教育課程研究集会資料 新学習指導要領の手引(保健体育科) 徳島県立総合教育センター .

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1 課題の洗い出し. 2 1.本日の日程 ①開会の挨拶 日程説明 ( 5 分) ②自己点検 ( 10分) ③情報モラル指導の必要性(プレゼン) (20分 ) ④課題の洗い出し ( 10分) ⑤全体計画についての協議Ⅰ (15 分) ⑥全体計画についての協議Ⅱ (20 分) ⑦全体計画についての協議Ⅲ.
キー・コンピテンシーと生きる 力 キー・コンピテンシー – 社会・文化的,技術的道具を相互作用的に活用する力 – 自律的に行動する力 – 社会的に異質な集団で交流する力 生きる力 – 基礎・基本を確実に身に付け,いかに社会が変化しようと, 自ら課題を見つけ,自ら学び,自ら考え, 主体的に判断 し,行動し,よりよく問題を解決する資質や能力.
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教育課程研究集会資料 新学習指導要領の手引(保健体育科) 徳島県立総合教育センター 

手引の構成 Ⅰ 改訂の趣旨  1 改善の基本方針  2 改善の具体的事項 Ⅱ 改訂の要点 1 目標について  2 内容について Ⅲ 具体的な改善事項 Ⅳ指導計画の作成と内容の取扱い 1 指導計画の作成   2 体育・健康に関する指導 Ⅴ 移行期間中の取扱い Ⅵ Q&A

引き続き,体育と保健を関連させていく考え方を強調 Ⅱ 改訂の要点 1 目標について 教科の目標     心と体を一体としてとらえ,運動や健康・安全についての理解と運動の合理的な実践を通して,生涯にわたって運動に親しむ資質や能力を育てるとともに健康の保持増進のための実践力の育成と体力の向上を図り,明るく豊かな生活を営む態度を育てる。 引き続き,体育と保健を関連させていく考え方を強調

1.指導内容の体系化(発達の段階のまとまりを考慮) Ⅱ 改訂の要点 2 内容について 1.指導内容の体系化(発達の段階のまとまりを考慮)      第1学年・第2学年・・・多くの領域の学習を経験する時期(※小学校5年から)      第3学年・・・少なくとも一つの運動を選び継続することができるようにする時期                                        (※高等学校3年まで)      「第1学年と第2学年」,「第3学年」に分けて示した。 2.指導内容の明確化(身に付けさせたい内容を具体的に示す) 3.領域の取上げ方の弾力化      第1学年及び第2学年においては,「体つくり運動」及び「体育理論」を除く      領域は,いずれかの学年で取り上げ指導することもできる。 4.配当する授業時数の明示(「体つくり運動」は7単位時間以上,「体育      理論」は3単位時間以上) 5.球技は「ゴール型」,「ネット型」,「ベースボール型」で示す。 健康の概念や課題などの内容を明確に示し,新たな内容を取扱う。    体育分野 保健分野

心と体を一体としてとらえ・・・①生涯にわたって運動 に親しむ資質や能力を育てるとともに②健康の保持増 Ⅲ 具体的な改善事項 1 教科の目標について 教科の目標   心と体を一体としてとらえ・・・①生涯にわたって運動 に親しむ資質や能力を育てるとともに②健康の保持増 進のための実践力の育成と③体力の向上を図り,・・・ 生活を営む態度を育てる。 ・学校教育法第45条,第30条第2項において規定されていること を踏まえた。 小学校体育科の目標 ・・・・生涯にわたって運動に親しむ資質や能力の基礎を育てる・・・ ・義務教育段階における教科の目標として,一層の関連性を示した。 ・心と体をより一体としてとらえることを引き続き重視。 ・①,②,③の三つの具体的な目標が相互に密接に関連しているこ とを示し,保健体育科の重要なねらいであることを明確にした。

※運動の合理的な実践を通して,運動の楽しさや喜びを味わうことができるようにし,知識や技能を身に付け,それらをもとに運動を豊かに実践する。 Ⅲ 具体的な改善事項 2 体育分野の目標について 1.第1学年・第2学年の目標 (1) 運動の合理的な実践を通して,運動の楽しさや喜びを味わうことができるようにするとともに,知識や技能を身に付け,運動を豊かに実践することができるようにする。【新設※】 ※運動の合理的な実践を通して,運動の楽しさや喜びを味わうことができるようにし,知識や技能を身に付け,それらをもとに運動を豊かに実践する。 (2) 運動を適切に行うことによって,体力を高め,心身の調和的発達を図る。 【新設※】 ※運動を適切に行うことにより,体ほぐしをしたり,体力の向上を図ったりすることの必要性を示し,心身の調和的発達を図る。

Ⅲ 具体的な改善事項 2 体育分野の目標について 1.第1学年・第2学年の目標 (3) 運動における競争や協同の経験を通して,公正に取り組む,互いに協力する,自己の役割を果たすなどの意欲を育てるとともに,健康・安全に留意し,自己の最善を尽くして運動をする態度を育てる【新設※】 ※生涯にわたる豊かなスポーツライフの基礎をはぐくむ視点から,第1学年及び第2学年では,競争や協同の経験を通してはぐくむ情意面から見た運動への愛好的な態度を育成する。 1.第3学年の目標 (1) 運動の合理的な実践を通して,運動の楽しさや喜びを味わうとともに,知識や技能を高め,生涯にわたって運動を豊かに実践することができるようにする。【新設※】 ※運動の合理的な実践を通して,運動の楽しさや喜びを味わうとともに,これまで学習した知識や技能を高め,義務教育の修了段階において,生涯にわたって運動を豊かに実践することができるようにする。

(2) 運動を適切に行うことによって,自己の状況に応じて体力の向上を図る能力を育て,心身の調和的発達を図る。 【新設※】 Ⅲ 具体的な改善事項 2 体育分野の目標について 1.第3学年の目標 (2) 運動を適切に行うことによって,自己の状況に応じて体力の向上を図る能力を育て,心身の調和的発達を図る。 【新設※】 ※ 運動を適切に行うことにより,自己の状況に応じた体力の向上を図る能力を育てることの必要性を示し,心身の調和的発達を目指す。 (3) 運動における競争や協同の経験を通して,公正に取り組む,互いに協力する,自己の責任を果たす,参画するなどの意欲を育てるとともに,健康・安全を確保して,生涯にわたって運動に親しむ態度を育てる。【新設※】   ※生涯にわたる豊かなスポーツライフの基礎をはぐくむ視点から,第3学年の段階では,競争や協同の経験を通してはぐくむ情意面から見た運動に対する愛好的な態度を育成する。

を通して,生涯を通じて自らの健康を適切に 管理し,改善していく資質や能力を育てる。 Ⅲ 具体的な改善事項 3 保健分野の目標について 保健分野の目標     個人生活における健康・安全に関する理解 を通して,生涯を通じて自らの健康を適切に 管理し,改善していく資質や能力を育てる。 ・ 学校段階の接続及び発達の段階に応じた指導内容の体系化の観点から,引き続き主として個人生活における健康・安全に関する理解を通して,自らの健康を適切に管理し,改善していくための資質や能力の基礎を培い,実践力の育成を図る。

(1)技能(「体つくり運動」は運動) (2)態度 (3)知識,思考・判断 を内容として示した。 Ⅲ 具体的な改善事項 2 内容について 2 各運動領域の内容   「体育理論」を除く運動に関する領域では,    (1)技能(「体つくり運動」は運動)    (2)態度    (3)知識,思考・判断                       を内容として示した。          ・現行は「技能(運動)の内容」,「態度の内容」,  「学び方の内容」で構成。

3 (1)技能(運動) (2)態度 (3)知識,思考・判断について Ⅲ 具体的な改善事項 2 内容について 3 (1)技能(運動)  (2)態度  (3)知識,思考・判断について (1)技能(「体つくり運動」は運動)について   運動を通して,各領域の特性や魅力に応じた楽しさや喜びを味わうことを示すとともに,各領域における技能や攻防の様相,動きの様相などを示している。 (2)態度について   共通事項として,第1学年及び第2学年は,各領域に「積極的に取り組む」ことを,第3学年は,「自主的に取り組む」ことを示している。また,「公正や協力に関する事項」,「責任や参画に関する事項」,「健康・安全に関する事項」を示した。 

知識に関する指導内容 (3)知識,思考・判断について 思考・判断に関する指導内容 Ⅲ 具体的な改善事項 2 内容について Ⅲ 具体的な改善事項 2 内容について (3)知識,思考・判断について  知識に関する指導内容  思考・判断に関する指導内容 第1学年及び第2学年 第3学年  運動の特性や成り立ち  技術(技)の名称や行い方  関連して高まる体力  伝統的な考え方  表現の仕方         など  体力の高め方  運動観察の方法  交流や発表の仕方     など 第1学年及び第2学年 第3学年 「課題に応じた運動の取り組み方  を工夫」すること 「自己の課題に応じた運動の取り組み方を工夫」すること

A 体つくり運動 第1学年及び第2学年 第3学年 ア 体ほぐしの運動 イ 体力を高める運動 Ⅲ 具体的な改善事項 2 内容について  A 体つくり運動 第1学年及び第2学年  第3学年       ア 体ほぐしの運動               イ 体力を高める運動 ・「体力を高める運動」において,運動を「組み合わせて運動の計画に取り組むこと」を内容として新たに示した。 ・第3学年においては,日常的に取り組める運動例を取り上げるなど,指導方法の工夫を図ること。 ・指導内容の定着がより一層図られるよう,授業時数を7単位時間以上配当すること。

B 器械運動 第1学年及び第2学年 第3学年 ア マット運動 イ 鉄棒運動 ウ 平均台運動 エ 跳び箱運動 Ⅲ 具体的な改善事項 2 内容について B 器械運動 第1学年及び第2学年  第3学年        ア マット運動        イ 鉄棒運動        ウ 平均台運動          エ 跳び箱運動   ・ 第1学年及び第2学年においては,新たに「マット運動」を含む    二を選択して履修できるようにすること。 ・第3学年においては,自己に適した運動を選択できるようにし,第1学年及び第2学年の学習を一層深められるよう配慮すること。

ア 短距離走・リレー,長距離走又はハードル走 Ⅲ 具体的な改善事項 2 内容について C 陸上競技   第1学年及び第2学年  第3学年 ア 短距離走・リレー,長距離走又はハードル走 イ 走り幅跳び又は走り高跳び ・運動種目は,ア(競走種目)から一以上を,イ(跳躍種目)から一以上をそれぞれ選択して履修できるようにすること。 ・第3学年においては,自己に適した運動種目を選択できるようにするとともに,第1学年及び第2学年の学習を一層深められるよう配慮すること。  

D 水泳 第1学年及び第2学年 第3学年 ア クロール イ 平 泳 ぎ ウ 背 泳 ぎ エ バタフライ Ⅲ 具体的な改善事項 Ⅲ 具体的な改善事項 2 内容について D 水泳 第1学年及び第2学年      第3学年 ア  クロール イ  平 泳 ぎ          ウ  背 泳 ぎ          エ バタフライ オ 複数の泳法で泳ぐ又はリレー ・ バタフライを新たに加えた。 ・第1学年及び第2学年においては,ア「クロール」又はイ「平泳ぎ」を含む二を選択して 履修できるようにする。 ・第3学年においては,アからオまでの中から選択して履修できるようにする。 ・「スタートの仕方」については,安全の確保が重要となることから,「水中からのスタート」を取り上げる。 

E 球技 ア ゴール型 イ ネット型 ウ ベースボール型 第1学年及び第2学年 第3学年 Ⅲ 具体的な改善事項 2 内容について E 球技  第1学年及び第2学年 第3学年          ア ゴール型          イ ネット型          ウ ベースボール型 ・相手コートに侵入して攻防を楽しむ「ゴール型」,ネットをはさんで攻防を楽しむ「ネット型」,攻守を交代して攻防を楽しむ「ベースボール型」に分類し,示した。 ・第1学年及び第2学年においては,アからウまでをすべての生徒に履修させること。 ・第3学年では,3つの型の中から,自己に適した2つの型を選択できるようにし,第1学年及び第2学年の学習を一層深められるよう配慮すること。

F 武道 第1学年及び第2学年 第3学年 柔 道 剣 道 相 撲 ・ 第1学年及び第2学年においては,すべての生徒に履修させるこ ととする。 Ⅲ 具体的な改善事項 2 内容について F 武道 第1学年及び第2学年      第3学年 柔    道 剣    道 相    撲 ・ 第1学年及び第2学年においては,すべての生徒に履修させるこ ととする。 ・武道場などの確保が難しい場合は,指導方法を工夫して行うとともに,段階的な指導を行うなど安全の確保に十分留意する。

G ダンス 第1学年及び第2学年 第3学年 ア 創作ダンス イ フォークダンス ウ 現代的なリズムのダンス Ⅲ 具体的な改善事項 2 内容について G ダンス 第1学年及び第2学年 第3学年         ア 創作ダンス         イ フォークダンス         ウ 現代的なリズムのダンス ・ 第1学年及び第2学年においては,すべての生徒に履修させるこ  ととする。

H 体育理論 第1学年及び第2学年 第3学年 ・「体育に関する知識」を「体育理論」に改めた。 Ⅲ 具体的な改善事項 2 内容について H 体育理論  第1学年及び第2学年 第3学年 (1)運動やスポーツの多様性 (1)文化としてのスポーツの  意義 (2)運動やスポーツが心身の   発達に与える効果と安全 ・「体育に関する知識」を「体育理論」に改めた。 ・指導内容の定着がより一層図られるよう,授業時数を各学年3単位時間以上配当することを示した。

保健 第1学年 第2学年 第3学年 (2)健康と環境 (3)傷害の防止 (4)健康な生活と疾病の予防 Ⅲ 具体的な改善事項 2 内容について  保健   第1学年 第2学年 第3学年 (1)心身の機能の   発達と心の健康 (2)健康と環境 (3)傷害の防止 (4)健康な生活と疾病の予防 ・ (3)傷害の防止に,「二次災害によって生じる傷害に関する内容」,(4)健康な生活と疾病の予防に,「医薬品に関する内容」を取り扱うこととした。 ・「知識を活用する学習活動を取り入れる」など指導方法の工夫を行うこと。

1.指導計画の作成に当たっては,次の事項に配慮するものとする。 (1) 授業時数の配当について Ⅳ 指導計画の作成と内容の取扱い 1 指導計画の作成  1.指導計画の作成に当たっては,次の事項に配慮するものとする。 (1) 授業時数の配当について  イ 体育分野の授業時数は,各学年にわたって適切に配当すること。その際,体育分野の内容の「A体つくり運動」については,各学年で7単位時間以上を,「H体育理論」については,各学年で3単位時間以上を配当すること。    ※指導内容のより一層の定着を図るため,新たに授業時数を示した。 (3) 第1章総則の第1の2及び第3章道徳の第1に示す道徳教育の目標に基づき,道徳の時間などとの関連を考慮しながら,第3章道徳の第2に示す内容について,保健体育科の特質に応じて適切な指導をすること。【新設】   ※集団でのゲームなど運動することを通して,粘り強くやり遂げる,ルールを守る,集団に参加し,協力する,といった態度が養われる。また,健康・安全についての理解は,生活習慣の大切さを知り,自分の生活を見直すことにつながる。

Ⅳ 指導計画の作成と内容の取扱い 2 体育・健康に関する指導  総則第1の3    学校における体育・健康に関する指導は,生徒の発達段階を考慮して,学校の教育活動全体を通じて適切に行うものとする。特に,学校における食育の推進並びに体力の向上に関する指導,安全に関する指導及び心身の健康の保持増進に関する指導については,保健体育科の時間はもとより,技術・家庭科,特別活動などに・・・(以下,現行と同じにつき省略)     ※ ・性に関する部分も含めて,体育・健康に関する指導すべてに関わっている。    ・食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることにより,生涯にわたって健やかな心身と豊かな人間性をはぐくむ基礎を培う。    ・身の回りの生活の安全,交通安全,防災に関する指導を重視する。    ・関連する教科として技術・家庭科が入った。 Ⅴ 移行措置期間中の取扱い 移行期間中の留意事項  ・全部又は一部について,新中学校学習指導要領によることができる。 ・平成24年度以降,各学年とも90単位時間から105単位時間に改められる。

新学習指導要領の手引(保健体育科) 説明終了