8班[7(mod24)] 井村(7) 黒島(31) 田代(55) 野田(79) 宮田(103)

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今 日 の ポ イ ン ト今 日 の ポ イ ン ト 糖尿病人口は予備群を含めると 2,050 万人1.1. 糖尿病は血糖値が高くなる病気 ただし自覚症状がほとんどありません 2.2. 血糖値が高い状態を「高血糖」といいます3.3. インスリンの作用が弱くなったために高血糖に なったのですが、高血糖は必ず改善できます.
血糖値の調節 膵臓 肝臓 筋肉 血 糖 脳 インスリン ↑ 200 g/ 日 120g/ 日 乳 酸 乳 酸 グリコーゲン グリコーゲン グリコーゲン グリコーゲン ( 食事 ) 脂肪組織 Plasma Glucose Blood Glucose 尿糖 血糖値は制御された値 であり制御機構が正常 なら全く血糖は上昇し.
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34-2 今 日 の ポ イ ン ト今 日 の ポ イ ン ト 現代社会とストレスと糖尿 病 1.1. ストレスによる 血糖コントロールへの影響 2.2. QOL障害によるストレ ス 3.3. 糖尿病とうつ 4.4. ひとことアドバイス 5.5.
11-2 知っておくと役立つ、 糖尿病治療の関連用語 一次予防、二次予防、三次予 防 1.1. インスリン依存状態 インスリン非依存状態 2.2. インスリン分泌 3.3. 境界型 4.4. グルカゴン 5.5. ケトアシドーシス、ケトン体 6.6. 膵島、ランゲルハンス島 7.7. 糖代謝 8.8.
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8班[7(mod24)] 井村(7) 黒島(31) 田代(55) 野田(79) 宮田(103) Diabetes Mellitus 8班[7(mod24)] 井村(7) 黒島(31) 田代(55) 野田(79) 宮田(103)

Type 1 & Type 2 Diabetes 1型糖尿病(インスリン依存型) 2型糖尿病 妊娠糖尿病 インスリン分泌能の低下や、インスリンに抵抗性を持つことによって発症する。糖尿病患者の約9割がこの型にあてはまる。遺伝が強く関係している。遺伝的素因に過食、肥満、運動不足、加齢、ストレスなどの要因が複数重なり発症。 妊娠糖尿病 妊娠を契機に発病した糖尿病、耐糖能異常。 その他 非常にまれな遺伝子の異常、膵臓の手術後インスリンが分泌されなくなることがある。 ステロイドホルモンなどの薬、ほかの病気の合併症により発症。

Treatment 治療の目的は糖尿病の合併症を防ぐことにある。 治療は病因、重症度によって異なる。2型糖尿 病初期で重要なのは、食事療法と運動療法である。食事療法と運動療法でコントロールできなくなると経口血糖降下薬、インスリンなどの薬物を使用する。 治療効果は血糖値に準ずるパラメーターで判定する。 1型糖尿病では、食事療法や運動療法は効果がないので、インスリン療法を中心に行う。副作用として低血糖症などがおこることがある。

Drugs for Diabetes Mellitus インスリン製剤 経口抗糖尿病薬   ●血糖降下薬:スルフォニル尿素系             ビグアナイド系   ●インスリン抵抗性改善薬:チアゾリジン系   ●αグルコシダーゼ阻害薬   ●速効型インスリン分泌薬(フェニルアラニン誘導体系)   ●インクレチン関連薬 糖尿病性末梢神経障害改善薬

Prescription(1) (1)食後高血糖が十分に是正されない場合 メルビン錠(250mg) 毎食後3錠/日 セイブル錠(50mg) 毎食前3錠/日 グルファスト錠(5mg)

Melbin® (一般名:メトホルミン塩酸塩錠) 区分:ビグアニド薬 作用機序:肝臓に作用して糖新生を抑え,筋肉での糖の取り込みを促進、さらに腸管でのブドウ糖吸収を抑制する。細胞内AMP濃度の上昇で活性化されるAMPキナーゼが関係する。 禁忌:腎障害、肝障害、心不全、呼吸不全、高齢者、大酒家など 副作用:胃腸障害

SEIBULE® (一般名:ミグリトール錠) αグルコシダーゼ阻害剤 小腸粘膜上皮に存在するαグリコシターゼの働きを阻害することで、腸管からの糖類の吸収を遅延させる。 小腸粘膜のαグルコシダーゼ阻害 糖吸収↓

SEIBULE® (一般名:ミグリトール錠) 特徴 インスリンを介する直接的な血糖降下作用はな い。 単独では弱いため、SU薬などと併用することが多い。 禁忌 ①重症ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡 ②重症感染症、手術前後、重い外傷、妊娠中 副作用 低血糖、腸閉塞様症状(ひどい腹痛) 重篤な肝機能障害(吐き気、発熱、発疹など) 重篤な肝硬変例における高アンモニア血症

GLUFAST® (一般名:ミチグリニドカルシウム水和物錠) 速効型インスリン分泌促進薬 作用機序 膵β細胞スルホニル尿素受容体に結合 ATP感受性K+チャネル電流阻害 インスリン分泌↑

GLUFAST® (一般名:ミチグリニドカルシウム水和物錠) 副作用  1. 心筋梗塞  2. 低血糖  3. 肝機能障害 禁忌  1. 重症ケトーシス  2. 糖尿病性昏睡

Prescription(2) (2)十分な効果が得られない場合 アクトス錠(15mg) 朝食後1錠/日 アマリール錠(1㎎) 朝食後0.5錠/日

ACTOS® (一般名:ピオグリタゾン塩酸塩錠) インスリン抵抗性改善薬である。 末梢で良く機能する ペルオキシソーム増殖性応答性受容体γ(PPAR-γ)に作用 脂肪酸のβ酸化を促進、脂肪細胞を小さくする 小さくなった脂肪細胞が、これまでとは逆にインスリンの作用を助ける物質を分泌する これにより抵抗性が改善 副作用が有名。浮腫による心不全、骨芽細胞現象による骨折

Amaryl® (一般名:グリメピリド錠) インスリン分泌促進薬、SU薬 グルファストなどのグリニド系に比べ、作用時間が長い インスリンの基礎分泌を高める インスリン抵抗性改善作用を持つ 重度の糖尿病に対して、特に用いられる(多剤併用も) 副作用として強い低血糖。特に食前 SU薬が効かなくなる二次無効

Prescription(3) (3)インスリン療法 ●インスリン=タンパク質⇒経口投与では分解 ●皮下に自己注射 ●Ⅰ型糖尿病もしくは重症のⅡ型糖尿病での適用 ●最近ではペン型(万年筆型)の注射器の普及で事故減少

NovoRapid ®FlexPen ® 万年筆型ディスポーサブル製剤 超速効型 インスリンアスパルト(遺伝子組み換え) 薬剤充填タイプ注入器   (←カートリッジタイプより衛生的) 1~60単位(1単位刻み)

NovoRapid ®FlexPen ® 作用発現:10~20min 最大作用発現:1~3h 作用持続:3~5h 持続型インスリンと併用 食直前に皮下注 禁忌:低血糖、インスリン過敏

糖尿病性神経障害とは 糖尿病の三大合併症のうちの一つ。 末梢神経(特に知覚神経と自律神経) が機能障害を起こす。

原因 ①血行不良による神経細胞の栄養不良 ②ポリオール代謝異常

Tryptanol® (一般名:アミトリプチン塩酸塩錠) 三環系抗うつ薬 適用  1. 高用量・・・・うつ病  2. 低用量・・・・夜尿病、鎮痛作用、糖尿病

副作用 禁忌 口渇(10%)、眠気(8%)、パーキンソン症状(2%)、眩暈(2%) その他-悪性症候群、セロトニン症候群、心筋梗塞、幻覚、せん妄、精神錯乱、痙攣、無顆粒症、骨髄抑制、麻痺性レイウス 禁忌  1.併用禁止    ・MAO-I・・・本剤の代謝を阻害(本剤の副作用)    「MAO‐I⇒本剤」→二週間の間隔が必要    ・チオリタジン・・・競合的代謝阻害(QT延長、不整脈) 2.単独投与禁止    緑内障、尿閉、心筋梗塞回復の初期 の患者