「カウンセリングナースの役割と 教育システム」 「カウンセリングナースの役割と 教育システム」 不知火病院 副院長 松尾 富佐子
不知火病院における カウンセリングナースとは 方法として、一定の時間と場を設け 患者と関わるが、患者全体を受け止め 苦悩する部分を感じ取り、理解し、 患者自らが問題解決して自己の成長を 見出してゆけるように援助してゆくという精神科看護の専門性と捉えられる。
当院におけるカウンセリングナースの役割 教育への積極的参加 ・第4期生を各々受け持ち、相談受けや 助言を行う ・院内の看護教育の一端を担う 教育への積極的参加 ・第4期生を各々受け持ち、相談受けや 助言を行う ・院内の看護教育の一端を担う ・スキルアップ研修として Aグループ 3年未満者へのフォロー を中心とした研修 Bグループ 5年以上を経過し、より 患者理解を深める研修 ・現場ナースへの指導、アドバイス
カウンセリングナースの定義 心を扱う精神医療における看護では、カウンセリングの技術を必要とする場面が多い。そのことをひとつの専門性と捉え、カウンセリングの技術を備えた看護師をカウンセリングナースと定義する。
研修目的 日頃行っている看護の場面を、さらに理論的に深め精神科看護を創造してゆくこと。 すなわち精神科における新しい看護の構築を目的として不知火病院カウンセリングナース教育研修プログラムを企画しトレーニングを行う。
研修方法 週1回 2時間 1時間 講義 1時間 ワークディスカッション 基礎的講義を終えた時点で、事例を受け持ちカウンセリングを行う 週1回 2時間 1時間 講義 1時間 ワークディスカッション 基礎的講義を終えた時点で、事例を受け持ちカウンセリングを行う 事例に関して担当医師よりスーパーヴィジョンをうける
講義プログラム Ⅰカウンセリングの基礎 1)カウンセリングの準備 (セッティング、契約の仕方、心の準備) 2)アセスメント 1)カウンセリングの準備 (セッティング、契約の仕方、心の準備) 2)アセスメント 3)カウンセラーの役割 4)カウンセリングの目標 5)カウンセリングの限界 6)カウンセリングの種類
Ⅱ発達心理学 1)乳幼児と遊び 2)硬い理解からシンボリックな世界へ 3)父親と母親 4)兄弟と友人 5)性と性役割 1)乳幼児と遊び 2)硬い理解からシンボリックな世界へ 3)父親と母親 4)兄弟と友人 5)性と性役割 6)自己同一性・・・自分とは何か 7)意識と無意識 8)夢について 9)自己実現とは 10)まとめ
カウンセリング延べ件数
当院におけるカウンセリングナースの今後 ・次代を担うカウンセリングナース育成 ・研修システムをさらに充実し、教育、研 修対象を拡大してゆく ・研修システムをさらに充実し、教育、研 修対象を拡大してゆく ・精神科看護の専門性を、更に確立する