アイソン彗星は なぜ期待されているのか 自然科学研究機構 国立天文台 渡部潤一 ©東京都⼩⾦井市 守⾕ 昌志郎.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
火星の気象と気候 2004 年 11 月 10 日 小高 正嗣北海道大学 地球惑星科学専攻. 講義の概要 太陽系の惑星概観 太陽系の惑星概観 地球型惑星と木星型惑星 地球型惑星と木星型惑星 地球と火星の比較 地球と火星の比較 火星の気象と気候 火星の気象と気候 探査衛星による最新の気象画像 探査衛星による最新の気象画像.
Advertisements

スイングバイを行う惑星 探査機軌道の再現 B 上杉耕玄. 目的・研究概要 スイングバイを再現するために 3 次元の運動方程式を ルンゲクッタを用いて解き, 精密な太陽系シミュレー タを作成した. 各惑星とパイオニア 10 号の初期位置と初期速度を打 ち上げの 1 ヶ月後,6 ヶ月後, スイングバイの.
神戸大学 2010.09.10 小天体パネル報告 荒川政彦・伊藤孝士・ 圦本尚義・渡部潤一. 小天体パネラーの動き 荒川:衝突関係者へのヒアリング 研究会での議論@衝突研究会 伊藤:軌道力学関係へのヒアリング 力学関係者が集う研究会およびセミナーでの 議論 圦本:物質分析関連 研究会での議論@国際.
神戸大・理 2009 年度 地球および惑星大気科学実習 (2009/07/17) 資料をもとに作成.
1 運動方程式の例2:重力. 2 x 軸、 y 軸、 z 軸方向の単位ベクトル(長さ1)。 x y z O 基本ベクトルの復習 もし軸が動かない場合は、座標で書くと、 参考:動く電車の中で基本ベクトルを考える場合は、 基本ベクトルは時間の関数になるので、 時間で微分して0にならない場合がある。
天王星の発見  ハーシェル:偉大なる観測家 ハーシェル  アマチュア天文学者出身  妹カロリーネの献身カロリーネ  親友:マスケリン  最高の望遠鏡を裏庭に裏庭  恒星の距離測定を目指して  運命の夜:1781年3月13日 運命の夜  次へ 次へ.
北軽井沢駿台天文講座 ΔT (地球の自転の減速) 相馬 充(国立天文台) 北軽井沢駿台天文台(北軽井沢「一心荘」) 2012 年 8 月 3 - 6 日.
Venus は 五芒星 を描く? 天動説の複雑さに秘められた幾何学的秩序 --- 『ダビンチ・コード』
ケフェウス座δ(二重星) 天体観望会 2002/11/08 文部科学省 国立天文台.
地球環境史(地球科学系) 現代地球科学(物理系学科)
TMT可視分光観測のサイエンス <太陽系外惑星の光と影の観測>
星の測り方 ~「星を測る」とは?~ 天文普及ボランティア 浅井 直樹 近代天文学において、星を測ることにどんな意義があったのか。
第3回 天文学入門講座 ~惑星系~ 太陽系の概観 惑星の運動 惑星探査 惑星 惑星以外の構成メンバー 太陽系の形成・太陽系外惑星系
国立天文台 定例観望会 2007年4月13日(金) 担当 高梨 直紘
国立天文台 太陽系外惑星探査プロジェクト室 成田憲保
Suprime-Camによる 太陽系小天体の観測
星の明るさと等級 PAOFITS WG 開発教材 <解説教材> 製作: PaofitsWG <使い方> ①「実習の方法」についての説明に使う
06.彗星の正体 佐々木 彩奈(茨城大学)宇野 由紀(同志社高校) 八百 多佳実(カリタス女子高校)日堂 真由(松本県ケ丘高校)
日食直前講習会 ~太陽と月のコラボレーション~ 携帯電話のカメラで撮った月(ここの屋上の望遠鏡にて) 安全に、楽しく日食を見るために
第11回 星・惑星系の誕生の現場 東京大学教養学部前期課程 2012年冬学期 宇宙科学II 松原英雄(JAXA宇宙研)
晩期型星T-Lepに付随する 水メーザースポットを用いた年周視差測定 ~系内MIRA型変光星周期-絶対光度関係の測定に向けて~
2011年のこぐま流星群 この晩の私の単点観測でのこぐま群判定は、83個でした。
全天モニターの ソフトウェア開発と データ活用の研究
Fe Ag Au C O 陽子と中性子:原子核内でバランスよく存在する Q : Biって中性子の方が多くね? 安定な原子核の例 陽子だけだと
WISH 太陽系天体・系外惑星の場合 WISH to Investigate Solar system History
科学概論 2004年12月9日
原始惑星系円盤の形成と進化の理論 1. 導入:円盤の形成と進化とは? 2. 自己重力円盤の進化 3. 円盤内での固体物質の輸送
小惑星を探れ! 村仲 渉 (木曽高校)  杉本 寛 (上宮高校)  佐藤 駿 (オイスカ高校)  鈴木 寿弥 (磐田南高校) 池内 苑子 (大宮高校)  吉川 優衣 (広島国泰寺高校)  斎藤 杏奈 (洗足学園高校)  §1.はじめに ②太陽から小惑星までの距離 小惑星の軌道は円と仮定する。小惑星の軌道半径をaA、周期をTA、地球の軌道半径をaE、周期をTEとすると、時間tでの小惑星の移動距離dA、地球の移動距離dEは、
謎の惑星スーパーアースを探れ! 国立天文台・成田憲保.
天体の諸階層1 太陽系 Solar system.
トランジット法による低温度星まわりの地球型惑星探索と大気調査
和歌山大学 教育学部 自然環境教育課程 天文学専攻 山本直人 担当教員 富田晃彦
みさと8m電波望遠鏡の 性能評価 富田ゼミ 宮﨑 恵.
物理学セミナー 2004 May20 林田 清 ・ 常深 博.
すばる望遠鏡を用いた 太陽系外惑星系の観測的研究
国立天文台 光赤外研究部 太陽系外惑星探査プロジェクト室 成田憲保
太陽系外惑星の トランジット観測 和歌山大学  教育学部  自然環境教育課程   地球環境プログラム  天文学ゼミ   玉置 順大.
わたがし を食べちゃった 早坂キャスター ベテルギウス 三ツ星 宇宙に浮かぶ雲 オリオン座の東側の写真(学芸大学、土橋先生提供)
前回の講義で水素原子からのスペクトルは飛び飛びの「線スペクトル」
オリオン座流星群の ダストトレールはもっと古い
大離心率トランジット惑星HD17156bの ロシター効果の観測結果
大離心率トランジット惑星HD17156bの 公転軌道傾斜角の測定
2. 地球を作る物質と化学組成 1)宇宙存在度と隕石 2)原始太陽系星雲でのプロセス:蒸発と凝縮
天体の諸階層1 太陽系 Solar system.
ANIRによるM型星まわりの トランジット地球型惑星の観測 国立天文台 成田憲保.
重力レンズ効果による画像の変形と明るさの変化
宇宙の灯台 第二部 第五場  財布の中.
パルサーって何? 2019/4/10.
天文学でよく使う単位 天文単位 AU 地球太陽間の距離 1.5x1011m 光年 光が1年に進む距離 9.46x1015m パーセク
小型JASMINE計画の状況       矢野太平(国立天文台)       丹羽佳人(京大).
銀河 galaxy 現在までの認識.
火星探検と太陽系のなりたち 標準一枚40秒.
倉本研究室 宇宙理学専攻 修士1年 岡澤直也.
最近の宇宙マイクロ波背景輻射の観測 銀河の回転曲線 回転曲線の測定値 NASAが打ち上げたWMAP衛星が観測
すばる望遠鏡、 主星の自転に逆行する 太陽系外惑星を発見
京大岡山 3.8m 新技術望遠鏡 東アジア最大の望遠鏡計画 この望遠鏡で用いられる3つの新技術
京大岡山 3.8m 新技術望遠鏡 東アジア最大の望遠鏡計画 この望遠鏡で用いられる3つの新技術
第12回 銀河とその活動現象 東京大学教養学部前期課程 2017年度Aセメスター 宇宙科学II 松原英雄(JAXA宇宙研)
国立天文台 太陽系外惑星探査プロジェクト室 成田憲保
スターバースト銀河NGC253の 電波スーパーバブルとX線放射の関係
MOAデータベースを使った セファイド変光星の周期光度関係と 距離測定
. . 5月21日朝は 金環日食を楽しもう 6月6日の 金星の太陽面通過 (約6.5時間続きます) 日食や、金星の太陽面通過を観察するには
観測的宇宙論ジャーナルクラブ 2006年5月22日 成田 憲保 1
3.宇宙はどんな世界 天文学、宇宙物理学に関する基礎知識.
OAO/MITSuME photometry of SU UMa
日本における中規模以上の地震発生タイミングの衛星画像からの把握について
HT Casの測光観測と モデルによる物理量の推定2
(FMOS戦略枠観測で余ったファイバーによる) M型星まわりのトランジット地球型惑星探し
科学概論 2005年1月27日
中性子星/ブラックホール連星の光度曲線の類似性
Presentation transcript:

アイソン彗星は なぜ期待されているのか 自然科学研究機構 国立天文台 渡部潤一 ©東京都⼩⾦井市 守⾕ 昌志郎

2012年は「金」の天文現象の年だった 5月21日 金環日食 6月 6日 金星の日面通過 8月14日 金星食

ー今年の天文現象ー 天文現象不作の年! といわれていが。。 「地球接近型の天体ショー」の年に ロシアに前代未聞の大型隕石が落下 天文現象不作の年! といわれていが。。 「地球接近型の天体ショー」の年に ロシアに前代未聞の大型隕石が落下 小惑星2012DA14が地球に接近 そして彗星の出現 パンスターズ彗星 アイソン彗星

ロシア隕石 衝突天体 直径 10~20m (17m ー NASA、10mーロシア) 質量 ~107 kg (約1万トン) 質量 ~107 kg (約1万トン) 速度 18 km/s エネルギー 500キロトン(TNT) 絶対光度 -27~-28 等             (太陽 -27等)

ロシア隕石と小惑星2012DA14 NASA/MSFC/Meteroid Environment Office(2013)

地球は 小惑星や彗星、流星体などの小天体がうようよしている空間をすり抜けて公転している 1kmクラスの小惑星は90%発見されているが100m以下はまだまだ いつどこに、このクラスの隕石が落下するかは予測が困難 ただ地球に近づくことで天体ショーにはなりうる

次は「彗星」 パンスターズ彗星がやってきた そしてアイソン彗星がやってくる

ドナチ彗星

彗星のイメージ ・一般に 「凶兆」 ー その出現、動きが予測不可能 ー 姿・形が不気味 ・日本書紀 ・一般に 「凶兆」   ー その出現、動きが予測不可能   ー 姿・形が不気味 ・日本書紀 「正月己巳、長星見西北、時みん師曰、彗星也。見則飢之(みゆれば、いひうえす)」  (彗星が出ると飢饉になる)

彗星のイメージ ・一方、「瑞兆」としても ・扶桑略記二十五(941年) 「春三月、相当西方有星、其光如白虹、(中略)、其名曰穂垂星、其秋年登、天下頗豊」 「穂垂星」 彗星の尾が穂に

どうして“彗”になるのか? ・ 彗星の本体=彗星核(かく) 水や二酸化炭素などの「氷」 砂粒などの「塵」 ・ 「汚れた雪だるま」 ・ 彗星の本体=彗星核(かく)    水や二酸化炭素などの「氷」    砂粒などの「塵」 ・ 「汚れた雪だるま」 ・ 太陽熱によって蒸発 ーー> 詳細は小林さんから ハレー彗星の核 ボレリー彗星の核

ほうき星(彗星)とは イオンの尾 頭部 塵の尾 コマ+核 ーー> 詳細は猿楽さんから 神戸大学講義2004 

“彗”の漢字の起源 馬王堆漢墓から

彗星の軌道 一般にとても遠くからやってくる 歪んだ楕円(だえん)、大きな軌道 惑星軌道を横切ることも多い 太陽 火星 地球

彗星の分類 周期>200年以上 長周期彗星 (一回きりの帰ってこない彗星を含む) 黄道面を上からも下からもやってくる 周期>200年以上  長周期彗星      (一回きりの帰ってこない彗星を含む)   黄道面を上からも下からもやってくる 周期<200年以下  短周期彗星   黄道面に集中している

短周期彗星:黄道彗星

長周期彗星

短周期彗星はどこから来たか? 短周期彗星の故郷 : 冥王星の外側にある小天体ベルト(太陽系外縁天体:エッジワース・カイパー・ベルト) 短周期彗星の故郷 : 冥王星の外側にある小天体ベルト(太陽系外縁天体:エッジワース・カイパー・ベルト) エッジワース・カイパー・ベルト ーーー>短周期彗星 大惑星により内側へバケツリレー式に運搬 現在、300個あまりが発見、登録されている

長周期彗星はどこから来るか? 長周期彗星の故郷 : オールトの雲 まだ発見されていない彗星も多く、いつどんな彗星がやってくるか予測不能 長周期彗星の故郷 : オールトの雲 オールトの雲 ー> 長周期彗星 まだ発見されていない彗星も多く、いつどんな彗星がやってくるか予測不能

彗星はどこからやってくるのか? ー軌道の観測からー オールトの雲 太陽系を1-10万天文単位直径に大きく球殻状に包む「長周期彗星の故郷」 エッジワース・カイパーベルト   (太陽系外縁天体) 海王星以遠で黄道面に集中した「短周期彗星の故郷」 ーー> 見てみよう

彗星の数 これまでに古文書の記述を含め、3700個弱 一年に数十個~100個以上発見される しかし、肉眼で見えるような彗星は少ない

彗星の数 日本で肉眼で見えた直近の彗星 肉眼で尾を引く彗星らしい彗星は ヘール・ボップ彗星(1997年) 肉眼で見えた彗星は   ヘール・ボップ彗星(1997年) 肉眼で見えた彗星は   ホームズ彗星(2007年)    (アウトバーストをおこして2等に) 和歌山 津村光則氏

彗星の数 肉眼で見えた彗星でも、南半球からのみのケースも マックノート彗星(2006年) ラブジョイ彗星(2011年) ESO       NASA

大彗星になる条件 単位時間あたりの蒸発量が多いこと 地球からの観察条件が良い 核が大きい (絶対等級が明るい) 太陽に近づく 核が大きい (絶対等級が明るい) 太陽に近づく  地球からの観察条件が良い 位置関係(距離、方向) 太陽からある程度(角度的に)離れている

過去の大彗星の例 大型彗星が近づいた例 太陽接近型(サングレーザー)の例 地球接近型(ニアミス型)の例 1997年へール・ボップ彗星 1843年第一彗星(フレート・マーチ・コメット) 1965年池谷・関彗星 地球接近型(ニアミス型)の例 1996年百武彗星

C/2011 L4 (パンスターズ彗星) 2011年6月6日 Pan-STARRS 1 telescope (Haleakala) 発見 太陽に近づく時 2013 Mar. 10.16753 TT 太陽に最も近くなる距離 = 0.3015430 (A.U.) 絶対等級が明るい=核が大きい -1.8等 ~ 4等

絶対等級の明るい彗星 C/1729 P1 -3 C/1995 O1 (Hale-Bopp) -2 C/1577 V1 Great Comet 0 C/1811 F1 Great Comet 0 C/1743 X1 Great Comet 0.5 C/1882 R1 Great Sept. 0.8 C/1402 D1 Great Comet ~1 ーーーーーーーーーーーーーーーー P1/Halley             5

C/2011 L4 (パンスターズ彗星) つまり かなり大型の彗星&そこそこ太陽に近づく しかし 大彗星の条件をそなえている しかし 近日点通過後の北半球からの観察条件はよくなかった

C/2011 L4 (パンスターズ)

C/2011 L4 (パンスターズ彗星) 吉田誠一氏 ホームページより

パンスターズ彗星 日本では。。。。 春霞、条件が悪い中でも天文ファンが観察 しかし、一般の人はほとんど見えなかった パンスターズ彗星  日本では。。。。 春霞、条件が悪い中でも天文ファンが観察 例えば。。。 しかし、一般の人はほとんど見えなかった ーー> 次のアイソン彗星に期待 ©JAXA 大川拓也

C/2012 S1 (アイソン彗星) 2012年9月21日 International Scientific Optical Network (ISON) Kislovodsk, Russia 発見 太陽に近づく時 T 2013 Nov. 28.80632 TT 太陽に最も近くなる距離 = 0.0124496 !!(A.U.) 太陽をかすめる彗星としては大型 5.5等 -> 8等

C/2012 S1 (アイソン) つまり やや大型の彗星&太陽に極めて近づく 接近後の地球(北半球)からの観察条件もよい 大彗星の条件をそなえている 接近後の地球(北半球)からの観察条件もよい

アイソン彗星の動き

C/2012 S1 (アイソン) つまり やや大型の彗星&太陽に極めて近づく 接近後の地球(北半球)からの観察条件もよい 大彗星の条件をそなえている 接近後の地球(北半球)からの観察条件もよい どのように見えるか? ーー 太陽接近型の同様の彗星の例を

太陽接近型の例 これまでの太陽接近型の彗星で、アイソン彗星よりも、やや小型および大型の彗星 ーー ラブジョイ彗星(2011)  これまでの太陽接近型の彗星で、アイソン彗星よりも、やや小型および大型の彗星  ーー ラブジョイ彗星(2011)  ーー 池谷・関彗星(1965)

ラブジョイ彗星(C/2011 W3) 2011年11月27日 Terry Lovejoy (Thornlands, Qld., Australia)  太陽に近づいた時 2011 Dec. 16.01211 太陽に最も近づいた距離 = 0.005556(A.U.) 太陽をかすめる彗星としては中くらい  11~15.5等 蒸発してしまうと思われたが。。。。。

C/2011 W3 (ラブジョイ) 吉田誠一氏 ホームページより

太陽をかすめて 大化けしたラブジョイ彗星 NASA

池谷・関彗星(C/1965 S1) 1965年9月18日 池谷薫、関勉 (高知、静岡) 1965年9月18日 池谷薫、関勉 (高知、静岡)  太陽に近づいた時 1965 Oct 21.1837 TT 太陽に最も近づいた距離 = 0.007786 (A.U.) 太陽をかすめる彗星としては大型  ~5等

同じような特徴を持った彗星 C/1965 S1 (池谷ー関) 発見後、40日あまりの1965年10月21日 に、太陽に接近  乗鞍コロナグラフで撮影に成功 マイナス10-11等? 10月末-11月はじめには、尾が20-25度に伸びた姿が観察された 11月4日には分裂核が確認された

■ 過去の太陽接近型彗星の尾 菅原賢氏提供 近日点通過時に、その前に放出された塵が蒸発 近日点通過時から観測時刻まで放出された塵 つまり細く長く http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/34/Great_Comet_of_1882.jpg http://spaceweather.com/comets/lovejoy1/Scott-Alder1.jpg C/1965 S1 (Ikeya-Seki) q=0.007786 [au] C/2011 W3 (Lovejoy) q= 0.0055538 [au] C/1882 R1(The Great Comet) q=0.007750 [au] http://science.nasa.gov/media/medialibrary/2000/08/27/ast28aug_2_resources/ikeya-seki_med.jpg

アイソン彗星のダストテイル予想 (菅原賢氏提供) Dec.6 Dec.16 Dec.26 Jan.6 Jan.16 Jan.26

半月前のアイソン彗星

C/2012 S4 (アイソン)彗星の 明るさの現状 吉田誠一氏ホームページより

C/2012 S1 (アイソン) ふたつの彗星の中間の規模と思えば。。。 太陽に最も近づいた時の明るさ 太陽に近づき、蒸発してしまうことはない 日本から11月中旬ー12月中旬に観察可能 太陽に最も近づいた時の明るさ マイナス13等(当初の希望的な予測)にはならず、マイナス6等からマイナス1.5等 核が分裂する可能性が高い 尾:11月の近日点前は短く、12月上旬の近日点通過後には長さ10度以上の直線的な尾が出現

本当にどうなるかは彗星の個性次第:来てみないとわからない (ESO)

さらなる最新情報を盛り込んで 10月末、発売予定