硝酸と銅の実験 操作1~3はスライドを見て、空欄を埋めてください。 【準備】 【準備】 試薬:銅・希硝酸(13mol/l)・濃硝酸(6mol/l)・酸素・リトマス試験紙 器具:試験管・二股試験管・水槽・ガスバーナー・メスシリンダー・注射器 ゴムホース・白金線・スタンド・ゴム栓・ガラス管
銅に濃硝酸(13mol/l)を加えましょう。 【操作1】 銅に濃硝酸(13mol/l)を加えましょう。 ① 1 Cu + HNO3 → 4 銅 濃硝酸 ( )+( )+( ) 1 2 2 Cu(NO3)2 H2O NO2 NO2 硝酸銅 水 二酸化窒素 赤褐色の気体
二股試験管 へこんでいるほうに、 銅を入れる。 ストッパーの役割を果たす。
二股試験管 へこんでいるほうに、 銅を入れる。 ストッパーの役割を果たす。
へこんでいないほうに濃硝酸を入れる。
銅の方へ硝酸を移す。
二酸化窒素が発生する。
重 い 二酸化窒素は、空気より( )。 空気(窒素と酸素の混合気体と考える) N2=28 80% O2=32 20% 空気の平均分子量 重 い 二酸化窒素は、空気より( )。 空気(窒素と酸素の混合気体と考える) N2=28 80% O2=32 20% 空気の平均分子量 =28×0.8+32×0.2 = 28.8 二酸化窒素の分子量は、 NO2= 14+16×2= 46
さらに、 ④ 捕集方法は、 水上置換 ・ 下方置換 ・ 上方置換 です。 水に溶けると硝酸になってしまうので、 3NO2 + H2O → 2HNO3 + NO ④ 二酸化窒素 水 硝 酸 一酸化窒素 捕集方法は、 水上置換 ・ 下方置換 ・ 上方置換 です。
下方置換じゃ。
銅に希硝酸(6mol/l)を加えましょう。 【操作2、3】 銅に希硝酸(6mol/l)を加えましょう。 ② 3 Cu + HNO3 → 8 銅 希硝酸 ( )+( )+( ) 3 4 2 Cu(NO3)2 H2O NO NO 硝酸銅 水 一酸化窒素 無色の 気体
重 い 一酸化窒素は、空気より( )。 空気(窒素と酸素の混合気体と考える) N2=28 80% O2=32 20% 空気の平均分子量 ちょびっと 重 い 一酸化窒素は、空気より( )。 空気(窒素と酸素の混合気体と考える) N2=28 80% O2=32 20% 空気の平均分子量 =28×0.8+32×0.2 = 28.8 一酸化窒素の分子量は、 NO = 14+16 = 30
さらに、 二酸化窒素 ③ 捕集方法は、 水上置換 ・ 下方置換 ・ 上方置換 です。 水には溶けないが、空気中ですぐに 酸化されて になってしまう。 二酸化窒素 2NO + O2 → 2NO2 ③ 一酸化窒素 (無色の気体) 酸 素 二酸化窒素 (赤褐色の気体) 捕集方法は、 水上置換 ・ 下方置換 ・ 上方置換 です。
水上置換じゃ。
発生が悪いときには 少し加熱してみましょう。 試験管内の空気によって酸化され発生した二酸化窒素は 水に溶けるので、一酸化窒素だけが捕集されることになります。 発生が悪いときには 少し加熱してみましょう。
メスシリンダー内の水につけると変色するのは、 青色リトマス紙 ・ 赤色リトマス紙 どっち?
もちろん、 ④ 二酸化窒素が水に溶けて 硝酸になるっているのだから、 3NO2 + H2O → 2HNO3 + NO 二酸化窒素 水 硝 酸 3NO2 + H2O → 2HNO3 + NO 二酸化窒素 水 硝 酸 一酸化窒素
※二酸化窒素が水に溶けて、 硝酸が生成したのです。 青色リトマス紙です。
ここからやっとこさ 皆さんの出番です。 操作4・5・6 実験開始。
その前に、 気をつけよう。 硝酸を手に付けると、 おて手が、
黄色く なっちゃいます。 キサントプロテイン反応
キサントプロテイン反応 黄色く なっちゃいます。
シリンダーには 一酸化窒素を 注射器には 酸素を 反応がぴったり起これば、 シリンダー内の気体はなくなるはずです。
【操作4】 水上置換で、シリンダーに 一酸化窒素を40ml捕集します。
③、④から中間生成物(NO2)を消去して、 その間に、 班の残りの2人は、計算をしましょう。 ③ 2NO + O2 → 2NO2 NO2 ④ 3NO2 + H2O → 2HNO3 + NO NO2 ③、④から中間生成物(NO2)を消去して、 一本の反応式⑤を作りましょう。 NO2 そのためには…、 ⑤= ③×3 + ④×2 さっさと計算せい。
30 さっさと注射器に酸素を集めい! ③×3 6NO + 3O2 → 6NO2 +) ⑤ 4NO + 3O2 + 2H2O → 4HNO3 ⑤= ③×3+④×2 ③×3 6NO + 3O2 → 6NO2 6NO2 +) ④×2 6NO2 + 2H2O → 4HNO3 + 2NO 6NO2 ⑤ 4NO + 3O2 + 2H2O → 4HNO3 よって、 一酸化窒素40mlとぴったり反応する酸素は、( )ml 30 さっさと注射器に酸素を集めい!
酸素を注射器の中に集めます。
ゴムチューブが入りにくければ水でぬらしましょう。
一酸化窒素40mlに対して酸素は30mlです。
注入開始。 ぴったりなくなるはず。
【操作5・6】 さきほど使った二股試験管から 硝酸銅水溶液を試験管に移し、 銅片は落ちないように 気をつけて
【操作5】:銅イオンの炎色反応を確認。
ガラス棒は急冷するとすぐに割れて、 破片が飛び散ります。気を付けてください。
【操作6】:試験管に沸騰石を入れて、過熱します。
試験管の口は人に向けてはいけません。 あぶねーな! 殺す気か!!
(試験管の口は)人のいない方へ向けましょう。
だんだんと水が蒸発していって、
真っ黒くなります。 酸化銅(Ⅱ)が生成。 酸化銅(Ⅱ)CuO :黒色沈殿 酸化銅(Ⅰ)Cu2O:赤褐色沈殿
冷えてから、も一度 濃硝酸を加えると・・・、
溶けて、銅イオンが出てきます。
おしまい。 おしまい。
【出演協力】 最近、筋トレ同好会のトレーニングで 腹筋が割れてきた 柳澤 秀和 君 プラス 高島 和也 君 将棋部の皆さん
【反応式一覧】 ① Cu + 4HNO3 → Cu(NO3)2 + 2H2O +2NO2 ② 3Cu + 8HNO3 → 3Cu(NO3)2 + 4H2O +2NO2 ③ 2NO + O2 → 2NO2 ④ 3NO2 + H2O → 2HNO3 + NO ⑤ 4NO + O2 + 2H2O → 4HNO3 ⑥ 4HNO3 → 2H2O + 4NO2 + O2 ⑦ CuO + 2HNO3 → Cu(NO3)2 +H2O