化粧品とは・・・? 混合の科学! 化粧品の種類 化粧品の構成要素 化粧品の(中味から見た)分類 乳化について 通常、各原料は化学反応を伴わず、混合され存在する。個々の原料の持ち味を発揮させることが肝要で あり、より良いケースでは、それら原料間での相乗効果が期待される。 化粧品の種類 化粧品の構成要素 化粧品の(中味から見た)分類 乳化について 化粧品の(処方配合における)チェックポイント
<化粧品の種類> スキンケア スキンクリーム、スキンローション、クレンジング… メイクアップ ベースメイク ポイントメイク ボディケア (サンケアを含む) ボディミルク、インバス用(ボディシャンプー) サンスクリーン、制汗剤、脱毛剤、虫除け剤… ヘアケア シャンプー、リンス、トリートメント パーマ剤、育毛剤… オーラルケア 歯磨き、マウスウォッシュ… フラグランス 香水、オードコロン…
<化粧品の構成要素>
<化粧品の(中味から見た)分類>
エアゾールのメカニズム (参考)
<乳化について> 如何にエマルジョンを作るか; 乳化を阻害する要因; 安定性 安全性 キーは活性剤の使い方! 安定性チェックのポイント ; 匂い、色、外観 pH、粘度 加速テスト – 加熱、熱遠心… 如何にエマルジョンを作るか; 安定性 安全性 キーは活性剤の使い方! 差別化 特性 / 機能 乳化を阻害する要因; 日光 (紫外線) 紫外線吸収剤 熱 経日での劣化にほぼ相当 微生物 防腐剤 金属イオン キレート剤 | その他 --- 酸素、振動…
<乳化について> 活性剤 ; 水溶液での HLB による状態の変化 キーは活性剤の使い方! 溶解しない 粗いディスパージョン 強攪拌によりミルク状のディスパージョン 安定したミルク状ディスパージョン 殆ど透明 完全溶解
<乳化について> 転相乳化 – 安定なエマルジョン (O/W) を作り、活性剤量を減らすことが出来る 油 相 実際の作業 油 相 水 相 実際の作業
<乳化について> 原料のイオン性がもたらすモノ 陰イオン(アニオン)性 陽イオン(カチオン)性 非イオン(ノニオン)性 活性剤 ポリマー 陰イオン(アニオン)性 陽イオン(カチオン)性 非イオン(ノニオン)性 (両イオン性) 洗浄力 起泡力 セット力、保持力 肌・毛髪との親和性 静電・殺菌効果 コンディショニング力 (櫛通り性、静電気防止効果) 相溶性 低刺激 高い相溶性 酸性側で陽イオン性 アルカリ側で陰イオン性
<化粧品の(処方配合における)チェックポイント> (まとめ) 安定性 安全性 使用感・感触 [軽い/重い、サッパリ/シットリ…] 使い(取扱い)易さ – 容器、化粧動作とのマッチング… 嗜好 – 匂い、色、(容器)デザイン… 機能・効果 昔(?)からの格言… 「一に衣装、二に匂い、三・四がなくて五に中味!」
< 化粧品の(処方配合における)チェックポイント > (詳細) 安定性 – 外観、色、匂い… (法律により)個々の原料は室温保存・3年で残存率が90%以上であることが必要 [世界基準になりつつある。 迅速法あり(例:40℃6ヶ月で…)、但しメーカー責任で] 安全性 防腐剤や香料の配合する量・種類は時折処方の安定性だけではなく、安全性にも 悪い影響を与えることがある 防腐剤の配合(種類・量)については、素原料、生産設備、あるいは容器の汚染度を把握し、 最終消費者の清潔度をも考慮し、決定されるべき 機能・効果 いかなる機能・効果 (例:SPF、美白効果、アンチエージング力)も、PL(製造物責任)法に則り、 メーカー責任で確認する必要あり 同じ化学構造を持つ原料が、いつも同じパフォーマンスを示すとは限らない!