21世紀の詰将棋について考える 20世紀の積み残し課題 技術的には不可能でなかったにも拘わらず、20世紀の詰将棋界が実行してこなかったことについて考える 橋本 孝治
テーマについて 詰中将棋の再評価 詰将棋の海外普及
詰中将棋の再評価 詰中将棋とは 文字通り中将棋の詰将棋 持駒の概念がない、不可能局面(実戦初形から到達できない局面)は不可などチェスプロブレムに似た特徴を持つ どんな作品集があるか 「中象戯図式」 初代伊藤宗看 50図 「今世作物」 作者不知 24図 「中将棊作物」 三代伊藤宗看 50図 「中象戯作物」 作者不知 100図 (カピタン34号より)
中将棊作物 三代宗看の詰中将棋作品集 解答は付いていない 曲詰、趣向作等を含む 三代宗看≠将棋無双(詰むや詰まざるや) 作品の大半が未解明 「おもちゃ箱」のホームページ(http://www.ne.jp/asahi/tetsu/toybox/index.htm)で解答募集中 曲詰、趣向作等を含む 最終問は2080手を越えるとの付記あり 三代宗看≠将棋無双(詰むや詰まざるや)
中将棊作物第50番
詰中将棋の今後 新作発表の場の提供 フェアリーへの応用、チェスプロブレムへの輸出 詰中将棋解図プログラムへの期待 少数ながら現在でも詰中将棋の作家は存在する フェアリーへの応用、チェスプロブレムへの輸出 詰中将棋解図プログラムへの期待
詰将棋の海外普及 詰将棋を世界の財産へ 海外詰キストの発掘 詰将棋は日本が世界に誇れる文化 海外から新しい価値観を導入することで、詰将棋界の一層の活性化を 海外詰キストの発掘 プロブレミストは最も有力なターゲット
海外普及の方法 英語版Webページの作成 E-マガジンの発行 プロブレム界への日本人の進出 詰将棋のルールから、古典・現代の名作まで一通りのことが分かるページを用意 E-マガジンの発行 海外の作家、解答者が参加するインターネット上の雑誌 プロブレム界への日本人の進出 日本人作家のルーツであるTsume Shogiへの興味を喚起する 西洋的価値感に沿った作品より、日本人独特の感性に溢れた作品を
詰将棋ホームページ(English) 国内 海外 Shogi Nexus (http://www.shogi.net/nexus/) TsumeShogi Theater 詰将棋劇場 (http://www7.plala.or.jp/tsume/T+home.html) RICOH SHOGI'S PAGE (http://www.ricoh.co.jp/SHOGI/emate/mate.html) 気まぐれゲーマーの備忘録 (http://seki.webmasters.gr.jp/en/tsume.html) 海外 Shogi Nexus (http://www.shogi.net/nexus/) Roger Hare - Home Page (http://homepages.ed.ac.uk/rjhare/shogi/intro.htm)
詰将棋のホームページ例 Shogi Nexus(Patrick Davin)より
検討課題 棋譜のアルファベット表記 統一された表記はまだない 例) チェス式(Shogi Nexus) 1. +P-2b Kx2b 2. R-1a+ Kx1a 3. +B-2a mate (5 moves) 6式(詰将棋劇場) '52B+ xS> '42S mate: 3 moves
提言 21世紀を詰中将棋復権の世紀に 21世紀を詰将棋の世界進出の世紀に いずれも個人レベルの努力で達成できるものではなく、多くの人々または組織の参画が必要である。