筑波山~新治~中心市街地の新観光ルートの提案

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中心市街地活性化の事例研究 福島彬仁 山本大晃.  この研究は現在日本全国で問題となっている中心市街地 の衰退に対して全国の自治体でどのような対策が行われ ているのかについて実際の事例を紹介し、その自治体に おいて中心市街地が直面している状況や活性化計画の特 徴、問題点について検討したものです。
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2.一極集中と多極分散. 連携の在り方 都市の発生 分業の発生規模の経済 ・地域特化の経済 ・都市化の経済 集積 大都市の形成.
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都市計画マスタープラン策提実習 -第一回中間発表-
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市民参加型ワークショップ イベントアイデア
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実践型地域雇用創造事業 ≪概要≫ 実施スキーム 事業内容 厚生労働省 地域雇用創造協議会 外部有識者等 都道府県 地域の経済団体 市町村
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実践型地域雇用創造事業 平成30年度応募地域(第2次募集)
原田 洋輔 江黒 晃 小川 華奈 木村 洋史 佐々木 翔一 永嶋 広樹 広重 求 松本 立子 担当教官: 石田東生
(班長)城間 奨 (班員)岡部 翔太 畠野 真一 五十石 俊祐 石田 あずさ 山越 裕之 (TA) 西川 佑
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レンコンピック 2班 廣木一茂 池田俊輔 吉村聡哉 TA 大山皓史 栗原咲 鷹巣志穂里 ~2010年開催に向けて~
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灯 ー八つの明かりでまちづくりー 都市計画マスタープラン策定実習 1班 ともしび 東川聡志 横手翼 ■導人) 今井唯
地域住民・企業等によるまちづくり事業・活動への支援強化
都市計画マスタープラン策定実習 第1班 班長 大野隆行 岩倉圭介 小森美咲 吉田崇紘 TA 澤 洋輔
資料3 誰もが親しめる 市民スポーツの充実 佐賀市教育委員会 スポーツ振興課.
浜松まちなかにぎわい協議会 平成22年度事業報告
地域の多様な課題に応える低炭素な都市・地域 づくりモデル形成事業
あずましこみせ 「つながり」がつくる新しい黒石 筑波大学大学院 下山 万理子 大阪府立大学大学院 曽根 佳恵
圏央道開通による川島町の整備効果(平成20年3月川島IC開通)
都市計画マスタープラン策定実習 第2回 中間発表
+ うつのみや産業振興ビジョン【概要版】 7章 施策の展開と支援体制の形成 1章 産業振興ビジョンの基本的な考え方について
○第1回まちづくり企画グループ『平野区のイメージについて』 (H )
地域再興会議における 地域産業活性に導く未来投資プロジェクト
ビュースポットおおさかの発信・活用(案) 資料4
四万十・足摺エリア(幡多地域)観光圏協議会 宿泊(連泊)の魅力の向上(滞在促進地域)
中山間地の環境保全と集約型農業の促進を目的とした
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筑波山~新治~中心市街地の新観光ルートの提案             (1) 土浦市の現状 2007都市計画マスタープラン策定実習 ■人口  新治村との合併による影響としては         ①人口および世帯数の増加         ②人口密度の減少         ③世帯あたり平均人員の減少の抑止があげられる。  年齢別では、やはり団塊の世代と言われる50歳代後半がもっとも多く、15歳以下の子どもは少ない傾向にある。ここでも旧新治村との合併の影響は大きく、特に旧新治村(平成16年)では、高齢者の人数が多く、40歳前後の労働者人口および15歳未満の子どもの人数の割合が少ない(図2)。また、平成12年から平成16年までの住民基本台帳を基に算出した平成17年以降の総人口は、平成21年まで減少し続け、平成17年から平成21年の4年間で2,615人減少し、平成21年の総人口は、130,782人と予測される。このため今よりもさらに少子高齢化が進行すると考えられる。 <参考文献> 土浦市ホームページ http://www.city.tsuchiura.ibaraki.jp 土浦総合案内 http://i-tsuchiura.com/index.shtml 社団法人 土浦市観光協会 http://tutiura.727.net/ J-marketing.net マーケティング用語集 http://www.jmrlsi.co.jp/ 福島中央テレビ ちょっと便利帳 http://www.fct.co.jp/benri/koyomi/nenrei_isyo.html 第15次国民生活審議会 新世代生活展望研究会報告 http://wp.cao.go.jp/zenbun/kokuseishin/spc15/houkoku_a/scp15- houkoku_a-1.html 国土技術研究センター(JICE) http://www.jice.or.jp/jishujigyo/townmobility/t_2.htm ユニバーサルデザインの今 http://www.japandesign.ne.jp/HTM/UD/23/ 茨城県八千代町公式ウェブサイト   http://www.town.yachiyo.ibaraki.jp/welcome/ssevent/kleingarten.html 笠間クラインガルテン http://www.city.kasama.lg.jp/garten/index.htm 画像出典:信州松本・四賀クラインガルテン http://www.city.matsumoto.nagano.jp/buka/soumubu/ siga/kurain/index.html 土浦の里山 http://www.sato-yama.net/ 平成17年度土浦市総合交通体系調査書 第6次土浦市総合計画 人もうけ 人づくり まちづくり                 土浦市は、東京から60km、成                田国際空港に約40kmの距離に                ある。日本で第2の広さを持つ                霞ケ浦と接している。中心市街 地は茨城県南部の中核都市とし                て発展してきた。 市内には常磐線の荒川沖駅、 土浦駅、神立駅や常磐自動車道 の桜土浦インターチェンジ、土浦北インターチェンジなど幹線交通の結節点があり、南北方向の交通をサポートしている。  さらに首都改造計画(1980年代)の中で、筑波研究学園都市と一体的に、首都機能分散の受け皿となる「業務核都市」として位置づけられている。  平成18年2月の新治村との合併により、土浦市には旧新治村が持つ筑波山麓の雄大な自然という魅力が加わった。 4班: 田上 哲寛   木村 雄介     宇野 寛子 島田 裕美子 宮城 卓也 TA:市橋 尭行 ■産業 ■農業  平成15年の茨城農林水産統計年報から、農業の現況をみて みると、農業粗生産額は88億9000万円であり、米と野菜の生 産が6割以上を占める。その中でもレンコンは土浦市の農業を 代表する農産物(生産量全国1位)であり、霞ヶ浦湖畔の地区 は、レンコン栽培に適した土地として知られている。 ■工業  土浦市内には、4つの工業団地が存在する。平成16年12月の 工業統計調査によると、事業所数は150社、従業者数は11,074 人、製造出荷額は約5730億円であり、平成15年のデータと比 較すると、事業所数・従業者数はわずかに減少しているが、製 造品出荷額については増加している。今後は新治地区の採石 場もひとつの工業拠点として、工業の更なる発展が期待できる。 ■商業  土浦市では、駅前再開発事業や人にやさしいまちづくりなど による環境整備を行ってきたものの、車社会の進展、少子高齢 化、長引く景気低迷など様々な要因から、居住人口の減少、大 型店の閉店・撤退、個店の空き店舗の増加など空洞化が進行 し、中心市街地の衰退が著しい。そこで土浦市は中心市街地対 策として、以下の4つの提案をしている。 人もうけ = 施策をきっかけとして土浦に人が集まり、市全体が活性化すること 人づくり = 土浦の良さに気づき、それを活かしていこうとする市民が増えること 商店街の空き店舗利用 ①SOHOつちうら  中心市街地空き店舗活用事業に併せ、SOHO事業者の拠点 となる施設環境を整え、支援・育成を図る。また、市民の方々 にも広く情報に触れる交流の場として、新産業の創出と地域経 済の活性化を担う。 ②まちづくり活性化バスキララちゃん  中心市街地活性化対策の一環として、中心市街地への集客 力・来買機能を高めるため、更に中心市街地の居住・生活環 境の向上と公共交通機関の利用促進を図ることを目的として 走らせているコミュニティバス(まちづくり活性化バス)。 ③キッズマートの開催  小中学校、地元商店街、商業関係団体等が連携し、総合的な 学習の一環として中心市街地において商業活動体験及び異世 代交流を実施することで起業家精神を培う。 ④食のまちづくり事業  カレーフェスティバルの開催)(土浦の「食」の歴史的背景や食 の資源や特性を活かし、独自で個性的なまちづくりの推進によ り「まちの再生」を図るとともに、更なる産業の振興により、地域 経済の活性化を行う。  また、土浦市都市計画マスタープラン(H16.10)では土浦市の 中心市街地について、「にぎわい・生活・交流拠点を中心とした、 多様な人々が生き生きと安心して楽しく暮らし、多くの人々が集 い交流する市街地を再生・創造します。」とあり、「中心市街地活 性化基本計画」、「土浦駅西口周辺地区市街地総合再生基本計 画」に基づく整備によって商業・業務地の活性化を図ろうとしてい る。       ③中心市街地の活性化    (2) 基本構想   現在の中心市街地は大規模商業施設の撤退やシャッター 通りに見られる駅周辺の賑わいの喪失という問題点を抱えて いる。 しかし、マンション建設や京成ホテル跡地の開発、図書館 の建設が予定されており、訪問者や新しい住民が増加する 転換期を迎えようとしている。   また、今後の中心市街地において、「街ぐるみの繁栄」を実 現していく必要があるが、土浦市における商店主のまちづくり に対する意識が低いということをヒアリングより得た。   そこで、人材の育成のための商人塾と現在ある空き店舗の 活用を提案していきたい。 商人塾  土浦市には城下町であった歴史や農業や工業、筑波山や霞ケ浦や宍塚大池に代表されるような豊かな自然などさまざまな良さを持っている。   しかし近年、少子高齢化、人口減少、大型店舗の撤退による中心市街地の衰退といった問題が起きてきている。このような問題によって、土浦市の良さが見えづらくなっている。   良さがたくさんあるにもかかわらず、土浦市の良さが活かされていない理由として、土浦市民が土浦の良さを認識はしているが、実感として結び付けられていないからである。 そこで、良さを気づかせるために、もとからある土浦の良さを生かし、外部からの来訪者(新住民、観光客)を呼び込み、地域住民と外部からの来訪者との交流を促進させることで、土浦市民に土浦市の良さを再認識してもらい、良さがより良くなり、今までの良さから新しい魅力を創出し、更に人が集まるということを、今回のマスタープラン策定の際に念頭に置いた。 ■テーマ・・・「土浦の良さを実感できるまちと人づくり」 ■キーワード・・・・・・・外部から来る人々 ■計画期間・・・・・・・・平成20年~平成29年(10年間) ■計画人口・・・・・13万5千人(将来人口推計に基づく) ■重点整備地区・・・・・中心市街地活性化、農業、交通   空き店舗活用   中心市街地の商店街に見られる空き店舗を利用して商店街の活性化を図る。 当マスタープランでは活用方法として「クラインガルテンで獲れた野菜などを販売する店舗の出店」を提案する。   クラインガルテンで生まれた交流を市街地でもまた実現させることを目的とするが、その際には空き店舗を中心市街地の商業・農業・文化の発信地として利用することが可能となる。 農業以外の切り口での交流もまた土浦の良さを実感するのにつながる。 自分の店→商店街→地域と広い視野を持つ商店主の育成 内容        1年を1期として、月1回の活動 ①商店経営の実務講習や個店診断 ②商店街の連続性を持った活性化 ③テーマを設けて地域の課題解決策の策定 特徴 講師の講義、商店街のフィールドワークや討論 現在、台東区、世田谷区、練馬区、板橋区で行われている 商店主のまちづくりに対する意識の向上     (3) 重点整備計画 新治へのクラインガルテン建設構想 商人塾と空き店舗の活用によって・・・ ①ネットワークの形成~人と人との交流   ②新治グリーンツーリズム構想 商人塾で得たまちづくりのノウハウを活かし、 連続性のある商店街をつくる 圏央道への接続 空き店舗活用 商人塾 クラインガルテン 百里飛行場 354バイパス整備 新治地区 中心市街地 神立地区 おおつ野地区 荒川沖地区 おおつ野地区 現在計画中の354バイパスが整備(平成20 年)によって、現在の国道354号の渋滞緩和、おおつ野ヒルズと中 心市街地とのアクセスが容易となり、おおつ野ヒルズの居住者増 加につながると考えられる。また、かすみがうら市と土浦駅とのア クセス性も向上するので、かすみがうら市から土浦市への流入人 口が増加する。 ■都心から近く、アクセス性に優れている ■筑波山の麓に位置し、ロケーションが良い ■一年を通して作れる作物の種類が豊富  (農産物の北限・南限が重なるところに 位置する) ■団塊の世代を中心にクラインガルテンへの需要が大きい ■休耕・遊休農地が増大する中で農村の基盤である農地の老廃化を防ぐ プロジェクトの評価 (費用対効果分析)を用いて算出。 効果額/費用が1.0以上ならばこの事業を行う価値が あるということになる。 社会的割引率r=0.04 プロジェクト費用5億3250万円 毎期1956万2500円の費用 2100万円の便益を計上し、20年間サービスを供給す るものとした。また、プロジェクト費用については国か ら補助金が半分出るものとした。  また、具体的に考えられる間接効果は地域産業の 雇用創出、地域内消費の増加、クラインガルテンを 借りた人の消費者余剰を考慮した。 (285396853.2 + X) / 532110759.1 > 1.0 ⇒X=246713905.9≒2億4600万円 また、クラインガルテンによる波及効果として ・クラインガルテンの主な客層となっている知的階級 の流入・定住によって新治に刺激が与えられ、地元 住民との交流の活性化。 ・クラインガルテンに人が来ることによって他地域に 観光へ行く人が増え、賑わいが創出。 ・土浦市の認知度が上昇し、土浦を訪れる人が増え ることが期待される。 ・農業の良さを再認識し、農業離れに歯止めをかける ・高齢者の生きがい これらのことは金銭的な価値では測ることができない。 新治村のひいては土浦市の活性化の一助になると 考えられる。 + 空き店舗にクラインガルテンで獲れた 野菜などを販売する店舗を出店 国道6号 国道6号 354号バイパス 新治クラインガルテンの設備   農家レストラン、野菜の直売所を提案する。   農家レストランでは近隣農家で取れた新鮮な野菜を使った料理を提供。直売所では取れたての野菜を販売し、クラインガルテンの契約者以外も利用できるようにする。ここでもまた、クラインガルテンを利用する人と地元の農家の方との交流が図れ、農業に興味を持つ人が増えると期待される。 クラインガルテンのような交流を 中心市街地でも実現 空き店舗を活用して中心市街地の 商業・農業・文化の発信地となる 神立・荒川沖 北の百里空港(平成21年)および南の圏央道 (平成24年)が整備されることにより、土浦市への交通量が増加 すると見込まれる。これにより、観光客の増加や物流の効率か、 企業進出などの効果が得られる。関東圏や周辺市町村からのア クセスが容易になる、つまり土浦市に訪れる「人」が増加するとい える。    (4) まとめ 土浦市の住民と来訪者との交流によって、 地域住民のまちづくりに対する意識を改善し、 中心市街地の衰退、農業の衰退などの 問題の解決を図っていくことができる。 土浦市の良さを実感できる まちと人づくりを達成!! 国道6号 常磐自動車道 圏央道 常磐自動車道 筑波山~新治~中心市街地の新観光ルートの提案   つくばエクスプレスが開業してから、筑波山を訪れる観光客は増加傾向にある。2005年から2006年の1年間では23万人増加した。そこで、筑波山への観光客を取り込んだ施策が提案できると考えられる。   新治と筑波山はどちらも自然を売りとする共通点があり、ルートも比較的近い。筑波山から新治へ、さらには中心市街地へ観光客を誘導することで、「つくば~筑波山~新治~中心市街地」の新観光ルートが形成される(図10)。筑波山からクラインガルテンへ農業を通しての交流、クラインガルテンから中心市街地へ商店街での交流という2パターンの交流が得られることとなる。 国道6号 圏央道