりと読もう!丁寧な気持ちが相手に伝わるはず★ (土田) これから富士通株式会社のインターンシップ報告を始めさせていただきます。 報告者は皆様から向かって左から大木雄貴(会釈)、堀尾真允(会釈)、新堀洋平(会釈)、そしてわたくし、土田紘宇です。 よろしくお願いいたします。(全員一礼)★ 堀尾 真允         日本大学3年    新堀 洋平 土田 紘宇     

1.企業概要 企業名 富士通(株) 設立 1935年6月20日 事業内容 通信システム、情報処理システムおよび電子デバイスの製造、販売、サービスの提供 売上高 単独: 2兆4235億300万円 連結: 4兆6929億9100万円 従業員数 単独: 26,351名 連結: 175,422名 (土田) 富士通株式会社は1935年に設立されました。 事業内容は通信システム、情報処理システムおよび電子デバイスの製造・販売、サービスの提供です。 売上高は単独で約2兆4千億円、連結で約4兆7千億円 従業員数は単独で約2万6千名、連結で約17万5千名です。★ (2009年3月期現在)

‐2009年 第5回 Fujitsu Summer Internship‐ 2.実習概要 ‐2009年 第5回 Fujitsu Summer Internship‐ 【実習期間】 2009年8月31日~9月4日の5日間 【参加人数】 98名 【昨年度と今年度のインターンシップの比較】 昨年度 今年度 目的:モノ作りの工程を学ぶ 目的:実習を通して自分を知る 講師:富士通の人材採用センターの方 講師:富士通ラーニングメディアの方 (新堀) 2009年度富士通サマーインターンシップは全5回開催され、私達は第5回に参加させて頂きました。 実習は8月31日から9月4日までの5日間で、参加人数は98名でした。 ★昨年度のインターンシップは、富士通ラーニングメディアの方のご指導のもと、モノ作りの工程を学ぶといった実習目的でしたが、 今年度のインターンシップは、富士通の人材採用センターの方が担当してくださり、実習を通して自分を知るという目的で実習が行われました。★

3.5日間のスケジュール 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 ・自己分析:社会人基礎力についての講義、自分の社会人基礎力に ・自己分析:社会人基礎力についての講義、自分の社会人基礎力に   ついてのレーダーチャート作成 ・チームビルディング ・講義「QCDについて」 1日目 ・グループワーク「知っている企業と知らない企業の差は何か」 ・講義「IT業界を知る」 ・グループワーク「富士通と同業他社の比較、業界マップの作成」 2日目 ・中間レビュー、自分の社会人基礎力についてのレーダーチャート作成 ・チームビルディング ・講義「ソリューション演習について」 ・ソリューション演習 3日目 (新堀) ★一日目はまず、自己分析を行うために、社会人基礎力についての講義をして頂き、その後それぞれが自分の社会人基礎力についてのレーダーチャートを作成しました。 次に「チームビルディング」を行い、その後、「QCD」について講義をして頂きました。QCDとはクオリティー、コスト、デリバリーのことで、限られた納期の中で費用に注意しながらどれだけ質を高められるかが重要ということです。 ★二日目は、「知っている企業と知らない企業の差は何か」についてグループワークを行い、次に「IT業界を知る」というテーマで講義をして頂きました。その後、グループワークとして「富士通と同業他社の比較」と「業界マップの作成」を行いました。 ★三日目は、中間レビューを行いました。中間レビューでは2日目までのそれぞれが自分の社会人基礎力についてのレーダーチャートを作成し直し、目標も再度設定しました。そして新たなチームでチームビルディングを行い、その後ソリューション演習についての講義を受け、演習に移りました。 ★四日目は与えられた課題について、最終日の発表に向けて丸一日を使ってソリューション演習を行いました。 ★五日目は、前日に完成させていた課題のソリューション演習のプレゼンテーションを行いました。その後グループ内で総括を行い、最後に全体の総括をして頂きました。★ 以上が5日間のスケジュールです。 ★このうち、印象に残った「自己分析」と「ソリューション演習」の2つの内容を詳しく述べさせていただきます。★ 4日目 ・ソリューション演習 ・プレゼンテーション ・総括 5日目 4

4.主な実習内容 ①自己分析 社会人基礎力の定義 前に踏み出す力 考え抜く力 チームで働く力 職場や地域社会の中で多様な人々とともに仕事を行っていく上で必要な基礎的能力 前に踏み出す力 試行錯誤しながら失敗を恐れず自ら 一歩前に踏み出す行動が求められる (大木) インターンシップ一日目に社会人基礎力について講義を受けました。社会人基礎力とは、経済産業省によって「職場や地域社会の中で多様な人々とともに仕事を行っていく上で必要な基礎的能力」と定義され、 ★「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの要素から成り立っています。 「前に踏み出す力」は、★試行錯誤しながら失敗を恐れず自ら一歩前に踏み出す行動が求められます。 「考え抜く力」は、★課題を解決するための方法やプロセスについて十分に納得いくまで考え抜くことが必要となります。 「チームで働く力」は、★組織としての価値を創り出すために多様な人々との協働が求められます。★ 考え抜く力 チームで働く力 課題を解決するための方法やプロセスについて十分に納得いくまで考え抜くことが必要となる 組織としての価値を創り出すために多様な人々との協働が求められる

レーダーチャート 1番高めたい社会人基礎力を 常に意識して5日間の実習に臨む ストレス コントロール力 主体性 働きかけ力 規律性 実行力 状況把握力 課題発見力 柔軟性 計画力 (大木) 社会人基礎力について講義をして頂いた後、社会人基礎力12項目からなるレーダーチャートを作成しました。 項目の具体的な内容は ★「前に踏み出す力」にあたる主体性、働きかけ力、実行力 ★「考え抜く力」にあたる課題発見力、計画力、創造力 ★「チームで働く力」にあたる発信力、傾聴力、柔軟性、情報把握力、規律性、ストレスコントロール力 の計12項目です。  その後、各々が以上12項目からなるレーダーチャートを作成しそれぞれ5段階に分かれたチェック項目をもとに自己評価しました。この作業の目的は、私達の12項目の能力値を知り、確りと長所・短所を把握するために行われました。 ★こちらのレーダーチャートはわたくし大木のものです。青い線が1日目で赤く塗りつぶされているところが3日目です。  1日目と3日目を比較してみるとストレスコントロール力と課題発見力が下がっています。当初、私は自分自身を理解できていなかったため過大評価をしていましたが、2日間のグループワークの中で自分の至らない点を痛感し、3日目で評価を下げました。 一方、特に伸びた能力は傾聴力です。私は自分の意見を主張しすぎるところがあったので、評価をきびしめにつけました。グループワークでは、しっかり人の話しに耳を傾け、他人の意見を尊重しようと意識しました。 その結果、自分とは違うメンバーの意見を素直に受けとめ、それを踏まえて自分の意見を述べることができ、さらにメンバーが話しやすい環境を作ることができたのではないかと思ったので、評価を上げました。 ★実習課題では、それぞれが自分の1番高めたい社会人基礎力を常に意識して臨みました。★ 1日目 傾聴力 創造力 3日目 発信力

②ソリューション演習 具体的な問題点 ・受験者数が減少している ・セキュリティが甘い ・パスワードが統一されていない ・キャンパスが複数ある 設定  1グループ6名で全員が富士通の営業職になりきる 課題  顧客であるF大学に対し、下記の問題点を富士通の強み       を生かすことにより解決するソリューションの提案を行う 具体的な問題点 ・受験者数が減少している ・セキュリティが甘い ・パスワードが統一されていない ・キャンパスが複数ある ・出欠管理が不便 ・OB・OG情報の検索が不便 ・食堂での精算時間が長い など (堀尾) 4日目のソリューション演習は自己分析をふまえて、自分たちの高めたい社会人基礎力を意識して行いました。 演習の設定は1グループ6名で、全員が富士通の営業職になりきることでした。 課題は、「顧客であるF大学に対し、下記の問題点を富士通の強みを生かすことにより解決するソリューションの提案を行う」というものでした。 具体的な問題点として 、「受験者数が減少している」、「セキュリティが甘い」、「パスワードが統一されていない」、「キャンパスが複数ある」、「出欠管理が不便」、「 OB・OG情報の検索が不便」、「食堂での精算時間が長い」などが資料に記載されていました。 それでは、それぞれのグループのソリューション演習内容を報告させていただきます。★

大木雄貴のグループ 手のひら静脈認証システムの導入 大学生:青山学院、慶應義塾、東京理科、早稲田 大学院学生:九州 注目した問題点 ・大教室での授業の出欠確認が困難である ・食堂での精算時間が長い 提案したソリューション 手のひら静脈認証システムの導入 ・大教室の出入り口に出席確認装置を設置 ・食堂のレジに自動精算装置を設置 (大木) わたくし、大木は、青山学院大学、慶應義塾大学、東京理科大学、早稲田大学各1名、九州大学の大学院学生1名の計6名でグループを組みました。 私のグループは★「大教室での授業の出欠確認が困難である」、「食堂での精算時間が長い」という2つの問題点に注目しました。 これらの問題点を解決するために私のグループは★「手のひら静脈認証システムの導入」を提案しました。 出欠確認に関しては大教室の出入り口に出席確認装置を設置して入室の際に出席をとれるようにします。時間も分かるので入室時間も把握できます。 食堂のレジ精算に関しては、レジに自動精算装置を設置して後日、銀行口座から料金が引き落とされるようにします。 私はグループの中で、★タイムキーパーとして時間の管理を徹底しました。グループのみんなはアイディアが出ないといつまでも議論に時間をかけてしまう癖があったので「後何分までにこのアイディアしかでなかったら次に進もう」とグループのみんなに指示を出し、制限時間に間に合わせました。 また、プレゼンテーションを聞いている人が強い印象を持ってくれるように「手のひらソリューション」というキャッチコピーを考え、聴衆の興味を惹くことに成功しました。★ 私がグループに与えた影響 ・時間の管理を徹底し、制限時間に間に合わせた ・キャッチコピーを考え、聴衆の興味を惹きつけるアイディアを提案した

日本最先端のスーパーコンピューターを導入 新堀洋平のグループ 大学生:慶應義塾、津田塾、早稲田 大学院学生:東京、東京理科 注目した問題点 ・キャンパス間の移動が不便 提案したソリューション 日本最先端のスーパーコンピューターを導入 ・学内の各教室にモニターを取り付け、東京都と神奈川県のどちらの キャンパスでもweb授業が受けられる (新堀) わたくし、新堀は、慶應義塾大学、津田塾大学、早稲田大学各1名、東京大学、東京理科大学の大学院学生各1名の計6名でグループを組みました。 私のグループは★「キャンパス間の移動が不便」という問題点に注目しました。 そして、★日本最先端のスーパーコンピューターを導入して学内の各教室にモニターを取り付け、東京都と神奈川県のどちらのキャンパスでもweb授業が受けられるシステムを構築するという提案をしました。 私はものごとの視点を切り替えるきっかけをグループに与えることが出来ました。私のグループは問題点が漠然としていて、富士通の強みをどう生かして解決すればいいのか分からず作業が難航していました。 ★そこで、冷静に物事を考え直すために、私はみんなの意見をメモに取り纏め、それをみんなに提示しました。それがきっかけとなり大学側の視点だけでなく、学生や講師からの要望も含めた視野の広がったディスカッションへ方向転換することが出来ました。★ 私がグループに与えた影響 ・意見をメモに取り纏め、それを提示したことによって視野の広がった ディスカッションへ方向転換することが出来た 9

eラーニングシステムを用いたweb講義システムの導入 土田紘宇のグループ 大学生:慶應義塾、千葉、津田塾、早稲田 大学院学生:電気通信 注目した問題点 ・受験者数が減少している 提案したソリューション eラーニングシステムを用いたweb講義システムの導入  ・学生が講義を受けられる機会を少しでも増やして、1つでも多くの   ことに興味を持ってもらう (土田) わたくし、土田は、慶應義塾大学、千葉大学、津田塾大学、早稲田大学各1名と電気通信大学の大学院学生1名の計6名とグループを組みました。 私のグループは★「受験者数が減少している」という問題点に注目しました。 そこで、★富士通の強みであるeラーニングシステムを用いたweb講義システムの導入を提案しました。このシステムの導入により、学生が講義を受けられる機会を少しでも増やして1つでも多くのことに興味を持ってもらうことで、学生の意識と学力を向上させることができるのではないかと考えました。そして、意識と学力の向上が就職率の向上につながれば受験生にとって魅力的な大学となるのではないかと予想しました。 私は★グループメンバーの視点を収益の確保から優秀な学生の育成へと方向転換することが出来ました。 当初、グループでは、収益優先のディスカッションばかり行われていました。しかし、私は優秀な学生を育成し、社会に多く輩出するこが大学のイメージ向上に繋がると考え、発言しました。その結果、私の意見が認められ、グループメンバーの視点を変えることが出来ました。★ 私がグループに与えた影響 ・グループメンバーの視点を量(収益の確保)から質(優秀な学生の育 成)へと方向転換することが出来た

堀尾真允のグループ 手のひら静脈認証システムの導入 大学生:青山学院、慶應義塾、東北、早稲田 大学院学生:東京 注目した問題点 ・PCや図書の貸出状況、OB・OG情報の検索が紙名簿で不便 ・セキュリティが弱い 提案したソリューション 手のひら静脈認証システムの導入 ・大学各所に情報端末を設置 ・手のひら静脈認証ログイン装置を設置 (堀尾) わたくし、堀尾は青山学院大学、慶應義塾大学、東北大学、早稲田大学各1名、東京大学の大学院学生1名の計6名でグループを組みました。 わたしのグループは★パソコンや図書の貸出状況、OB・OG情報の検索が紙名簿で不便である、セキュリティが弱いといった2つの問題点に注目しました。 ★そして2つの問題点を解決するために、手のひら静脈認証システムの導入を提案しました。まず大学各所に情報端末を設置します。そうすることで、大学のあらゆる情報を学内のいたるところで確認出来るようになり、特定の場所に移動する手間を省けます。そして、情報端末に手のひらの静脈認証ログイン装置を設置します。手のひらの静脈は偽造が難しいのでセキュリティが強化されます。以上の提案により2つの問題点が解決されます。 ★私がグループに与えた影響はディスカッションの活性化でした。会議方式にブレーンストーミングを取り入れ、自らが積極的に発言  することによって滞っていたディスカッションを活性化させました。★ 私がグループに与えた影響 ・会議方式にブレーンストーミングを取り入れ、自らが積極的に発言  することによって滞っていたディスカッションを活性化させた

5.現在の私たち 大木雄貴 新堀洋平 土田紘宇 堀尾真允 課題発見力と傾聴力が伸びた メンバーの意見を尊重しつつ、周囲 にアドバイスができるようになった 発信力が伸びた 意見を整理した上で、相手に伝えられるようになった 土田紘宇 堀尾真允 主体性が伸びた 関心のなかった出来事・ニュース でも興味、疑問を持つようになった 傾聴力が伸びた 発言に消極的な人に対して問いかけを行うようになった (大木)次に、現在の私たちについて各自、述べさせて頂きます。 ★わたくし大木はこの実習を通して、課題発見力と傾聴力が伸びました。 今回のインターンシップ報告会の作業中も、メンバーの意見を尊重しつつ、「ここはこうした方が良いよ」と、周囲に積極的にアドバイスができるようになりました。 ★わたくし新堀はこの実習を通して、発信力が伸びました。 インターンシップ報告会の作業では、以前の私よりも、意見を整理した上で、相手に伝えられるようになりました。また、話し合いが行き詰った時には、自分から積極的に意見を言い、場の雰囲気を良くしようと心掛けています。 ★わたくし土田はこの実習を通して、主体性が伸びました。  ソリューション演習では、大学生である自分にとって身近な課題をいただき、普段から様々なことに興味・疑問を持ち、考える重要性を学びました。そのため、今まで関心のなかった出来事・ニュースでも興味・疑問を持って、考えられるようになりました。 ★わたくし堀尾はこの実習を通して、傾聴力が伸びました。 ソリューション演習では、発言に消極的なひとに対して議題についての問いかけを行い、グループメンバーの話しやすい環境を作りました。今では、議論に行き詰ったとき、周りの人への問い掛けを積極的を行い、皆から多くの意見を上げてもらうことが出来るようになりました。★

富士通(株)の皆様に心より御礼申し上げます。 最後に  貴重な体験の場を与えてくださった 富士通(株)の皆様に心より御礼申し上げます。 誠に有難う御座いました。 大木、堀尾、新堀、つっちーへ 最後まで気を抜かないでね!! (堀尾) 最後に、このような貴重な体験の場を与えて下さった富士通株式会社の皆様に心より御礼申し上げます。 誠にありがとうございました。(全員一礼) 以上で富士通株式会社のインターンシップ報告を終了させていただきます。ご静聴有難うございました。(全員一礼)