震度階級と地震の被害 1 震度階級表 2 地震の歴史 3 地震の被害 ①建物の倒壊 ②土砂崩れ ③火災 ④津波 ⑤液状化 ※このスライドは非表示になっています 高校・地震①・10分 1 震度階級表 2 地震の歴史 3 地震の被害 ①建物の倒壊 ②土砂崩れ ③火災 ④津波 ⑤液状化 3 10 12 13 16 17 18 19
震度階級と地震の被害
1 震度階級表 気象庁 震度階級の解説H21.3) これは震度階級表といいます。地震が起きたときどうなるかを表しています。 1 震度階級表 これは震度階級表といいます。地震が起きたときどうなるかを表しています。 震度が0~2くらいではあまり揺れを感じる人はいませんが,震度3ではほとんどのひとが揺れを感じる大きさになります。 気象庁 震度階級の解説H21.3)
1 震度階級表 震度4では,ほとんどの人が驚き,電灯などつり下げているものは大きく揺れることがあります。また,花瓶など座りの悪い置物が倒れることがあります。 気象庁 震度階級の解説H21.3)
1 震度階級表 気象庁 震度階級の解説H21.3) 震度5弱では,ほとんどの人が怖いと感じ,物につかまりたいと感じます。 1 震度階級表 震度5弱では,ほとんどの人が怖いと感じ,物につかまりたいと感じます。 棚にある食器や,本だなから本が落ちることもあります。 動かないように留めていない家具が動いたり,もともと不安定なものは倒れることがあります。 緊急地震速報は,震度が5弱以上になりそうなときに放送されることになっています。 気象庁 震度階級の解説H21.3)
1 震度階級表 気象庁 震度階級の解説H21.3) 震度5強では,物につかまらないと歩くことがむずかしくなります。 1 震度階級表 震度5強では,物につかまらないと歩くことがむずかしくなります。 棚にある食器や本だなから本が多く落ちるようになります。 動かないように留めていない家具が倒れることがあります。 しっかりと補強されていないブロック塀がくずれることがあります。 気象庁 震度階級の解説H21.3)
1 震度階級表 気象庁 震度階級の解説H21.3) 震度6弱では,立っていることが困難になります。 1 震度階級表 震度6弱では,立っていることが困難になります。 動かないように留めている家具のほとんどは動いたり,倒れたりします。 家のドアが開かなくなることもあります。 壁のタイルや窓ガラスが壊れて,落ちたり,古い木造住宅は瓦が落ちたり,傾いて倒れたりすることがあります。 気象庁 震度階級の解説H21.3)
1 震度階級表 震度6強では,4つんばいになってはわないと動くことができなくなり,揺れで飛ばされることがあります。 動かないように留めている家具はほとんどが動きだし,倒れる物が多くなります。 古い木造住宅は傾いたり,倒れたりすることが多くなります。 地面が割れたり,大きながけ崩れが起こったりすることがあります。 気象庁 震度階級の解説H21.3)
1 震度階級表 気象庁 震度階級の解説H21.3) 震度7では,コンクリート製の建物でも古いと倒れることがあります。 1 震度階級表 震度7では,コンクリート製の建物でも古いと倒れることがあります。 色々な建物が傾いたり,倒れたりする可能性があるので,大変危険です。 気象庁 震度階級の解説H21.3)
地震は昼夜を問わず起きている。 2 地震の歴史① 1923年9月 1日 大正関東地震(関東大震災) 午前11時58分 1993年7月12日 2 地震の歴史① 1923年9月 1日 午前11時58分 大正関東地震(関東大震災) 1993年7月12日 午後10時17分 北海道南西沖地震 1995年1月17日 午前5時46分 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災) 2008年6月14日 午前8時46分 岩手・宮城内陸地震 2011年3月11日 午後2時46分 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災) 日本は地震の多い国です。地震は昼夜問わず発生しており,いつ起こるか分かりません。 特に,兵庫県南部地震以降,東北地方太平洋沖地震発生までに震度6弱以上の地震は31回も起きていますが,そのうち子供が学校にいるときに起こったものは,わずかに2回しかありません。 地震は昼夜を問わず起きている。
8 地震の歴史② 1978年 6月12日 宮城県沖地震 震度5 2003年 7月26日 宮城県北部地震 震度6強 2008年 6月14日 8 地震の歴史② 1978年 6月12日 宮城県沖地震 震度5 2003年 7月26日 宮城県北部地震 震度6強 2008年 6月14日 岩手・宮城内陸地震 2011年 3月11日 東北地方太平洋沖地震 震度7 宮城県では,東北地方太平洋沖地震に限らず,これまでも震度6弱以上の地震が繰り返し起こっており,発生のたびに犠牲者がでています。 これからも地震が起こることを前提に,しっかりと備えることが大切です。
表紙/Cスライド型資料/1一覧表/(4)中学校/⑦火山/a火山編① 3 地震の被害 建築物の倒壊,土砂くずれ,津波,火災,ライフラインの寸断 (中3理科) 地震による被害 ゆれによる建築物の倒壊,土砂崩れ,土石流,津波,火災 ライフラインの寸断,液状化現象,地盤沈下 大正関東地震(関東大震災)では火災によって大きな被害が出ました。兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)では建物の倒壊により大きな被害が出ました。東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では津波によって大きな被害が出ました。 それらに加え,岩手・宮城内陸地震で大きな被害を生んだ土砂崩れ,共通して見られる液状化現象,地盤沈下をここでは説明します。 地震では様々な被害が発生します。 中学校の理科では,建物の倒壊,土砂崩れ,津波,火災,ライフラインの寸断などを学習しました。 ここでは特に,過去の震災で被害の大きかったものを中心に説明します。
3① 建物の倒壊 倒壊:ビルやブロック塀などが倒れること (財)消防科学総合センター 災害写真データベース 3① 建物の倒壊 倒壊:ビルやブロック塀などが倒れること 地震が起こると,家やビルが倒れて壊れることがあります。 左の写真は神戸で起こった兵庫県南部地震で傾いた建物の写真です。 1階がすっかり潰れている様子が写っています。 また,右の写真のようにブロック塀などが倒れることがあります。 1978年に起きた宮城県沖地震では,倒れたブロック塀の下敷きになって亡くなった人が多くいました。 (財)消防科学総合センター 災害写真データベース
3① 建物の倒壊 昭和56年6月 建築基準法改正(耐震基準の引き上げ) 3① 建物の倒壊 昭和56年6月 建築基準法改正(耐震基準の引き上げ) 阪神大震災では,亡くなった方の多くが家屋や家具等の倒壊によるものでした。 特に,昭和56年以前の古い耐震基準の住宅は,被害が大きく被害が集中していました。 昭和56年6月に建築基準法が改正され,住宅の耐震基準が引き上げられたことが大きな要因になっています。 国土交通省 平成7年阪神淡路大震災建築震災調査委員会中間報告 より作成
9① 建物の倒壊 昭和56年6月 建築基準法改正(耐震基準の引き上げ) およそ4軒に1軒が 耐震化未完了 国土交通省 9① 建物の倒壊 昭和56年6月 建築基準法改正(耐震基準の引き上げ) およそ4軒に1軒が 耐震化未完了 宮城県では,平成20年度の段階で,住宅の77%が耐震化完了となっていますが,23%(およそ4軒に1軒)は古い耐震基準の住宅であることが分かっています。 国土交通省 耐震化の進捗について より作成
崖などの土や砂が崩れて一挙に流れ下ること 3②土砂崩れ 崖などの土や砂が崩れて一挙に流れ下ること これは岩手・宮城内陸地震で崩れた崖の写真です。地震では崖の一部が崩れて,土砂が家や道路を押し潰してしまうことがあります。これを土砂崩れといいます。 2008年 岩手・宮城内陸地震 (財)消防科学総合センター 災害写真データベース
3③火災 火災 これは平成15年北海道十勝沖地震で起きた火災の写真です。燃えやすいものが多くある場所では大きな火災が起きることがあります。 提供:総務省消防庁
3④津波 津波 (財)消防科学総合センター 災害写真データベース これは東北地方太平洋沖地震で発生した津波による被害の写真です。家が壊されたり,船が押し流されたりした後の様子が写っています。 以下補足 宮城県では,防災教育用として,県内各小学校,中学校,高等学校,中等教育学校,特別支援学校へ東日本大震災記録映像を配布済です。 公式Webサイトではダイジェスト版も公開されています。(以下のUrlを参照) http://www.pref.miyagi.jp/site/ej-earthquake/kt-kirokueizo.html (財)消防科学総合センター 災害写真データベース
3⑤液状化 液状化 (財)消防科学総合センター 宮城県白石市 災害写真データベース これは東北地方太平洋沖地震で起こった液状化の様子です。マンホールが地上に浮き上がって大変危険な状態になっています。 (財)消防科学総合センター 災害写真データベース 宮城県白石市
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参考文献 ・ 東日本大震災を分析する 東北大学災害科学国際研究所(2013.5) ・ 過去の災害 宮城県危機対策課 参考文献 ※このスライドは,非表示になっています! ・ 東日本大震災を分析する 東北大学災害科学国際研究所(2013.5) ・ 過去の災害 宮城県危機対策課 http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kikitaisaku/kb-kakosaigai.html 震度階級の解説 気象庁(2009.3)