売上原価会計 SAP Best Practices
目的、利点と主要プロセスステップ 目的 利点 売上原価会計を使用して、損益計算書を登録することができます。損益計算書は、機能領域に応 じて構成されます。 利点 営業費用は、多くの場合、売上原価会計とは別の財務会計に割り当てられます。 この方法は、機能領域を階層モデル別に管理する場合に便利です。 売上原価会計では、このようなグルーピングによって、会社内での原価の発生源が特定されます。
必須 SAP アプリケーション 必須 SAP アプリケーション プロセスフローに関連するロール 主要なプロセスフロー範囲 SAP enhancement package 6 for SAP ERP 6.0 プロセスフローに関連するロール 財務マネージャ 債務管理担当者 企業コントローラ 総勘定元帳担当者 主要なプロセスフロー範囲 機能領域 (勘定コード表) 機能領域 (転記キー) 原価センタカテゴリ 明細レポート (原価対象の再割当) 貸借対照表と損益計算書
プロセスの詳細説明 売上原価会計 売上原価会計では、会計期間における売上が活動の製造原価と比較されます。費用は商業機能領域 (製造、 販売管理、管理など) に配分されます。機能領域に割り当てることができない費用と収益は詳細な損益明細 でレポートされ、損益タイプに従ってソートされます。 売上原価会計では、このようなグルーピングによって、会社内での原価の発生源が特定されます。つまり、ど のような商業上の目的で費用が支出されたのかを表わすことができます。
プロセスフローダイアグラム 売上原価会計 イベント 財務マネージャ 債務管理担当者 企業コントローラ 転記 期末処理 レポート 貸借対照表と 損益計算書 機能領域による G/L 勘定伝票 の転記 財務マネージャ 仕入先請求書 の転記 債務管理担当者 企業コントローラ 明細の再転記 (原価対象の再割当
凡例 シンボル 内容説明 用途のコメント シンボル 内容説明 用途のコメント ダイアグラム接続 <機能> ハードコピー/ 文書 バンド: 債務管理担当者や営業員などのユーザロールを示 します。このバンドを使用して、特定ロールではなく、組織ユ ニットやグループを示すこともできます。 この表の他のプロセスフローシンボルは、これらの行に記入 します。シナリオのすべてのロールをカバーするために必要 な行を使用します。 ロールバンドには、 そのロールに共 通するタスクが含 まれます。 外部イベント: シナリオを開始または終了するイベントや、シ ナリオにおけるイベントの過程に影響を及ぼすイベントが含 まれます。 フロー線 (実線): 線は、シナリオにおけるステップの標準順 序とフローの方向を示します。 フロー線 (点線): 線は、シナリオでほとんど使用されないタス クまたは条件付きタスクへのフローを示します。線は、プロセ スフローに含まれる文書にもつなげることができます。 シナリオプロセスまたはステップのないイベント内の 2 つのタスクを接続します。 業務活動/イベント: シナリオに入る/シナリオから出るアクション、またはシナリオ中に発生する外部プロセスを示します。 文書内のタスクステップには対応しません。 単一プロセス: シナリオにおいて段階的に扱われるタスクを示します。 文書内のタスクステップに対応します。 プロセス参照: シナリオが別のシナリオ全体を参照する場合、シナリオ番号と名前をここに記入します。 サブプロセス参照: シナリオが別のシナリオを部分的に参照する場合、そのシナリオのシナリオ番号、名前、ステップ番号をここに記入します。 プロセス決定: 決定/分岐点を示し、エンドユーザによる選択を表します。線は、菱形の各部分から生じる各種選択肢を示します。 通常、文書内のタスクステップに対応しません。ステップ実行後に行われる選択を反映します。 シンボル 内容説明 用途のコメント 次のダイアグラムへ/前のダイアグラムから: ダイアグラムの次/前ページにつながります。 フローチャートは前/次ページで継続します。 ハードコピー/文書: 印刷された文書、レポート、またはフォームを示します。 文書内のタスクステップに対応しません。タスクステップで生成された文書の反映に使用されます。この形状には、出力フロー線はありません。 財務会計の実績: 財務会計転記伝票を表します。 予算計画: 予算計画伝票を表します。 マニュアルプロセス: マニュアルで行うタスクを扱います。 通常、文書内のタスクステップに対応しません。倉庫でのトラックの荷渡など、マニュアルで実行されるタスクの反映に使用され、プロセスフローに影響します。 既存のバージョン/データ: このブロックでは外部プロセスから送信されるデータを扱います。 通常、文書内のタスクステップに対応しません。この形状は外部ソースからのデータを反映します。このステップには、入力フロー線はありません。 システムパス/エラー判定: このブロックでは、ソフトウェアによって行われる自動判定を扱います。 通常、文書内のタスクステップに対応しません。ステップ実行後のシステムによる自動判定を反映するために使用されます。 ダイアグラム接続 <機能> ハードコピー/ 文書 SAP 以外 財務会計の実績 業務活動/ イベント 予算計画 単一プロセス マニュアル プロセス プロセス参照 既存の バージョン/ データ サブプロセス参照 システムパス/エラー判定 プロセス 決定