脂肪の消化吸収 【3】グループ 09210221~09210230
脂肪とは 食品中の脂質の大部分はトリアシルグリセロール 高エネルギーの栄養素 重要な生理作用 →必須脂肪酸の供給源 →必須脂肪酸の供給源 →脂溶性ビタミンの吸収や輸送を助ける →リン脂質とコレステロールの構成成分 →生体調節物質 脂肪摂取の増加による疾患 →動脈硬化・冠動脈疾患・がん →適正な摂取がQOLの向上につながる
脂肪の消化・吸収の概要 グリセロールと 食餌中の脂肪 可溶性脂肪酸は血流に入る 口と胃 小腸 未消化の顆粒 不溶性アシルグリセロールと 脂肪酸はミセルに 取り込まれる 胆汁酸と膵リパーゼ 小腸内膜から吸収 各細胞へ輸送 カイロミクロン中の トリアシルグリセロール リンパ系へ吸収→血流へ輸送
脂肪の消化・吸収
カイロミクロンの生成
リポタンパク質 主なリポタンパク質 リポタンパク質の構造 ・カイロミクロン(0.95g/㎤) ・VLDL(0.96~1.006g/㎤) ・IDL(1.006~1.019g/㎤) ・LDL(1.019~1.063g/㎤) ・HDL(1.063~1.210g/㎤) リポタンパク質の構造
リポタンパク質の役割 脂肪組織からの脂肪酸 肝臓で合成された コレステロール 肝臓で 合成された脂肪 食餌中の脂肪 死細胞の コレステロール 消化と胆汁酸による 乳化 血流 カイロミクロン で輸送 血清アルブミン による輸送 VLDL による輸送 LDL による輸送 HDL による輸送
中鎖脂肪酸(MCFA) 炭素数8~12個の脂肪酸 MCFAで構成されたトリアシルグリセロール(MCT) 門脈を経由して肝臓に運ばれる (トリアシルグリセロールに再合成されない)
カルニチン
代謝経路
ケトン体
脂肪分解の促進 脂肪の役割はエネルギーの貯蓄 →必要に迫られなければなかなか使われない →利用されるには、十分な有酸素運動が必要 →必要に迫られなければなかなか使われない →利用されるには、十分な有酸素運動が必要 体脂肪燃焼開始時に「脂肪分解リパーゼ」が働く →アミノ酸などで活性化 →より多くの脂肪を分解 脂肪燃焼を促進するサプリメントとして ■アミノ酸 ■L-カルニチン ■αリポ酸 ■カプサイシン
参考文献 『栄養科学イラストレイテッド生化学』 編:薗田勝 (株)羊土社 『スタンダード栄養・食物シリーズ9基礎栄養学(第2版)』 編:薗田勝 (株)羊土社 『スタンダード栄養・食物シリーズ9基礎栄養学(第2版)』 編:倉田忠男 他 (株)東京化学同人 『マクマリー生物有機化学 生化学編(第2版)』 監訳:菅原二三男 丸善株式会社 ニュートリー http://www.nutri.co.jp/dic/ 日清オイリオ http://www.nisshin-oillio.com/healthy/tyusa01.shtml 財団法人日本食肉消費総合センター http://www.jmi.or.jp/qanda/bunrui3/q_054.html 脂肪燃焼ガイド http://www.paaak.com/shibo42.html