サプライ・チェインの設計と管理 第10章 サプライ・チェイン・マネジメントのための情報技術 pp 東京商船大学 久保 幹雄
ここで学ぶこと サプライ・チェイン情報技術の目標 標準化 情報技術基盤 電子商取引 サプライ・チェイン情報技術の構成要素 (企業体資源計画システムと意思決定支援システム) 情報技術の導入の手順
サプライ・チェイン情報技術の目標 情報技術の目標 目標達成のために必要な道具 (製造から出荷,販売に至る)情報を収集する. 情報へのアクセスを可能にする. 情報の分析し,計画を立案する. 目標達成のために必要な道具 標準化 情報技術基盤 電子商取引 計画のためのコンポーネント(各種システム)
標準化 なぜ情報技術の標準化が必要か? 例: ユーザーからの圧力 費用削減 規模の経済性の追求 サプライ・チェインの用語の統一 RossettaNet: www.rosettanet.org データベース ODBC (Open Database Communication)やSQL (Structured Query Language)による標準化の仕組み ビデオ標準の対立(ベータマックスとVHS) パソコンのOS(マイクロソフト, アップル,UNIX)
情報技術基盤 インターフェイス機器 パソコン,バーコードスキャナー,RF (Radio Frequency)タグ 通信 LAN (Local Area Network), WAN (Wide Area Network),インターネット,GPS (Global Positioning System) データベース レガシー(遺物)データベース リレーショナルデータベース オブジェクトデータベース データウェアハウス,データマート,グループウェア システム・アーキテクチャー
電子商取引(e-コマース) 一方向コミュニケーション e-mail, ftp, ブラウジング(www) データベースアクセス 問い合わせ,購入,荷物(商品)追跡,オークション データ交換 EDI (Electric Data Interchange),電子決裁 プロセス共有 マイクロソフトVCI (Value Chain Initiative),CPFR (Collaborative Planning, Forecasting and Replenishment)
サプライ・チェイン・マネジメントのための情報技術の構成要素 企業体資源計画(Enterprise Resource Planning: ERP) システム 意思決定支援システム(Decision Support System) 需要計画 容量計画と供給計画 購買支援
サプライ・チェイン情報技術の 開発の各段階 個別部門による基礎段階:スプレッドシート 横断的機能チーム:個別ソフトウェア(ポイントツール) 企業レベルの統合:企業体資源計画(ERP)システム サプライ・チェイン:顧客管理システム,POS(Point-Of-Sales)情報を用いたデータウェアハウス サプライ・チェイン共同体:意思決定支援システム (DSS)