名古屋市のペットボトルのリサイクルの現状について 3班 メンバー C09003 大村 優人 C09007 海藤 豊 C09013 清水 麻衣 C09015 杉本 英治
調査の目的 私たちの身近にあるペットボトルが、正規の再処理の 業者に引き渡されずに中国に輸出され燃料として利用 されている、ということが本当かどうか、ということや、実 際のペットボトルはどのような方法を経て再利用までいく のかという疑問を持ち、そこから名古屋市のペットボトル のリサイクルに対しての取り組みや現在工場でどのよう に処理されているか、を調査内容として取り組んでいる。
ごみ非常事態宣言都市 昭和61年度に78万トンだったごみ量が、平成10年度には 約102万トンに達し、市のごみ処理体制は、指定焼却・埋 立ての両面で危機的な状況に直面した。この状況を打開 するため、松原市長は平成11年2月に「ごみ非常事態」を 宣言し、ごみ減量行動の実践を訴えた。
一気に5種の資源分別収集へ 平成12年度のごみ量を約80万トンにするという目標を掲 げて、今年の8月7日より5つの新たな施策を実施している。 「プラスチック製容器包装」「紙製器包装」「PETボトル」の ステーション収集、「スプレー缶類」の別途収集、「家庭ご み指定袋制」の本格実施である。
着実にごみの量が削減 広報活動としては、広報誌「広報なごや」やテレビ、新 聞、ラジオなどで知らせるとともに、各町内会で広報ビ デオを見せながら説明会などを行った。その結果、PE Tボトルの収集量は同じ時期の比較で3倍ほども急増し ている。可燃ごみ用・不燃ごみ用・資源用の3種になっ た「家庭ごみ指定袋制」のスタートで可燃ごみ・不燃ご みが20~40%減少している。また、不燃ごみからプラス チック製容器包装が分かれたことにより、主流だった市 指定の袋(家庭用不燃袋)の大きさが45リットルから10 リットルなどの小さな袋へ移行した。
分別回収されたごみの行方 「プラスチック製容器包装」 CDや車止め、プラスチックカップ、物流資源のパレットな どになります 「紙製器包装」 お菓子の箱やティッシュ 「PETボトル」 衣類(繊維)や卵パック・クリアホルダー(シート製品)など、さまざ まな製品に再生できます。最近ではペットボトルからペットボト ルへのリサイクルも可能になりました
訪問先の工場の概要 CPR第1工場 自治体より排出される使用済飲料用PETボトルを、再生PETフレーク 原料に処理する専用工場です。 株式会社シーピーアール アウトソーシング事業、人材派遣事業「(特)23-301645」 倉庫管理業務及び各種管理業務、プラスチックリサイクル事業 CPR第1工場 自治体より排出される使用済飲料用PETボトルを、再生PETフレーク 原料に処理する専用工場です。 平成13年4月より稼動したリサイクル工場です。 再生PETフレーク原料はリサイクル製品として繊維やシート、フィルムなどに再利用されます。
工場のリサイクルの工程
再生PET樹脂の用途 リサイクルされたPETボトルは身近な製品に形を変えて再利用されている。 *繊維商品 ・・・制服、ワイシャツ、カーペット *繊維商品 ・・・制服、ワイシャツ、カーペット *シート製品・・・クリアファイル、水切りトレー *ボトル製品・・・洗剤用ボトル、化粧品容器 * 成形品 ・・・ごみ袋、ボールペン など
繊維 シート ボトル 成型品 バンド
各調査内容
統計データ 用途別需要推移 1番の需要は清涼飲料のボトル。 近年では1年間に約52万トンもの需要がある。 統計データ 用途別需要推移 1番の需要は清涼飲料のボトル。 近年では1年間に約52万トンもの需要がある。 1.5リットルのペットボトルの重さは約60gなので、 年間1人あたり約73本の 1.5リットルのペットボトルを消費している事になる。
指定PETボトルの回収率 生産量、回収率ともに高くなってきている。 ペットボトルの回収ボックスは、スーパーやコンビニ、各市町村など、現在はいたるところで見かけられる。 旧回収率:1993年~2004年 新回収率:2005年~2007年
今後の調査 実際に工場に行ってリサイクルの工程を調査する。(見 学予定先が現在見学可能と確認をとったので、日程、 質問などの計画を中間発表後に立てる。) 全国と名古屋市のリサイクルの現状を比較する。 名古屋市からでたペットボトルが何処へいっているのか を調査する(インターネットで出てこなかったので、見学 の時に聞き込みをする)。
参考文献 株式会社シーピーアールhttp://www.cpr- net.jp/index.htm 参考文献 株式会社シーピーアールhttp://www.cpr- net.jp/index.htm PETボトルリサイクル推進協議会 http://www.petbottle-rec.gr.jp/top.html