コンピュータウイルス ~ウイルスの感染を防ぐには~ (研修を始める前にパソコン(起ちあげた状態)とUSBメモリを用意しておいてもらう。) ただ今から「情報セキュリティ研修会」を始めます。 まず初めに、お配りしてある「アンケート」用紙の「研修事前調査」にお答え下さい。 (約1分ほど時間をとる) 今日のテーマは「コンピュータウイルス」です。 ぜひ、今日の話を参考にして下さい。 (クリック→)
1 課題 (1)コンピュータウイルスとはどんなものなのか、 どんな被害を及ぼすのかを知る。 (2)コンピュータウイルスに感染しないための ウイルスの感染を防ぐには ウイルスの感染を防ぐには 1 課題 (1)コンピュータウイルスとはどんなものなのか、 どんな被害を及ぼすのかを知る。 (2)コンピュータウイルスに感染しないための 方法を知る。 今回の研修での課題は大きく2点あります。 (1)コンピュータウイルスとはどんなものなのか、どんな被害を及ぼすのかを知る。 (2)コンピュータウイルスに感染しないための方法を知る。 の2点です。 (クリック→)
すぐに対処をしないと、知らない間に被害を広げることになる! ウイルスの感染を防ぐには ウイルスの感染を防ぐには 2 コンピュータウイルスとは。 ・電子メールやホームページ閲覧などによって コンピュータに進入する特殊なプログラム。 ・コンピュータ内のファイルに自動感染したり、 ネットワークに接続している他のコンピュータの ファイルに自動感染したりする。 →自己増殖 まずはコンピュータウイルスがどのようなものなのかを紹介します。 コンピュータウイルスとは、 ・電子メールやホームページ閲覧などによって、コンピュータに進入する特殊なプログラムのことをいいます。 影響としては、 ・コンピュータ内のファイルに自動感染したり、ネットワークに接続している他のコンピュータのファイルに自動感染したりします。 そして、被害が止まることなく、自己増殖して被害を広げることが多くあります。 ですから、ウイルスが発見されたら、すぐに対処をしないと、知らない間に被害を広げることになります。 イメージとしては、コンピュータの中で感染をするインフルエンザウイルスのようなものです。 (クリック→) すぐに対処をしないと、知らない間に被害を広げることになる!
3 ウイルスの活動内容 勝手にメッセージ や画像を表示する 自己増殖 情報漏洩 コンピュータ システムの破壊 ウイルスの感染を防ぐには ウイルスの感染を防ぐには 3 ウイルスの活動内容 勝手にメッセージ や画像を表示する 自己増殖 情報漏洩 コンピュータ システムの破壊 活動としては、 自己増殖し、勝手にメッセージや画像を表示したり、 コンピュータのシステムを破壊し、情報を漏洩させることがあります。 バックドア(不正な侵入口)を用意してしまうこともあります。 (クリック→) バックドア(不正な侵入口)を用意する
4 感染経路 ウイルスの感染を防ぐには 電子メール (開くだけ、添付ファイル) ホームページの閲覧 ファイル共有ソフトによる感染 4 感染経路 電子メール (開くだけ、添付ファイル) ホームページの閲覧 ファイル共有ソフトによる感染 ネットワークのファイル共有 USBメモリからの感染 感染経路としては、 ホームページの閲覧。 USBメモリからの感染。 電子メールを開いたり、添付ファイルを開くことで感染することもあります。 また、偽のウイルス対策ソフトからの感染。 ファイル共有ソフトによる感染。ネットワークのファイル共有によって感染が広まることもあります。 そして、皆さんもお使いかと思いますが、マクロ機能を介しての感染もあります。 この場合は、マクロを実行した段階でデータを破壊、流出させます。 様々なところから感染する恐れがあります。 (クリック→) マクロウイルスの実行 (OfficeアプリケーションWord、Excel、 PowerPoint、Access のマクロ機能を利用して) ・・・マクロを実行した段階でデータを 破壊、流出させる。 偽ウィルス対策ソフト
5 ウイルスの感染を防ぐには (1)ウイルス対策ソフトをこまめにアップデート (最新版)する。 5 ウイルスの感染を防ぐには (1)ウイルス対策ソフトをこまめにアップデート (最新版)する。 →「~日無料体験版」などの場合、期限が切れて いる場合があるので注意しましょう。 (2)記録媒体(USB、SDカードなど)を多数の パソコンで扱う場合はこまめにウイルス チェックをする。 では、ウイルスの感染を防ぐには、どのようなことに気をつけていればいいのでしょうか。 いくつか紹介します。 (1)ウイルス対策ソフトをこまめにアップデート(最新版)することです。 注意点としては、ウイルス対策ソフトが導入されていても「何日無料体験版」などの場合、期限が切れて いる場合があるので注意しましょう。 次に、 (2)記録媒体(USBメモリ、SDカードなど)を多数のパソコンで扱う場合はこまめにウイルスチェックをすることです。 感染したUSBメモリを使い続けることで、知らない間にウイルス感染を広げることがあります。 (クリック→) →自分自身がウイルス感染を広げないように注意 ましょう。
(3)メールが送られてきたら、開く前に 「送信者」と「件名」を確認する。 (4)添付ファイルはむやみに開かない。 ウイルスの感染を防ぐには 「送信者」と「件名」を確認する。 (4)添付ファイルはむやみに開かない。 →不特定多数の人に対して、ウイルスを送って いる場合もあるので、注意しましょう。 続いて、電子メールから防ぐ方法ですが、 (3)メールが送られてきたら、開く前に 「送信者」と「件名」を確認する。 (4)添付ファイルはむやみに開かないことです。 知っている人からのメールでも、相手も気づかずにウイルスに感染させるメールを送っていることもあります。 そして、知らない人からのメールでは、不特定多数の人に対してウイルスを送っている場合もあるので、注意が必要です。 普段、気にもせずにどんどんクリックしている方。 何気ないことから「これはウイルスに感染する恐れがあるかもしれない」という意識を持つことが大切です。 (クリック→) 普段の何気ないことから 気をつけようという意識は大切です。
(5)他人からもらったデータ(添付ファイルなど) やネットから取り込むデータは読み込む前 にウィルスチェックする。 ウイルスの感染を防ぐには ウイルスの感染を防ぐには (5)他人からもらったデータ(添付ファイルなど) やネットから取り込むデータは読み込む前 にウィルスチェックする。 続いては、 (5)他人からもらったデータ(添付ファイルなど)やネットから取り込むデータは読み込む前にウィルスチェックする。 他人からもらったデータを開く時や、 授業で使うためや個人的にインターネットで情報を探し、参考にしようと思ったデータを取り込むことは、みなさんもこれまで何度かあると思います。 このとき必ず画面のような表示が出てきます。 このような表示が出たら「開く」ではなく、一度「保存」をする。 そして、ウィルスチェックをして確認することです。 安全性を確認して、初めてデータを開く習慣をつけましょう。 (クリック→) このような画面が出たら「開く」ではなく、一度「保存」をする。そして、ウィルスチェックをして確認する。
(6)USBメモリなどの自動再生機能を停止する。 ウイルスの感染を防ぐには ウイルスの感染を防ぐには (6)USBメモリなどの自動再生機能を停止する。 (方法1) 「Shift」キーを押しながら、USBメモリを挿入する。 (方法2) パソコンの自動再生機能を停止する。 →実際にやってみましょう! 最後に、 (6)USBメモリなどの自動再生機能を停止する方法です。 なぜかというと、ウイルスに感染したUSBメモリを使い、開いた段階でコンピュータがウイルスに感染することがあります。 便利だからといって、自動再生機能を使うことにも注意が必要です。 では、演習として、USBメモリなどの自動再生機能を停止させてみましょう。 ここでは、大きく2つの方法を取り上げます。 まず、(方法1)の「Shift」キーを押しながら、USBメモリを挿入する。 では、お持ちのUSBメモリを使って、行ってみてください。 (演習 方法1 演習の時間をとる。) (方法2)では、パソコンの自動再生機能を停止する方法を行ってみましょう。 (クリック→)
(方法2-1) パソコンの自動再生機能を停止する。 ウイルスの感染を防ぐには ウイルスの感染を防ぐには (方法2-1) パソコンの自動再生機能を停止する。 まずは、パソコンにUSBメモリを挿入してください。 すると、画面の左のような自動再生の表示が出ます。 ここで「自動再生」の画面の下部「コントロールパネルで自動再生の詳細を表示します」で左クリックします。 そして、右のページが表示されたら、 「すべてのメディアとデバイスで自動再生を使う(V)」のチェックを外します。 これで自動再生機能が停止されました。 (演習) (終了したらクリック→) ①「自動再生」の画面の下部「コントロールパネルで自動再生の詳細を表示します」で左クリックする。 ②「すべてのメディアとデバイスで自動再生を使う(V)」のチェックをはずす。
ウイルスの感染を防ぐには (方法2-2) パソコンの 自動再生機能を停止する。 (方法2-2) パソコンの 自動再生機能を停止する。 ①デスクトップの左下の所から下の画面を開く。コントロールパネルを左クリックする。 続いての演習は、パソコンにUSBメモリを挿入してください。 そして、デスクトップの左下の所から上の画面を開く。コントロールパネルの欄を左クリックする。 最後に、「すべてのメディアとデバイスで自動再生を使う(V)」のチェックを外します。 これで自動再生機能が停止されました。 (演習) (終了したらクリック→) ③「すべてのメディアとデバイスで自動再生を使う(V)」のチェックをはずす。 ②「自動再生」を左クリックする。
6 まとめ ウイルスの感染を防ぐには ・コンピュータウイルスはいつ、どこで、どのように感染 してくるのかわからないということを心得ておく。 6 まとめ ・コンピュータウイルスはいつ、どこで、どのように感染 してくるのかわからないということを心得ておく。 ・ウイルス対策ソフトをこまめにアップデート(最新版)する。 記憶媒体(USBメモリやSDカードなど)はこまめにウイルス チェックをする。 では、今回の研修のまとめです。 ・コンピュータウイルスはいつ、どこで、どのように感染してくるのかわからないということを心得ておきましょう。 ・ウイルス対策ソフトをこまめにアップデート(最新版)しましょう。 記憶媒体(USBメモリやSDカードなど)はこまめにウイルスチェックをしましょう。 ・知らない人からの電子メール(添付ファイル)はむやみに開かないようにしましょう。 ぜひ、これからの意識して下さい。 (クリック→) ・知らない人からの電子メール(添付ファイル)はむやみに 開かない。
クイズ ウイルスの感染を防ぐには Q コンピュータウイルスに感染しないようにするための 心構えとして正しいのは、次のうちどれでしょう? 心構えとして正しいのは、次のうちどれでしょう? 1.パソコンを購入時にウイルス対策ソフトを入れて いる。 2.電子メールの添付ファイルやホームページ上の データを見るときは、まずは「保存」してから ウイルスチェックをする。 3.以前にパソコンやUSBメモリなどをウイルス チェックをしたことがあるので安心だ。 では、最後に今日の研修の内容に関わるクイズに挑戦してみましょう。 (スライドを見ながら読む) (挙手などをしてもらう) (終了) (クリック→)
2 答え 解説 ウイルスの感染を防ぐには 電子メールの添付ファイルやホームページ上のデータを見るときは、まずは「保存」してから ウイルスチェックをする。 解説 1.ウイルス対策ソフトは最新版に更新しておくことが大切です。 (~日間体験版のウイルス対策ソフトを利用していた場合は期限切れ になっていることがあるので注意が必要です。) 2.ウイルスに感染しているデータをすぐに「開いて」しまうと、パソコン・USB メモリなどがウイルスに感染する恐れがあります。 まずは「保存」をして ウイルスチェックをしてから開くように心がけましょう。 3.いつ・どこでウイルスに感染するのかわからないので、定期的にウイルス チェックをする必要があります。 (スライドを見ながら、答え、解説を読む) これで「情報セキュリティ研修会」を終わります。 ありがとうございました。 最後に、お配りしてある「アンケート」用紙の下の部分の「研修事後アンケート」にお答え下さい。