大谷経営労務管理事務所のISO9001認証取得について 当事務所は、顧客満足を徹底するために「顧客の要求を的確につかみ、期待に答える製品、サービスを提供する。顧客の満足する製品、サービスの継続的改善を実践する。」をスローガンとしてISO9001を認証取得しました。 ここで、ISOの概要と当事務所のISOへの取り組みについて紹介いたします。 ISOとは? ISO9001 認証取得の効果 ISOの有効性 大谷経営労務管理事務所のISO認証取得の目的 大谷経営労務管理事務所 ISO9001認証取得までのスケジュール ISO認証取得のメリット・デメリット ISO認証取得後の感想
◎ISOとは? ISOとは、「国際標準化機構」の略称であり、現在、世界120カ国が加盟している国際規格である。 ISO9001(品質マネジメントシステム)とISO14001(環境マネジメントシステム)がある。 JIS規格と整合性を持っており、相互に補完し合うように作成されている。 ◎ISO9001 認証取得の効果 一般には、「製品の品質保証」、「顧客満足の向上」、「組織の経営戦略につながる」がその効果である。 経営面での効果は、他社との差別化や企業のイメージup、顧客満足の向上などが見込まれ、その結果、「売上増加」が期待される。 また、業務改革の効率的推進や業務分担の明確化による重複業務の廃止、業務標準化による生産性の向上などが見込まれ、「コスト削減」が期待される。 ▲ページトップへ ▲ページトップへ
◎ISOの有効性 ISOの有効性を構築するPDCAのマネジメントサイクルについて理解が必要である。 PLAN(計画)・DO(実行)・CHECK(チェック)・ACT(対策実行)の頭文字のことである。 今期目標を達成するために「部門目標」・「行動計画」などを作成する 計画通りに仕事をする Plan 目標・計画 Do 実行 マネジメントサイクルを確立し、まわしていくことにより目標を達成する。さらに継続的に改善していく。 Act 対策実行 Checkチェック 原因を踏まえて、目標を達成するための対策を立案し実行する 仕事を実施した「結果」と「目標」を対比し、未達成時は原因を分析する ▲ページトップへ
◎大谷経営労務管理事務所のISO認証取得の目的 当初は、同業他社との差別化、企業のイメージupなど表面的部分の向上意識が先行していたが、ISOを理解していくうちに、サービスの質の向上、顧客満足の向上、業務改革、従業員の意識改革など会社の内部的な改善を主な目的にすることになる。 ▲ページトップへ ◎大谷経営労務管理事務所 ISO9001認証取得までのスケジュール H146/1 H151/1 7/1 8/1 9/1 10/1 11/1 12/1 2/1 3/1 4/1 ISOマニュアル作成研究会 ※ISOのイメージをつかんだ。認証取得までの作業の流れが理解できた。 A木工所のISO認証取得作業に ISOコンサルタントと供に立ち会う(5人日) ISOのイメージをつかんだ。 6/4 大谷事務所マニュアル 作成開始(初版) 第3版 へ改定 登録会議 第2版へ改定 A木工所の品質マニュアルを 基に大谷事務所用マニュアルの 作成を開始した。 8/1 11/20 事前審査(1日) 1/20,21 本審査 (2日) 2/14 改定版 提出 3/10 認証取得 ※コンサルタントの指導を受けながら作成。 ※審査員より事前審査での指摘事項について、本審査までに改定しておくよう指示を受けた。 ※審査員より本審査での指摘事項(軽微2件)について、改定後、提出するよう指示を受けた。 ▲ページトップへ
・売上げの向上 ・コスト削減 ・他社との差別化 ・企業のイメージup ・ISOに対する不信感 ・会社の多大な負担の発生 メリット デメリット ・作業見直しによる業務の効率化 ・従業員の意識改革 ・サービスの質の向上 ・顧客満足の向上 ・有効性の継続的改善 ・品質マニュアル作成担当者に多大な作業時間の発生 ・費用の発生(コンサルタント料、取得費用、維持費用) ・規格に合わせるだけのムダな作業の発生 結果 結果 ・売上げの向上 ・コスト削減 ・他社との差別化 ・企業のイメージup ・ISOに対する不信感 ・会社の多大な負担の発生 対策 ・優良な審査機関の選定 ・優良なコンサルタントの選定 ・優良な社内担当者の選定 ▲ページトップへ
◎ISO認証取得後の感想 弊社は平成15年3月10日にISOを認証取得しました。 取得当初は、会社の利益に直接結びつくものに仕上がったかどうか不安がありました。 すでにISOを取得している企業から、「作業負荷が増える、維持費用などコストがかかりすぎる」などと多くの不満を聞いていたのですが、これが事実であることも認識しました。 しかし、運用を進めていくと徐々にメリットも見えてきました。 例えば、各作業ごとに履歴を残しているので、作業漏れを防ぎ、従業員にも自分の頭の中だけで作業しない意識を持つ重要性が定着しました。 また、その履歴がクレームへの対応を適確・迅速にし、さらにクレームの削減に効果を発揮しています。 そして、ISOのメリットの中で一番すばらしいのは、「継続的改善」のプロセスです。 今後も継続的に見直し、改善していくプロセスが生きている限り、さらに良い効果をもたらしてくれるはずです。 ▲ページトップへ