試験機を安全にお使いいただくために SMVシリーズ 試験機を安全にお使いいただくために SMVシリーズ (株)島津製作所 分析計測事業部
島津ムーニービスコメータSMVシリーズは、未加硫ゴムの粘度を測定するための試験装置です。 試験には、常に危険が伴うことを強く意識し、安全に対する心構えを身につける必要があります。 操作者は必ず取扱説明書を熟読し、正しくお使いください。 また、操作方法について教育を受けた方だけがお使いいただくようにしてください。 使用前に、緊急時(停電時)の装置の停止操作を確認すること 設定の誤りなどによって、試験中にロータが誤動作したとき、またはSMVシリーズが 異常な動作をしたときは、迷わず全面扉を開け、右上パネルの電源スイッチをOFF に してください。
ここに注意 ●感電注意 ケーブルを取り外すときは、電源スイッチをOFFにしてから行なってください。 感電するおそれがあります。
●高温注意 保護手袋を着用して、作業してください。 やけどのおそれがあります。
●挟まれ注意 上部熱盤を下げるときは、手を近づけないでください。 挟まれてケガをするおそれがあります。
●本体内部の作業 本体内部の作業でエアバルブの開閉時には、シリンダー駆動部に手を入れないでください。 本体内部の作業でエアバルブの開閉時には、シリンダー駆動部に手を入れないでください。 本体内部での作業を行なうときは、電源スイッチをOFFにしてください。また、エア抜きも 行なってください。 挟まれてケガをするおそれがあります。
●ワイヤ 分銅の下に手指を入れないでください。 作業するときは、分銅の側面に手を添 えてください。 分銅を載せている吊り金具からワイヤ 分銅の下に手指を入れないでください。 作業するときは、分銅の側面に手を添 えてください。 分銅を載せている吊り金具からワイヤ が抜け、分銅が落下し手指を挟まれて ケガをするおそれがあります。
●ワイヤ 日常点検のとき、吊り金具からワイヤが抜けないよう袋ナットを確実に締めてください。 袋ナットを締めすぎないよう注意してください。 日常点検のとき、吊り金具からワイヤが抜けないよう袋ナットを確実に締めてください。 袋ナットを締めすぎないよう注意してください。 締めすぎると、袋ナットが破損するおそれがあります。
こんな事例がありました ①分銅落下による手指のけが 日常点検中に分銅が落下し、指がはさまれケガをした。 日常点検中に分銅が落下し、指がはさまれケガをした。 分銅を載せるための分銅吊り金具とワイヤを接続するために 袋ナットを使用している。 袋ナットのスリーブにワイヤの先端を引っ掛けて、吊り金具に 取り付けているが、吊り金具からワイヤが抜けたため、分銅が 落下した。 分銅の下に手を入れない。 分銅が揺れるときは、分銅の側面に手を添える。
②シリンダー駆動部での指はさみ シリンダー駆動まわりで作業していたときに、誤ってエアバルブを開けてしまったため、 ②シリンダー駆動部での指はさみ シリンダー駆動まわりで作業していたときに、誤ってエアバルブを開けてしまったため、 シリンダーが上昇し、指をはさんでしまった。 エアバルブの開閉時には、シリンダー駆動部に指を入れない。
確認テスト 問題)下記の記述で、正しいものを全て選びなさい。 1.試験中は上部熱盤が熱くなるので、保護手袋を着用して作業した。 1.試験中は上部熱盤が熱くなるので、保護手袋を着用して作業した。 2.本体内部での作業を行なうため、電源スイッチをOFFにしてから作業した。 3.点検中、ワイヤに分銅をつりさげたときに分銅が揺れたので、分銅の下に手を 添えて揺れを止めた。
正解は 1.です。 【解 説】 2.本体内部での作業を行なうときは、電源スイッチをOFFにし、エア抜きも行なって 正解は 1.です。 【解 説】 2.本体内部での作業を行なうときは、電源スイッチをOFFにし、エア抜きも行なって ください。エアバルブの開閉時には、シリンダー駆動部に手を入れないでください。 3.分銅の下に手指を入れないでください。作業するときは、分銅の側面に手を添えて ください。 分銅を載せている吊り金具からワイヤが抜けて、分銅が落下し、手指を挟まれて ケガをするおそれがあります。
試験機を安全にお使いいただくために 装置のご使用前には取扱説明書をよく読んでいただき、内容に従って正しくご使用ください。 装置のご使用前には取扱説明書をよく読んでいただき、内容に従って正しくご使用ください。 装置の正しい知識と使用方法により、事故は防ぐことができます。 「SMVシリーズ 安全にお使いいただくために」 は装置のそばに置いて、いつでも参照できる ようにしてください。